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未唯宇宙9.4

9.4 循環で考える

 ・環境社会の基本は、Think Globally, Act Locallyで地域で対応することです。少子・高齢化も、地域での社会保障が決め手になります。環境社会では、生活者視線でのコンパクトな生活が前提となる。企業の役割も変わり、モノつくりで全体効率と地域への支援が望まれる。環境社会に即した、市民主体の政治形態に向かう。
 ・サファイア三部作
 ・循環がつながるイメージ
 ・サファイア循環の組替
 ・サファイア循環

1 輝くサファイア

 ・技術に依存できない理由:画期的な技術を適用する基準が変化した。アフリカでのインフラは質が異なっている。多様に耐えられない。

1-1 Facilitation

 ・Think Globally, Act Locallyがヨーロッパ社会の環境問題解決での社会モデルです。これから、サファイアモデルを作りました。国とか、県の行政の役割はその中で考えて、循環の中で市民意識を変えていく。サファイアモデルは数学・歴史で理論付けされている。

1-1.1 寄り添う

 ・持続可能な観光の原則

1-1.2 グローバルの力

 ・消費者生活
 ・サステナビリティ概念の誕生
 ・ディープ・エコロジー VS シャロウ・エコロジー
 ・持続可能な消費と生産

1-1.3 パートナー

 ・グリーン・ニューディール
 ・ソーシャル・ビジネスとは何か
 ・持続可能な発展と環境
 ・持続性確保の政治へ・・・環境問題は持続可能性の問題

1-1.4 支援する

 ・海の深層大循環
 ・環境というファクター

1-2 Empowerment

 ・環境問題は人間の問題です。だから、自分たちで解決できる道を探るしかない。市民との関係を根源的に考えるコミュニティが必要となる。危機感と存在の意識があれば、市民にまとまりが出てくる。その時は、エジプト革命のように、ネットのバーチャルコミュニティが市民の武器になる。

1-2.1 危機感を表す

 ・サハラ以南アフリカにサファイア循環
 ・節電をすればエネルギー問題は解決しますか
 ・変わることは当たり前?
 ・勇気づけのねらい

1-2.2 内なる力

 ・みんなが辛抱して、昔のような生活に戻せばいいのではないですか
 ・環境問題とは人間の問題
 ・環境問題はローカルの問題です
 ・地球規模の課題

1-2.3 市民を覚醒

 ・レジ袋のロジック…仮置き
 ・思い込みの世界
 ・節電や省エネルギーは無意味なのですか

1-2.4 勇気づける

 ・ネットコミュニティ
 ・ネット時代の地方自治
 ・多様なつながり

1-3 Interpretation

 ・有限資源を市民が活用するために、本に対する図書館のように、シェアするのが最適です。所有からサービスに変えて、生活の最適化を図ります。シェアの前提は共有利用の概念を持つことです。それで社会全体の構造を変えることもできる。

1-3.1 企画に働き掛け

 ・リサイクルのごみ
 ・センサー時代には信頼関係
 ・生活の質の評価

1-3.2 生活の充実

 ・シェアする世界
 ・売ると作る

1-3.3 循環を規定

 ・環境社会をつくる
 ・社会をどうしていきたいか
 ・第九章のキーワード

1-3.4 提案する

 ・いい社会とはサファイア社会
 ・いい社会の姿
 ・経済のソフト化

1-4 Realization

 ・人口減少社会にもかかわらず、生活を変えないで、技術に頼ろうとしている。日本には技術があるから、どうにかしてくれる。従来の行政・企業頼りでは、環境問題は解決しない。インフラ展開にしても、市民が意としないことに時間と金を使う。市民を主体とした、一人ひとりが生きていける社会をめざす。

1-4.1 エネルギー源

 ・環境問題の進化
 ・環境問題の捉え方
 ・要素還元主義が通じない複雑系

1-4.2 企業の役割

 ・アメリカ企業のエコシステム戦略
 ・エコイノベーション
 ・環境社会
 ・環境問題の深化

1-4.3 循環を加速

 ・一人ひとりが生きていける世界
 ・環境問題に当てはめる
 ・社会と同時進行している

1-4.4 作り上げる

 ・エコロジーという言葉
 ・安全技術のパラドックス
 ・環境の観点
 ・環境問題は人口問題とグローバリゼーションの弊害

2 内外の循環

 ・NPOの位置づけ:行政を補完するのではなく、市民を補完する。市民の配置を決め、専門家にしていくのが役目。

2-1 思考する

 ・NPO事務局は、Think Locallyの立場から、市民に環境を考えるコミュニティを提供し、市民の活動をライブラリ化して、他のコミュニティへ事例として、展開する。コラボレーションが活発になるように仕掛ける。あわせて、図書館とか交流館などの公共環境ともつなげていく。

2-1.1 Local Think

 ・ThinkLloballyの事務局
 ・事務局運営

2-1.2 先を考える

 ・NPOの行動力
 ・あいち環境塾のアクションプラン
 ・チューターが利益を生むために

2-1.3 状況を把握

 ・ボディランゲージを活かせないか
 ・あいち環境塾への意見
 ・プレゼンはイメージで

2-1.4 意思決定

 ・コラボとライブラリ
 ・コラボレーション文化

2-2 内なる世界

 ・Act Locallyとして、市民の環境への意識、将来への行動を促す。環境への危機感から、市民の分化を自らに課して、コミュニティを活性化する。先を見て、考えて、生活を見直す。メンバーとは行動のための合意形成を図る。

2-2.1 Local Act

 ・さまざまな案はあるけれど
 ・参加者の意識

2-2.2 環境を意識

 ・何故、循環しないのか
 ・なぜ、2030年なのか
 ・なぜ、愛知なのか

2-2.3 存在の力

 ・環境塾の中間報告
 ・県の存在の意味
 ・自分の存在の意味

2-2.4 合意して行動

 ・グループでの合意形成
 ・テーマ「社会」をまとめる
 ・リーダー論
 ・資料のまとめ方
 ・塾の修了

2-3 企画する

 ・Think Globallyとして、環境専門家の存在理由は、全体を見て、判断基準を市民に伝えることです。また、環境を技術的な課題として捉え、市民に対して、方向を示す。3.11クライシスで、従来の考え方を多くの人が見直している。専門家として、個人の分化を一緒に考えていく。

2-3.1 Global Think

 ・あいち環境塾の講師
 ・スタンフォード大学
 ・リーダーシップの要の能力
2-3.2 全体を考える

 ・あいち環境塾に乗っかる
 ・プロとの話し合い
 ・会社よりも私の方が全体を見ている

2-3.3 課題を明確化

 ・あいち環境塾推奨図書
 ・エネルギーは枯渇しない
 ・環境は技術で片付けましょう
 ・地球温暖化、生物多様性の講義メモ

2-3.4 外と内をつなぐ

 ・何が言いたいのか
 ・環境塾の講演は言いたい放題
 ・社会コミュニティのリーダー
 ・日本に公共の概念がない

2-4 外なる世界

 ・行政は、Act Globallyとして、環境問題を分かりやすく説明して、市民の意識を誘導していく。環境対策が有効に働くようにする。環境に関しては、行政も答が見つかっていない。専門家を超えた領域まで踏み込んで、一緒に考えていく。

2-4.1 Global Act

 ・あいち環境塾の捉え方
 ・チーム編成
 ・市役所とメーカーの行動

2-4.2 目標を達成

 ・チーム活動
 ・チューター
 ・環境塾の発表とチューター
 ・生物多様性に固執

2-4.3 意思の力

 ・あいち2030でのコラボレーション
 ・チューターをファシリテーターに
 ・ファシリテーターという役割

2-4.4 武器を準備

 ・環境塾の反省
 ・環境塾への見方
 ・仕事との関係

3 内なる思考

 ・地域ガバナンスになる:地域分権改革として、中央官僚機構に統制された自治体ではなく、市民の手によって、地域社会をつくる。

3-1 生活者として

 ・エネルギーを含め、単なる消費者ではいられない。生活者の防衛的な発想で、効率化、新たな社会ニーズを捉えた需要が創造できる。保有ではなく、使用となると、様々な形態が成り立ちます。メーカーとの関係も密になり、リサイクルも容易になる。シェア社会として、新たなパラダイスが生まれる。

3-1.1 消費者から離脱

 ・消費者社会 ハンナ・アーレント
 ・欧州消費者アジェンダ(ECA)
 ・生活者として、主体的になる

3-1.2 ライフスタイル

 ・ライフスタイルの変化
 ・ライフスタイルを変えれば低炭素社会
 ・ワークライスとワークライフ

3-1.3 思考で行動を規定

 ・「思考すること」について思考する
 ・市場化される精神性と身体性
 ・自分の行動の理由に無自覚
 ・生活者の行動が社会を変える?

3-1.4 パラダイム変換

 ・さまざまな方向
 ・創造的破壊
 ・日本のパラダイム・チェンジ

3-2 多様な知恵

 ・環境変化のスピードが速く、行政では、変化への適応能力に欠き、非効率さが目立つ。コンパクトな地域は変化に対する適応能力が高く、地域ならではの多様な知恵を生かすことができる。複雑化する日本の課題解決に迅速に取り組むためには、行政主導の幻想はなくして、市民コミュニティ主導にして、支援していく。

3-2.1 危機意識

 ・「無駄削減」だけではもはや財政・税制は限界

3-2.2 様々な興味

 ・自転車問題をまず解決しないと
 ・特区・地域再生制度の存在意義
 ・変化への適応能力に欠け、非効率さが目立つ行政機構

3-2.3 地域に適応

 ・「活力社会」では
 ・地域戦略パートナーシップ

3-2.4 政策展開

 ・「ゆとり社会」では
 ・コンパクトシティとクルマレス
 ・地域政策の担い手の多様化への対応

3-3 内なる核

 ・行政はサイレント・マジョリティとして、市民を捉えている。市民主体で、自らの問題で文句を言える存在にしていく。大都市では、機能の高効率化か目標となる。中規模都市では、コンパクト化を進める。小規模市町村では自立を図る。これらを地域コミュニティと協働で進めることで、新しい行政を具体的にできる。

3-3.1 ガバナンス

 ・個人が自分で考える
 ・地域ガバナンスとは
 ・地域ガバナンスの課題

3-3.2 町つくり

 ・コンパクトな街づくり

3-3.3 市民協働

 ・市民参加と市民協働
 ・コミュニティと地域共同体
 ・コミュニティの再編
 ・京都コミュニティ
 ・行政からの協働
 ・地域ごとに異なる街づくり
 ・電子会議室

3-3.4 公共空間

 ・新しい公共空間の考え方
 ・政治・行政一住民(市民)間関係

3-4 外なる世界に提案

 ・行政としては、車に依存しないで、住居環境を集中させることを狙っている。市民は、その必要性を感じていない。行政からのアプローチは成功しない。グローバルとしての国家・行政の役割と、ローカルとしてのコミュニティ・行政の役割を分けて、ゆっくりと新しいカタチを作る。

3-4.1 行政依存から脱却

 ・クルマへの執着
 ・クルマ社会へのアンチテーゼ

3-4.2 地域インフラ

 ・2030年の社会インフラ
 ・ライフサイクルコスト縮減

3-4.3 交通体系の再生

 ・コンパクトシティが持つべき空間的な基本要素
 ・憩いの場としての中心市街地
 ・大型店舗と公的施設が犯人か
 ・中心市街地で何を守るか

3-4.4 市民主体

 ・2050年のコンパクトシティ
 ・自律的地域社会
 ・人口減少・高齢化における社会システム
 ・政治の混迷で先送りされる課題解決
 ・日本が成立している理由

4 外なる変革

 ・民主主義の向かう道:国民国家での民主主義はグローバル化と地域と多様化に画一的な対応が限界となり、変革する。

4-1 構造を把握

 ・市場自体のコントロールに民主主義を任せてきたが、リーマンショックで破綻して、米国は金融業界への大規模な支援を行った。市場は制御しないと、スパイラルを起こしやすい。全体が見えていない国が制御できるのかは不明です。

4-1.1 市場バランス

 ・経済活動に人間を従属させる市場社会化
 ・市場社会の形成と崩壊

4-1.2 新自由主義

 ・ハイエクの生涯と業績
 ・ハイエク最後に笑う
 ・新自由主義 ハイエク
 ・新自由主義に対する社会主義の思想 ローザ・ルクセンブルク

4-1.3 要求と支援

 ・99%運動
 ・フクシマでの東電への支援

4-1.4 配置に転換

 ・高まるグローバル・ガパナンスの重要性
 ・地球規模の課題

4-2 市民を配置

 ・民主主義を採用する政体には、少なくとも2種の重大な危険が存在している。多数者の専制であり、沈黙の民を黙殺、圧殺してしまう危険性である。市民自らの行動して、多様なニーズを実現する形態をめざす。モノ作り、忍耐力、集団での行動力などの日本の強みに拘るのではなんく、地域で自己表現し、自律する力を出していく。

4-2.1 やる気と希望

 ・国際社会に貢献し、信頼される国
 ・若者がやる気と希望の持てる国
 ・政治の循環システム
 ・二〇二〇年までの国のかたち

4-2.2 民主主義を超える

 ・民主主義の新しいカタチ
 ・多数者の専制と沈黙の民を黙殺
 ・民主主義を変えるの意味
 ・緑の党:エネルギー議論の深化を

4-2.3 覚醒を引き起こす

 ・民主主義の理念とその危機
 ・国家破綻の次は市民主義
 ・市民主体の民主主義

4-2.4 内から外へ伝播

 ・内部から外部を変える
 ・ジワジワ変えること

4-3 支援でつなぐ

 ・3.11クライシスの対応も大きな政府主導で行われている。方針が決定せず、分配能力も国債頼りです。政治そのもの不安定で方向が定まりません。自民党の政策は、憲法改正が狙いになっている。結局、その場しのぎで、先が見えません。先を見て、皆で考えるという民主主義から離れている。

4-3.1 一律分配は不可能

 ・日本の進むべき道

4-3.2 分配負担の限界

 ・権力の分配--歴史の影響
 ・主体的で一貫した外交・安全保障戦略の不在
 ・民主主義の限界
 ・民主主義を負担する限界

4-3.3 端と先端をつなぐ

 ・何が人々をつなぐのか
 ・配ることは効率的か

4-3.4 市場の循環

 ・地域の活性化

4-4 モノつくり

 ・市民を強くするのは、将来への夢が持てることです。夢に対する意識と知識です。市民の意見から夢での合意を得られるためには、市民が自立し、地域社会をベースに日本を再構築し、市民主体を目標に、人々が弱い絆で結ばれた社会に向かうことです

4-4.1 先人の夢が武器

 ・帰ってきたジョブズ
 ・先人の夢
 ・ジョブスのやり方
 ・危機を好機に

4-4.2 知識と意識を拡大

 ・一人っ子政策の実施
 ・日本が持つ強み

4-4.3 シェアの思い

 ・中間報告での質問事項

4-4.4 共有の絆

 ・日本の強み
 ・民主主義の位相化
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