新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

小山実稚恵ピアノリサイタル

2019年10月06日 | 音楽
小山実稚恵「ベートーヴェン、そして」と題されたシリーズの第2回目です。小山さんはチャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールに入賞、なんと協奏曲のレパートリーが60曲を越えるとか。人柄がにじみ出る静かな笑顔が素敵です。
ベートーベンの音楽に深い影響を与えたバッハとモーツアルト、ベートーヴェンから強い影響を受けたシューベルトの作品を組み合わせて作られたプログラムで、小山さんの「3年間の旅」として全国ツアーがスターしたものです。
   
会場はFFGホール、黒川紀章設計のホールです。
    
全て赤松を組み込んだ曲線的な柔らかいイメージです。
  
外観は直線的で内部とは対照的。’70年代に斬新な設計で話題を呼んだ建物です。

曲目は、ベートーヴェンが「受動」とする
モーツアルト:デュポールの主題による変奏曲
モーツアルト:ピアノ・ソナタ第13番

モーツアルトの軽快な調べのあとは休憩を挟んでベートーヴェンです。
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」。

小山さんの説明が興味深いものでした。
ピアノの発達期に生きたベートーヴェンは、新興楽器ハンマークラヴィーアの性能と表現力の限りを尽くして作曲し、この楽器に畏怖の念を抱きその名前をとったのだそうです。
この40分余りのソナタは高度なテクニックとスタミナを要求されるとか。音が重複して交響曲?かと思う部分も。

アンコールは、疲れも見せずににこやかに3曲の分かりやすい曲でした。
モーツアルト:トルコ行進曲、
ベートーヴェン:エコセーズ、エリーゼの為に

休憩時に友人から声をかけられ、終了後に余韻に浸りながらコーヒーを飲んできました。

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夕食には「塩豚」を作っておきました。 
  
塩をまぶして4日間冷蔵庫で保存し、そのあと40分コトコト茹でます。私はむしろこちらの方が紅茶豚よりも好きなのです。 
 

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