カチリ
石英の音
秋
このたった3行ほどの詩ほどうまく秋を歌っているものはないと、この時期には自然に口をついて出てくるフレイズです。井上靖 『夏草冬濤』 に出てくる井上氏の友人の詩で、旧制中学3年の青春が目に浮かぶようです。
★ カボスポン酢しょうゆ ∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞
数年前にツアーでご一緒したOさんから、毎年特産のかぼすが届きます。大分県の竹田は、あの滝廉太郎の故郷なのです。この夏には2度の水害でかなりのダメージを受けたところですが、こんなに丸々と艶やかなカボスが育っていました。
かぼすのしぼり汁と市販の「かけ醤油」を同量くらいに混ぜ合わせ、腐敗防止にもなると聞いたのでお酢を少し足しました。
かけ醤油にはカツオや昆布のダシが入っているので、その分手間が省けます。市販の物より塩分が少なく、ずいぶんマイルドなポン酢になりました。ラベルも作りました。
後日、Oさんから、お手製のかぼすポン酢のレシピが送られてきたので、その作り方で作ってみます。
★ 渋皮付きマロングラッセ ∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞
熊本産の大きな栗をゲット。鬼皮むきはいつのまにか夫の仕事です。栗剥き器「くりくり坊主」を使って、私よりも美しく剥いてくれます。
渋皮付マロングラッセが出来上がりました。湯布院のワイナリーで買ったブランデーだから惜しげもなく どぼどぼどぼ・・・と入れました。
しっとりしたマロングラッセなので緑茶にも合います。右はこの秋に初めて食べたレインボーレッドキーウィー。真ん中の赤い色がとてもいとおしく、食べるのがもったいない感じ。少し柔らかくなるまで待つと甘みがでると聞きましたが、私は少し硬めの酸味が強い状態の時が好きです。