村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

内口切の茶事

2016-11-18 23:40:38 | 茶事 茶会 
七日間精進潔斎して
と言うわけにはいかないが
心して色無地の紋付を選んだ
白の抜き紋がくっきりと映える
鬼シボ縮緬の色無地
色はあかつち色とでも言うか
煉瓦のような色
之を着ると身が引き締まるのだ
  
今日は内口切の茶事に参加
役は正客
席入りは十時半
寄付から待合
汲みだしを頂き
床を拝見して露地へ
迎付のあと蹲いを使い席入
挨拶済み
すぐさま茶壺の拝見となる
亭主は茶師の黒色の印を確認
運ばれてきた口覆ともに拝見した
その後亭主は口切をし
水屋は選んだ茶をひく
祝い膳の
吸物八寸が運び出される
吸物は京風雑煮
写真がそれだ
壺々には五色膾
八寸は田作り数の子黒豆の三種盛り
まさに茶の正月

初炭手前があり
菓子椀に菓子
織部饅頭に柿と栗
中立の後
席入
濃茶は
脇床の利休様に供茶のあとに
台天目にて茶を練る
亭主は試しにそれを飲み
カン付けに出された天目茶碗を
取りに出た
いつもと違い
挽き立ての茶は粒子が不揃いで
味わいも深い
茶入茶杓仕覆拝見のあと
懐石が始まる
四つ椀汁替え煮物椀
焼き物預け鉢進肴
飯器で亭主相伴ご挨拶
相伴の後は香の物と湯桶
箸を落とし膳が下がると
小間へと動座し
薄茶
そして一会は終わる
口切りの茶事は経験があったが
内口切は初めての経験

何でも参加するに限る
道具も素晴らしく
大変勉強になった
来月は
年忘れの夜咄の茶事
楽しみは茶事に尽きる



茶の湯・茶道ランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小春かな | トップ | 紅葉ちる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

茶事 茶会 」カテゴリの最新記事