村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

東茶会 

2010-05-10 23:26:43 | 茶事 茶会 
会員制の茶会
東茶会
東京美術倶楽部にて 
濃茶と薄茶の二席

濃茶席は 福田箔染子先生
寄付
床 狩野尚信
本席には西行筆 白河切が掛った

限りなき
名にしおふ藤の
花なれば
そこひもしらぬ
色の深さか

香合は天川
花入 伊賀
花は藤の花
風炉 土風炉で辻井播磨
釜 芦屋波に兎 釜の形は箆被釜ノカズキカマという
  箆被ノカズキとは
  釜の胴と下部と底部との境
  すなわち毛切のあたりが飛出し
  下が引込んだ形が
  鏃ヤジリが矢の竹に接するところに
  にているところからの名前である
水指 南蛮芋頭 ハンネラ蓋
茶入 瀬戸 底面ソコズラ 不昧公文添 不昧公旧蔵
   袋 宝尽緞子と万暦緞子
茶碗 高麗 無地刷毛目 粉引手
茶杓 桑山修理亮作 共筒
建水 木地曲
蓋置 青竹
お茶 錦上の昔 柳桜園詰
菓子 青楓 越後屋製
銘々皿 渡辺喜三郎作

点心席にも田中納言が掛っていたらしい
拝見しそこなった
寄付には炭道具や煙草盆が飾られたらし

薄茶席は
上岡悦子様
黒田正玄のお嬢様との
床は竹有上下節 吸江斉筆 

松籟庵さまと私めは
九時前に着く
水屋裏にて控えておれど
たいした仕事もせず 
座ったり立ったり
外をうろうろすると知人に多々会う
茶会の終わりも早めであった
ホッとしての帰りには
第一ホテルでお茶などして
芯からほどけていくよう

久しぶりの茶会の水屋の
その仕事も楽しきもの


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