村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

日野資枝卿歌切

2012-10-17 23:33:19 | 村雨庵 稽古 
今日の主菓子は浮島と栗蒸羊羹の棹物
銘は「秋の山」
干菓子は菓子部の和三盆もあったが
虎屋の「推古」と末富の「華ふうせん」

掛物は日野資枝の歌切
箱には日野資枝卿歌切とある




昨年もその前も同じころに掛けている
下記には不精して
昨年のブログの文章だ

従一位資枝賛
いにしえを
忘れぬ月や
野々宮の
秋にとひきて
ひとり澄むらむ


一文字風帯は花兎金襴
中回しは菊花の緞子
上下はしけ
花兎は月に因みての表装

歌の作者は
日野資枝 ヒノスケキ

1737-1801 江戸時代中期-後期の歌人,公卿(くぎょう)。
元文2年11月1日生まれ。
烏丸光栄カラスマミツヒデの子。
日野資時の養子。
宮廷歌壇に重きをなし,茶道もたしなんだ。
宝暦13年(1763)参議となり,
のち権(ごんの)大納言,従一位にすすむ。
享和元年10月10日死去。65歳。
合目録」「詠歌一体抄」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plus)より

野々宮は
斎宮が伊勢へ下向するまでの間
心身を清める潔斎所であり
源氏物語の賢木、
能の野宮になどに登場するように
いにしえから今も
秋になると忘れずに訪れる来たる
秋の月は
野々宮の天空にひとり
静かに銀色の光を放っている


ずっと一日中、雨
さてその月をば
心の中にて見るものか・・・


と上記は昨年の私めのブログ
今夜も雨が降っている



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秋の色

2012-10-17 00:32:29 | 懐石・料理
桃の木のその葉散らすな秋の風 芭蕉


今日は料理の稽古日
夜の6時半から10時すぎまでかかる

だしをひき、お米を研ぎ、野菜を洗って切り、
茹でたり蒸したり、煮たりする
魚も必ず使うが
人数の都合で全部の料理に関われない
初めに先生からの説明を聞いてはいるものの
関わらない料理は良く分からない

懐石料理は
30年以上習いに行っている
一応は何でもできるはず…
長く続けること
辞めないことが
自分のものにする秘訣だ


写真はアマダイと秋の色々
銀餡をかけて食べる







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