ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

野田氏、民主党新代表へ

2011年08月29日 | 社会・政治

 先ほど、インターネットのニュースで民主党新代表に野田佳彦氏が当選した、との速報にふれました。
 前原氏が立候補を表明したときは、野田氏の目はなくなった、とまで言われていましたが、前原氏の外国人献金問題は、予想以上に響いたようですね。
 馬淵氏は今回は存在感を示せればよい、ということで、満足なのではないかなと思います。
 私が消極的に支持していた鹿野氏は、さすがに民主党の顔としては地味過ぎたようですね。
 私はそこが良いと思ったんですが。

 海江田氏は悔しいでしょうねぇ。
 小沢・鳩山の両元代表から支援を受けながら勝てなかったんですからねぇ。
 ここで涙を見せれば千両役者だったのに、今日は気丈に振舞っていましたね。

 小沢軍団、党内でますます孤立感を深めることになりますね。
 また悪い癖がでて、民主党を飛び出してしまうかもしれません。

 小沢という人はじつに20年にもわたって、小沢待望論がありながら決して自らは総理を目指さず、言いなりになる誰かを傀儡に立てて政権を作る、ということを続けてきましたね。
 そして何か問題があると、小沢さんが総理だったら、と思わせる。
 そう思わせるためには総理になってボロを出すわけにはいきません。
 自ら総理を目指さない道理です。
 要するに、政権をとって打ちたい政策があるわけではなく、常に政権の近くにいて甘い汁を吸いたい、という権力欲求が彼の行動原理であるようです。

 増税と大連立を唱えていた野田氏、これからどういう政権運営をするか、楽しみですねぇ。

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涼しい

2011年08月29日 | 文学

 今日は馬鹿に涼しいですねぇ。
 曇って気温が低く、湿度もあまり高くありません。
 半そででは寒いほどです。
 今年は震災に伴う原発事故の影響で節電ということが厳しく課されましたが、なんとなく乗り切ってしまいそうです。
 もう、ぎらぎらの夏は終わったんでしょうねぇ。
 残暑もきつくはなさそうです。
 去年の猛暑が嘘のようです。

 
夏と秋と 行きかふ空の かよひぢは かたへすずしき 風やふくらむ

 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の歌で、古今和歌集に見られるものです。
 大意は、夏と秋が空の路を行き交っている、片方からは涼しい風が吹いてくるだろうか?、というほどかと思います。
 季節の変わり目、夏と秋がせめぎ合っている感じがよく出ていますね。

 
夏ごろも たつ夕風の すずしさに ひとへに秋の 心地こそすれ

 
橘敦隆の歌です。
 解説の必要はないでしょう。
 秋が近付いた晩夏の夕風を優雅に詠んでいます。

 ここでちょっと変わったのを。

 わが夏を あこがれのみが 駈け去れり 麦藁帽子 被りて眠る

 少年の わが夏逝けり あこがれし ゆえに怖れし 海を見ぬまに

 上記2首は寺山修二青春歌集に見られる歌です。
 少年期をメランコリックに追慕する歌とみました。
 少年自身が詠んでいるのだとしたら、感傷的に過ぎるでしょう。

  いずれにせよ、夏から秋へと駆け抜けるこの時期、なんとなく、心が騒ぎますねぇ。
 夏が激しければ激しいほど、そう感じます。
 今年の夏は、大人しめでしたが。

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高田 祐彦
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寺山修司青春歌集 (角川文庫)
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ブルー・マンデー症候群

2011年08月29日 | 仕事

 月曜日が憂鬱なのは、サラリーマンでも学生でも幼稚園児でも、土日がお休みで月曜日から金曜日までは一定時間拘束される者に共通の現象でしょう。
 月曜日は世界共通で最も自殺者が多く、また、心身の不調を訴える者が多い日です。
 ブルー・マンデー症候群とか、わが国では日曜日の夜から憂鬱になることをサザエさん症候群とか言いますね。

 私も職場の組織改革のとき、それをもろにかぶる部署にいたため、うつ病を発症しましたが、やはり月曜日にどうやっても起き上がれない、というのが最初の症状でした。
 月曜日の朝電話をかけて職場を休むことが多くなり、月曜日に突然の休暇をとったことに対する罪悪感から火曜日は余計出勤しづらくなって、びいびい泣きながらスーツに着替え、出勤したことを思い出します。
 うつ病は泣き病とも言われる所以です。
 長期の病気休暇に入っても、休んでいることへの強い罪悪感から、心が休まることはありませんでしたね。
 それでも、服薬して体を休めることで回復していき、休みの最後には障害者職業センターという所に通って復職に備えました。

 今は自覚的には症状はありませんが、月曜日の憂鬱だけはどうしようもありません。
 もっともそれは、発病前からそうでしたし、よく思い出してみれば3歳で幼稚園に通うようになった頃からそうでした。
 多くの勤め人と同様、もう39年も、ほぼ毎週、月曜日の憂鬱に耐えてきたんですねぇ。

 昔、バリバリ働くキャリア・ウーマンが、「月曜日が、待ち遠しい」とほざくCMがありました。
 あれは多分、生活のために労働するという意味を、根本的に理解していない人の発言でしょう。
 仕事をお気に入りの玩具だと勘違いして、好きなように弄っているのです。
 当然、嫌いなことは疎かにになります。
 嫌いなことや厭なこと、面倒くさいことをやるのが仕事であり、だからこそお金がもらえるのだということに気付いていないのですね。

 そういう人は、とんがった若い女性に比較的多く見られます。

 しかし大抵、嫌気がさして寿退社したり、あるいは年を重ねて仕事の意味を理解し、丸くなっていったりするものです。
 ごく稀に、10年たっても20年たってもとんがり続けてすっかり職場でお荷物扱いになっちゃう中年男女もいますけど。

 そういう意味では、月曜日が憂鬱なのは当たり前というか、憂鬱じゃなくなったらむしろ仕事をする上での緊張感を失ったというべきかもしれません。

 もともと憂鬱を感じないお目出度い極楽とんぼも、たまには見かけますけど。
 うらやましいですねぇ。

なぜ月曜の朝はつらいのか?
野村 健一郎,野村 健一郎
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