日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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玉野市の後期基本計画案の検討━全員協議会

2012年02月16日 | 市議会
 昨日15日(水)午前10時から総務文教委員会、一昨日14日(火)は午前中が議会改革特別委員会、午後1時より議会全員協議会が開催された。
 全員協議会では、玉野市の基本構想に基づく後期基本計画(平成24年度~28年度)の審議・協議が行われた。各議員から計画への批判、注文等の意見が出された。
 私は、
①市営住宅の維持・修繕だけでなく、老朽化した市営住宅の計画的な整備を計画に明記すること。
②ごみ処理については、家庭ごみと事業系ごみを区分し、それぞれの減量化方針を明記すること。
③大気環境の保全の項では、「大気環境は大きく改善された」の文言は修正し、「有害大気汚染物質等による環境汚染」問題を明記すること。
④観光政策では、深山公園・道の駅、八浜、十善寺、常山など、各地域の観光政策に位置づけること。「ののちゃん」に特化せず、多資源を活用し、宿泊型・体験型観光振興を目指す方向性に見直すこと。
⑤「今後の展望」の項などで、「玉野市協働のまちづくり」推進が明記されているが、「協働のまちづくり基本条例」は、市民と市議会・行政の協働を掲げている。計画案には議会は一言もふれず、「市民と行政」だけの明記となっている点を改め、議会をきちんと位置づけ修正すること。
⑥「障害者の安心して自立した生活を支援する」項の例をあげ、障害者の方々に寄り添った、もう少し豊かな内容の施策を書き込むべきであり、「障害福祉計画」等の計画に基づく、として重要施策を省略しすぎで、上位計画である基本計画としては不十分であること。全体として前計画の記述とあまり変わりのない内容であり、もっと先進自治体の計画等を検討し、市民に寄り添った豊かな計画であってほしい。点数的には50点以下。」という主旨の辛口評価の発言をした。

 市長等執行部は議員の意見を踏まえて、若干の計画修正はおこなうだろうが、この基本計画が市の方針として実行されていくことになる。不十分さはあっても、具体的な施策としては、市民の期待にいっそう応える行政運営となるよう、議会側としてもチェック機能を果たし、市長等執行部とともに、そして、何よりも主権者である市民とともに、よりよい玉野市を築いていかなければならない。

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