goo blog サービス終了のお知らせ 

村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

後ろ姿は西行

2012-10-22 22:10:53 | 茶の事
昨日の茶事の後だから筋肉がカチカチ
朝いちばんで予約してあった鍼に行った

今日はひたすら 寝るつもり


西行を
残して富士は
霞けり 

    小波



巌谷小波の画賛だ



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は茶事 今日は支度 

2012-10-20 23:23:28 | 茶の事
小原女の足の早さよ夕もみぢ 蕪村


明日は茶事
11時に水屋三名到着
サカチカさんと先月亭主役のさわわさんと
6月亭主のotakeさま

机の上には買ったオニギリ、みかんと柿
そこへotakeさんおもたせのドンクのパン
時間が早いが、まずは腹ごしらえむしゃむしゃと食べる
飲み物は珈琲またはお茶
今日の下ごしらえを打ち合わせ
動かずずっと、このままでいたいが・・・
そうもいくまい
そろそろ
体と頭を働かせようか


明日のお酒は
アイテラ氏の愛飲の御酒
房総の地酒 寿萬亀ジュマンカメと
さわわさんからのお酒 越後の寒中梅









茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カキノヘタ茶碗

2012-10-16 00:07:45 | 茶の事
わが水屋の上の段には濃茶茶碗を乗せている
下の段は薄茶茶碗
上には黒楽茶碗が二つと高麗茶碗と和物茶碗
大体四個くらいだが
天目を使うと六個位がぎゅうぎゅうに並んでいる

道具の出し入れの時
今高麗ではあるが
柿の蔕茶碗を出した
今週の稽古に使う

高麗茶碗には種類がたくさんある
「カキノヘタ茶碗」もそのひとつ
これは案外わかりやすい
茶碗を伏せると柿の蔕のようだからと
作行きは薄作りで形に特徴がある
色は茶色で薄い水釉が掛っている
見込みも広く濃茶を練りやすく
その茶色に濃茶の緑色が冴えるのだ

柿一つ枝に残りて烏哉 漱石


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜻蛉飛ぶ

2012-10-15 01:09:45 | 茶の事
お彼岸に行けなかったので
みんなでお寺に出かけた
その帰り
久し振りに寄った従姉妹のkeikoちゃんの出窓に
自作の壷のような焼物がいくつか並んでいる
作品は自分の分身だ



ずっと五島美術館の「茶の友」の会員だが
むかし、その陶芸教室に何度か参加した
初めの頃の先生は野中春清氏で
あとは月村正比古氏が指導された
思い出すと
志野茶碗は四個、湯呑が二つ、水指を二個、他も・・・とすると
六回以上は参加した事になる
作るのは楽しかったが出来あがった自分の作品は正直あまり見たくない
陶芸は合わないと それ以後はしない事にした
ただ美濃の焼物については知識が深まり、焼物への興味はなおつのる
教室のお一人が「一緒にもっと焼物を勉強なさいませんか」と紹介して下さり
昭和57年5月にS先生のお宅へ伺った
それが今でも続いている 
焼物の勉強も 奥が深く卒業などは無い 

五島美術館が増改修工事を終え
10月20日土曜日から11月18日まで
「時代の美」
五島美術館・大東急記念文庫の精華
一般公開が始まる

第一部は奈良平安
重文の紫紙金字華厳経、
重美紺紙銀字華厳経、
国宝 史記 孝景本記第十一大江家国筆(前期展示)、
国宝 源氏物語絵巻鈴虫二(後期展示)





御仏の代におぶさる蜻蛉哉 一茶

お寺にトンボが飛んでいた
ゆっくり流れる時間のように



茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月を友

2012-10-14 00:02:31 | 茶の事
のろりのろり・・・と
茶事の支度を始めた



道具が部屋いっぱいに広がっている
そこへ
デレラ嬢が「年貢をお届けします」と実家からのお米を持ってきてくれた
有り難う茶事に使います
さあ ひと休み
お茶を淹れませう
そうそうotakeさんから頂いたオセンベがあった

京都六角 蕪村庵の
京の秋 蕪村春秋 秋の月
七種類のあられが入っている
有難うotakeさん美味しかった

包装には蕪村の俳句


中々にひとりあればぞ月を友   蕪村




茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蟷螂

2012-10-12 23:25:20 | 茶の事
蟷螂や五分の魂見よ見よと 一茶


蟷螂の斧トウロウノオノ 

中国の故事にある
弱者が、自分の弱さをかえりみず、強敵に立ち向かうことのたとえ。

この所いつも使っている釜は車軸釜
釻付は細長い形であり
それは蟷螂だと聞く
こどもの頃は カマキリを見た事があるが
最近はとんと





写真はネコと鼠

「鼠捕る猫は爪を隠す」か

それとも
「鳴く猫鼠捕らず」か・・・



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥山に・・・

2012-10-09 21:50:00 | 茶の事
掛物は
小倉百人一首の5番
猿丸大夫の歌
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
筆者は冷泉為村

花は
高隈杜鵑タカクマホトトギス と 赤い実の美しい花水
花入は
大正6年長崎波佐見町生まれ
陶芸家の中村清六作




茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虫のこえごえ

2012-10-07 00:15:41 | 茶の事
我が庵は
君が裏畑夕されば
まがきのすだく
蟲のこゑごゑ   良寛


写真は虫籠の菓子器
大きさは横12センチほど
小さい重箱である
先日の茶事には
上段には兎の和三盆
下段には 吹き寄せを入れた


六日土曜日のお茶の稽古
仙遊之式と貴人清次濃茶付花月

仙遊之式は
廻り花、炭所望、風炉中拝見あり、香は次香付で全員が香を聞く、
濃茶は月が練り月も飲む、薄茶は花月で3服

貴人清次濃茶付花月は
貴人には事あるごとに
必ずおじぎをする

花月百遍朧月
繰り返しする事 
でないと忘れる
 どんどん忘れる から


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012東美アートフェア

2012-10-06 01:08:03 | 茶の事
今日は新橋の東京美術倶楽部
2012東美アートフェアへ出かけた
五名で10時半に玄関の前で待ち合わせた 

112店舗が出店、それぞれのブースに囲ってあり
得意の美術品を展示している
金土日と三日間開催する
平日だが混んでいる、明日、明後日はもっと混むだろう
送られてきたカタログから、見たいと思った品の古美術店へまず寄る
ガラス越しで無く、こんな近くで見る機会はそうそう無い
30センチ位の近さで見た
見た事をちゃんと胸に落とそう


 
四階から順に見て回る、欲しいものはとても高価
しかし色々な茶道具を見るのは楽しく愉快だ
一巡し、二階の茶室でお茶を飲んだ、
時間もお昼近い早めに食事の券を買い
古今のお弁当を食べた
1,200円である
あともう一度廻った時、一緒に行ったひとりが
結構上等でお買得な買い物をした
自分の事ではないが、こういう事にも達成感がある

帰りにニュー新橋ビルでお茶を飲む
昼を食べたばかりだが
シフォンケーキと珈琲を頼んだ
先月もこの店の
このテーブルで
同じようにシフォンケーキと珈琲を頼んだのだが
一度行って良かったお店は、何度でも良いらしい

山かげに
つくる山田の
こがくれて
ほにいでぬ
こひぞ
わびしかりける 貫之



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盗人も歌を詠む

2012-10-02 22:07:52 | 茶の事
盗人の首領歌よむけふの月 蕪村


昨日は十六夜、
今日は立待月、
明日は居待月

旧暦8月15日は中秋の名月 
芋名月ともいうとか 今年は9月30日だった

旧暦9月13日は栗名月 
今年は10月27日とか が菓子を見て 話題になった
主菓子は小芋、干菓子は栗、だったからか

写真は
逆勝手の薄茶ゆえ、煙草盆は左にある




茶の湯・茶道ランキング




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月1日 東京駅

2012-10-01 22:53:48 | 茶の事
10月1日
東京駅丸の内駅舎保存復原の完成 
今日は荻窪まで出かける日
東京駅で中央線に乗換え
そこで一枚



写真は丸の内北口改札口



いざよひのいづれか今朝に残る菊 芭蕉



茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

築地市場

2012-09-28 23:54:53 | 茶の事
灰色の雲はたちまち塊りて九月の頭上に広がりやまず 村雨庵

今日は鍼の予約があり治療が終わると
そのまま築地へ向かう

築地市場、到着は11時10分 
いつもより遅い、そろそろ店を仕舞い始めた所もある
大和の寿司屋の前を通り過ぎ
すし玉青木で今日のお昼の玉子焼と伊達巻を買った
次は速足で目指した店へと順次行く
時間が遅いので結構食べ物やが混んでいる
高木で磨き胡麻、粟麩、西京味噌、
かつおのけずり節、いつもは川辺商店まで行くのだが
時間もどうだろう閉まっているかもしれないと近くの秋山で、
野菜はみんな藤本商店、豊吉にて石川芋を箱で買った
冬瓜も買おうと思ったが、もうこれ以上は持てない
荷物をいくつも持ち、築地市場に着くと11時45分
速効で買い物したせいか疲れた

午後は昼寝だ
5時にはカットの予約した美容院へ

茶事の前々日で、準備をするはずが出来ず
明日にしよう



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羨ましくも

2012-09-26 01:50:27 | 茶の事
かくばかり
へがたく見ゆる世の中に
羨ましくも
澄める月かな

歌の作者は 三十六歌仙の藤原高光
高光は
平安時代の中期の歌人
藤原師輔の子 道長の従兄弟

筆者は 空性法親王

1573-1650 後陽成天皇の弟



茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の夜や 

2012-09-22 22:37:47 | 茶の事
写真はホテル小柳特製の
えだまめ生キャラメル
昨日紫兎さまに頂いた湯田上温泉のお土産
箱のデザインが洒落ている

今日は中野で四回目の研究会
年に五回あるが一、二回目は欠席した
初めから予定をちゃんと入れて置かないと
ついつい日が詰まり行けなくなる
研究会へ行けば必ず得るものがある
曖昧な事も確認出来、
新しい事の知識を得
興味の種を手にする事もある

今回はひとりで出かけた
休憩時間にお隣の方とお話しした
お名前はわからないので船橋さんと仮にしよう
お茶が共通だから話しは通じる
お歳は私と同じか少し上か
笑顔が優しい方であかるくほほ笑む
どこか茶会にいらっしゃいましたか、と伺うと
いえ最近はどこへも お茶は良いですねと
時間は短く、もっとお話ししたい不思議気分

初めてお目にかかった方とお話しも出来た

又お目にかかれますように
今日は秋分
これから夜が長くなる

秋の夜や旅の男の針仕事 一茶


今フジテレビ土曜プレミアムの
「ターミネーター4」を身体を固くして見ているが
明日は大橋の茶会
そうだ
半襟を付けないと・・・



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菓子は「山の幸」

2012-09-21 01:30:06 | 茶の事
木曜稽古 昼は六名
水曜昼が休みだったので水曜組も参加
稽古場は結構混んでいる感じだった
朝は11時過ぎにひいろんさんとotakeさんそのあと月末に茶事をするさわわさん
ひいろんさんは灰型を直し
Otakeさんは庭の花を切り籠に入れる
下火を入れて釜を掛け
畳を拭く
炭点前の用意をしまず初炭
次に茶事をするさわわさんが五人分の濃茶を練る
いつもの稽古も茶を練るが生徒は皆が濃茶を練るので二名分位が普通だ
まだ茶歴も浅く茶事は初めてのさわわさん
先週から濃茶の点前は五名分を練っている
点前の最中にカズ先生とくましょうさんが来、五名揃った
菓子は「山の幸」緑色の金団の中に茶色の栗が巣篭もりのように二つ入っている
ちょうど籠があったので庭のニッサという栗の葉に似ている葉を敷く
秋の風情だったが 写真を撮るのを忘れた

山の日や
落ちてしづけき
栗の毬 
石鼎


石鼎は原石鼎ハラセキテイ
1886~1951 島根県出身の俳人




茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする