昨日11月26日(木)午後1時から玉野市が図書館等の指定管理者に指定しているTRC・(株)図書館流通センターの
代表取締役会長と市議会議員との懇談会が開催された。
これは以前に会派代表者会議でTRC側の代表者と議会側は、まったく面談をしていないため、
議会としてきちんと代表者に会って、話し合う必要がある旨の意見が出され、実施された。
議会側からは議長、副議長、会派代表者の4人と総務文教委員会の委員長・副委員長の計8人が出席。
市当局は、教育委員会次長と社会教育課課長と議会事務局幹部2人が出席した。
私は、冒頭に図書館等のメルカ移転整備と、民営化について反対の立場であることを表明し、
幾つかの課題、問題点について意見を述べ質問した。
1つは、図書館本来の役割を果たすとともに、市民の満足度を高める運営が求められる。
武雄市、海老名市の市立図書館の選書をめぐって、週刊朝日等でツタヤ・CCCの不適切な運営が
報道されている。このような問題が起きないよう、市民に開かれた、透明性の高い運営を求めた。
また、TRCは公民館運営ではほとんど実績がないが、公民館の本来の目的にそった運営ができるよう、
公民館利用の場合、市民と話しなどができるよう、公民館専用の受付カウンターを事務所に作るよう求めた。
2つは、図書館と公民館の融合というが、図書館の開架スペースの中に、研修室等があるため、
公民館の研修室等の出入り際に、図書館利用者は実際には騒がしく感じ、
落ち着かない状況が発生すると思われる点は、一定の改善が必要であること。
さらに、ソフト・運営面でのワークショップも予定されているので、市民の声を反映するよう求めた。
3つに、自動貸出機の3台設置が計画されているが、最近視察した海老名市の中央図書館では、
貸出受付カウンターに5~6人が待っているのに、3台ある自動貸出機は利用されていなかったこと、
また、TRCが指定管理者となって5年以上経過する徳島市の図書館では、自動貸出機の利用率を5割以上にする
目標を掲げているが、実際には3割程度の利用しかないこと、県立図書館は自動貸出機は1台だけ。
こうした点からも、自動貸出機を1台にして、貸出カウンターのスタッフを増やし充実するよう求めた。
4つに、児童コーナーにカウンターが設置されるが、このカウンターに職員スタッフを配置するよう求めた。
最後に、文科省が定めた「図書館の設置および運営上の望ましい基準」に規定している
市民一人当たりの貸出冊数などの重要な目標数値を教市育委員会が定めることになっている。
TRCとしても、単に年30万人の入館者数というアバウトな見通しでなく、こうした目標数値を
おさえ、より質の高い、市民の満足度が高まる運営が求められている、という主旨の発言をした。
これに対して、TRC代表は・・・ 次に