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岡山県南部水道企業団の住民本位の改革と、市民に開かれた議会改革を

2013年02月12日 | 市議会
岡山県南部水道企業団の予算議会が2月15日(金)午後3時から開催される。

 私は、南水企業団と議会の改革の必要性を繰り返し主張し、議会運営においても、議長が、議員質問を「その他」の項として扱うやり方を全面的に見直し、各自治体議会が実施しているように、議会では一般質問や質疑、討論の時間を明確に確保し、本来の議会審議がなされるよう要請してきた。

 昨年開催の総務委員会で改善がなされ、この2月議会から一般質問の時間と、質疑、討論の各時間が確保された。ただ、総務委員会では一般質問の持ち時間は議員一人10分程度、質問通告の提出は議会開会の1週間前までということになった。一般質問の時間が短すぎる点を主張したが賛成多数で決定された。それでも、いくらか本来の議会らしい運営に改善された。

 これまでの企業団議会の運営が、企業団運営全般にわたる一般質問と、議案に対する質疑、そして、議案への賛否を理由を述べ、意見を表明する討論を、議員にきちんと確保し、保障していなかったことは、住民の代表としてチェック機能を果たすべき議会の役割が、いかに不十分だったか、その審議の程度が知れる。

 私が提出した一般質問通告の要旨は下記の通りである。

1.業務指標が公開されています。そのなかで平成21年以降から「カビ臭からみたおいしい水の達成率」は急激に悪化し、「活性炭投入率」は異常に高くなっています。これらの指標の関係、関連性と活性炭投入に伴う各年分の費用とその効果、評価についてお聞かせ下さい。また、カビ臭等の水質悪化の原因調査の詳細な状況についてお聞かせ下さい。

2.業務指標での経年化管路率と管路の更新率、管路の耐震化率のそれぞれの関係と評価についてお聞かせ下さい。また、今後、平成29年度の目標達成に向けて老朽管路の更新をどのように推進し、毎年、どの程度の送水管更新への費用をあてる見込みか。

3.高度浄水処理施設の整備に向けて、建設費用、建設期間、事前評価等の詳細な状況をお聞かせ下さい。

4.「地域水道ビジョン」が示す「効率的な施設整備と健全経営」、「財政基盤の強化」の項に示す、3つの業務指標に対する、23年度実績を踏まえた現状認識と評価についてお聞かせ下さい。また、中長期事業計画の作成を記載していますが、中期計画は策定されていません。今後どのようにされるのか。また、「経営基盤の強化」の項で「職員数の適正化」等が記載されていますが、これら記載事項についての現段階の取り組みと評価についてお聞かせ下さい。また、「給水収益に対する職員給与費の割合」に対する評価と、今後の方向性について。

5.「事業透明性の推進」の項が掲げられ、情報開示の項目をいくつか記載しています。しかし、企業団の例規集、住民代表として企業団運営を監視・評価する企業団議会の会議録などの情報公開をホームページで早急に公開実施すべきであり、このことでより企業団経営の透明性が確保されると考えますが、所見は。

以上が一般質問通告の質問要旨である。

予算議会でもあり、2月15日には議案質疑と議案に対する反対討論も行う予定である。

どうやら、午後3時という議会開会時刻は、5時頃の閉会終了を予定し、閉会後は場所を変えて、「意見交換会」?という会合が開かれるようだが、私は出席するつもりはない。。昨年も同様の会合があったが欠席した。

本来なら重要な予算議会である。せめて午後1時から開会し、総務委員会、建設委員会の二つの委員会に予算議案を付託し、当局からより詳細な説明を受け、より深く審査すべきであろう。1時から5時まで4時間の審査・審議時間の確保は当然と思うが、抜本的な改革が必要である。

 年間3回から4回程度の開催で、それも1回が2時間程度の議会開催。企業団議員は年間68万6千円の報酬を受け取っている。議員報酬の半分以下の削減と、もっと活発な議論、議会の活性化、そして、市民への積極的な情報公開が強く求められる。


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