新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

秋の味

2012年10月24日 | 食・レシピ

  カチリ        
  石英の音                                       
  秋

 このたった3行ほどの詩ほどうまく秋を歌っているものはないと、この時期には自然に口をついて出てくるフレイズです。井上靖 『夏草冬濤』 に出てくる井上氏の友人の詩で、旧制中学3年の青春が目に浮かぶようです。

 カボスポン酢しょうゆ    ∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞

数年前にツアーでご一緒したOさんから、毎年特産のかぼすが届きます。大分県の竹田は、あの滝廉太郎の故郷なのです。この夏には2度の水害でかなりのダメージを受けたところですが、こんなに丸々と艶やかなカボスが育っていました。

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 かぼすのしぼり汁と市販の「かけ醤油」を同量くらいに混ぜ合わせ、腐敗防止にもなると聞いたのでお酢を少し足しました。
 かけ醤油にはカツオや昆布のダシが入っているので、その分手間が省けます。市販の物より塩分が少なく、ずいぶんマイルドなポン酢になりました。ラベルも作りました。
 後日、Oさんから、お手製のかぼすポン酢のレシピが送られてきたので、その作り方で作ってみます。

 渋皮付きマロングラッセ   ∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞

 熊本産の大きな栗をゲット。鬼皮むきはいつのまにか夫の仕事です。栗剥き器「くりくり坊主」を使って、私よりも美しく剥いてくれます。
 渋皮付マロングラッセが出来上がりました。湯布院のワイナリーで買ったブランデーだから惜しげもなく どぼどぼどぼ・・・と入れました。

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 しっとりしたマロングラッセなので緑茶にも合います。右はこの秋に初めて食べたレインボーレッドキーウィー。真ん中の赤い色がとてもいとおしく、食べるのがもったいない感じ。少し柔らかくなるまで待つと甘みがでると聞きましたが、私は少し硬めの酸味が強い状態の時が好きです。

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