新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

イタリア映画「ひまわり」

2022年08月11日 | 映画
1970年に公開された映画「ひまわり」の舞台がウクライナということでリバイバル上映され話題になりましたが、今日BSプレミアムで放映されました。

映画は一面に広がるひまわり畑から始まります。ひまわりの花はウクライナの国花だそうです。

ソビエトの東部戦線に送られて、終戦後何年経っても帰らない夫アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を探すために、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)は単身ソ連に乗り込みます。そして写真とわずかな情報を元に探し回ります。

「一面に広がるひまわり畑や麦畑の下には、イタリア人兵士とソ連人捕虜がドイツ軍に掘らされた穴に埋められています。無数の農民、女性や子供たちも・・・」と地元の女性が説明しました。
アントニオは厳寒の荒野を行軍するうちに、仲間の兵士達から落伍し雪の中で行き倒れてしまいます。そこで偶然若い女性に助けられていました。
プラットホームでやっとアントニオと出会えたジョバンナ。しかし見つめ合っただけで言葉を交わすこともなくジョバンナは帰りの列車に飛び乗りました。アントニオには新しい家族があったのです。
戦争に引き裂かれた夫婦の愛が劇的に描かれています。名画です。

リバイバル上映の収益金の一部は、ウクライナの人道支援に使われるそうです。




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