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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

碧巖録

2010-03-23 23:34:50 | 禅語・禅
午前中
散歩に行く
遥か向こうに桃色の桜が見えた

そこまで歩く
近くへ行き写真を撮った
ヒヨドリがたくさんいる
花の枝から枝に飛び移る
そのたびにギィギィと鳴くのだ

さくらも鳥も
今まさに生きている


美刻の会
月に一度だが
本を音読して
ますみ様より操体をうける
テレビの音の聞こえない
ゆったりした時間が過ぎる


喫茶去キッサコ
日々是好日ニチニチコレコウニチ
山花開似錦サンカヒライテニシキニニタリ
看脚下カンキャッカ
話尽山雲海月情ワシツクスサンウンカイゲツノジョウ
紅炉上一点雪コウロジョウイッテンノユキ

碧巌録の中
茶掛としてよく登場する禅語だ

臨済宗では尊重され
宗門第一の書といわれる 碧巌録ヘキガンロク
雪竇重顕セッチョウジュウケンが「伝灯録」を中心に選んだ百則の公案に頌(じゆ)をつけ
圜悟克勤エンゴコクゴンが
垂示(総評)・評唱(講釈)・著語(短評)を加えた
公案集の代表的作品だが

本棚に
岩波文庫の上中下の三冊があるはず
買ってから一度も
開いてもいないが




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随所作主 ズイショニシュトナル

2009-08-18 23:46:57 | 禅語・禅
赤き色の持てる力を信じつつ真紅の紅をくちびるに引く

上記の歌はわたくしめの作

写真は絵ハガキ
作者はマンレイの唇


茶の掛物に一行物で
随所作主 ズイショニシュトナル という禅語がある

臨済録の中に
随所に主となれば立処皆真なり、境来るも回換することを得ずとある

どんな状況にあっても自己の本性を乱さず、
束縛や妄想に惑わされず、
己を確立し行動することで
真の自由が得られる

臨済録は唐の臨済義玄がその死後、弟子たちが臨済の言行をまとめたものが原型。
弟子の指導は厳しく鋭く「臨済の喝」として有名
この随所作主のほかに
無位真人ムイノシンニン
無事是貴人ブジコレキニン
巌谷栽松ガンコクサイショウ
且座喫茶シャザキッサなど


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夢 一字

2009-08-15 23:57:02 | 禅語・禅
夏の土曜の夜
夏休み

いとこ姉妹とラーメン屋へ
お気に入りのビールセットを頼み餃子と焼きそばを追加
満足
すこぶる気分良し

夏の夜の長きに
チョコレートでも
モーツァルトのチョコレート
ウイーン土産のチョコレート
アサノさん有難う



わがやは新暦の7月だったが
8月は盂蘭盆会

今日は
夢の一字を掛けてある

夢とは

全てのものは
空である

空ならば執着しても何も得られず、
夢も実体がなく
空と同じ


とは
一切のものは空なのだ


明日は
京都大文字焼き
五山送り火に火が灯る
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栄西禅師 

2009-08-06 23:34:32 | 禅語・禅
今日は木曜日稽古
来週は夏休みで暫く稽古は休みになる
少しさみしいかも

そういえばメールが入っていた
四頭の茶会が鎌倉の建長寺であるとか、茶会のお誘いである

四頭とは、中国の禅寺の接客形式であり、
栄西禅師゛の開山した 建仁寺で禅師の誕生日4月20日におこなわれる式はテレビのニュースなどでも映される
茶人なら一度は拝見し、参加したい茶会

明菴 栄西は
千光国師、葉上房とも称した。
永治元年1141の4月20日-生まれと言われているが
生年には異説がある。
喫茶の習慣を日本に伝えたことでも有名。

日本 臨済宗の開祖ゆえ
その四頭は東福寺、鎌倉の円覚寺、建長寺などでも行う
20年近く前、円覚寺の四頭の茶会に行ったことがあるからいいか、
その頃京都に行くかもなので、今回のお誘いはやめておこう

鎌倉時代 
栄西は二日酔いの実朝に
一盞の茶と茶の徳を誉むる所の書を献じたと吾妻鏡にある
その書とは「喫茶養生記」
日本最初の茶書である
実朝はその茶をのみ体の具合が良くなったのだ
そして将軍の気に入った茶は
鎌倉の武士たちから世間へ広まっていった
鎌倉時代の前半期の茶は 
まだまだ薬用であった
また禅宗の寺院内生活を定めた「禅苑清規」の中に「茶礼」があり
禅と茶とはなお密接に結びついたものだったようだ

室町時代
宋と盛んに貿易をしてたくさんの唐物が入ってくる
書籍、香料、薬品、織物、唐墨、硯、筆や茶の道具
青磁の花入や香炉、茶入や茶碗 いわゆる唐物だ まさ唐物数寄のお宝である

入手した唐物は「会所」などで飾るか
又はそれらをつかってお茶を飲む
「会所」は文化人のサロンであった

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