山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

ブログ開始満12年目を迎える

2019-02-01 01:34:50 | その他

 今日2月1日は、自分にとって記念すべき日である。今から12年前の2007年のこの日に、このブログを開始したのである。あれから干支は早やくも一回りして、自分の年齢も一回り数を増して78歳となった。くるま旅はブログの開始よりも10年ほど前から始めていたのだが、本格化したのは現役をリタイアした63歳からだった。だから、くるま旅に本格的にのめり込み始めてからは15年ほどになる。

 わざわざブログを借りて、くるま旅のできごとなどを発表しようと思ったのは、現役をリタイアした頃、ホームページやブログというようなネット上の発表技法が開発され進展し始めていたからである。その頃、ある雑誌で村山孚(=中国古典研究家・作家)という方の「午後の喫茶店」というタイトルのブログにお目にかかった。その時、村山さんは80歳が近づいている頃ではなかったかと思う。自分よりもかなり高齢の方が、自ら新しい意見発表の場を設けて活躍されているのを見て、自分も相当に刺激を受けたのだった。

 というのも、その頃からリタイアした後はくるま旅を本格化し、その出来事や実際の様子をエッセー化した形で発表したいと考えていたからである。高齢の方がブログという場を活用されているのを知り、自分も何とか取り組んでみようと決めたのだった。ただ、ネットの世界に関しては、全く未知のど素人なので、実際にどのようにブログに参加すれば良いのか、その方法や要領が判らず困惑したのを思い出す。周辺に自分を助けてくれそうな人は皆無だったのである。

 しかし、未知の世界というのは、何事も逡巡していたのでは先に進むことはできず、とにかく先ずは飛び込んでやって見ること、試行錯誤の繰り返しが肝要だということを、この時も改めて思い知らされた。ポータルサイトにgooを選んだのは、偶々知り合いがgooのブログを用いており、自分もできるのではないかと考えてチャレンジしたのである。ま、何とか投稿が可能なところまでこぎつけることが出来たのは幸いだった。

 さて、開始はしたものの何からどのように記載を始めるのか、必ずしもきちんとまとまった計画があったわけでもなく、取り敢えずは自分の考えているくるま旅の考え方を披歴することにした。この頃はくるま旅ではなく、くるま旅くらしという言い方にかなり拘っていた。旅の時間というか期間というべきか、くるまで旅をするならば、2~3日間というような短いものではなく、じっくりと旅の非日常的時間に身を置いてそこから得るものを大事にするということを強調したかったのである。リタイア後のあり余る時間を使ってのくるま旅であるならば、それは「くらし」というほどのレベルであっていいと考えた。そして、それは旅の新しい形としてこれから育ってゆくべきものではないかと思ったのである。

 しかし、この考え方はどうやら自分の一方的な思い込みだった様で、今では単なる時間の長短ではなく、まさにその中身・内容こそが重要だと思っている。くるま旅が、人生を活き活きと心豊かに生きるということに資するものであれば、時間の長短など問題ではないと思っている。

 この12年の間に、ブログは少し幅を広げたと思う。くるま旅だけではなく、世情一般に関しての記事の他に、写真と発句を組み合わせてそれにコメントをつけて自分の思いを紹介するという新たな表現領域などにもチャレンジしてみたりしている。このブログの趣旨からすればそれらは邪道ということになるのだと思うけど、自分の世界では、もはやくるま旅だけに拘るのではなく、馬骨という自分の生きざまを可能な方法で表現・発表する場としてこのブログを考えている。

 さて、これから先のことだが、くるま旅にも限界がある様に、ブログにもほどよい止め時というものがあるのかもしれない。しかし、今のところくるま旅を止める時が来たとしても、このブログは止めるつもりはない。もし止めたりしたら恐らく認知症という奴が駆け足で近寄って来るに違いない。人間思いを入れてやることがなくなったなら、気が抜けてしまって生きているのがあやふやとなってしまう。自分にとってブログの継続は認知症を避ける薬のようなものではないか。そう思っている。

 だからブログは、もう、ものが書けなくなるまで続けて行こうと思っている。生きている間は止めないようにしたい。もしかして、超老世代(95歳以上)まで続けられたら最高だと思う。その時はもはやくるま旅は不可能となっているだろうから、そうなったら、今までの旅の記録をもとに、新たな心境で超老の夢などを語り続けられたらいいなと思っている。

 当面は、今まで通りくるま旅の報告などを中心に、自分の思いなどを披歴してゆきたい。

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