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決算審査━ごみの減量化は(1)

2022年10月24日 | 市議会
厚生委員会の決算審査で主張した2つ目の点は、ごみ問題である。
先日の10月13日に開催された厚生委員会では、新たに作成した「事業系 一般廃棄物ガイドブック」、
「事業者の皆さまへ (━減量化・資源化及び適正処理━)」と題した事業者向けの冊子について協議した。
事業系ごみの減量化に向けて、市内事業者の方に説明する資料を作成し、本格的に足を踏み出すようである。
遅れているとはいえ、この取り組みは評価したい。
冊子の1ページには、「玉野市のごみ量」として、ごみ量全体の「家庭系ごみは73%、事業系ごみは27%」とあり、
「2020年度玉野市一般廃棄物ごみ、事業系ごみ 257.6g/人・日」。「玉野市一般廃棄物基本計画目標値、事業系ごみ 181g /人・日」との記述がある。
 私は、この基本計画目標値の達成期間が明記されていない点などを指摘した。
ネットでは「玉野市一般廃棄物処理基本計画(中間見直し)」が最新盤をみることができる。
2019年4月策定の同基本計画は、計画期間は2019年度~2023年度。1人1日あたり事業系ごみ排出量は、181 gとする目標である。
2016年度実績では、235g。今年4月から8月までの実績では1人1日あたりの事業系ごみ量は293gとの答弁があり、
来年度の2023年度までに目標達成することは極めて困難な状況であると発言した。

 家庭系ごみを含めた全体の、1人1日あたり排出量は2016年度実績で1,066g。2023年度までに929gに減量する目標である。
上位計画である「新玉野市環境基本計画」は、2012年から10年間で、ごみ排出量について、
1人1日あたりのごみ排出量 現状値 2010年度 1.040gに対して、目標値 2021年度に900gと記している。
確か答弁では、2020年度実績で1人1日あたり1060g(事業系ごみも含め)であった。この10数年間ごみの減量化はほとんど進んでいない。
日本共産党市議団は反対したが、今年度から実施した家庭ごみの有料化で一時的には減量化は進むと思われるが、
家庭系、事業系ごみの減量化に向け、さらなる取り組みの強化が求められる。

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