村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

机のうへの蚊遣かな

2022-07-19 23:22:12 | お習字

学びする机のうへの蚊遣かな 蕪村

今日は書道部
十時から午後四時まで
お習字のお稽古
臨書は高野切の一の手を

高野切は、
『古今和歌集』の現存する最古の写本。
仮名書道の最高峰とされ
『古今和歌集』の勅撰より約150年後の
11世紀中期に書写されたもの。
はじめは二十巻あった。 
料紙は、上質の麻紙。
表面に雲母砂子を散らす。
全20巻を3人で分担書写したいわゆる寄合書である。

第一種の書風は、
秀麗温雅。
字形は直筆を主とし。
くせがない。
連綿は控えめである。
この書風は今日に至るまで
仮名書道の手本として尊重されている。と

書き始めるまで
まずはお湯を沸かし
珈琲とお菓子とでほっとする
お習字に関係のない
ちょっとした片付けにいそしみ
次はお習字道具をあれこれ広げていると
お昼の時間
お昼を食べてひと休み
そろそろ墨を磨りはじめ
規定の仮名を書く
思うように掛けず筆を変えるも
同じ
あきらめてひどいまま提出
次は臨書
高野切れをチラッと臨書すると
うまく書けない
筆を変えてもよけいにうまく書けない
疲れてひと休み
結局臨書は提出までいかなかった
来週頑張ろう
実質の稽古時間は一時間半だった

写真は根津美術館の

 

 

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