村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

某所にて七夕の茶事

2016-07-04 04:48:39 | 茶事 茶会 
茶事に招かれてといえども
稽古の茶事ゆえ
亭主役や半東と水屋など
役も参加者に割当
客を希望すれば通常は客になれるようだ

初めてのその茶事に
社中を誘い五名で参加
うち二名は懐石を残りは客

底抜けの青空
車窓から見える見知らぬ町並みや
光る海
風に揺れる森や林
遠い日の
夏休みの風景に見入りつつ
席入時間に間に合うように
到着
すでに大勢の参加者が何かをしている
茶事の当日に
懐石の料理方法や盛付けの
指導を受けているのだ
そのお顔を拝見すると
若い綺麗な方ばかり
洋服の方も何名もいる

初めての集まりゆえに
正客になっても面倒なので
社中には先生と呼ぶなと
言っておいたが
どう見ても髪は白いし
私が年長の様子
結局正客は男性が良いと
一緒に参加の軒々君
私めは次客
三客はkabaちゃん
先生のご指導のもと
懐石が運ばれると
入ってきた亭主役は
なんと一緒の
森金さんとサカチカさんゆえ
正客の軒々君との会話も
普段の稽古のようだが
違うのは
その声の驚くほど小さいこと
軒々君には
もっと声を張れ
と隣で叱咤するが
普段は声の大きいサカチカさんまで
可愛らしく蚊の鳴くよう

問答は
三畳の小間には小間の
八畳ならば八畳の
それなりの声を出すこと
いつもは
ちゃんと出るのにね

重硯と短冊が出され

想いを認シタタめ竹に結ぶ
写真はkabaちゃん
その短冊の一部が左側に見える

初めてお目にかかる先生
そして参加の方々との会話も
新鮮で楽しい
伺った場所はとても遠かったが
何かを知りたい吸収したい
その思う人々の
エネルギーを感じるのも
心地良い

帰りは殻つき落花生をお土産に
空いている電車に乗る
夏の小旅行のよう
いやいや
これも修行
修行なのだ
もちろん


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コメント (1)
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