村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

目に青葉 青木さん

2009-05-20 23:37:15 | 茶の事
24日の日曜に森きんさんの茶事をする
狭い庭が森のようになってしまったので
庭師に連絡した

我が家の庭師はあおき苑の青木さん

・一級造園技能士
・1級造園施工管理技士
・職業訓練指導員(造園科)
・建設業許可・東京都知事許可
・英国王立園芸会会員

だそう 立派

今回は夏椿と茶花をいくつか植えてもらった
たくさん伸びた木を切ってすっきり
風通しがよくなった

青木さんは
高尾山の奥 景信山(カゲノブヤマ)のかげ信小屋の主人らしい
いや間違い 
御両親が小屋の主人 
青木さんは小屋の主人の子供だ
普段は庭や造園の指導員として教壇に立ち
土曜日曜はかげ信小屋で御両親のお手伝い
このところ忙しく青木さんのお子様たちもお手伝いするとか
かげ信山のなめこ汁、野菜饅頭や酒饅頭など売っているのだ
毎日が自然と一体の生活である
なんと うらやましい ことよ


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五月の懐石料理

2009-05-19 23:58:55 | 懐石・料理
目に青葉
山時鳥(やまほととぎす)
初松魚(はつかつお)

今日は鰹だった
かつおは
スズキ目サバ科スマ属に属する回遊魚。
かつおの鰹節は
勝男武士に通じる

かつおは
おいしかった

さしみと
すり流し
焼物(皮などは塩して両面焼く。それを細く切り三倍酢で、トマトアサツキなどと和える)
煮物(新じゃがとかつおの角煮)
とまあ 
何してもおいしい






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和菓子はおいしい

2009-05-19 12:32:21 | 茶の事
プロのためのわかりやすい和菓子
仲 實
柴田書店

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村雨会 目出度し

2009-05-18 22:37:13 | 茶の事
昨日の稽古はやけに人数が多いとおもったら
そうだ
入門者一名と見学者一名が参加
それからおめでたの生徒が二名参加
お腹にお一人様づつお待ち
ミリさんは臨月
「予定日は6月ですが今日産まれるかも」とは逞しい
ミリさん11時から1時まで
入れ違いに美月ママは着物姿である
つわりで半年休みであった
「9月が予定です」とは
なんとも 目出度い 

今月から入門のさわ様
前のお稽古には自分で茶碗、茶杓、茶筅、茶巾持参であったとか
初めて聞く 
そういう稽古場もあるのだと
まあ
どんな風でも良し 
茶に親しめれば

見学のうら嬢
大学では書道に熱中したとか
いいね 
今一番したいのは書道かもしれない
スルスルと墨を磨る
その香りを聞きながら
高野切の一の手でも臨書したいものだ
だがそれがいつもの丸字にては朗らか過ぎる
ちゃんと手本を見ることをまず勉強せねばならぬのだが
いつか 
いつかしようぞ
おしきせでなく
ホントに書きたいものを
それも皆
茶でいきるもの 使うものだ
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月々会 皐月

2009-05-17 23:03:30 | 茶の事
8時半前 アイさんが見えて
稽古の支度を一緒にする 
風炉の灰を直し部屋を掃除し畳を拭く
種炭をつけ 湯を沸かし 軸をかけ 花を入れる
稽古のためにしつらえを整える

点前のためにしたくする
炭の手前の支度
濃茶の点前の支度 
薄茶のの支度
そうして
アイさんお稽古する
その後続々と生徒が来た
菓子を14ヶ頼んであるのだが
最後の2人は足りなくなった

待合の軸を変えた
ボタンの図だ
作は狩野良信
江戸後期の画家。
初め吉沢融平と称し、別号に寛静・隣芝齋。
狩野融川寛信の門人。
文政9年(1826)43才で歿
若い
いや十分大人で
充分生きたのかもしれない
今から183年前だ
 


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懐の会 五月

2009-05-16 22:03:28 | 懐石・料理
懐石料理のささやかな教室
村雨庵の懐の会
五月の献立
目に青葉
今日は四名参加
カツオ
卵豆腐空豆椀
日向カボチャの豆腐餡かけ
獅子唐の粉節和え
羽釜でご飯を炊いて
出来上がりを皆で食べる
作るのに4時間
食べるのは15分
食べるのはもちろん楽しいのだから
作る作業も楽しみになるように
なるとよいが…
ん 充分なってるか!
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源氏の会 緑風

2009-05-15 23:24:35 | 茶の事
紫兎庵さま 松風庵さまと
まずは中華屋にて待ち合わせ
生ビールなど注文して クーっといく
お腹がすいていたのか
あれこれ頼み過ぎて今日はビーフンを残してしまった
すまないことでした

源氏物語を原文で読む
今日は東屋
なんと久し振りに声を出して読むが
なんとも読みにくい つっかえつっかえ読んでいる
意味などもちろん考えない とにかく文字に集中して間違えないように読むしかない
紫兎庵さまは 聞きながらたびたび頷いたり読み方が変なのは訂正してくださる
順に読みまわすので紫兎庵さまになると すらすらと読み進みわれらはただ聞き惚れているだけだ
松風庵さまはわたしめと同じよう 読むのに必死である
もう何年も続いているのだが 読み方は相変わらずへたである
ちっともうまくならないのは なぜだろう 
東屋をあがれば あと4帖で完了だ
今はただ 読み上げることを願うのみ
秋には
福井の武生で源氏物語フォーラムがあり
出かけて行くのだが 
この2年は都合付かずいけなかった
今年は行かれるだろうか
いきませうと 決まった
今年の秋の話だが・・・
先の楽しみをつくっておかないと

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茶花大図鑑

2009-05-15 00:07:32 | 茶の事
お茶人のための 茶花の野草大図鑑 改訂普及版
宗匠
世界文化社

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茶の花

2009-05-14 23:03:41 | 茶の事
今日は木曜稽古
連休があって休みが重なり
久しぶりの顔ぶれだ 
昨日に引き続きだが
なんだか嬉しい

さすれば
風炉の花でも入れてみようか
まずは用意してある金属、竹、陶器や籠の花入れなどに
おのおの自分で花を選んで入れて見たら良い
今日もそうたいして種類もないが
勝さんの持って来てくれた花やわが庭の花
リョウブは想望庵様に無理を言って頂いた
紫蘭、箱根空木、檜扇ズイセン、リョウブ、小判草、なるこユリ
それから
ヒイロンさんのおうちの花他いくつかある 

さあ 入れるには注意がある
出口はひとつ
花の種類、花数をたくさん入れないよう
同じような背丈にならないよう
花入れをよく選んで格にあった花の入れ方をするように
花入の格により敷板も真行草あるので覚えるように
水はたっぷり入れるように
最後には霧を吹くように

同じ花入でも
同じ花でも
入れるたびごとに違うものになるが当たり前
自然の花があいてなのだから
花を入れる機会をたくさん作ってみたら良い

茶会や茶事では亭主がだいたい花を入れるもの
だから
いつ亭主になってもいいように
花を入れませう


そののち
ガゼータ殿より
花が届いた
それが今日の写真の花だ
アメリカ原産の西洋しゃくなげで
カルミアという名前とのこと
ピンク色の花束のような花
かわいらしい花だ
ガセータどの 有難う
今日は花になにやら縁がある

花には
力があるのだ
ひとをなごませ 癒すちからが
また
床の間の中釘に掛けられた茶の花は
掛軸のかわりをするほど 力がある
それはその花が 山川草木悉皆成仏
一輪の花が自然界全てを象徴し 
さとりの世界をあらわすと・・・は

花とは
スゴイ



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ホトトギスの短冊

2009-05-13 23:55:02 | 茶の事
風炉になり初めての 村雨庵の稽古日

連休が入り2週間から3週間会わなかった
その間に
点前は風炉になった

半年振りの風炉の手前 
少々気になるところもあるが 
今日はあまりウルサイこと言わずに見ていよう

皆々良くできる 
点前の体の向きが違うので慣れないが
炭も濃茶も薄茶もよくできるので良かった

5月は
あらためて
心を引き締めて
茶の道を進んで行きませうという 
精進の月だ

今月は基本に返って
割稽古から稽古しようぞ



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太刀魚の塩焼き

2009-05-12 23:41:12 | 懐石・料理
四月に一度休んだので
久しぶりのお料理のお稽古だった
これぞ和食

おいしいものを
食べている時は
文句なしに
幸せだ
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ふくめの会 5月

2009-05-11 23:46:32 | お勉強
日中は暑かったが
夕方には少し温度が下がったか
想望庵には玄関、露地と打ち水をたっぷりされて
清々しく門を入る
ひと月ぶりの想望庵である
窓を開け網戸にすると 人の温度で熱せられた部屋の温度も
ちょうど良くなる
風通しのよいということは 精神にも体にもよいものなのだと知る

ふくめの会は昨年6月から始まった
今月で正味 一年
常に言う
あっと言う間の一年だ
何を勉強してきたかと
わが脳を情けなく思うが
なにもせぬよりは よいだろう


今日は 
石山切のお勉強だ

西本願寺三十六人家集は
1112年天永3年に
白河法皇の60歳の賀に際して製作されたと推定
当時の能書家20名で書かれたという

石山切は
そのうちの
伊勢集と貫之集 下の断簡をいう
昭和4年に分割 
その際本願寺のもとあった摂津の石山にちなみ石山切と名付けた

石山切のその料紙はこれ以上のものはなく
誰にでもわかる美 色文様すべて美しい
平安時代の美のレベルの高さを今更ながらに知るものだ
どのくらいするのであろう 一億二億か・・・
いざそれが目の前にありて 買う甲斐性があれば買えるかも知れぬ
思いつきや義理がいなど 無駄使いはやめ
このときぞ というときに使えるように  
日頃から心してお金を使えとは 
先生のおことば
さてもさても 額が縁のない桁違いのくらいでは 手も出せぬが
わが身にちょうどの品物もあろうゆえ
先生のおっしゃるとおりに
無駄遣いはやめよう

諸君

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与謝野晶子 美男におわす

2009-05-10 23:26:18 | 茶事 茶会 
紫廼茶話会 五月
其一のホトトギスの扇子を表具したもの寄付にあり
待合には 
与謝野晶子の有名なる歌が掛る

鎌倉や
み仏なれど釈迦牟尼は
美男におわす
夏木立かな

今日は暑い
30度を超すとかいう天気予報
紫兎庵先生はクーラーをつけて下さる
冷気がグーと来ると 我々には
まだちょっと早いようで
すぐさま消して頂いた
21階の窓からの風が通り抜けると 
涼しい 湿気がないので気持ちがよいのだ

薄器は
カキツバタの雪吹 
さすが
五月の風が吹いている

本席の軸は
待合の与謝野晶子が敬愛していた蓮月の軸

山里は
松の声のみ
聞きなれて
風吹かぬ日は
さぶしかりけり
       蓮月79歳

与謝野晶子の文字の
細くも儚げなる女性の文字と
蓮月はもちろん円く明るく華麗にと
共通するは
連綿遊糸であるとの
紫兎庵先生のお取り合わせ
蓮月と晶子の関係など知識がないとわからない
先生はいつもながら
引出がたくさんお有りになる

葵祭にちなむ生菓子を
盛られたのは
古染付の鉢

お昼に珍しきアケビ蔓のお浸しを頂戴したが
盛りつけてあった備前の鉢はさりげなく山本雄一だった

今日は想望庵、松風庵様お休みゆえ
里庵、松籟庵、草苑庵様とわたくしめの4名
のんびり
ゆったりと初風炉の茶を味わい
帰路はすこぶる満足である
そのあとも
ミスドで飲茶セットなどペロっと済ます
するとなんだか
茶会など催したき気分に
紫兎茶話会で茶会をせぬか
それも良しと気は揃う
明日はふくめの会にて後のお二人に伺いますればということに
さて
どうなりまするや 
楽しみでも 
苦しみでもありまするが
茶人ゆえ 
茶などをせねば なりませぬから・・・
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乙御前 不立文字

2009-05-10 01:01:24 | 茶道具、古美術、骨董
土曜日
「道にいる」 勉強が 早く終わったので
トウハクへ行くことにした
東京国立博物館である
大江戸線の御徒町から上野公園へ歩いて行く
途中 上野4丁目の交差点で不忍池方向を見ると
骨董市の横幕が見えた
こういうとき
迷わずに行く
スーと並んでる店を眺めてはみたが めぼしいのはなさそう

 東博へ

平成館では 今 阿修羅展を開催
混んでいる
阿修羅のご尊顔は奈良でおめにかかった 
今日は時間もないので
ガゼータ殿の少年のようなお顔を
拝顔すればよしとして・・・
平常展で良し
よし

いつもまず2階 
特別1室に吸い込まれるようにはいる
入って左 見ればなんと
光悦作の赤楽茶碗 
乙御前であるが 
あるのだ
平成21年新指定国宝・重要文化財 とかで
個人蔵で重要文化財に指定されていた
まわりに人も居ず ゆっくりと拝見
良かった 
ふと隣をみると 長次郎だ 二釉獅子
獅子も重要文化財 楽美術館蔵だそう

本館2階3室では 
古鏡をしみじみと拝見 
美麗でほれぼれした
あとでこれまた 重文の線刻十一面観音鏡像(秋草双鳥鏡)だと知った

古筆は
安宅切(和漢朗詠集)・詩書切 伝藤原行成・藤原定信筆
龍田切本(和漢朗詠集) 伝源家長筆
重文の 新撰朗詠集
関戸本和漢朗詠集切 源兼行筆
山城切(春興) 伝藤原定頼筆
下絵和漢朗詠集切 伝藤原公任筆
砂子切(兼輔集) 藤原定信筆
戊辰切(和漢朗詠集) 藤原伊行筆
多賀切(和漢朗詠集) 藤原基俊筆
そして
重文 佐竹本三十六歌仙絵巻断簡(小野小町)があった
上記の古筆 
あったというだけで
網膜には映ったが 脳には入らない
残念だが そんなところだ 
わが古筆の知識は

茶の美術の部屋では
5月24日まで
軸は 松江の殿様 不昧の一行がかかる
その一行は
直指人心見性成仏
ジキシシンジン ケンショウジョウブツ
この言葉は
禅宗の特性のうちの言葉
「不立文字・教外別伝・直指人心・見性成仏」であるが
これらは説明は もちろんわたくしめは出来ない
それでなくても
不立文字なのだから
文字にも言葉にもできない のだ

そうそう
禅宗のそれには
 以心伝心というのもあったはず

文章力のつたなさは
すべからく よろしゅう
以心伝心にて お許しを
コメント (2)
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道に入る  ミチニイル

2009-05-09 23:12:30 | 茶の事
雨上がりのわが露地は両側から木々の枝が伸び
つゆしとど
傘を広げてそれを押しのけ木戸まで行く
奇妙なり 
されど
それでも 濡れた

柿渋と白の角通しの江戸小紋
銀糸のひとつ縫紋
いざ某東京道場へ
風炉の茶 始動である

風炉の茶は
柄杓扱いが炉とは大きく異なる
真行草の扱い 置柄杓、切柄杓、引柄杓
清々しい 美しい そして難しい

今回から班が変わり仲良き友人たちと
違う班になってしまった
残念だ

そうそう何でも思う通りにはいかぬであろう
から
仕方なし
これまでの縁を嬉しく又大切に思う
席を取り置き 有難し 世界を飛びゆく もやもや姫
今日の点前のご正客振り、明るく周りを照らして見事の
そまそま婦人 
又また 笑顔のお龍さま、
ほのぼの嬉し ながたん姫

軸の前 真の礼をし おもてを上げる
なんて 読むのかしら と 小さなお声
それは
道入
「道に入る」

その道に入らんと思う心こそ
わが身ながらの
師匠なりけれ

利休百首の第一番目の道歌である

そうだ
道に
入ろう

キョンキョン あつし
どう 
あり?
そうか
なし・・・か

ガッカリ
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