村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

初秋の芭蕉動きぬ

2023-08-24 23:54:28 | 村雨庵 稽古 

初秋の芭蕉動きぬ枕元  漱石

今日は木曜稽古
お休みのお弟子様もいて
昼間の稽古が早く終わって
もう読まないお茶の本やいらない本など片付けたが
ちっともスッキリしない


写真は松坂帰庵 マツザカキアン筆
「萬里浮雲巻碧山青天中道流孤月」

萬里 浮雲 碧山を卷き
青天 中道 孤月を流す

その時、
萬里の遠きに亙れる雪げの雲は、
碧山を捲き去り、
青天の中間に、
ずっと道を開いて、
そこから、
弧月が流れ出した。

李白の詩

李白は
701-762
盛唐の詩人。
杜甫と並び称される。
蜀の錦州彰明県青蓮郷の人で
青蓮居士と号した。
幼にして俊才、
剣術を習い任侠の徒と交わる。
長じて中国各地を遍歴し、
42歳より44歳まで玄宗皇帝の側近にあり、
のち再び各地を転々とし
多くの詩をのこす。
安禄山の乱に遭遇して、
罪を得たがのち赦される。
62歳病のため没す。


松坂帰庵は
マツザカキアン
真言宗の僧。岡山県生。
字は旭信。
十四才で得度、
のち岡山市三野法界院三十三世の法位を継ぎ、
昭和三四年大僧正に補せられる。
書を畠山八洲に学び、
のち自ら慈雲・寂厳の流を究める。
資性は常に温雅・高潔で
「今良寛」と呼ばれた。
昭和34年(1959)寂、67才。
(コトバンク)

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