日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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今日、臨時議会

2011年03月30日 | 玉野市政
 今日3月30日、玉野市議会、臨時議会が開かれる。これは3月定例市議会の最終日22日に採決した「TPP参加に反対する請願書」に関わって、政府に意見書を送付するための、「意見書」案を決議するための臨時議会である。異例の臨時議会開催となった。
 
 この岡山県農民運動連合会(農民組合)から昨年11月に提出されていた「TPP参加に反対する請願」は、12月定例議会で継続審査となり、3月議会では付託された産業委員会において、請願は不採択となった。請願を不採択にしたが、産業委員会所属の4議員から「TPP交渉に関する意見書案」が議員提出議案として議会最終日に提案された。しかし、この内容は、「TPP交渉参加にあたっては・・・」と参加を前提に、「影響を及ぼす分野の展望を的確にとらえ、各産業分野に対する振興策など国民の理解が得られる十分な対応を要請する。」というものであった。私は、このような参加を前提とした曖昧な内容の意見書は問題がある、市農業委員会の「TPP参加反対」建議書とも相容れないと、質疑をし、反対したが、採決の結果、この意見書案は賛成多数で可決され、意見書は政府関係機関に送られることになった。
 ところが、請願第56号「TPP参加に反対する請願」の採決では、産業委員会委員長報告は「請願不採択」であり、議長はこれに賛成の方の起立を求めたが、予想に反して本会議では賛成者少数となり、「請願不採択」は否決。あらためて、議長は請願採択に賛成の方の起立を求め、賛成多数となり、この請願は「想定外?」に採択されたのである。
 
 本来なら、本会議を休憩し議会運営委員会等で、この採択に伴う「意見書送付」の扱いを協議し、再度本会議を開催し、意見書採択をすべきところだったが、調整等に時間を要することもあり、3月議会はそのもまま、閉会された。

 3月議会終了後、議会運営委員会、各会派代表者が開催され、今日、30日の臨時議会で「TPPの参加に反対する請願」採択にそった政府関係機関へ送付する「意見書案」の決議、採決を、各派代表者連名による議員提出議案として、今日採決される見込みである。

 まさに異例の議会運営となったが、請願の紹介議員であった日本共産党市議団としては、玉野市農業委員会の反対決議と一致した議会の意思表明結果となり、まずは良かったと思っている。
 私自身も、産業委員長等への質疑を含め、本会議で質疑のために10回登壇し、請願の不採択に反対討論した。20年の議員経験では、あまり例はなかったと思う。

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