ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

役人とマスコミ

2011年08月11日 | 社会・政治

 竹原前阿久根市長のブログを読んでいると、基本的に、役人、マスコミは悪であり、これら悪者どもに国民は騙され、搾取されている、だから役人とマスコミを糾弾し、変革しなければ日本は永遠に圧政と搾取が続く国になってしまう、ということを言いたいように感じます。

 とくに裁判所・警察・NHK・朝日新聞など、一般に有名大学を出て難しい試験に受からなければ幹部候補としては入れないような職場を、強く敵視しています。

 なんだかお気の毒。

 阿久根市に生まれて、会社を持って、幸せに生きていけたでしょうに、どういうきっかけからか、リチャード・コシミズなるネット・ジャーナリストの記事に惑わされて、世の中を色眼鏡で見るようになってしまったのですね。

 役人だろうがマスコミだろうが、職業選択の自由を行使して、試験を受けたり面接を受けたりしてそれを職業として生活しているだけ。
 国家公務員、地方公務員合わせれば、百万人単位の人々が公の仕事についています。
 マスコミはそれほど人数は多くないでしょうが、それにしたって多くの人が働いています。

 それら大勢の日本国民が、自分と違う職業に就いている人々を支配し、搾取しているなんて、正気の沙汰とは思えません。

http://blog.livedoor.jp/jijihoutake/?p=5⇒竹原信一氏のブログです。

http://richardkoshimizu.at.webry.info/⇒リチャード・コシミズのブログです。

 どんなに社会的地位が高くても、例えばNHK会長にしても財務省事務次官にしても、最高最高裁判所長官にしても、わが国では極めて短い任期しかありません。
 ころころ異動を繰り返し、長期に渡って甘い汁を吸い続けるためのシステムを作ることは不可能に近いでしょう。

 だからたまに逮捕される収賄罪の犯人は、係長とか課長補佐とかで、しかも数十万円程度のわずかなものなのです。

 わが国で社会的に求められている仕事に、悪人の集団というものは存在しません。
 存在したら、それは暴力団や詐欺集団などの犯罪組織です。

 当然、役人でもマスコミでも、概ね善人であるという推定が成り立ち、だからこそ国民は、公務を役人に任せ、報道をマスコミに任せているのです。

 ある特定のまっとうな職業に就き、日々職務に精励している人々に、役人だからとか、マスコミだからとかいう理由で悪口雑言を浴びせ続けるのは、百害あって一利なし、単なる職業差別に過ぎません。

 悪口を言って日々を過ごすなんて、ご本人もお辛いでしょうに。
 ご自身の幸せを大切にしてほしいと思います。
 もう下品な悪口雑言はお止しなさい。

独裁者 “ブログ市長”の革命
竹原 信一
扶桑社
世界の闇を語る父と子の会話集
石井光智
リチャード・コシミズ
続・世界の闇を語る父と子の会話集
石井 光智
リチャード・コシミズ
第三集・世界の闇を語る父と子の会話集
石井 光智
リチャード・コシミズ

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時代劇

2011年08月11日 | その他

 現在放映中の「水戸黄門」第43部は12月で終了し、そうすると時代劇の連続ドラマはNHK大河だけになってしまうのですねぇ。
 寂しいです。
 
 私が最も好んだのは、杉良太郎主演「遠山の金さん」ですねぇ。
 小学生の頃、夕方再放送をやっていて、いつも見ていました。
 どう見てもお奉行様には見えないべらんめぇの金さん、格好良かったですねぇ。
 嫌いだったのが、松平健「暴れん坊将軍」です。
 なんだか将軍なのに田舎っぺなかんじがして、嫌いでした。

 中学高校の頃は藤田まこと主演の必殺シリーズでしょう。

 民放の時代劇というのは、なんでもありのはちゃめちゃぶりが良いのですよねぇ。
 あれぞまさしく架空の江戸時代です。
 SFと言ってもよいでしょう。

 わが国で時代劇の人気が落ちていくのと軌を一にするかのように、太平洋を挟んだお隣、米国では西部劇が廃れてきていると聞き及びます。

 西部劇では、有名なアウトロー、ビリィ・ザ・キッドを描いた「ヤングガン」が強い印象を残していますねぇ。
 まだ10代の若いガンマンたちが、復讐のためにある町のギャングを襲う話です。
 青春群像劇みたいな趣もあり、鑑賞当時18歳だった私には感情移入しやすいキャラクターでした。
 その後「ダンス・ウィズ・ウルブズ」とか、「ラスト・サムライ」とか、ガンマンをヒーローとしてではなく、侵略者の視点で描く映画が増えてきて、それも西部劇衰退の一因ではないかと考えています。

 勝新太郎「座頭市」も最高に格好良かったですねぇ
 そういえば、黒澤明は、当初「影武者」の主人公役に勝新太郎を考えていたそうですが、黒澤という巨大な個性がぶつかりあって実現せず、仲代達也主演でカンヌでパルムドールを取ったのでした。
 「影武者」勝新太郎だったらと思うと、わくわくしますねぇ。

 テレビで気楽に時代劇を見る機会が減ると、時代劇を支えてきた殺陣師だとか衣装だとかメイクとかの仕事が減って、時代劇の技術が途絶してしまわないか心配です。
 一度失った技術を再構築するのは至難の業ですからねぇ。

 こうなったらNHKと映画界に頑張ってもらうほかありますまい。

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震災5ヶ月

2011年08月11日 | 社会・政治

 今日で震災から5か月ですね。
 当初の被災者の秩序だった行動は世界の賞賛を浴びました。
 しかし原発事故への対応や仮設住宅の建設やがれきの処理は遅々として進まず、世界の失笑を買いました。

 今、わが国のエネルギー政策は宙ぶらりんに浮ついて、誰一人、10年後のわが国のエネルギー需給が円滑にいっているかどうかわかりません。
 被災地の復興も、力強く政治が先頭に立っているとは思えません。

 民主党は政治主導とか、コンクリートから人へ、とか勇ましい掛け声をかけてきましたが、それも虚しくなってしまいました。
 
 わが国民は地震や台風、津波などの被害に慣れているところがあり、たとえひどい損害を被っても、新しい生活にむけて明るく努力する面があります。

 江戸時代に江戸に滞在したオランダ人によると、江戸が火事で燃えても、すぐに建設の槌音が明るく響いていることに驚嘆しています。

 第二次大戦後にわが国を訪れた外国人たちも、一様に、欧州の国々にくらべて日本人の顔が明るく希望に燃えていることに奇妙な違和感を表明しています。

 つまり庶民レベルは極めて高い民度を保ち、明日への希望を失わないのがわが国の国民性なのでしょう。
 問題は、指導層ですね。
 国民の民度が高いことに甘えて、必要なリーダーシップをさぼってはいませんか。

 これから問題になってくるのは、何しろ金でしょう。
 復興財源、被災者補償、エネルギー政策へのコスト。
 すべてはお金の問題に収斂されていくでしょう。
 増税なのか、国債なのか、経済成長による税収の自然増を狙うのか、頭が痛い問題です。
 この不景気下で増税に踏み切れば、経済活動が停滞することは目に見えていますし、経済成長を促すといっても、そう簡単にはいきますまい。

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菅総理、退陣表明

2011年08月11日 | 社会・政治

 やっと、菅総理が8月中の退陣を表明しましたね。
 このままずるずる居座るんじゃないかと思っていました。
 あるいは、8月中の退陣をやっぱり止めた、なんて言い出すんじゃないかと心配です。

 しかし、6月初旬に辞める際の条件を示しており、それが達成確実となった今、もはや言い逃れはできないし、それをすれば天下に赤っ恥をさらすことになると判断したのでしょう。
 鳩山・菅と続いた民主党政権、迷走の連続でしたね。
 次、誰が代表に選ばれるにせよ、民主党政権は続きます。
 党綱領も存在せず、極左にようなやつから極右のようなやつまで抱える凸凹政党。
 早く選挙をやって、自民党に再登板いただくのが無難だと思いますがねぇ。

 民主党がやったことは、あらゆる意味で自民党のほうがマシだった、と国民に分からせたことくらいではないでしょうか。

 とりあえず、次の民主党代表がどんな政策を打つか、期待しないで見守る他ありますまい。

民主党よ、日本を潰す気か!
渡部昇一
徳間書店
民主党政権は、なぜ愚かなのか (扶桑社新書)
辻 貴之
扶桑社

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