ノルウェーで先月起きた労働党の集会での大量殺人、ノルウェーの刑法では殺人の最高刑が禁錮21年で、人道に対する罪が禁錮30年だそうですね。
他国の刑法と比べて、著しく軽いですねぇ。
ノルウェーは特例として人道に対する罪を適用できるか検討中だそうです。
普通に考えれば、77人殺害と人数は多いですが、人道に対する罪を適用するのは難しいと思いますから、殺人罪で禁錮21年ですかねぇ。
ブレイビク容疑者は32歳ということですから、53歳で娑婆に出てくるということになります。
仮に人道に対する罪が適用されても、62歳で出所ということになります。
ブレイビク容疑者です。
しかし人道に対する罪というのは、ナチのユダヤ人虐殺など、権力者が自らの利益もしくは主義主張のため、綿密な計画のもと組織的に大量虐殺を行った際などに適用される法律ですから、一人で銃を乱射したというのであれば、いかに大勢が亡くなったといえど、これを適用するのは無理があるかと思います。
しかもノルウェーの刑務所というのは清潔で快適、看守も受刑者の人権を最大限尊重すると聞きましたから、なんだかやったもん勝ちみたいな感じがしますねぇ。
ブレイビク容疑者はキリスト教原理主義者で、イスラム教徒などの異教徒が移民により、また移民後の多産により、キリスト教国たるノルウェーを乗っ取ろうとしていると信じ込み、これを阻止することは正義であり自分に与えられた使命であると確信していたため、大量殺人は認めていますが、それは正しい行為であり、無罪であると主張しているようです。
そして不思議なことに、移民受入れを認めず、国籍取得にも厳しい条件を課し、民族の同質性が高い日本を高く評価しており、中でも麻生太郎を尊敬しているそうです。
そればかりか精神鑑定を行う医師に日本人を希望しているとか。
なんでも日本人は何よりも名誉を重んじる誇り高い国民であり、自分の行為を名誉と誇りという観点から理解してもらえるはずだ、などとほざいているそうです。
困っちゃいますねぇ。
30年を越えてブレイビク容疑者を拘束するには、逆説的ですが無罪にするしかなさそうです。
心神喪失による無罪として、精神病院の閉鎖病棟に入院させれば、無期懲役みたいなものです。
もっともその場合、医師の判断にかかってくるわけですが。
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