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「アピール・アンケート」に込めた思い

未唯へ。人の存在は、その人がそこに居たことで空間が歪んだかどうか、で分かります。球の地球に小さな特異点ができて、南極と北極がつながることでドーナッツになることも可能です。

これはトポロジストだけが描ける姿です。地球の縁にいる人に説明しても、理解されない。地球がドーナッツになった時に気付くだけです。

Sa-ポータルの中に、一つの仕掛けを組み込んでいます。「アピール・アンケート」です。表向きは「アンケート機能」にしてあります。本社が用紙を作り、店舗で記入してもらい、本部で集計する業務をウェブで対応させたものです。5年前に作った、ソフトでは、「イベント集計」という名前にしました。

「アピール・アンケート」が、私の存在を表す特異点なのです。従来の「アンケート」には本社の顔しか見えません。「これに書いて出せ!」という一方向性を感じていました。ポータルの設計にあたり、色々な販売店にヒアリングしました。「アンケート」の集計結果だけでは、店舗は動かないから、ファックスを使って、本部の意見を書いて、個別に送っているという実体が分かりました。

人を動かすためには、数字だけでなく、思いを届けないといけない。思いを取り入れることで、双方向でのコミュニケーションが可能になると信じて、「アピール・アンケート」を作り出しました。本社が店舗に共感した時に、活用シーンが明確になり、全体の構造を変えるものになるはずです。

「アピール・アンケートという名前は、環境学習設備の視察で、フィンランドのハメンリンナの町のDr.ヘリから教わりました。フィンランドの湖を守るために、自分たちの活動を市民にアピールすると同時に、皆の意見を真摯にアンケートを取っていた。その市民活動がファインランドの環境を守っているのです。

「アピール・アンケート」という名前を理解できないから、「アンケート」に変えろという販売店がいます。それに乗っかかる人、無関心な人に囲まれています。

「アピール」を捨てることは、販売店での双方向コミュニケーションを捨てることであり、私の「思い」を踏みにじり、存在そのものを否定するものです。

それで、今日は完全に切れました。だから、その販売店と地域担当、そして室長とは関係を切ることにしました。「思い」を否定するものとは別の世界を作り出すしかありません。
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