村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

涼み舟・茶事と能観賞

2016-07-08 23:34:08 | 茶事 茶会 
写真は後楽園
JR水道橋駅への横断歩道からパチリ

宝生能楽堂の銕仙会の7月公演
六時開演
能は西王母
狂言は文荷フミニナイ
もう一番の能は善知鳥ウトウ

わかりやすいのは
装束が美しい
お囃子のリズムが心地良い
能管の旋律が胸に響く
気持ちよく眠れる

今日は席入11時の茶事へと出かけて
三時半頃茶事も終わり
そのまま
宝生能楽堂へ
疲れていたせいか
西王母の時は半分寝ていた

7月の茶事は
その暑さの中
如何に風情を出すか
苦労する所だろう
今日は夏の一日
お楽しみの茶事とやらで
籤クジを引いて役割を決める
亭主役、炭点前、濃茶点前、薄茶点前

席の順も籤クジ
私は詰の役に当たったが足の関係で出来ずそれでは
正客にと 促され
二度断ることも忘れて
それではと
茶事は始まった

寄付の床は蓮月の短冊
唐物の紙縒りの煙草盆
新渡染付の汲みだし
嬉しい取り合わせだ

待合も本席も
みな一行ばかりのこともある

絵なり歌なり
掛けものがいくつもあれば
同じ種類は掛けないのだと
S先生から習った
お互い道具を引き立て合う取り合わせをとも
 
茶の点前の稽古は
茶事の割稽古
やはり茶事が一番良い
茶事をしよう
茶会が過ぎたら
考えよう

すゞみ舟 
よするかた田の
うら風に 
月もゆらるゝ 
波のうへかな  蓮月



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笹かざり

2016-07-08 00:17:09 | 村雨庵 稽古 
彦星に
恋はまさりぬ
天の河
へだつる関を
今はやめてよ
(伊勢物語九十五段)

私のあなたへの想いは
あの空の彦星よりも優っています
ずっと深く大きいのです
ですからどうぞ
まるで関所のように
あなたを隠してしまう
天の川を消して下さい
私があなたの元に近づけるように
なくして下さい

というところだ

お菓子屋さんから
届いたお菓子は
「笹飾り」という銘だとか




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