村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

春彼岸

2014-03-19 23:39:57 | 村雨庵 稽古 
くもりしが ふらで彼岸の夕日影 榎本其角

昨日から春の彼岸だ
仏壇を清め 花を飾り
棚経に見えるお坊様のお布施の用意する

今日は水曜稽古 昼頃から生徒が来はじめる
午後になるとピンポンとベルがなり
お坊様がいらした
お彼岸のお経をあげて頂くのだが
ちょうど稽古中のクマショウさんと
さわわさんの二人も同じお寺
お坊様に挨拶をしてスーと襖を閉めた
隣の部屋では粛々とお経が唱えられるに
妹が座って頭を垂れる
こちらでは同じく粛々と濃茶を練る
お経が終わると菜種きんとんに薄茶を差し上げた
お坊様は明日クマショウさんの家にまわられるらし

彼岸の茶の稽古
待合は払子 箱には武田物外筆とある

《ウィキベディアによると》
払子(ほっす)とは
仏教の法要の際に僧が威儀を示すために用いる法具である。
麈尾(しゅび、しゅみ)、白払(びゃくほつ)ともいう。
獣毛や麻などの繊維を束ねて柄をつけたもので、
本来は、
インドで蚊や蠅など虫を追い払うために使われた道具であった。
中国の禅宗で煩悩を払う法具として用いられるようになり、
日本では、鎌倉時代に初めて用いられ、後に、
浄土真宗以外の各派で用いるようになった。

筆者の武田物外タケダモツガイは 寛政7年3月 ~ 慶応3年(1795~1867)
幕末の拳骨和尚の名で知られる曹洞宗の僧侶、不遷流柔術の開祖。
泥仏庵とも
怪力の持ち主で、幼いころから数々の逸話が知られている。
晩年は長州の「勤王の志士」たちと交流し、
第一次長州征伐の調停役としても活躍した。
俳諧をよくし、句集『壬子扁大』がある。


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コメント (3)
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