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5.仕事 5.2 システム分析

 5.2 システム分析
  ローカルとグローバル、「考え」と「行動」で分類した分析手法をメーカーと販売店の関係に当てはめて、課題を整理している。
 5.2.1 ローカルで考え
  販売店本社をイメージした。店舗の核になり、企画する存在です。ローカルで考える現場の実例になります。
 5.2.1.1 自分で考える
  考える基本は個人であり、グループです。どんな組織でも同様です。役割を考え、自律的に動かないと始まらない。
  ローカルのローカルは個人です。個人が自分の内側を考えて、何がしたいか、どうしたいかを考えることが、全ての出発点です。
 5.2.1.2 一緒に考える
  考えることは、現象に対しての原因を探り、最小単位を見ていくことです。そのために、現地の人と一緒に考えることが必要。
  自分自身が分かる、自分の職場が分かる、自分の国が分かるためには、観察することです。観察した結果は提案する。
 5.2.1.3 現場でまとめる
  現場では、いろいろなモノが現れ、さまざまな現象が起こります。考えた結果を生かすことで、多様にしていくことです。
  観察から仮説実証して、試してみることで、自分に何ができるかが分かってくると同時に、世の中のまやかしも見えてくる。
 5.2.1.4 存在している目的
  組織の中で、与えられたものをこなすだけでなく、何のためにそこにいるのか、やるべきことを考える。
  理念は使うためにあります。また、理念は進化しないといけません。ローカルでの理念は思い切ったものでないと、動けない。
 5.2.2 ローカルで実現
  現場である店舗の活動をイメージした。最終的に、ナレッジ化して、お客様に対応できるようにする。理念を実現する最前線です。
 5.2.2.1 お客様との接点
  販売店の現場は店舗ではない。スタッフとお客様との関係そのものが現場です。その懐に入り込むやり方を見つけ出した。
  色々な問題が起こります。現場の発想で考えながら、行動していく。それをまとめることで、活性化のヒントを作り出す。
 5.2.2.2 売るから使う
  30年にわたり、「売る」をやってきた人に、「使う」に変われというのは難しい。組織は自工程完結に守られている。邪魔をします。
  ローカルで行動する時に、お客様のことを考えることと、他のスタッフと議論して、結論を出すことが必要になる。
 5.2.2.3 ノウハウ活用
  現象に基づいて、ユーザーに有効なシステムを提案するには、幅広い知識が必要です。幅と奥行きを増すことで、大きな視点が得られる。
  行動で得たことをグローバルの企画に反映できるようにまとめる。ローカルで起こっているものを全体とつないでいく。
 5.2.2.4 知恵としてまとめ
  スタッフには、お客様相手の知恵が必要です。知恵をまとめることには慣れていないので、ノウハウを活用した自己研鑽が必要になる。
  企画でノウハウとしてまとめてもらったものを実践して、現場で、皆の知恵を追加して、企画に返すという循環が必要です。
 5.2.3 グローバルで企画
  グローバルで、企画するには、ローカルを大まかに捉える力を持つと同時に、組織に神経をめぐらして、要望を吸い上げることが必要。
 5.2.3.1 メーカー発想
  グローバルの一つの役割は、いかに効率的にモノを作るのかです。そのために組織は作られ、人を支配している。
  電算部、研究開発部署の時に、ローカルでの仕事を知るのに役立ったのは、データ解析技術だった。設計者の考え方も分かった。
 5.2.3.2 組織を超えた発想
  グローバルのやり方に留まることができなかった。早いうちに組織を超える動きを始めた。新しい企画ができた。
  皆の思いを聞き、データ解析から得た見解から、要望を理解して、システムとして、組み込んできた。それで要望の確認を行った。
 5.2.3.3 指示すること
  グローバルな本社とローカルの店舗への指示の適正化を検討した適応した。プッシュ型のポータルの活用方法が生まれた。
  理論化したサファイア循環に照らし合わせて、ローカルが動きやすくする仕組みがいる。それがコラボレーションです。
 5.2.3.4 循環する企画
  サファイア構造を循環で企画できます。AG(システム)からTL(本部)へ向かう。AL(店舗)からTG(企画)へ向かう。分けて作れる。
  サファイア構造は{ローカル、グローバル}と{Think、Act}を分けることで、ローカルを支援する多様な試みが可能になった。
 5.2.4 グローバルの力
  グローバルで、企画されたことをカタチにします。効率だけを気にしているが、全体の循環を意識する時代になってきた。
 5.2.4.1 つくる力
  新しいものを安くつくることが産業立国、モノつくりが日本を支えてきた。それを好んで買うお客さまとともに。これがエネルギーの元です。
  自ら、要望をまとめるカタチが望ましい。ローカルからの要望がないと、グローバルに支えられてきた。
 5.2.4.2 多様な対応
  販売店は多様です。ポータルは「使ってもらう」ことで、販売店の多様性を活かします。変化するものは販売店で作りこんでもらいます。
  ローカルは多様です。システム提供する場合は「使える」ものでないといけない。運用も含めて、[使える」ものにしていく。
 5.2.4.3 方向を示す
  作るから使うへの方向を示す。本社が方向を明確にして、販売店を変えていく。逆のアプローチはインタープリターが行う。
  ローカルの人数は圧倒的に多い。スタッフに対して、300人のお客様がいる。いかに組織化して、要望を集めるかが課題です。
 5.2.4.4 変革を支援する 
  変革は周辺から起こります。グローバルがローカルを支援して、ローカルを活性化すれば、それがグローバルに反映され、変わっていく。
  直接、ローカルの個々に対して、支援するのでHなく、ローカルでコミュニティを組織化した上で、ローカルでの意思を大切にした支援を行う。
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