与謝野晶子
流れ星
うつくしかりき
君とわれ
くつは虫啼く
原にかかりぬ
写真の掛軸
筆者は冷泉為村
年毎トシゴトに
生オイそふ竹の
代々ヨヨを経て
かわらぬ色を
たれと彼は見む
冷泉為村は
レイゼイタメムラ
江戸時代中期の公卿・歌人。
権大納言・冷泉為久の子。
官位は正二位・権大納言。
上冷泉家15代当主。
上冷泉家中興の祖とされている。
歌人としてのみならず
茶の湯も嗜み、
自作の茶杓や竹花入などが現存している。
(ウィキペディアヨリ)
禅定ゼンジョウの僧を囲んで鳴く蚊かな 夏目漱石
わが庭は草ぼうぼう
蚊がたくさん
昨日は蚊取り線香の大箱を2つ買った
今日は文の会
写真は
いつものイタリアン
グラスワインとおつまみ
このあと
パスタが
二皿が来る
帰ってから珈琲と
凛さんから頂いた葡萄をたくさん食べた
秋の味覚だ
その後ゆっくりのんびり
「伊勢物語」を読むが
声がかすれてる
近頃は歌も謡いも
何もしてないから
だろう
柿本人麻呂
天の川安の渡りに舟浮けて
秋立つ待つと妹に告げこそ
安の渡り=安(やす)の河(かは)」の渡し場。
天の川の渡船場。
今日は木曜稽古
久し振りにKABA.ちゃんがお稽古にやってきた
乗馬と弓道は続けてるとのこと
元気で良かったね
藤原 敏行
秋きぬと
目にはさやかに
見えねども
風の音にぞ
おどろかれぬる
今日はお習字の日
先生の森金先生は10時に
お弟子様の大豆様は1時にいらして
仮名と細字などを書かれた様子
私めはちょっと片付け
お習字の道具も出さいきあずさわらず
ほかのことをしていた
学校のと気とす
朝ドラの「らんまん」を毎日、楽しみに観ている
写真のわが庭の植物も
どんどん茂って
益々道を狭くしてる、
藤原 定家
さえのぼる
月のひかりに
ことそひて
秋のいろなる
ほしあひのそら
今日は日曜日
御弟子様のところで
懐石と茶事の稽古
一汁五菜
それぞれの下ごしらえ
小吸物
八寸
湯桶と香の物
写真は今日の主菓子
銘は「夏休み」
星月夜山なみ低うなりにけり 龍之介
今日は土曜日
午前中はいつもの病院へ
お盆休みがあるので
早めに薬をもらいに行った
午後は朝日カルチャーの
講座へ
そのあとは寄り道しないで
まっすぐ帰る
今日の教材は狭衣物語。
【狭衣物語】とは
サゴロモ モノガタリ
平安中期の四巻からなる物語。
作者は禖子内親王宣旨
(ばいしないしんのうせんじ)。
延久・承保(一〇六九‐七七)ころ、
狭衣大将の、いとこの源氏宮との
とげられぬ恋を中心に、
女二宮や飛鳥井の姫君との悲恋を述べる。
写真は横浜駅のホームで撮った
何だろう
向日葵も油ぎりけり午後一時 芥川龍之介
今日は木曜稽古
掛物は読むのも難しい
清風匝地有何極
せいふうそうち
何のきわまりかあらん
『碧巌録』第一則
匝地 ソウチ…
すべての大地
匝 ソウ、メグル…
1. めぐる、めぐらす。
2. あまねし、一そろい
清風セイフウ…
清らかな風。
涼しい風。
さわやかな風。
すずかぜ。
すがすがしい風。
清新な空気・気分。
「古往今來 清風の吹き通しじや。
心に掛る事は微塵もない」
『禅語字彙』
碧巌録では
清風(真理)は
あらゆる場所(匝地)をめぐり
だれの窓にも吹いているのだが
ただ人がその存在に
気づかないだけである
とのことだ
一行も読みにくいし
その意味も分かりにくい
町行けば思はぬ空に花火かな 龍之介
今日は水曜稽古
月に一度の七事式を
クマショウさんちで出張稽古
涼やかな八畳
床の間に「雲収山岳青」が掛かってる
日出乾坤輝 ヒイデテ ケンコン カガヤク
雲収山岳青クモオサマッテサンガクアオシ
対句になっている
雲収山岳青は
山を仏性
雲を煩悩とみれば
本来の仏性
本来の己は
煩悩をぬぐい去り
悟りの境地に至れば
ありありと見えてくる
のだ
写真はねぶた絵
クマショウさんの姉さんは言った
「義経がほしかったけど
これは弁慶なのよ」
東北三大祭のひとつ
ねぶた祭りはネットでみると
2023年8月2日(水)~8月7日(月)
なるほど ね
元気になる気がする
式子内親王
夏の夜はやがてかたぶく三日月の
見る程もなく明くる山の端
今日は読売カルチャー
茶話指月集を読むと
侘び
寂び
という言葉が出てくる
紹鴎は侘びを
「正直に慎み深くおごらぬ様」
『南方録』では、
侘が「清浄無垢の仏世界」
岡倉覚三は「茶道の根本は‘不完全なもの’を
敬う心にあり」
さびは→ 動詞「さ(寂)ぶ」の連用形から》
1 古びて味わいのあること。
枯れた渋い趣。
2 閑寂枯淡の趣。
3 声の質で、低く渋みのあるもの。
4 謡曲・語り物などの声の質で、
声帯を強く震わせて発する、
調子の低いもの。
5 連歌・俳諧、特に、蕉風俳諧で重んじられた理念。
中世の幽玄・わびの美意識にたち、
もの静かで落ち着いた奥ゆかしい風情が、
洗練されて自然と外ににおい出たもの。
閑寂さが芸術化されたた句の情調。
(ウィキペディアヨリ)
写真は
2017の8月朔日の紫兎先生の玄関