山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

'11北海道くるま旅( 第26日)

2011-07-08 05:15:18 | その他
《今日の予定》
鶴居村キャンプ場→釧路湿原温根内ネイチャーセンター→(釧路湿原散策)→鶴居村キャンプ場(泊)


《昨日のレポート》
川湯温泉公園の林の中の駐車場の朝は、3時半には小鳥たちのさえずりで目を覚まさせられた。今日も上天気のようだ。今朝はこの地の夏期期間中のイベントである、つつじヶ原~硫黄山自然探勝路の早朝散策に参加することにしている。町のボランティアの方がガイドをしてくれるもので、毎日行われている。5時45分に集合して、7時前には戻って解散となる予定である。我々の駐車場から直ぐ近くにある足湯の広場が集合場所となっている。相棒は早起きが苦手なので心配だったようだけど、5時には目覚めたようで大丈夫だった。
川湯温泉は硫黄山の山麓近くにあって3km足らずしか離れていない。硫黄山は今でも火山ガスが噴き出す熔岩ドームのような無気味な現役活火山だ。この火山の山麓一帯は特殊な植生が見られ、イソツツジやハイマツなどが火山灰や礫砂の地に逞しく育っている。その中でもイソツツジは突出しており、国の特別天然記念物に指定されている。もう花は終わりかけていることは昨日のレポートの通りである。今日は地元のボランティアの方の話を聞きながらもう一度この不思議な世界を覗いてみたいと思っている。
集合時刻前には参加者は数名で、ボランティアの関係者の方が多い状況だったが、少し遅刻して来た人もいて、出発時には同数位の十数人の一団となった。
林の中に作られた散策路を硫黄山に向け出発。行程の半分は林の中、残り半分はハイマツやイソツツジの茂る礫砂地の道である。ガイドの方の説明トーンは次第に好調から絶好調となったようで、たくさんのことを教えて頂いたのだが、あまりに情報が多すぎてほんの僅かしか頭には残らなかつた。改めてイソツツジの写真を撮り、その姿をじっくり観察したけど、何と清楚で可憐なことか。心から美しいなと思った。来年は必ず6月20日頃に再訪するぞと思った。7時少し前の解散までの1時間余は、早起きは三文の得を遥かに上回る心を満たして貰った時間だった。
車に戻り朝食のあとは、足湯に行き20分ほど浸る。ここの足湯は天然掛け流しで本物だ。私の中では、今のところ日本一の足湯という位置づけになっている。
天気は今日も益々上機嫌のようで暑くなりそうだ。この後はJR川湯温泉駅に行き、給水やトイレの処理などを行うことにして出発。日差しは益々厳しくなりだし、暑さも一気に膨らみ出した。これから鶴居村のキャンプ場に行っても暑くてお手上げ状態になることは明白なので、思いついたのは弟子屈町にある900草原という展望所のある牧場地に行き、そこでお昼にそうめんを茹でて食べること。あそこならいい風も吹いているに違いないし、そうめんを晒す冷たい水もある。実に良い思いつきだ。相棒にも異存はない。早速900草原に向け出発。到着したのは11時半頃だった。少し強すぎるけどいい風が吹いている。予想通りだった。
900草原は多和平に似ている。360度の展望が効く広大な草原牧場だ。その面積は442haというから、我々の住む守谷市がたった36haしかないのと比べてみれば、その広さが判ろうというものだ。展望所近くにはパークゴルフ場もあって、炎天下多数の同世代人がプレーに興じていた。
早速そうめんをゆでて贅沢な幸せを味わう。満腹は禁止なのだけど、今日はその枷を解き放ち、ついでにビールも一杯やって、草原の風を心地よく受けながら、たちまち午睡の天国へ。サイコーである。目覚めたあと一人でパークゴルフをハーフラウンドやってみたが、2年ぶりに握ったクラブは、完全に力を失っていて、我ながら呆れるほど下手になっていた。直ぐに止めて車に戻る。
今日の宿を予定の鶴居村のキャンプ場は、ここから40km弱の距離にある。入浴のことを考えて15時半頃出発。
40分ほどでキャンプ場近くにあるホテルグリーンパークつるいに到着。温泉に入る。ここの湯もモール系で、僅かに褐色がかった湯だ。軟らかくて良く温まる湯でもある。
温泉の後はキャンプ場へ。かなりのキヤンパーがテントを張っていた。乗用車やバイクの人たちが多い。定住的滞在者の人たちもいるようだ。総じて関西エリアの人たちが多いのが目についた。このキャンプ場は無料で水もトイレも備わっている。刈り込まれた草地は広く、近くには木立もあり、又茂雪裡川という清流が流れてる。恵まれたキャンプ環境にある。これを賢い関西エリアの人たちが見逃す筈がない。そう思った。我々も端っこの方に止めさせて頂き、今日はこれから寝るばかり。少し疲れたけどいい一日だった。
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