明歴々露堂々

今日は村雨庵水曜稽古
先日の茶会に参加した社中に
茶会後初めて会った
どうだったと聞くと
聞いた全員が「面白かった」との答え
それも結構キラキラと輝いた面差しで言うのだ
茶席とは限らない
案内係りでも、茶筅を振ってばかりでも
たとえ点前をしなくとも
茶会は楽しい
参加頂いたお客様からも嬉しいお言葉の数々
良かったですよ　と伺ったが・・・

その頃、家に居て
ただ、テレビを見てゴロゴロして
時間経過とともに茶会の想像をしていたが
ちっとも面白くない
同じく参加できなかった鶴仙人と
「つまらなかったね」と慰めあった

客でも水屋でも
茶会には参加することで
充実したひと日をおくれるが
家に居たのでいつもと同じ
普通だ
なるほど参加することが重要なのだ
茶会はいくら計画をしても
参加しないと面白くも
楽しくもないという事を知った


掛物は小堀卓厳筆　

明歴々露堂々
「歴々と明らかで、堂々と露（ あらわ）れているの意。
一点も覆い隠すことなく、明らかに露れている」

三年ぶりの皆既月食という
満月の今日

掛軸は自分で選んで掛けたものの

明歴々露堂々
明るさのもとでは　明々白々
　「全てはお見通しだ」と言われた気がする

ばれたか
とほほ・・・





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