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哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

節度ある人生

2016年03月13日 | yyy50 スペシャリストの悲しみ


つまり、この皇帝は、自分もローマ皇帝という一介のスペシャリストであるが、どの道のスペシャリストであろうとも自己の技術、力量には謙虚であると同時にプライドを持って節度ある人生を過ごすべし、と思っていたようです。実際、皇帝に必要な技術に関してはかなり自信を持っていたようですが、スペシャリストとしての技術よりも人格の向上に努めて自省を重ねていました。






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暴君にも奴隷にもならず

2016年03月12日 | yyy50 スペシャリストの悲しみ


スペシャリストに関する次のような意見を(自分に向かって)述べています。
「たいしたものとまでは言えなくとも自分が習得した技術を大事にして、それで満足せよ。暴君にもならず人の奴隷にもならず、自分の持てるすべては神々の思し召しのおかげと心から信じる者のように残りの人生を送れ(マルクス・アウレリウス『自省録第4巻』訳筆者)」








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リベラルと違う

2016年03月11日 | yyy50 スペシャリストの悲しみ


別に、リベラルということではありません。女性は弱いと思い、ローマ人以外は勇気が足りないから戦に勝てないと思い、奴隷はそれなりに幸せだ、と思っていたようですから、とても現代的人権尊重思想は持っていませんが、理性的な人間像を深く追求していたようです。







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皇帝という職業

2016年03月10日 | yyy50 スペシャリストの悲しみ


どうもこの人は、自分は皇帝という職業のスペシャリストであるが、どの人間も結局何らかのスペシャリストであるから、その意味で同列だ、と思っていたようです。







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自省録

2016年03月09日 | yyy50 スペシャリストの悲しみ


帝政ローマの皇帝マルクス・アウレリウス(121-180)は自省録で、皇帝としてではなく一人の賢人として処世術、つまり人生の諸問題への対応方法、を述べています。それを読者にというよりも、自分に向かって語っている。この人は、世界最大の皇帝として権力の絶頂にあったにもかかわらず、全然自慢話をしていません。むしろ、いつも自分の至らなさを反省し自らを戒めています。






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