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毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 この1ヶ月以上、休みなくいろんなことをやっていた。
 花や温泉の欲求がたまってきたので、先日、天気の頃合いを見て、花の散策に伊吹山に行ってきた。
 バッチリの天気。

 いろんな花が咲いていた。
 まず、大好きなトリカブトやリンドウの写真に絞って載せてみよう。
  (最後に、山頂の花マップも紹介)

 頂上のあと3合目にも回ったので、帰るころには暗くなっていた。
 途中 「池田温泉」 で身体をリラックス。
 池田温泉のジェット・バスは指の先から身体の各所まで、マッサージに快適。
 全身の疲れがとれた。

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とりかぶと キンポウゲ科の多年草
 
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


つぼみ から 咲いてゆく流れ
    


咲き終わるとこんな姿
どのステージでも、ついつい、触ってみたくなる誘惑



ビシッ と 決まった 鳥兜 
舞楽の かぶり物 の 烏帽子 が 由来とか
  


毒があるのに ゴージャス  惹かれる
    


たてにも横にも咲く そんな印象
    

リンドウ
山にこんな花があるんだから・・・



どこまでも濃い しかも、トリカブトと違い 澄んだブルー
    


メタリックなブルーもある
  


房になった株には もっと感激
    

  伊吹山ドライブウェイ の Webページから  同社の宣伝のお手伝い
なお、左の下り専用コースは健脚向きだから、下りに使うのが無難


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 昨年の12月の議会の一般質問の紹介のときにも書いたけど、私の一般質問の作り方やポイントに少し触れる。
  
 議会の本会議での一般質問は、通告制のところがほとんど。
 その通告の内容の程度は、規則に明文の規定は無く、各議会の慣例で、「タイトルだけ」「質問要旨」「発言予定の全文」のどれか。ちなみに、私の議会は質問要旨程度。
 議員の中には、一般質問の原稿を職員に作ってもらったり、時には役所から「これをやってくれ」と頼まれて質問したり・・・他の議会で、そういう報道があったり、実際にそういう話も聞く。

 私は、一般質問は一つの意思形成の場だと思っている。
 だから、最初に行政側に伝える「通告」の内容は、誤解や曲解などのないよう、しっかり表現することを原則にし、それに対する執行者としての見解の整理を要求することにしている。まさに、私流。

 質問を考えるときは、まず「獲得目標」をイメージする。次にその筋道を組み立てる (もちろん、流れで方向が変わることもある)。

 シンプルに作ったり、じっくり作戦を練って作ったり、情報公開でたくさんの資料を集めてから分析して組み立てたり、次の定例会でも続けて質問して深めたり、隠していた爆弾を本番の議場でぶつけたり、行政の回答・対応に納得がいかなければ住民監査請求や住民訴訟に進んでいったり・・・。
 意識的にいろんな取り組み方をしている。

 理由は、行政側との緊張関係を保つため。
 行政側からみれば、「うるさいやっちゃ」であるのは間違いない。

 ということで、この9月8日開会の議会定例会、9日12時に通告期限だった一般質問を紹介する。
 実際の私の質問は、9月24日(水)午後から。

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 ● 2008年9月議会のページ 

通告文ごとのテキスト・データは以下のとおり
 答弁者 副市長  ● 通告文 2ページ 印刷用 KB  
質問事項  予算編成過程の公開と人件費の把握システムについて
 自治体の予算編成というのは、次の年1年間に役所が何をするか、あるいは何をしないかを決めることだ。役所の仕事のすべてを決めると言ってもいい。次の年の予算は、担当課で10月頃に組み立てられていくのが、役所の通常のパターン。
 
 ところが、この予算編成の過程が、全くブラックボックスになっているのが役所だ。住民参加の機会もなく、非民主主義的なことがずっと続いてきた。
 
 これらの反省から、最近は、情報公開への認識が進んで、自治体の予算の編成家庭や査定の過程を公開する流れが出てきている。これら動きについて、「自治体の財政難が原因」とみる向きもあるし、住民も(議員も)含めてみんなで情報を共有し、そこから議論していくという市民参加の基本姿勢のあらわれともいわれる。
 
 鳥取県では、2003年(H15年)から全ての事業の予算査定の状況を事業毎にホームページ上で公開してきた。部長査定、知事査定がそれぞれ終了した段階において、要求事業内容及びその査定状況を公開してきた。
 
 早めの公開は、行政職員にも説明責任とコスト意識を高める。予算案として固まる前に公開することによって、各方面からの意見も反映できる。

 山県市でも、市長の予算編成方針も9月末から10月初めに配布されるようだ。そこで、人件費の認識も含めて問う。

1. 山県市のお金は職員のものか市民のものか。

2. 私は、先日、情報公開請求した。「昨年秋の予算編成の際に各課が予算化しようとする事業の金額の設定のために民間業者からとった見積書」。市は求めた文書を全て公開した。
見方によっては、市がどんな事業を幾らぐらいでやろうとしているかが分かることになる。とはいえ、いちいち市民に情報公開で調べよ、というのも後ろ向き極まりない。
 だから、予算策定途中から市民にWebページ(HP)などで情報を発信してはどうか。

3. まず、主要事業だけでもやってみるという経過も手法もあるがどうか。

4. 役所の各種事務事業について、「人件費などトータルコストとして予算をとらえる」という考えも広がっている。
 人件費をたくさん必要とする事業、あまり必要としない事業、各種あるのは当然である。ともかく、自治体の予算に占める人件費の比率は大変大きい。半分が人件費の自治体もある。
 
 事業において人件費がどのくらい使われているのか分からなければ、コストパフォーマンスなど把握できない。しかし、一般的には人件費は別物扱いされていることが多く、予算査定の場でも人件費は考慮されてこなかった。役所は、なぜか「人件費はタダ」みたいな感覚で捉えられている雰囲気だ。
 
 最近はこの反省から、人件費を含めたトータルコストを明らかにし、事業の適不適を判断する方式がとられる。このトータルコスト予算分析の手法は、予算上は経費が計上されない事業についても、人件費を入れた要求書を出す手法だ。
 
 そこで、確認する。
 2008年度(H20年度)において、山県市の総務部内の「『事業』対『その事業のための人件費』」における人件費比率が高いと思われる3つの事業に関して(質問の趣旨からして厳密に高率の3つを特定し選択せよ、ではない)、「事業名」「当初の事業費」「半年が経過しての事業費(もしくは見込み)」、そしてそれぞれの「人件費」はおおよそいくら位か。人件費の比率はどのようか。

5. 「人件費などトータルコストとして予算をとらえる」観点も含めて予算査定する方式に移行してはどうか。
 まず、試験的にでも実施してみてはどうか。
                                  以上


 答弁者 総務部長  通告文 1ページ 印刷用 KB  
質問事項 「住民参加型公募地方債」(市民債)について
 私は、ふるさと納税について他の自治体に住む人の寄付を集めることに取り組むように3月議会で質問し、答弁は検討を進めるとの旨だった。6月議会では、ふるさと納税制度と寄付制度についてたずねた。市は8月の広報でふるさと納税制度のPRを開始し、この9月議会には関連の条例案が出されている。それ自体は前向きである。

 ともかく、今、全国の自治体は優良な財源の確保に工夫を凝らしている。
 そのひとつが「住民参加型公募地方債」(いわゆる「市民債」)である。
 この制度は、自治体の資金調達を多様化、住民の地域参画意識の高揚をはかるために2001年度から導入された。自治体が住民や地域の法人を対象に発行する地方債で、発行対象及び対象事業を限定する必要はない。国債の利率は1%弱から1%台。国債よりも利率が有利なものが大半で、募集開始日に完売する人気ぶりと報告されている。データでは、2007年度には全国130自治体で総額3500億円が発行された。

 中には国債より低い利率で売り出したにもかかわらず、環境保全目的で募集した市民債に5倍以上の応募があって抽選になった例もある。
 私は、一般論として起債が最善とは決して思わないが、他方で、どうしても必要である場合は、自治体にとっても、より有利でみんなの注目するユニークなことを検討することは重要なことだと考える。ふるさと納税などは別に財源確保の工夫として、山県市もこの市民債を募ってはどうか。

1. 昨年、もしくは今年、市がおこなった主要な起債に関して、「その額」、「資金の種別」と「相手方」、その「金利」はどのようか。

2. 住民参加型公募地方債は、「その自治体の住民等を対象とし、防災や福祉・教育施設など地域住民の事業への参画意識が高まるような事業に充当するのが望ましい」との説もある。学校耐震化などには、国債より低利であっても応募が殺到した例もある。住民に身近な事業であるからだ。
 例えば山県市内の公共施設の耐震化状況を見たとき、いくつかの大きな課題があると思われる。高富中学校体育館、高富保育園、富岡保育園などがまだ大規模な耐震化工事として残っていると見受ける。これらの公的施設の耐震化や合わせて行う改修などの「予定年次」と「概算の費用は何億何千万程度」か。
 
3. 前記施設の改修の財源に関して、私は、市民債を検討してはどうかと思う。低利であっても集まると思うが市はどう考え、どう対応するか。

4. 前項は具体例を示したが、「住民参加型公募地方債」をもっと広範に検討してはどうか。     以上


答弁者  教育委員会事務局長   通告文 1ページ 印刷用 KB  
 質問事項  学校遊具の整備状況と今後について
 学校は学習の場であると同時に生活の場でもあるといわれる。
校庭内の遊具は、体育などの教科に使う目的とともに、子どもたちが自由にのびのび安心して遊べる施設でもある。
 近年の遊具事故の発生で、学校や教育委員会が態勢的にも予算的にも苦慮していることは想像できる。とはいえ、設備の充実を望む声は多い。
 細かく安い備品ではないので、計画的な整備が必要な分野でもある。そこで問う。

1.学校の校庭などにある遊具について、そもそも遊具がおいてある理由はなにか。

2.現在の整備状況と今後の展望について、簡潔にくくるとどのように表現できるのか。

3.単純な「児童・生徒数当たりの遊具数」で評価できないことは私でも分かる。
ともかく、「教科(体育)と遊びなどが主体の小学校」と「教科と部活などが中心の中学校」では整備内容や目標は異なると思われるので分けて問う。
 まず、小学校の整備状況に関して、教科に必要な遊具について、各校とも新旧取り混ざって、かつ種類の違いはあるものの数としては大差ないと見受けるがどうか。
 私の見方を裏返すと、児童数に対応できているのか懸念するがどうか。

4.小学校の教科以外の遊具について、こちらは、種類も数もずいぶん違いがあると見受けるがどうか。
私の見方を裏返すと、児童数に対応できているのか懸念するがどうか。

5.中学校の整備状況に関して、教科に必要な遊具だけのようだが、伊自良中学校と美山中学校は老朽などが多いと懸念するし、対して高富中学校は新しいものの他の2校と比較して数が著しく少なく見受ける。
 どう評価し、今後、具体的にどう対処していくのか。            以上


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 農水省の状況がだんだんと明らかになる中、いつものように農水の大臣が傷を深める。
 ともかく、新聞の見出しだけでも面白い。

●事故米転売:太田農相、事態軽視?「じたばた騒いでない」
●事故米「人体に影響ない」と農相
●「毒ギョーザに比べればたいしたことない」 太田農水相発言にネットで怒り爆発

●「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった
   「食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた・・・」

●事故米を12社に転売、レストラン主食の可能性も
●給食米から基準値2倍のメタミドホス検出、事故米転売で
●子どもが食べるのに…──給食米から残留農薬、保護者ら憤り 
●事故米、給食に流通 関西の病院や老人ホームに

●汚染米は港で排除、輸出国に返品…農水省方針

 ところで、東京では集会が組まれるようなので、詳細が出たらまた報告しよう。

  (関連) 9月11日ブログ ⇒ ◆米問題/農水省が一番悪い/農産物検査制度  
   9月12日ブログ ⇒ ◆汚染米不正 農水省に批判拡大 調査、なれ合いの温床 / 食品偽装
  9月18日ブログ ⇒ ◆事故米/農水省調査結果/会社の反応は/ 国提訴へ/ 汚染米公表先の社長自殺

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●事故米転売:太田農相、事態軽視?「じたばた騒いでない」  毎日 08.09.13
閣議出席のため首相官邸に入る太田誠一農相=2008年9月12日午前9時57分、藤井太郎撮影
 太田誠一農相は12日、衛星放送「BS11デジタル」の番組収録で、汚染米の転売問題に関連し「(汚染米から検出されたメタミドホスは)低濃度で、人体への影響はないと自信をもって言える。だから、あまりじたばた騒いでいない」などと発言した。転売問題では、農林水産省の検査体制や汚染米の売却先に関する情報公開が不十分だとの批判が強く、事態を軽視しているともとれる発言が更なる反発を招く可能性もある。

 太田農相は、今回の汚染米から検出されたメタミドホスの濃度が中国製冷凍ギョーザ事件の約60万分の1であることなどを説明し「私が言うと、いいかげんに問題を扱っていると言われそうだから、あまり安全だと言わないが、でも安全なんだ」などと述べた。同農相は収録後、記者団に対し「国を揺るがす大問題で、省を挙げて取り組んでいる。軽視しているのではなく、沈着冷静に対応しているという意味だ」と説明した。
 太田農相は就任後間もない8月10日にNHKの討論番組で、食の安全について「消費者がやかましいから徹底する」と発言し、批判を浴びた経緯がある。【工藤昭久】

●事故米「人体に影響ない」と農相  2008年9月12日21時18分 読売新聞
 太田農相は12日、BS11の番組収録で、工業用の「事故米」が食用に転用されていた問題に関連し、「(検出農薬は)中国製ギョーザ事件のギョーザに比べ60万分の1の低濃度。人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあまりジタバタ騒いでいない」と述べた。
 収録後、農相は記者団に「軽視しているということではない。冷静沈着に対応しているということ」と弁明した。

●「毒ギョーザに比べればたいしたことない」 太田農水相発言にネットで怒り爆発  j-castニュース2008/9/12
残留農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用に転売されていた事件で、酒造メーカーや米菓子メーカーのほか、2008年9月11日には老人ホームや病院の患者の食事、12日には幼稚園の給食にも使われていたことが分かった。しかし、08年9月12日に記者会見に現れた太田誠一農水相は、緊張感のない笑顔を浮かべ、「焼酎は(毒が)無害化されることもある」「ギョーザ事件と比べれば60万分の1の量」などと「他人事」のように発言。ネットでは「発言自体が信じられない!」と、農水省や太田農水相に対する怒りが爆発している。・・・・

●「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった  j-castニュース 2008/9/11
農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用として出回っている事件で、農林水産省の説明に大きな疑惑が浮上している。農水省は「事故米」を、工業用糊や、木材の合板や集成材の接着剤の原料使用に限り販売を許可していると説明していたが、実は、国内では接着剤などの原料に米を使用することは殆どないことがわかった。使い道のない米を穀物業者に販売していた形になり、今後農水省の責任が厳しく追及されるのは必至だ。

糊に使うのは「事故米」でなくタピオカや小麦
問題を起こした三笠フーズの場合も「工業用糊加工品」に用途を限定することを条件に販売したという。しかし、工業用糊メーカーの大手ヤマト、不易糊工業、住友3MにJ-CASTニュースが取材すると、いずれも、澱粉糊のうち「米を原料にしているものはない」という答えが返ってきた。また、「米を原料に糊を作っているメーカーがあるという話は聞いたことがない」のだという。ちなみに澱粉糊はヤマトがタピオカ、不易糊工業はコーンスターチを原料にしている。

また、森林総合研究所によれば、合板を作る際や、集成材に使う接着剤の原料に小麦を使う例はあるものの、米を使ったものは見たことがないそうだ。工業用糊や接着剤に使われないとなると、「事故米」を工業用糊などに使用を限定、という農水省の「前提」が全く崩れてしまう。

「三笠フーズ」を発端とする今回の「事故米」の食品使用問題では、2008年9月10日に、新たに食品・資料販売会社「浅井」(名古屋市)、肥料製造会社「太田産業」(愛知県小坂井町)が米穀の仲介業者に転売していたことが発覚。食用に転用されている可能性が強まっている。

今回の「事故米」は、日本政府が世界貿易機関(WTO)のルールで輸入を義務づけられたミニマムアクセス(MA)米で、年間約77万トン輸入している中の一部。農水省のホームページには、

「MA米によって国産米の価格・需給に影響を与えないよう、加工用中心の輸入・販売を行うなどの措置を講じている」
と書かれている。

「何でも工業用に回すというわけではありません」
08年9月10日のテレビ朝日系「報道ステーション」では、東北の穀物業者が匿名でインタビューに応じていた。

「農政事務所からカビの生えた270キロの米があるという話があり、食用以外なら何でも処理していいと。それで、堆肥にするということで私が買った。(事故米は)手を出す人がいないので、お金にならない」
穀物業者に直接の依頼があるのは驚きで、それだけ「汚染米」の使い道は少なく、在庫が膨らみ、農水省は頭を痛めていた様子がうかがえる。

農水省の報道担当はJ-CASTニュースに対し、「三笠フーズ」に「事故米」を販売したのは「三笠フーズ」が工業用穀物も扱っていたため、契約通りに加工すると考えたからだと話した。しかし、「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。

「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」
という理解不能の説明だった。食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応だ。

●事故米を12社に転売、レストラン主食の可能性も  2008年9月13日00時29分 読売新聞
 接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)が有機リン系殺虫剤「メタミドホス」やカビに汚染された事故米を不正に転売していた問題で、同社から事故米862トンを購入した「ノノガキ穀販」(三重県)の野々垣勝社長(45)は12日、東海地方や関西の食品加工会社など12社に全量を食用として転売したことを明らかにした。
 出荷先にはレストランもあり、主食用として使われた可能性が高いという。
 野々垣社長によると、浅井から購入した事故米のうち、メタミドホスに汚染された中国産もち米570トンは愛知、岐阜、三重県、京都府の菓子製造会社と米穀販売業者の計4社に、水ぬれやカビなどのうるち米292トンは別の8社に売った。
 野々垣社長は「1キロあたり50~130円で仕入れ、70~160円で売った。若干安かったが、価格からも食用だと考えていた」と述べた。

●給食米から基準値2倍のメタミドホス検出、事故米転売で  2008年9月12日22時03分 読売新聞
 9月2日に調理され、冷凍保存されていた京都市・上賀茂保育園の給食。中央の赤飯に事故米が使われていた=菊政哲也撮影
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が工業用の「事故米」を食用に転売していた問題で、京都市は12日、同社から転売後、同市内の上賀茂保育園と介護老人保健施設「洛和ヴィライリオス」に「給食用」として納入された中国産もち米から、国の基準値の2倍にあたる0・02ppmの有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出した、と発表した。

 一連の問題で、実際に食べられていた事故米からメタミドホスが検出されたのは初めて。
 三笠フーズは「基準値を下回ったものだけを出荷している」と説明していた。京都市は検出値について「事故米だけを主食に、一生食べ続けない限り、健康には影響はない」としている。

 同市が、事故米の納入先として調べていた10施設のうち、在庫があった3施設からサンプルの提供を受け、市衛生公害研究所で検査していた。残る1施設からはメタミドホスは検出されなかった。

 これまでに、給食会社大手「NI」(東京都)を通じ、近畿2府4県の病院など119か所に事故米(計734キロ)が流れたことが判明しているが、上賀茂保育園はこの流通経路とは別で、同社の仕入れ先である食品卸会社「大和商会」(堺市)から直接、仕入れていた。
 同保育園によると、大和商会を通じて買った問題のコメは、昨年12月~今年8月の間で計13キロ。昼食として、赤飯やシューマイなどに調理され、1~5歳の園児約140人と職員約30人が食べたという。また、洛和ヴィライリオスによると、NI近畿支店から今年5~8月の間に計10キロを購入。高齢者や職員ら、延べ約790人が赤飯やおはぎとして食べたという。
 NIは1972年9月設立。食品大手「N」(大阪市)とは無関係。

●子供が食べるのに…──給食米から残留農薬、保護者ら憤り  日経 2008/09/13
 メタミドホスが検出された米を食用として口にしていた保育園などの関係者や保護者らからは、「子供が口にするのに」「あぜんとした」と憤りの声が上がった。

 「購入・使用したもち米が三笠フーズの事故米と判明しました」。上賀茂保育園には12日午後、検査結果を記した張り紙が急きょ張り出された。午後7時半からは保護者向けの説明会が開かれ、保健所職員らが健康被害がないことなどを話した。

 同園によると、メタミドホスが検出されたもち米は8月末に納入され、今月2日の昼食時に園児約140人が赤飯として食べた。園は以前から食育教育に力を入れているといい、池田岩太園長(44)は「あぜんとした。子供たちの口に入る食材にメタミドホスが残っているなんて……」と憤りをあらわにした。

 保護者らも不安そうな表情。2人の子供を迎えにきた母親(32)は「これほど食の安全が叫ばれているのに、給食に事故米が使われていたなんて」。別の母親(37)は「(転売問題は)人ごとだと思っていた。再発防止を徹底してほしい」と語気を強めた。

 一方、介護老人保健施設(京都市)。入所者100人の平均年齢は85歳超で、施設関係者は「お年寄りの体調を考えて日ごろから食事に気を使ってきたのに……。非常に憤りを感じる」と腹立たしげだった。

 同施設の給食を作る業者によると、三笠フーズのもち米は今年5月以降、計6回納品された。入所者の誕生日会などに赤飯として提供されていたといい、担当者は「おめでたい料理の食材にメタミドホスが入っていた。おわびするしかない」と声を落とした。

●事故米、給食に流通 関西の病院や老人ホームに  j-cast 2008/9/12
米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が工業用に限定された事故米を「食用」に転用していた問題で、同社が販売した事故米を含む中国産もち米約700キロが給食大手「NI」(東京都)に流通していたことがわかった。2008年9月11日、各紙が報じている。
基準値を超える有機リン系の農薬成分・メタミドホスが検出されたため事故米とされた中国産のもち米が、赤飯やおこわなどの食用として、近畿2府4県の病院や特別養護老人ホーム計119カ所に流通していた。多くはすでに消費されている。健康被害の報告はないが、汚染米が食用に流通したことが初めて判明し、被害が広がる恐れが出てきた。

●汚染米は港で排除、輸出国に返品…農水省方針  2008年9月12日 読売
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が工業用の「事故米」を食用に転用していた問題を受け、農林水産省は、輸入時にカビ毒や基準値を超える残留農薬が検出された場合は、原則的に事故米として流通させない方針を固めた。
 同省によると、政府が関税・貿易一般協定(ガット)のウルグアイ・ラウンド合意に沿って輸入している「ミニマム・アクセス(MA)米」は港の検疫所で検査が行われている。検査でカビ毒や基準値以上の農薬が検出された場合、〈1〉廃棄〈2〉輸出国に返品〈3〉工業用に使う「事故米」として輸入――という対応が取られていた。ただ、廃棄と返品については、検疫所が商社に指示するだけで、実際にどういう処分がされたか国は実態を把握していない。
 事故米として工業用に輸入された場合は、国内で売却後に、加工業者からの連絡で、各地の農政事務所が加工現場に立ち会い、チェックする仕組みだった。
 ところが、三笠フーズの問題では、農林水産省が2003年度以降、計96回もの立ち入り調査を行いながら、不正を見抜けなかった。このため、今後は検疫で汚染が確認されれば、原則、輸出国に返送させる方針に転換した。同省では、輸出国への返送にかかる経費をどうするかなど、細部の詰めを急いでいる。
 MA米を国内に輸入後、国が保管中にカビが発生するなどした事故米についても流通制度の見直しを検討する。

●残留農薬  厚生労働省 /食品関係用語集
 「残留農薬」とは、農薬の使用に起因して食品に含まれる特定の物質を意味します。 農薬が残留した食品を摂取することにより、人の健康を損なうことがないよう、食品衛生法に基づき、全ての農薬について残留基準(いわゆる一律基準を含む)が設定され、これを超えるような農薬が残留している農産物等は販売禁止等の措置が取られることになります。(「ポジティブリスト」も参照)

●財団法人 日本食品化学研究振興財団  
農薬等の基準値

品目名: メタミドホス
英 名: METHAMIDOPHOS
留意点: アセフェート由来のメタミドホスを含む。
食品名 基準値(ppm)
  米(玄米) 0.01



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 昨日のブログで、「米の偽装転売問題、三笠フーズが悪いのは当然だし、流通業界の他社が知っていたことは十分に予想できる。末端の酒造会社は被害者だろう。」と書いて、「一番悪いのは農水省」との視点で情報を整理した。

  (関連) 9月11日ブログ ⇒ ◆米問題/農水省が一番悪い/農産物検査制度  
  9月13日ブログ ⇒ ◆農水省説明、ウソだった / 米 「工業用糊に限り販売」
  9月16日ブログ ⇒ ◆農水省追及緊急集会9月24日(水)/ 米・不正転売の監視役(農水省)が接待されていた 
  9月18日ブログ ⇒ ◆事故米/農水省調査結果/会社の反応は/ 国提訴へ/ 汚染米公表先の社長自殺

 昨日や今朝の新聞などの論調もそうだった。

 日本の米に関する農政の大事な流れだから、連続してとりあげよう。

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●汚染米不正 農水省に批判拡大 調査、なれ合いの温床  東京新聞 2008年9月12日
 農薬やカビ毒に汚染された事故米が次々に不正転売されていた問題は、実態解明が進むにつれ不正を見逃した農林水産省への批判が日増しに強まっている。農水省は、事故米の管理や取扱業者に対する検査を抜本的に改める方針だ。しかし組織の弱体化が進む中、改革の先行きには不透明感だけが漂っている。 (林知孝)

■流通を管理
 コメは日本の食料自給率を左右する重要作物だ。だから政府は価格の安い輸入米が不正に横流しされ、国内のコメ農家が打撃を受けないよう厳しく流通を管理してきた。
 大半が輸入米である事故米も同様だ。政府との売買契約に基づき、購入した業者は加工計画書を提出。農政事務所の職員が出向き、工業用の原料にするためコメを砕く作業に立ち会い、帳簿類も点検する。入荷と出荷を突き合わせ、横流しがないか確かめるためだ。
 こうした立ち会い調査を農水省は、三笠フーズ(大阪市)に対して過去五年間で九十六回も実施。浅井(名古屋市)、太田産業(愛知県小坂井町)にもそれぞれ十六回、二十六回行った。
 だが回数も多く一見厳しそうなこの調査が、業者とのなれ合いの温床になっていた。

■便利な存在
 農水省によると立ち会い調査は通常、業者と相談した上で、一週間ほど先の実施日を決めて行われていた。
 三笠フーズは、立ち会いがある時だけコメを砕き工業原料用の袋に詰めて見せ、職員が帰ると別の袋に入れ替えていたとされる。
 さらに、一部の業者は入出荷の帳尻を合わせた架空帳簿を常備。「(調査は)数十分ほど。ほかにも仕事があるから」(元農政事務所勤務の職員)という立ち会いでは、架空帳簿まで見抜けるはずもなかった。
 一方、事故米を購入する業者が、農水省にとって便利な存在だった点も見逃せない。
 事故米を焼却するにもコストがかかる。過去五年間で政府から事故米を購入したのは十七社。農水省の担当者は「米の状態が悪いと手を挙げる業者がいない。そんな時は、とにかく売れればと、三笠フーズなど実績のある業者に購入を打診することもあった」と明かす。

■公表を制限
 問題発覚後、農水省は事故米が流通した可能性がある仲介や加工、販売業者の名前を、ほとんど公表していない。残留農薬やカビ毒が微量なことから「健康への影響はない」と安全性を強調。業者への影響とてんびんに掛けた上で「同意を得た転売先だけ公表」という方針を貫いている。
 担当者は「われわれは公表をお願いする立場」と弁明。食品衛生法に触れる汚染米の調査権限は、基本的に都道府県の保健衛生部局にあるからだ。「連携して調査している」(担当者)とはいえ、消費者の安全という最も大切な視点は、縦割り行政の高い壁の前に置き去りにされたままだ。
 農水省の白須敏朗事務次官は十一日の会見で「立ち会い調査が非常に不十分だった」と認め、抜き打ち実施など調査を強化する方針を示した。だが、地方の農政事務所でコメや麦を管理する食糧事務を担う職員は、十年前の約一万人から現在は約二千三百人に激減。今や同事務所の存廃自体が政府内で取りざたされる状況で、強化を口にできる根拠は見あたらないのが実情だ。

●事故米転売:愛知の2社、「通帳」問い詰められ白状  毎日 2008.09.11
 三笠フーズ(大阪市北区)による食用転売問題に続き、新たに愛知県内の2社が事故米を目的外で使用していた。農水省などによると、「浅井」(名古屋市瑞穂区)と「太田産業」(愛知県小坂井町)は、03年から架空伝票を作るなど二重帳簿で東海農政局(名古屋市)の立ち会い調査を逃れていた。今回の不正発覚は、業者にとって支出や収入の記録となる通帳という、調査では最も基礎的なデータを調べた結果だった。

 三笠フーズの不正を受けた8日からの調査では、職員が出荷伝票や納品書、会計書類などで事故米の流れを確認した。通帳を要求すると、伝票上の取引先から入金がないなど不審な点が浮上。問い詰めると担当者が「実は……」と不正を認めたという。

 事前に通告しての立ち入り検査が一般的な中、東海農政局では抜き打ち的に行っていたという。しかし、通帳を確認することはなかった。職員の一人は「強制権限がないので通帳の確認は難しかった」と打ち明ける。

 これまで同農政局は2社に対して計42回、立ち入り検査をしていたが、台帳や納品書の偽装には気付かなかった。担当者は「これまで業者を信用しすぎていた。取引先調査をすれば不正が分かっていたかもしれない。伝票上の数字を追うだけの調査だった感は否めない」としている。【稲垣淳】

●汚染米、食品業者に再転売 四日市の仲介業者から5社  中日 2008年9月12日
 愛知県内の業者による汚染された事故米の転売問題で、接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)から転売を受けた米穀仲介業者「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)が、購入した事故米を東海3県(愛知、岐阜、三重)と京都府の計4社に食用として再転売していたことが、農林水産省東海農政局などの調べで11日、分かった。ノノガキ穀販は4社以外に、食品メーカーと取引のある名古屋市内の加工業者に再転売していたことも同日、関係者の話で明らかになった。
 東海農政局の調べで判明した再転売先の4社のうち、1社は愛知県内の米菓メーカー。他の3社は食用米の流通・仲介業者で、農薬やカビなどで汚染された事故米が食品に転用されたことが確実となった。

 同局三重農政事務所は11日夜、出張から戻ったノノガキ穀販の野々垣勝社長から事情を聴き、同社を立ち入り検査した。野々垣社長は報道陣に「事故米とは知らなかった。食用米として転売した」と話したが、再転売先については「相手に迷惑がかかる」として、社名などを明らかにしなかった。
 同局の調べでは、ノノガキ穀販が浅井から転売を受けた事故米は、粒を細かく砕いた「破砕米」。あられやせんべい、みそ、しょうゆなどに使われることが多いという。
 取引の経緯について、浅井側は同局の聞き取り調査に「転売はノノガキ穀販から持ち掛けられた。事故米であることは伝えなかった」と説明。野々垣社長は同局に再転売を認めるとともに、米菓メーカーなど4社の具体的社名を挙げた。
 同局は今後、ノノガキ穀販が浅井から購入した事故米の総量が862トンと多いことなどを踏まえ、4社以外の再転売先の有無や流通経路などの調べを進める方針だ。
 浅井からの転売先については農水省が同日、ノノガキ穀販のほか愛知県の建材メーカー2社を新たに確認したと発表。ただ、これらの2社には「工業用のり」として出荷し、食用に転用された可能性は低いとしている。
 また、同省は肥料製造販売会社「太田産業」(愛知県小坂井町)の転売先2社を、長野県のキノコ培地製造業者、千葉県の肥飼料製造業者と発表した。

◆農水省 汚染米売買を全面廃止へ
 農林水産省は11日、「三笠フーズ」などによる汚染米転売問題の再発防止策として、カビ毒や残留農薬を含んだ汚染米の売買を全面的に廃止する方針を固めた。
 対策では、ミニマムアクセス(最低輸入量)米で汚染米が含まれていることが輸入検疫で判明した場合、輸出国へ返品する。国内米で発生した汚染米の売買も認めない。輸出国への返品にかかる費用をどうするかなど、具体的な方法について今後詰めを急ぐ。

 汚染米について農水省はこれまで、工業用のりや肥料など「非食用」に用途を限定した上で購入希望業者に販売。販売後は、各地の農政事務所を通じて加工状況をチェックする対応をとってきた。
 しかし三笠フーズのケースでは、農水省が過去5年間で100回近い立ち入りを行っていたにもかかわらず、不正行為を見抜けず酒類原料など食用への不正転売が長年続いた。事態を重視した農水省は、食の安全を守る観点から汚染米流通の全面廃止の方針を決めた。
 同省はさらに、相次ぐ食品偽装を踏まえ、食品全般に対するチェック態勢を大幅強化する方向で検討を開始する。

●【事故米不正転売】大阪、京都、和歌山の給食業者にも流通か 被害さらに拡大の恐れ
 サンケイ 2008.9.11 14:47
 三笠フーズ(大阪市北区)による汚染米の不正転売問題で、同社が販売した事故米の中国産もち米が食用として大阪市内の高齢者福祉施設や医療施設に配食している13の給食業者に流通していたことが11日、わかった。また京都、和歌山の府県の福祉施設など、少なくとも13カ所に事故米が納入されていた可能性があることが判明。和歌山県内の施設ではもちとして食べられていたという。事故米はこれまで焼酎メーカーなどへの販売が確認されているが、三笠フーズの米が給食業者にも納入されていたことで、汚染米の被害がさらに広がる恐れが出てきた。
 三笠フーズの九州工場(福岡県)から、各地に出荷された事故米を追跡調査している同県が調査を要請していた。
 大阪市などによると、福岡県にある三笠フーズの事務所が事故米として購入した中国産もち米が大阪府内の食品流通業者に売却され、この段階で30キロの袋に分けられた。

 その後、大阪市内の米穀流通業者が、このもち米約3000キロを購入、このうち5~7月にかけて約700キロを大阪府内の業務用食品流通業者に販売。この業者は1キロのパックに詰め替え複数の給食業者に販売、このうち大阪市内では13業者に供給されていた。
 給食業者は、市内の医療施設や老人保健施設に、食事を配食する業務をしており、購入した量はいずれも数パック単位。すでに消費されている可能性が高いが、これまでに健康被害の報告はないという。

その後、伝票上では、福岡県内の販売会社に流通していたが、この会社から佐賀県の仲介業者が80トンの仕入れを行った際には、商品は存在したものの、事故米ではなく正規の「もち米」として扱われていたという。
 この佐賀県の仲介業者は県の調査に対し「事故米とは知らなかった。80トンのうち40トンを販売会社へと売った」と説明。県はこの業者の倉庫に残る40トン分を今後回収し、成分などを調べるという。

 事故米は、少なくとも7業者を経由したとみられ、複数業者を介在するなかで、正規米扱いに「洗浄」され、給食会社など末端の小売業者の手に渡り「食用」として扱われていたとみられる。
 三笠フーズが流通させた事故米の総計は約2600トンとされており、福岡県保健衛生課などが、三笠フーズの伝票や帳簿内容を調べ、流通経路の全容解明を急いでいる。同課の担当者は「三笠フーズは正規米も扱っており、どの部分が事故米なのかはっきりしない部分もある。伝票には複雑な細工もされており、解析にはさらに時間がかかる」としている。

●農水省、事故米の流通禁止へ  日経 08.09.12
 農林水産省は11日、カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」が食用に転売されていた問題を受け、事故米の流通を禁止するよう制度改正する方向で検討に入った。輸入米の場合は返品し、現在保管している分や国産米などについては、工業用のり事業者など、実際に使用する業者に提供先を限定する。現行制度を大幅に見直し、転売などによって流通して食用に使われることを防ぐ。
 事故米は現在、国が入札を通じて販売したり、輸入時にカビが発生した場合などは商社が工業用として販売できるようになっている。今回、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市)がこうしたルートで入手したコメが、食用として転売されていたため、早期に制度を見直し、確実に工業用に使われるようにして、転用を防止する。

●汚染米転売 農水省はお粗末すぎる  信濃毎日 9月11日(木)
 大阪の米粉加工販売会社「三笠フーズ」が農薬やカビ毒に汚染され、工業用とされたコメを、食用と偽って転売していた。

 汚染米は焼酎や日本酒の原料になったとみられ、自主回収の動きが広がる。愛知の2業者でも不正販売が発覚した。

 工業用の安いコメを「食用」の袋に詰めて出荷し、巨額の利ざやを稼ぐ。三笠フーズの不正の手口は計画的で悪質だ。農林水産省は刑事告発の準備を進めている。業者が責めを負うのは当然である。

 同時に、農水省の責任が問われなくてはならない。食の偽装や不正が繰り返される根底には、食の安全を預かる自覚に欠ける農水省の姿勢と、焦点の定まらない農業政策があるからだ。

 問題のコメは、1993年のウルグアイ・ラウンド合意で、国産米を保護する代わりに輸入を義務付けられたミニマムアクセス米だ。米国や中国から年約77万トンを買い入れ、主にみそや米菓に利用される。在庫はだぶつき、保管と処分に金がかかる。言葉は悪いが、いわば厄介者だ。

 ミニマムアクセス米のうち輸送中などに傷んだコメを、政府は「事故米」として食用以外に限り、業者に安く売る。汚染米は、事故米のうちカビ毒や基準値以上の農薬が検出されたものだ。

 三笠フーズは事故米を大量に買い付けた。農水省の“お得意さま”ともいうべき存在だ。だが工業用のコメを食品メーカーが大量に買うこと自体、不自然である。

 農水省は過去5年間に100回近く工場に立ち入り調査してきた。不正を指摘する内部告発は昨年1月に農水省に届いていた。にもかかわらず突き止められなかった。

 立ち入り調査は抜き打ちでなく、事前に日時を伝えていた。農水省は不正を見抜く気が初めからなかったのではないか。そう疑いたくもなる。

 さらに首をかしげるのが、不正が発覚した後の対応である。汚染米の流通先や使われた商品名の公表に消極的だ。消費者保護の視点が欠けている。

 輸入した農産物が汚染されていたら、本来は輸出元へ突き返すべきである。それを「事故米」などと名づけ、国内に流通させること自体、間違っている。

 コメは自給できる農産物だ。減反しながら輸入し続ける矛盾が、問題の背景にある。コメの国際価格の高騰など、世界の食料状況は変わりつつある。貿易交渉の枠組みや日本の農業戦略そのものから考え直すべきだ。

●社説 汚染米不正転売/甚だしい「食の安全」軽視  2008年09月12日 金曜日
 農薬やカビ毒に汚染された輸入米の不正転売問題が、深刻な波紋を広げている。

 使途が「工業用」に限定されていたにもかかわらず、大阪市の三笠フーズが「食用」と偽って売った米の一部が給食業者に流れ、同市内の病院や高齢者福祉施設で提供されていた。これまでは焼酎や菓子などの加工原料用に使われていたことが分かっている。だが、汚染米が直接、口に入っていたのだから、事は重大だ。消費した患者や高齢者に異常や被害はなかったか、確認を急ぎたい。

 このことで主食であるコメに対し消費者の不安が広がらないか、も心配だ。愛知県内の取扱業者2社による汚染米の不正転売も発覚し、食用として流通した可能性がある。農林水産省は関係機関と連携して、速やかに流通と消費の全容を解明し、適切な対応策を取る必要がある。

 食の安全を軽んじた三笠フーズの行為は許し難い。一方、汚染米を売却し用途通りに処理されたかを監視すべき農水省が不正を見逃してきた責任も重い。早急に再発防止を図るべきだ。

 今回の事態が深刻なのは、農水省が売却した輸入米が健康被害を起こす恐れが大きい有害米だったことだ。中国製ギョーザ中毒事件の原因であり、現行の残留基準を上回る有機リン系殺虫剤のメタミドホスやカビ毒のアフラトキシンなどに汚染されていた。アフラトキシンは強い発がん性がある有毒物質だ。

 三笠フーズの社長は危険性の認識は「持っていた」と言うものの、会社ぐるみの不正行為を見れば安全に対する意識は薄弱だ。工業用米より6、7倍も価格が高い加工用米として売って利ざやを稼ぐため、二重帳簿を作るなど、隠ぺい工作をしていたのだから、悪質極まりない。

 汚染米が原料の焼酎や菓子で健康被害の報告がないのは何よりだ。製品化した醸造業者らは商品回収を余儀なくされ、その業者から原酒の一部を仕入れたアサヒビールも焼酎の回収に乗り出した。余波も収まらない。

 新たに発覚した給食食材としての使用は、最も恐れていた事態と言える。流通経路や消費の状況、健康被害の有無について、徹底した調査が必要だ。

 今回の件では、農水省による業者に対する監視態勢のずさんさが明らかになった。

 あらかじめ日時を知らせていたら、何度調査しても不正の摘発にはつながらないだろう。偽の帳簿にごまかされたといえ、帳簿上の取引先に確認していれば、転用のしっぽをつかまえられたはずだ。今後は抜き打ちで実施するという。当たり前だ。

 汚染米処理をめぐる姿勢も改める必要がある。昔から米の流通は多くのブローカーが介在し複雑だ。工業用も食用も見かけは同じなのだから、不心得な業者による転用の恐れは考えられたはずだ。汚染米は流通しないよう廃棄処分にすべきだ。

 コメの安全性に対する消費者の信頼を損なわないためには、流通の透明化を図ることも必要だ。業者から消費者へ、行政の軸足を移さなければ、安全・安心の確保は難しい。

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 米の偽装転売問題、三笠フーズが悪いのは当然だし、流通業界の他社が知っていたことは十分に予想できる。
 末端の酒造会社は被害者だろう。

 それにしてもひどい話だ。
 最初、「アフラトキシン」と聞いて、なんということを・・と思った。
 
 「混入していた農薬のメタミドホスとカビ毒のアフラトキシンは、摂取量によっては命を落としかねない。」
 「『地球上に存在する化学物質の中で最も発がん性が高い』アフラトキシンB1」・・・

 20年ほど前か、国は米の直接流通を認める「特別栽培米」という制度を作った。特にそれを期待したり利用しなくても自分たちの米の流通(提携)に支障はなかったけれど、「現状を変える一助」にと岐阜県内の「第一号」として申請して、やってみた。
 なんと複雑で無駄なシステム。
 2年でやめた。

 そんなこともあり、なおさら、今回の「米問題」は構造上の問題とみていた。  そこに、知人から「米の検査は、安い米を作って、流通業者に儲けさせるためにある」「生産者にも消費者にも百害あって一利なしの農産物検査制度だ」とメールが来た。
 納得できる。

 そしたら、昨日の報道。
 「愛知の2社も事故米不正販売 農水省公表、計3社に」
 やっぱり、黙認してきた国の責任は重い。
 この際だから、全部、明らかにしてほしい。

 「国の責任」の視点でニュースを記録しておこう。

 ( 続編・9月12日ブログ ⇒ ◆汚染米不正 農水省に批判拡大 調査、なれ合いの温床 / 食品偽装
  9月13日ブログ ⇒ ◆農水省説明、ウソだった / 米 「工業用糊に限り販売」 
  9月16日ブログ ⇒ ◆農水省追及緊急集会9月24日(水)/ 米・不正転売の監視役(農水省)が接待されていた 
  9月18日ブログ ⇒ ◆事故米/農水省調査結果/会社の反応は/ 国提訴へ/ 汚染米公表先の社長自殺)

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 農産物検査制度の概要 平成20年2月 農林水産省総合食料局


●三笠フーズの事故米問題、転売情報を昨年に把握 農水省  日経 08.09.09
 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)がカビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」を食用に転売していた問題で、農林水産省に昨年、転売に関する情報が寄せられていたことが8日、分かった。農水省は同社側に数度立ち入り調査したものの、同社の転売の事実を確認できなかった。・・

●農水省が検査日事前連絡、三笠フーズは「裏帳簿」用意  2008年9月7日 読売新聞
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が、発がん性のあるカビ毒や残留農薬に汚染された工業用の「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、農林水産省が加工・流通状況を確認するため事故米の購入業者を検査する際、日程を業者に事前連絡していたことがわかった。
 販売先を調べるなど流通経路の追跡もしておらず、同社は連絡を受け事前に用意した“裏帳簿”を見せるなどして長年、不正発覚を免れていたとみられる。農水省は「チェック体制が甘かった」と不備を認め、検査方法の見直しを始めた。
 農水省によると、事故米は政府が毎年、輸入するよう義務付けられた「ミニマム・アクセス(MA)米」と呼ばれる外国産米と、備蓄用などに買い上げた国産米のうち、基準値を超える残留農薬が検出されたり、保管中にカビが生えたりしたコメ。うち食用に適さなくなったものは工業用のりの原料や家畜飼料などとして、国から業者に売却される。
 工業・飼料用は焼酎やせんべいへの加工用のコメよりも安価なため、農水省は用途通り使われているかどうか検査することを内規で義務付けている。各地の農政事務所は、管轄地域の購入業者から加工計画書の提出を受け、加工作業に立ち会って点検するほか、在庫量と加工数量、販売状況などを帳簿で確認する。しかし抜き打ち検査や販売先の調査は規定になく、実施されていなかった。
 同社はこうしたチェック体制の不備につけ込んでいたとみられ、農水省は「偽装工作は想定外だった。結果として十分な検査体制だったとは言えず、今後は、抜き打ち検査するなど厳しくしたい」としている。

●【事故米不正転売】農水省が三笠フーズを売却先として住友商事に紹介  サンケイ 2008.9.9
 大阪市北区の米粉加工会社「三笠フーズ」による事故米転売問題で、政府発注のミニマム・アクセス(最低輸入量)米として輸入したタイ米の一部にカビが生えたため、事故米145トンを国から買い戻した住友商事(東京都中央区)に対し、農水省が売却先として三笠フーズを紹介していたことが8日、わかった。農水省は全国の農政事務所で事故米の入札がある度に三笠フーズ側に連絡しており、流通実態を確認しないまま事故米の「大口得意先」として扱っていた同省の対応が問われそうだ。
 ・・
 住友商事によると、同社は平成17年8月、関税・貿易一般協定(ガット)のウルグアイ・ラウンド合意に基づき一定量の輸入が求められているミニマム・アクセス米として、タイ米7000トンを輸入。このうち145トンが船便で運ぶ際に雨に濡れてカビが生えたため同省から買い取った。
 その後、農水省が9月ごろ、住友商事に売却先として三笠フーズを紹介。同社の九州工場がタイ米が荷揚げされた沖縄県に近く、大量の米を工業用のりの原料に加工できる処理能力の高さが理由だったという。

●商社2社からも事故米743トンを購入、三笠フーズ  朝日 2008年9月8日
 工業用に限定された事故米を食用に転用していた三笠フーズ(大阪市北区)が、商社2社からも残留農薬の基準値を超えたりカビが生えたりして事故米となった米計743トンを購入していたことが農林水産省の調べで新たにわかった。これまでに同社は政府から事故米計1779トンを購入したことが判明していたが、食用転用された事故米はさらに増えた。農水省によると、商社ルートの事故米も政府が入札を実施するミニマムアクセス(MA)米。落札した商社が日本へ輸入したものの、食品衛生法の基準値を超える残留農薬が検出されたり、輸送中に水ぬれしたりしたため、政府が買い入れを中止して商社に返品されたもの。商社は汚染の程度に応じて、工業用や飼料用に限定し、食用に流通させないことを条件に売り渡すことになっている。


  農水省の調査で、新たに三笠フーズへの販売が確認されたのは、商社・双日(東京)が06年度にベトナムから輸入後、殺虫剤に使用される農薬成分・アセタミプリド(基準値0.01ppm)の基準値の3倍が検出された事故米598トンと、住友商事(同)が05年度にタイから輸入後にカビの発生で事故米となった145トン。このうち三笠フーズは598トンの一部を福岡、熊本、鹿児島の焼酎メーカーに食用として出荷していた。いずれも「うるち米」で工業用途に限定して売却された。

 商社ルートで売却された事故米は過去5年で約9千トンに上るとみられ、同省は政府調達の輸入米の調達にかかわったことのある二十数社から、事故米を売却したか否か、売却先はどこかについて聞き取りを進めている。同省は、政府が事故米を売却した三笠フーズ以外の16社の点検に加え、商社ルートで事故米を購入した業者についても調べる方針だ。(歌野清一郎)

●事故米食用転売:関西の菓子会社にも 農水省が伝票把握  毎日新聞 2008年9月8日
・・ 農水省は三笠フーズの伝票や帳簿などを基に流通経路や事故米の使途などを調べている。
 一方、メタミドホスに汚染された事故米約135トンが、福岡県や関西地方の仲介業者や米穀店などに食用の餅米として残っていたことが確認された。
 農水省は三笠フーズでの加工に立ち会って確認していたが、新たに判明した135トンはすべて契約に違反して餅米のままだった。農水省は「三笠フーズは契約に違反した上、食用に流していた。食品衛生法違反の疑いがある」と指摘、詳しく調べている。【奥山智己、根本毅】

●汚染米転売 国の監視体制にも問題 中国新聞 '08/9/7
・・・ 混入していた農薬のメタミドホスとカビ毒のアフラトキシンは、摂取量によっては命を落としかねない。・・・
 一方、不正を見逃した農水省の監視体制に問題はなかったのだろうか。三笠フーズに事故米を売却した後は、加工計画書を提出させ、職員が加工する現場にも立ち会っていた。しかし、立ち会いは業者側から作業日時の連絡を受けて行うだけで、回数も限られている。販売先の調査も不十分で、チェックの甘さを指摘されても仕方あるまい。
 農水省は混入していた毒性物質の量から「健康への影響はほとんどない」とみている。このため、把握している転売先も公表していない。あまりに業界寄りの対応ではなかろうか。
 食の不正は収まる気配がない。警察が検挙した事件は本年度上半期だけで九件に上る。こうした事態も受けて設立される消費者庁は、福田康夫首相の辞任で前途を危ぶむ声もある。ただ、不正防止には消費者が主役の体制づくりが必要なことを、今回のケースも示している。

●2酒造「怒り心頭」!!政府の管理方法、批判…汚染米転売  2008年9月9日 読売新聞
・・・
 池辺社長は「我々のような中小企業では、自社の検査能力に限界がある。米の流通には、いろんな業者が介在するため、様々なことが起こりうる。再発防止のために、検査機関の整備などを考えてほしい」と行政に要望した。
 西社長は「事故米は、もっと厳重に政府に管理されていると思っていた。流通ルートに構造的な欠陥があったのではないか」と指摘し、行政の対応を批判した。

● スッキリ!! 農水省の「検査」何だったのか 汚染米問題  j-cast 08/9/ 8
大阪の米加工販売会社、三笠フーズが、農林水産省から仕入れた工作ノリなど工業用に使用が限定されている事故米を、食用に転売していたのだ。この事故米には中国製冷凍ギョーザに混入されていたメタミドホスと、「地球上に存在する化学物質の中で最も発がん性が高い」アフラトキシンB1が入っていたという。
専門家によると、アフラトキシンB1は遺伝子を傷つけ、その傷ついた遺伝子の細胞が増えて行ってがんになるといい、「食べた人はなすすべがない。人間に食べさせるのは犯罪です」。農水省は会見を開き、関係団体に自主回収を要請した、と発表した。

●三笠フーズ、仕入れ3円、販売70円 利ざや稼ぎの構図鮮明に  2008/09/09 23:02 共同通信
 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が農薬、カビ毒に汚染された事故米を食用に不正転売した問題で、同社が関連会社経由で1キロ当たり約3-12円で仕入れた汚染米を鹿児島県内の焼酎メーカーに同70円程度で売却していた可能性が強いことが9日、関係者の話で分かった。他の業者に対しても同様の手口を繰り返していたとみられ、農林水産省から安く仕入れた「非食用米」を「食用米」と偽り、巨額の利ざやを稼ぐ構図が鮮明になった。
・・・
 農水省は、「食用」として販売したことを契約違反として、食用に販売して得た金額と工業用に販売した際の差額に30%のペナルティーを上乗せした額を同社に請求する方針。総額は数千万円に上る見通しだ。
 三笠フーズは2004年4月から今年5月にかけ、4回にわたりベトナム産の事故米を合計で約20トン、同省から購入。購入金額は1キロ当たり3-12円だった。うち、約3・4トンがアフラトキシンに汚染されていたが、三笠フーズは焼酎メーカー2社に売却していた。

●有害米1800トン、全量転売目的か 三笠フーズ  
 朝日 2008年9月7日

 ・・・
 政府保有の輸入米などにカビや水漏れなどで事故米が発生すると、農水省のホームページに掲載。その後、47都道府県にある出先機関の農政事務所が近隣の業者らに通知して指名競争入札を実施して売却業者を決める。
・・・ 同省のある職員は「三笠フーズから『入札はいつか』と問い合わせがよくあった。100キロ以下の少量だと、輸送費の方が高く買い手がつきにくいが、三笠フーズは少量でもよく購入していた」と証言する。
・・・農水省は、同社はもっぱら食用と偽って販売した可能性が高いと判断。少なくとも298トンを食用と偽って売っていたことが確認されているが、それ以外の流通先についても特定を進める。(歌野清一郎)

●汚染米を食用袋に詰め替え出荷 三笠フーズ  サンケイ 2008.9.8
  「三笠フーズ」九州事業所の敷地内に積み上げられたコメ袋=5日午後、福岡県筑前町
 同社の説明では、平成15年度~20年度の間に、基準値以上の有機リン系農薬のメタミドホスが検出された汚染米を政府から計800トン購入。購入時は30キロごとに袋詰めされており、出荷場所と加工日のタグが付けられているが、「事故米」などの表記はなかったという。
 同社はこの汚染米が届いた後、出荷時に無表示の1トンの袋に入れ替えた。財務担当者は「購入先の利便性を高めるためだったが、最初の袋が汚く、劣化した商品と思われないようにしていた」と偽装を認めた。


●愛知の2社も事故米不正販売 農水省公表、計3社に  2008/09/10 共同通信
 米粉加工業者の三笠フーズ(大阪市)が農薬、カビ毒に汚染された事故米を食用に不正転売していた問題で、農林水産省は10日、事故米取扱業者「浅井」(名古屋市)と、同業の「太田産業」(愛知県)の2社が購入した汚染米を不正販売していた、と発表した。
 汚染米の不正販売は、三笠フーズ以外にも拡大、合計で3社となり、問題は深刻化している。・・・購入。このうち農薬メタミドホスの汚染米570トンを米穀仲介業者「ノノガキ穀販」(三重県)に販売した。
 浅井は農水省に対し「のり以外の工業用として販売した」と話しているといい、同省は使途をのりに限定した契約に違反した不正販売と判断。問題のコメが食用として出回っていないか調査を進める。太田産業は汚染米を本来認められていない肥料に自社で加工し、販売したという。

●事故米の転売、新たに2社で発覚…食用に流用の疑いも  2008年9月10日 読売新聞
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が、発がん性のあるカビ毒や残留農薬に汚染された工業用の「事故米」を食用と偽って転売していた問題に絡み、農林水産省は10日、別の2業者が、国から「工業用糊(のり)の加工用」として購入した事故米を目的外の用途で転売していたと発表した。
 同省では食用に流用された疑いもあるとして調査している。
 同省によると、契約に違反して転売などしていたのは、名古屋市瑞穂区の接着剤製造会社「浅井」と愛知県小坂井町の肥料製造会社「太田産業」。
 浅井は2003~07年度、国から事故米計1297トンを購入。このうち、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産モチ米570トンを含む計862トンを三重県四日市市の米穀仲介業者に事故米であることを説明せずに転売していたという。
 一方、太田産業は03~07年度、国から、メタミドホスに汚染されて工業用糊に使途が限定された中国産モチ米718トンを含む計1136トンを購入。うち、計1000トンは自社で肥料に加工して販売し、残り136トンは米穀仲介業者など2社に無償で譲渡したという。

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 昨日の朝、起きたら「寒さ」を感じて窓を閉めた。
 長ズボンだけで足らないので、冬に着る厚手の長ソデのシャツも着て・・
 今朝も同じ。靴下も履こうか、そんな涼しさ。

 ところで、秋冬野菜の象徴の白菜や大根、その種まきのピークを私は9月3日から5日頃にしていた。
 ここ岐阜市の北あたりでこの程度。
 当然ながら、寒い地域ならもっと早く、暖かい地域ならもっと遅い。

 その種まきのピークを今年は、遅らせて、ここのところの涼しさも頭におきなが、今日の9月10日に持ってきた。
 白菜や大根は「寒い年用」に9月1日に少しだけ播いて、今日は「気候の標準の年用」にたくさん播いて、20日頃には「暖冬の年用」に少しだけ播く予定。

 ニンジンなどは、1日に実質播き終わったので、今日10日には「暖冬の年用」に少しだけ播く。通常なら、この分は来年の3月から4月に食卓に上がる。

 ところで、1日に播いた種は、昨年、一昨年の残りの種を使った。
 昨日点検して、今日10日播くのに足らない白菜類と赤カブ系を買い足してきた。つまり、大部分は古種(ふるだね)の整理をしている今年。

 その買い足しに寄った種屋さんが昨日、私のほうを向いて「10日遅く播いたら、10日収穫が遅くなるわけじゃないからね」と言っていた。

      ・・(内心)そんなこと、十分わかっているさぁ・・・

 この意味。秋はどんどん日照が減り、気温も下がる。だから、種まき時の1週間ないし10日のズレは収穫時期でいうと1ヶ月のズレになるという経験則。
 実際、白菜や大根を1ヶ月遅れの10月の初めに播いたら、3ヶ月遅れどころか収穫に至らない(特別な品種&暖冬でない限り)。

 そういうことを承知の上で、今年は、自分の種まき標準から1週間から10日遅く種まきしようという訳。

 ということで、畑をみつつ、今週のいきいきセカンドステージも秋の農作業や収穫のこと。
 
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ナスの花
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


秋ジャガは4種類
 私はこれが一番好み アンデスレッド が主体  
ほかに3種類 アイノアカ   デジマ   ニシユタカ
ジャガイモ品種解説 
  

 種芋を求めるのが遅くなって、Lから2Lサイズ。
 秋ジャガは高温の夏に植えるから、種芋を切って植えると腐りやすい。
 だからMかSサイズがいいんだけど。

 幸い、芽が出揃っていたので、一週間ほどで陰においてから昨日植えた。
 昨年は、樹の下で湿らせて2週間ほど芽出ししたけど・・

(追記・2007.8.25ブログ ⇒ ◆すくな(宿儺)カボチャの自家作り。まだちょっと早いけど、おいしい。秋じゃがの芽出しも

 ジャガイモの植え付けは30センチ間隔位が普通。でも、種芋が大きいから3本仕立てくらいにするつもりで、60センチ間隔とたっぷり株間を空けて、2条植えた(条間は120センチ)。


ピーマンの枝葉  強い雨で枝が折れた。
ピーマンの葉をしっかり炒めて佃煮にすると抜群の味。
  


秋のナス
  

焼きナスも格別な味。柔らかくもっちり
丸い賀茂ナス系。厚く切ってそのまま焼くと
おイモのような食感と独特な味
  


桜島大根の間引き
久しぶりの「菜っ葉」の味わい。
  


秋のキュウリは夏のキュウリよりずーーっとおいしい
独特の香りがあり、味も深く、歯ざわりももっちりしているから
ササゲ2種類。7月末に播いた。やっと収穫開始
  


8月21日播きのニンジン。収穫まで約3ヶ月かかる
続きの向こうの方はレタス。
ネットの中には桜島大根や菜っ葉類、ブロッコリーなども



稲「初霜」
  


トウモロコシ
3段階の生育ステージの状況
  


左・根深ネギ(徳田ネギ)
中・下仁田ネギ
右・抑制のキュウリやササゲなど

 今日はここにいろんな野菜の種まき
種を播く溝は昨日、たっぷり水やりしておいた。
今日もたっぷり水やりしてから種まき
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・

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 昨日、議会改革の視点で山県市議会に市民の人たちの請願を提出した。

 ・・突然だったけど、新聞にも出ているので、こういうときは関係者がデータ探しに来ると思われる。
 だから、早めに載せたい・・が、今日は市議会の一般質問の通告期限が「12時」となっている。

 私はいつも、時間ぎりぎりに出す。
   ざっくばらんに言えば 「滑り込み」
   よく言えば  「しっかり推敲」
   悪く言えば 「ドタバタ もしくは 準備不足」

ということで、請願の印刷用PDFやテキストデータ、引用資料など、その他、インターネットだからできる関連情報へのリンクなどは、午後に追加でアップしよう。
     (コメントへの反応も・・・)  
                (現在は、追加投稿済み)

  さてさて、今は簡単に基本データだけブログにしておいて、一般質問作りのためにパソコンの画面をもどさないと・・・・(汗)

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(いずれも転載、転送、転用歓迎)
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


  


  


● 請願の本文と資料一式 印刷用PDF版 6ページ 852KB

● 請願の本文 テキスト形式・文字データ 6KB


山県市議会の各種会議の法定化と透明化を求める請願書
                 請願者    山県市の条例や制度を考える会
              (旧名称「山県市の条例改正を実現するための直接請求」)
                山県市伊佐美156 請求代表者 長屋正信
                山県市西深瀬208-1  寺町緑(みどり)
                紹介議員     寺町知正
2008年9月8日
山県市議会議長 藤根圓六 様

               請 願 趣 旨 

1. 山県市議会議員選挙におけるポスター代水増し事件などを受けて、山県市民の中には市議会に対する失望がありますが、汚名挽回につとめてほしいとの強い願いもあります。
 また、山県市議会の議員の費用弁償の廃止、議員報酬・手当てにおけるボーナス加算の廃止など、全国的にも先をいく事例は高く評価されています。
 市民は、議会が各種の会議の透明性を高め、民主的にしっかり運営して欲しいと期待しています。

2. 本年2008年6月18日、国会において地方自治法が改正されました(9月1日施行)。
 その主要な点は、都道府県や市町村の議会の会議の法定化と透明化、報酬の明確化などです。

 前段の「議会の会議の法定化と透明化」に関しての改正においては、
「第百条第十二項を第百条第十三項とする。第百条第十一項の次に次の一項を加える。
 ○12  議会は、会議規則の定めるところにより、議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場を設けることができる。」と規定されました。
改正するに当たっての提案理由は、「普通地方公共団体の議会の実態等を踏まえ、議会活動の範囲を明確化する等のため、議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場を設けることができることとする。」とされています。

 同日、総務省から全国に出された「地方自治法の一部を改正する法律の公布及び施行について(通知)」(総務省自治行政局行政課長/総行行第73号/平成20年6月18日)(資料-1)の要点は

「1. 上記の改正は、普通地方公共団体の議会の議員の活動のうち、議案の審査や議会運営の充実を図る目的で開催されている各派代表者会議、正副委員長会議、全員協議会等について、会議規則に定めることにより、議会活動の範囲に含まれ得ることを明確にしようとするものであること。

2. 改正法に基づく協議又は調整を行うための場における議会活動については、説明責任の徹底及び透明性の向上を図ることも重要であることから、会議規則に所要の規定を設けるにあたっては、例えば、協議又は調整を行うための場を設ける手続きのほか、協議又は調整の目的等その内容が明らかになるよう規定する必要があること。」 です。

3. これらのことは、都道府県議長会、市議会議長会、町村議長会も各議会に通知しています。
 これらから、全国の地方自治体の議会において、制度化の検討が進められ、例えば三重県議会は8月12日に規則改正(資料-2)し、愛知県議会(資料-3)や岐阜県議会も9月中旬に改正する見込みです。全国各地の市町村も、既に改正もしくは9月議会中に改正すべく協議中です。
 ところが、山県市議会では「会議規則」等の改正等の検討がなされていません。

4. 今回改正された法の条文は、「場を設けることができる」としていますから、改正してもしなくてもどちらでもよいという意見もあり得ますが、この条文は、「現実に、すでに『場』がある場合」は当然に規定すべきであると解釈されます。
 そもそも、「『できる』との規定」の解釈に関して、費用弁償(法第203条第3項)や政務調査費(法第100条第14項)などは「条例で定めれば支給できる」との趣旨ですから任意性がありますが、他方、今回の改正のように議会の構造やシステム、実態そのものについて新たに規定する概念が生じた場合には裁量はありません。そうでなければ、法改正の趣旨・目的が否定されてしまいます。

5. 山県市議会には、現在、法定の本会議、常任・特別委員会、議会運営委員会があります。委員会協議会があってはならないのは当然として、他に全員協議会、正(副)委員長会議、会派代表者会議、議会報編集委員会、その他の会議が存在すると思われます。

 (1) 法改正に伴って、総務省通知の「1.議会活動の範囲に含まれ得ることを明確にする」ために、これらの会議を「会議規則」等で位置づける必要があります。
なお、当該公務参加者らには通勤時を含めて公務災害の対象となるというメリットもあります。

(2) 同通知の「2.説明責任の徹底及び透明性の向上を図ることも重要である」に照らして、会議の公開や会議の記録の整備も不可欠です。透明性の確保には、何より会議の公開が基本であり、例えば、三重県議会委員会条例(委員会の公開)第十八条「委員会は、これを公開する。ただし、委員会の議決で秘密会とすることができる。」のように規定する必要があり、実際、近年、各地の議会や(行政)が会議の公開原則を明確にする方向に進んでいます。
 また、説明責任の徹底と透明性の向上のためには、会議記録の公開が必要です。もちろん、山県市の規模の自治体議会においては、次善の策として、これらの各種会議について要点記録とともに「録音媒体」を会議記録として保存しておけば、議事録作成経費などの費用負担や事務増大を抑制しつつ説明責任の徹底と透明性の確保ができます。

 以上のことから、私たちは、地方自治法第124条によって、ここに請願いたします。

                 請 願 項 目
一. 地方自治法改正に合わせて、山県市議会の全員協議会、正(副)委員長会議、会派代表者会議、議会報編集委員会、その他の会議に関して、名称、目的、構成員、招集権者及び期間などを速やかに会議規則に位置づけること。

二. 山県市議会委員会条例(傍聴の取扱い)「第18条 委員会は、これを公開する。」と改正するとともに、前項の各種会議も公開とする原則を確立すること。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  ●全協など公開求める
山県の市民グループ 市議会に請願
 
 2008.9.9 中日新聞
 9月施行の改正地方自治法を受け、山県市議会に8日、市民グループから「議会の各種会議の法定化と透明化を求める請願」が提出された。非公開の「全員協議会」などを原則公開することを求めている。
 改正法で、会議規則や議案審査や議会運営にかかわる協議や調整の場を公式に設置できることになった。これまで非公式だった各種会合を、公開に向けてどう位置付けるかが課題になる。

 同市議会はこの日が9月定例会の開会日。法改正にともなう会議規則の議員提案が可決されたが、条文変更を受けた文言改正にとどまった。請願の紹介議員の寺町知正市議は「法改正があったのに何の議論もない。様子見ではなく率先して考えるべきだ」と話している。(横山大輔)

●市議会の各会議公開求め請願書 山県市の市民団体  2008.9.9 岐阜新聞
 山県の市民グループ「山県市の条例や制度を考える会」は8日、市議会の常任委員会や各種会議を公開することなど2点を求める請願書を、市議会議長に提出した。
 6月の地方自治法改正で、都道府県や市町村の議会の会議の法定化と透明化について規定されたことを受け、市民二人が「山県市議会の各種会議の法定化と透明化を求める請願書」として、市議を通じて提出した。請願項目は、▽市議会の全員協議会、会派代表者会議などの各種会議に関して、名称、目的、構成員、機関などを速やかに会議規則に位置づける、▽市議会委員会条例第18条を「委員会はこれを公開する」と改正し、各種会議も公開とする原則を確立する-の2項目。
 請願書は本会議で議会運営委員会に付託され、審議される(山田雄大)


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 ブログで知り合って、インターネット上で時々交流のある人がいる。
 その人は自分のことを「老人」と書く。
 活発な行政への働きかけや議会傍聴、対応なども行っている。
 先日は、住民監査請求に続き、はじめて 本人訴訟で住民訴訟を提起したらしい。

 ブログや活動は「ボケ防止」と自嘲的にみずから書いている。
 でも、どの内容を見てもすごい人。

 今日は、その人のブログの一部を勝手に紹介しよう。
 この数日のブログの一部をここに転載・再掲して・・

 提訴後、裁判所からのイジメにもあっているらしい。

 「素人の訴状だから不備がたくさんあるので訂正しろというものです。
何やら難しいことが書いてあってぼけ老人には判りませんが、民事訴訟法149条1項その他に基づく、裁判長の命による釈明権の行使だそう」

 ところで、私は、今日は議会の定例会の開会の本会議。
 明日火曜日の12時が一般質問の通告期限。
 あさっては、岐阜地裁で住民訴訟が4つ。

 裁判長が配慮?? してくれて、
  ◎1 10時30分から 辞任した前知事の個人秘書を県費で出していた問題の住民訴訟
  ◎2 10時45分から ここ山県市のゴミ処理施設の単独処理問題の住民訴訟
  ◎3 11時45分から 岐阜県庁の裏金20年分80億円返せの住民訴訟
  ◎4 11時55分から 岐阜県議選のポスター代水増し分返還の住民訴訟

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 このうち、2つの住民訴訟は私が書面を出すことになっているので、昨日作って、裁判所に届けておいた。
 その2件の一部は次。

● 「 ◎1 10時30分から 辞任した前知事の個人秘書を県費で出していた問題の住民訴訟」

 今回、被告岐阜県から出た書面には驚いた。
 やめた前知事が職員を秘書にして2年のうちに何百回と出張していること、その秘書の旅費や人件費の返還を求めている争いなんだけど、県は、「出張先団体等から対価、報酬を得ていたかどうかは、本件における争点判断とは関係がない」といってきた。

 信じられない。前知事がどこで何をしていようと、相手から報酬をもらっていようが、岐阜県のPRになるからいいんだ!! こんな論調だ。
 提訴のころと比べて、開き直ったというしかない。ほんとうに今の知事がこの書面を読んでいるんだろうか。
 それとも、どうせ返すのは「前知事」だから、裁判所に任せればいいと突っ張ったのか??
 こちらは、昨日、次のような書面にした。
 
「準備書面(7)
第1 被告準備書面(4)への反論
1. 同書面第1の4
 被告は「本件の争点は、職員Aの秘書業務は、梶原会長の私的・個人的業務に寄与するためであって、社会・公益的な活動の性質、意味合いのものではないと言い得るか、ということである」と主張するが失当である。
 被告は、梶原があたかも現職の岐阜県知事であるかのごとく錯覚し、「社会・公益的な活動の性質、意味合いのものではないと言い得るか」とくくるが、梶原は岐阜県知事を辞し、その意味では、一私人であって、あくまでも本件にかかる梶原の行為及びそれに随行などする職員Aの行為が本件財団の業務といえるか、が争点である。

2. 同書面第1の5
 被告は「梶原会長の活動の目的・意図は事業団ひいては岐阜県のPRを行い、幅広い人脈の形成によって、今後の事業展開に資する」、 「出張先団体等から対価、報酬を得ていたかどうかは、本件における争点判断とは関係がない」と主張するが失当である。
 梶原がどのような目的・意図をもってどのような行為をした出張なのか、かつ職員Aがどのような目的と内容の職務を行ったのか、それが本件財団の公務といえるのかが争点である。
そして、出張先団体等から旅費や諸経費、対価、報酬などを得ていたかはきわめて重要な争点である。

3. 同書面第1の6
 被告は「違法性判断の事情及び情報の範囲と基準時」
は、「支出権者等が各公金支出時に知っていた事情及び知り得べきであった事情に限定される」
と主張する。
 たまたま1回、2回の出張が梶原個人の所用であったことを見抜けなかった、というのであれば、原告も被告の上記主張は首肯したい。
 しかし、本件においては、大部分が梶原個人の所用である可能性が強く疑われるのであり、本件のように頻繁というより常時ともいうべき事情や出張先での両人の用務内容などを見逃して好きに出張させたのだから、著しい過失というより故意が明白というべきである。
 そもそも、本件においては、梶原の本件財団の会長への就任と職員Aの異動が年度末の3月冒頭に急遽セットでなされていること、その3月分の旅費や職員Aの人件費の予算執行、職員Aに関する人件費や旅費の次年度以降の予算化及び予算執行したことなど、どれを見ても、当初から岐阜県が組織的に「梶原秘書業務」を予定していたことは明らかである。
 よって、前記2.3で述べたとおり、梶原の出張の目的や意図、諸経費の状況など諸般の事情が解明されねば、違法性の判断もできないのである。・・・」

●「 ◎2 10時45分から ここ山県市のゴミ処理施設の単独処理問題の住民訴訟」

 これは、山県市が、一般ゴミ(市民生活のゴミ)の処理をするのに、岐阜市と共同でするのか、単独でするのか問題。
 どちらにしても金は要るけど、単独で進めると共同処理より28億円高いから、単独推進を決定した市長らは市に約30億円を返せ、という裁判。そのあたりの金額や相手方職員を特定した書面を出せしておいた。



 冒頭の「老人」が作成・管理しているブログ 市民オンブズマン つくばみらい
 勝手に一部転載する前に まず、おどろいたこと。
彼の地では 議会の傍聴者にゼッケン?? 
  左上に「傍聴券」と書いてある 
 けど、これを首からかける

 私はゼッケンかと思った・・よく見ると・・


老人 
 「傍聴者に首から番号札をかけさせるという陰険な試みが始まり定着しそうです。

 議場を庁内テレビで放映しているのですが、傍聴席をスキャンするようにカメラが撮ります。 

 番号がついていれば特定しやすいのでしょうが住民を犯罪者予備軍とでも考えているのか 」


● 世界湖沼会議・旅費返還求め市民オンブズマンいばらきが提訴    作成日時 : 2008/09/06 15:51
 世界湖沼会議・旅費返還求め市民オンブズマンいばらきが提訴しました。

知事らの旅費問題で提訴 「522万円不当支出」
 昨年10月にインドで開かれた第12回世界湖沼会議に出席した橋本知事らの旅費に水増し、架空請求があったとして、「市民オンブズマンいばらき」(大矢尚武代表幹事)が橋本知事を相手取り、旅行会社「JTB」と、県が旅費などを全額負担した10人に、計約522万円を返還させるよう求める訴訟を5日、水戸地裁に提訴した。

 訴状によると、県がJTBに経費として支払った約475万円のうち、約313万円が水増しや架空に計上された分だと主張。また、橋本知事らに旅費や日当として支払われた約590万円のうち、約209万円が観光費や県職員の旅費に関する条例の上限額を超える金額を含み、不当と主張している。

 記者会見で、石川克子事務局長らは通訳費やガイド費を、それぞれ約80万円ずつ削減できたはずだと主張、「宿泊費や食費も値段設定そのものが架空、水増し請求されていると思える」と指摘。8月に棄却された住民監査請求の結果で、「知事らが1泊12万円のスイートルームに宿泊したのは、賓客が訪れる可能性があり妥当」とした点について、「必要に応じて会議室などを借りれば済むはず」と反論した。

 県環境対策課長は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

● つくばみらい市議会2日目・3日目    作成日時 : 2008/09/05 23:06
 9月議会2日目です。昨日は午後から用事で退出しました。事務局にお聞きすると午後の傍聴者は3人で、午前午後、合計で5名との事です。うーん、どうだろうか、少ない。

傍聴者に首から番号札をかけさせるという陰険な試みが始まり定着しそうです。議場を庁内テレビで放映しているのですが、傍聴席をスキャンするようにカメラが撮ります。番号がついていれば特定しやすいのでしょうが住民を犯罪者予備軍とでも考えているのか失礼な扱いです。 

これまで何回か続けて傍聴していますが、大声で審議を妨害したのは、市長のお友達の行政協力員会長だけだったようです。この時は議場全体が唖然として議長からの注意も議員の野次もなく凍りつきました。発言中の議員に悪罵を投げて会長は肩を揺らせて退出しました。

このあと老人の悪い癖が出て、あいつが大声で不規則発言を投げても誰も何とも注意しないなら俺も言うぞ!とばかり、総務部長を名指しで「嘘つき野郎!」と言ってしまいました。すると今度は女性議員を含む数人からすかさず野次は退場、と声がかかりました。 

地区の実力者には無言でも一介のぼけ老人なら退場させろと言い易い訳です。  うちの議員はこのレベルとしっかり認識させて貰いました。

他の傍聴者は身じろぎもせず、呼吸もしていないような静粛さでした。その後、議長はタライ回しで変わり、このところ現今川議長がわざわざ「傍聴人の守るべき決まりを守り静粛に・・・・~」と冒頭に注意するのが滑稽です。

6月26日付け常陽新聞10面の「記者の呟き」(裕)に次のような記事がありました。

ある日の大洗町議会で、小野瀬義之議長から『多くの傍聴者に来ていただきありがとうございます。たくさんの方が傍聴に来れば議員の励みにもなります。明日もぜひ傍聴に来て下さい』   と呼びかけて散会した、と。

こういう議長が茨城県にもいて、人知れず頑張って開かれた議会にしようとしている事に老人は希望を感じます。形式的に必要なのかも知れませんが、今川さんはたったふたりの傍聴席に向って「規則に従って~」と注意するような愚劣な指揮をすべきではないと思います。むしろ「お気付きの点は発言して下さい」と傍聴者に向かって言っても良いくらいです。

 諸兄お得意の『暫時休憩』という手があるではありませんか。

● 9月議会が始まりました    作成日時 : 2008/09/03 22:28
 9月の決算議会が始まりました。
 議場の絵を撮らせて欲しいとお願いし、開会冒頭の記録の許可を頂きました。
着席の議員、ひな壇の執行部、中央旗の下に議長が小さく見えます。

先立つ28日の議会運営委員会では、議会のあり方を考える筈だったのですが川上さんが内容について発言しようとすると委員長の豊島さんが制止して中身に入らず、結局今までの申し合わせをまとめたものをこれからも準用して行くことになりそうで、何のために集まっているのか理解に苦しむ議運でした。10時02分に始まって10時53分終了。日程を事務局の言う通り、18日までと決めただけで解散。

 一体委員会は1時間以内に終了するというルールでもあるのかと思うほど中身のない話です。議会が市民に開かれたものになるように時代が要請しているのに質問回数制限、時間制限、事前通告制等を何ら検討する事もなく、それは全協で・・・が合言葉です。

さて本会議、市長の説明の後、一般質問の1番手は海老原さん。谷井田小体育館の耐震化について質問し、水害の時など市はどう対応するのか?と質しましたが、

議長の今川さんは
   「質問の趣旨が違う、通告は耐震化であって災害対応ではない、答弁は差し控えさせる、一般質問で何でも聞くことになってしまって相応しくない、次の質問に入って下さい」   と指揮しました。

こういう応答が学芸会の読み合わせと揶揄されるのです。ここ数日各地で豪雨があり関心もある事なのに四角四面の采配です。


● 地裁からのラブレター    作成日時 : 2008/09/03 08:04
 9月2日水戸地裁からお手紙が来ました。
素人の訴状だから不備がたくさんあるので訂正しろというものです。
何やら難しいことが書いてあってぼけ老人には判りませんが、民事訴訟法149条1項その他に基づく、裁判長の命による釈明権の行使だそう
です。

前回窓口で内容について補正を指示することがあると言われていたのでたぶんこれが補正というもので業界用語では「釈明」というのでしょうか。
普通に釈明と言えば言い訳でしょうが裁判所がこちらに言いつけるなら問い合わせか質問か要求かだと思うのですが、釈明権の行使とは恐れ入った表現です。   この調子で進行して行けばなるほど、
公文書が30年経って開示されて証拠が出てきても当事者の証言があっても沖縄密約については訴えの期間が過ぎているから却下する、となるのでしょう。

訴えの最初から要件が整っていなくて門前払いされるのは面白くないので書き直し取り繕って何とか審理するところまで行ってみたい。
議会が始まって傍聴もしたいし、参加した会合の感想も書いておきたい、こういう時パソコンの扱いが遅い事が残念です。

8月27日には議会運営委員会が開かれました。
今議会は33案件、補正予算8件、決算認定8件、条例改正関係11件~などです。
 請願は2件、陳情は5件。この陳情のうち3件は老人が出したものです。以前の総務委員長の横張さんは、陳情の審理に入るかどうか、だけを問題にし、内容がこれこれだから審査しないという方向に進みませんでした。
陳情者本人がいるのに、(傍聴者は静粛に→発言できない事をいいことに)入札談合は最高裁でも認められている、日本の文化、伝統と発言する議員もいて
呆れましたが、委員長が変わってどういう扱いになるのか見てみます。

もっとも、変わった委員長が旧谷原村議時代に、と言ってもほんの2年半前のこと、コンパニオン付き研修にうつつを抜かしていた15人のうちのお一人ではあまり期待はできません。

老人はこのコンパニオン付き視察研修についてはこれからも繰り返してこのページで発言して行きたいと思います。何故かというと、政務調査費返還の住民監査請求でこの件についても審査するようにとお願いしたのに監査委員は、この件には触れなかったからです。審査したが問題なかったというならともかく審査をしなかったのですから、これは言いたいように言っても良いという事なのでしょう。その監査委員のお一人が当事者で、宴席を設けてコンパニオンを呼んだ事は全くの事実ですから、老人は参加議員から納得の行く説明があるまで言い続ける心算です。丁度、赤城某と同じく農水大臣の太田某が事務所費の件でいかがわしい説明をしていますが、国県から市町村まで一部の議員というものの質の低さに呆れます。

そういう連中を選んだのは市民、住民だという話になって老人の心の中を寒い風が吹き抜けて行くのですが・・・・・・

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 先日、ちょっと気になる情報があってメモしておいたこと
 (私のメモは、メモ帳や手帳でなく「ブログの投稿予定のところに放り込むこと」)。

 「若者がモノを買わない理由--インターネット依存、低い上昇志向」

 今の20代、若者の志向の分析。
 もちろん、その分析業務の背景にあるのは、「いかにしたら若者にモノが売れるか」であることは明らか。

 メモしたデータ以外の人の分析では、
 20代に将来への不安感が根強いことを指摘した。特に20代後半は「就職氷河期」を経験している。最近の「景気回復」の現状にもかかわらず、将来的に厳しい経済状況になる可能性が頭から離れない

 「結局、日本はもっとダメになると思っているんです。成功する人は1割にも満たないはずから、慎ましく生きるしかないんです」(22歳の男子大学生)  なども・・

 日本の先は明るいのだろうか、明るくないのだろうか・・・
 かくいう、うちの5人の子は、M1層・・・・か。

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 M1・F1総研 ⇒  様々な視点でM1層・F1層を細分化し新しいセグメンテーションを提案します

●若者の消費を抑制する「将来不安」「固定化した人間関係」「インターネット依存」
    2008 年8 月28 日
株式会社Media Shakers M1・F1 総研

 ~M1・F1 総研®、M1・F1 層がモノを買わない要因を解明~
 20 歳から34 歳までの若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1 総研®(株式会社MediaShakers 運営)は、この度、首都圏在住のM1・F1 の消費行動を調査・検証した分析レポートVol.8「若者がモノを買わない要因の考察と消費を促す方法論」を発行致しました。
 この分析レポートによると、若者がモノを買わない要因として「将来に対する不安」、「低い上昇志向」、「固定化された人間関係」、「漠然とした結婚意識」、「インターネットへの依存」の5 つを挙げています。
 これらの要因が「貯蓄志向」、「いいモノへの欲求」、「他人に触発されてモノを買う経験」、「今やりたいことをやる意識」などに影響を与え、結果、消費の低下につながっていることが明らかになりました。
 さらに、この5 つの要因から、若者に積極的に消費してもらうためのアプローチを考察。購買へのためらいを払拭するための“背中の一押し”や“先送りはできないと”思わせることが効果的で、加えて、機能訴求よりも“素晴らしい自分”イメージを想起させることが有効であると説いています。・・・・


●若者がモノを買わない要因の考察と消費を促す方法論  080828.pdf
 本レポートはダウンロード用のため、一部割愛しております。
お問合せいただいた方には、無料で完全版をお渡ししておりますので、ご入用の方は【お名前】・【会社名/団体名】を記載の上、下記メールアドレス宛てにご連絡ください。・・・


●若者がモノを買わない理由--インターネット依存、低い上昇志向・・・    
japan.cnet 鳴海淳義(編集部) 2008/08/28 18:37

 若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1総研は8月28日、首都圏在住のM1(男性20歳~34歳)、F1(女性20歳~34歳)層の消費行動に関する調査レポート「若者がモノを買わない要因の考察と消費を促す方法論」(PDFファイル)を発表した。
 レポートによれば、若者がモノを買わない要因として「将来に対する不安」、「低い上昇志向」、「固定化された人間関係」、「漠然とした結婚意識」、「インターネットへの依存」の5つがあるという。

 M1・F1総研はこれらの要因が下記のように「貯蓄志向」、「いいモノへの欲求」、「他人に触発されてモノを買う経験」、「今やりたいことをやる意識」に影響を与え、結果として消費の低下につながっていると分析している。

• 将来に対する不安→将来に不安を抱いているM1、F1は、貯蓄志向が高い。したがって消費力は低い。

• 低い上昇志向→上昇志向を持たないM1、F1は、いいモノを欲しいという欲求が低い。したがって消費力は低い。

• 固定化された人間関係→交友関係の開拓意欲が低いM1、F1 は、他人に触発されてモノを買う経験が少ない。したがって消費力は低い。

• 漠然とした結婚意識→結婚想定時期が遠いM1、F1は、今やりたいことをやっておきたい意識が低い。したがって消費力は低い。

• インターネット利用時間
<M1層>→インターネット利用時間が長いM1は、情報が多すぎて調べるのが面倒になり、購入を中止した経験が多い。したがって消費力は低い。

<独身F1層>→インターネット利用時間が長い独身F1は、ネットで調べている間に、何を買ってよいかわからなくなった経験が多い。したがって消費力は総じて低い傾向。

 レポートでは、若者に積極的に消費してもらうためのアプローチとして、購買へのためらいを払拭するための“背中の一押し”や“先送りはできないと”思わせることが効果的で、さらに機能訴求よりも“素晴らしい自分”イメージを想起させることが有効であると考察している。

●休日も家にいてしっかり貯蓄 若者は地味で堅実になった?  j-cast.com/2007/08/23
日経流通新聞は2007年8月22日、20代の若者は貯蓄に熱心で酒や車への関心は薄く、「堅実・小規模な」暮らしを好んでいる、とする意識調査の結果を報じた。休日に家にいる若者も多く「巣ごもる20代」と大きく見出しをつけた。若者たちは、地味な生活を好み、堅実になったのか。

流通新聞の記事によると、月々に自由に使えるお金の使い道として、20代の36.0%が「貯蓄」を挙げ(複数回答)、2000年調査より8.2ポイントも増えた。「貯蓄は熱心」と小見出しもつけた。また、乗用車保有率は13.0%で00年調査比10.6ポイントも減った。「欲しい」と答えた20代も25.3%(同22.9ポイント減)と半減に近い数値を示した。「駐車場代やガソリン代がかかる」「高すぎる」などが理由という。

「将来に備え」を重視する20代が17.7ポイントも増える
 さらに、お酒を全く飲まないか、月に1回以下しか飲まない20代も34.4%を占めた。00年調査との比較はないが、「月に2、3回くらい飲む」派を加えると、記事中のグラフで見る限り、お酒に縁が薄い20代は、60%に迫る「多数派」となる。

休日の過ごし方も「ほとんど家にいる」「家にいることが多い」という人が43.1%と多く、「縮み志向」と表現した。調査は、07年6月末から7月上旬にかけインターネットで実施、首都圏の20代1,207人が回答した。

若者の酒・車離れは従来から指摘されており、調査は指摘を裏付けた形だ。一方、貯蓄に熱心な若者像は、少し意外な感じもする。流通新聞の記事では、月収手取り20万円強だが月10万円も預貯金へ回すという25歳の証券会社員の声も紹介している。調査項目でも、将来に備えることを重視している20代が07年39.5%と、00年調査より17.7ポイントも増えたことも指摘している。

確かに、20代の貯蓄について、日銀が事務局を務める金融広報中央委員会の「家計の金融資産に関する世論調査」をみても意識の高まりはうかがえる。06年と00年の結果を比べると、貯蓄を全くしなかった20代は、06年8.6%で、00年15.1%の半分近くに減っている。9割以上が貯蓄していることになる。一方、手取り年収の35%以上貯蓄した20代は、06年3.2%と00年1.2%より微増している。「貯蓄重視派」が増えたと見ることができる。

貯蓄意識が高まった背景について、日本総研の石川誠・副主任研究員にJ-CASTが質問すると、石川さんは、20代に将来への不安感が根強いことを指摘した。特に20代後半は「就職氷河期」を経験している。最近の「景気回復」の現状にもかかわらず、将来的に厳しい経済状況になる可能性が頭から離れない、という訳だ。また、そうした先輩たちの姿をみて、「就職氷河期」は脱していた20代前半にも不安感が伝わっているようだ。

●一番の関心事は貯金 20代は「かわいそうな世代」なのか  j-cast.com 2008/3/
酒を飲まない。車を買わない。休日は「家にいる」。一番の関心事は貯金――。これが20代の若者の特徴だという調査結果が公表された。そこから垣間見えるのは保守的でつつましく、見方によっては「かわいそうな世代」の姿でもある。
約8割が毎月貯金をしている

酒を飲まない若者が増えている(写真はイメージ)
インターネットリサーチのマクロミルは、2008年2月29日に「若者の生活意識調査 2008」(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の20代男女312人にアンケート)を発表した。
この中で、貯金について尋ねたところ、約8割の人が毎月貯金をしていた。目的は「いざという時のため」が65%。「旅行資金」が28%、「病気や事故の備え」が27%、「老後の蓄え」が23%という順になった。「積極的にお金をかけたいものは」という質問に、なぜか回答は「貯金」が44%でトップ。休日の過ごし方は、「家にいる」が38%で、お酒を「ほとんど飲まない(25%)」「まったく飲まない(10%)」の合計が35%になっている。

日本経済新聞が07年8月22,日付け紙面に掲載した調査でも、似たような結果が出ている。「自由に使えるお金の使い道」(複数回答)については、「貯蓄」を挙げた人が36.0%、00年より8・2ポイント高くなった。飲み代は29.6%が「お金がもったいない」。これは30代より10ポイント以上高い。乗用車を「持っている」は13.0%だが、00年より10ポイント以上低下、家電や海外ブランド品など18品目も保有率が低下している。

つまり、飲み代や買い物を節約し、貯金に回しているようなのだ。
ほんとうだろうか。J-CASTニュースでは都内の20代にそのあたりの事情を聞いてみた。
「断れない大きな飲み会には出ますが2、3人の集まりには行きません。飲んだら無くなってしまう酒なんかに、カネを使いたくないから。余ったら貯金。貯金で(液晶大画面テレビなどの)形が残るものを買ったり、将来に備えます」(29歳の男性サラリーマン)

「飲み会を開いても来ない学生が多い。部屋に居るのが好きで、アパートに無いものといえば、酒、エロ本、エロDVD、冷蔵庫の中身です」(23歳の男子大学生)
「結局、日本はもっとダメになると思っているんです。成功する人は1割にも満たないはずから、慎ましく生きるしかないんです」(22歳の男子大学生)

「貯金しているのは、自己投資をしていないのと同じ」
「20代からの自分を高める勉強法」(ソフトバンククリエイティブ刊)などの著書がある、ジャーナリストで経営コンサルタントの中島孝志さんは、現在の20代を「かわいそうな世代」と評し、こう話す。
「20代は将来に不安の要素が多いため、ちょっと先の未来に踏み出すことができない。貯金は地に足がついた人生設計、ともいえるが、投資のようなリターンがないから、若い世代にとっては、停滞、を意味しているのではないか」

20代の若者が保守的になっているのは、同世代にたくさんニートがいてその現実を知っていること。さらに、株の乱高下、年金、サブプライムなど経済面の問題が山積し未来を描ききれないことや、両親が不況の時代を生き、今でも家のローンや、教育費を抱え「カネがない、カネがない」とシャワーのように言葉を浴びせられてきたからだという。
「20代がお金を使わずに貯金しているのは、自己投資をしていないのと同じだから、これからの人生に向かって投資しなさい、と言いたい。投資は成功も失敗もあるけれども、どちらがおもしろい人生を送れるか、ということだと思うんです」

●ネット利用者は情報収集が得意?--ニュース収集方法で異なる生活スタイル  japan.cnet 080523
 M1・F1総研は5月10日、首都圏の働く“M1層(20~34歳男性)”を対象に、ニュースの収集方法による生活スタイル・価値観の違いについて調査し、結果を公表した。
 調査によると、M1層が世の中の動きやニュースを把握する情報源のトップは「テレビ」(78.4%)。以下、「ポータルサイト」(77.6%)、「新聞」(42.4%)と続いた。
 また、テレビを一番の情報源と答えた人の43.2%が「最新情報に弱い」と回答。さらに、「広く浅く情報を収集したい」と思う割合が33.7%で、いずれも他のメディアに比べ、より高い割合を示した。

 一方、ポータルサイトを第一の情報源としている人の82.5%が「情報収集の手段を的確に使い分けられる」、56.2%が「入ってくる情報が多すぎるとは思わない」と回答し、他のメディアよりも割合が高かった。
 新聞を一番の情報源としている回答者は、「世の中への関心が強いほうだ」(84.4%)、「多くのメディアに接触している」(71.1%)と答えた割合が高く、世の中へ出来事に対する積極的な関心の高さを自負していることを示す結果となった。

 そのほか、テレビを一番の情報源としている層は、テレビ中心の生活で、お金や遊びを重視している傾向があり、ポータルサイトを第一の情報源としている回答者の特徴は、インターネット利用時間がもっとも長く、平均就寝時間が25時台の夜型の生活スタイルであるとわかった。
 一方、新聞を主な情報源としている層は、既婚者が多く、年収が高く、起床時間が早い傾向が見られた。

●M1・F1層の理想の勝ち組有名人は「所ジョージ」と「松嶋菜々子」  【「M1・F1総研」レポート】 2006年11月9日 14時00分 M1層・F1層を細分化!「M1層・F1層の有効なセグメントポイントの発見」
~インフォプラント調査によるM1・F1層 2,500人からの回答結果レポート~
 株式会社Media Shakers(本社:東京都港区、社長:笠松良彦)が運営する「M1・F1総研」(リンクと、株式会社インフォプラント(本社/東京都中野区 代表取締役社長:大谷真樹)は、M1・F1層に対する定量調査・定性調査を実施し、第1回分析レポート「M1層・F1層の有効なセグメントポイントの発見」をまとめました。

※M1層・F1層とは、テレビ視聴率集計区分の一つで、男性20~34歳をM1層、女性20~34歳をF1層と呼びます。

 今回の調査は、現在のM1、F1層がどうのようなデモグラフィック特性や価値観・ライフスタイルを持っており、メディアに接触しているのか、などの視点で年代別にみることにより、ターゲットセグメントに有効な知見を獲得することを目的に実施した。
 従来、15歳の年齢幅で分類されてきたM1層・F1層を、ライフステージの変化を加味し、年齢により5段階に細分化した。分類した世代間においては、仕事・お金に対する価値観、買物に関する意識を中心に顕著な違いがみられた。
 また、理想としている「勝ち組」有名人は全世代共通で、M1層全体で「所ジョージ」、F1層全体で「松嶋菜々子」が1位という結果となった。

◆ライフステージにより、M1・F1層を5段階に分類

年代別セグメントの概要

M1層
・【20~22歳】・・・何事にも自由奔放な学生世代
・【23~25歳】・・・仕事や将来に理想を抱いてがんばる新社会人世代
・【26~28歳】・・・次なるステップアップを目指し、何事にもこだわりを持つ世代
・【29~31歳】・・・仕事、結婚・家庭、お金などでストレス一杯の世代
・【32~34歳】・・・仕事より家庭・子供重視の世代
F1層
・【20~22歳】・・・話し好きでネタ確保に躍起な世代
・【23~25歳】・・・仕事やプライベートに、自分のやりたいことをやりたがる世代
・【26~27歳】・・・仕事よりも、結婚を控え自分磨きに投資する世代
・【28~30歳】・・・購買意欲旺盛の独身と、節約意識が高い主婦が混在する世代
・【31~34歳】・・・家事や育児の大変さを実感し、様々なストレスが溜まる世代
【図1参照】

◆仕事観

 M1層については、31歳まで維持していた仕事に対する意欲が、32歳を起点に減退し、あくまでも家族のため、生活のための仕事という考え方をもつ層が多くみられる結果となった。
 F1層については、25歳までは仕事に対して前向きな姿勢であるものの、26歳からは自分磨き・プライベートを重視する傾向にあった。しかし、仕事に就かないことに対しては不安を抱いており、子育てなどが落ち着いた頃には何かしらの職に就きたいという思いが見受けられた。

◆お金の使い方に関する意識

 M1層は、全体的に将来を見据えて貯金・節約意識が高い結果となっておりますが、中でも【26~28歳】【29~31歳】においては、投資・運用してお金を貯める意識が強いようだった。
 F1層もM1層同様、全体的に貯金・節約意識が高い結果となった。【26~27歳】においては、投資・運用意識が高い傾向にあった。

◆買物に関する意識

 M1層をみると、【26~28歳】はモノへのこだわりが強いのが特徴だった。既婚者が多く、家族のための出費も多くなる29歳からは安いものを手間隙かけて探したり、慎重に吟味して買物をする傾向にあった。
 F1層をみると、【26~27歳】は世の中に遅れずにいたいという意識からか、流行ものやメジャーなブランドへの購買意欲が高い傾向にあった。既婚者が多く、家族のための出費も多くなる28歳からは、安さを重視し、また、家事・育児での多忙も相まってネットショッピングを重宝しているようだった。

◆理想の勝ち組有名人は、M1層の1位「所ジョージ」、F1層の1位「松嶋菜々子」

 理想としている「勝ち組」有名人は全世代共通で、M1層で「所ジョージ」、F1層全体で「松嶋菜々子」が1位という結果となった。【表1参照】

詳細については、「M1・F1総研」HP(www.m1f1.jp)でもレポートをご覧いただけます。

◆プレスリリースPDF
リンク

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 「私は自分を客観的に見れるんです。あなたとは違うんです」 と言って辞任表明した福田総理。

 その後の候補の乱立。
 出来レース、お祭り騒ぎ、目くらまし・・・などど評される。
 私は究極の茶番劇だと思う。

 ワクワクしない、政党への期待と信頼がさらに薄く、そう評するブログもある。

 しかし、綿密に練られた作戦なんだろう。

 自民党が野党に負けない可能性をもっとも確保できる最後の道。 
 ワァワァ騒いで、多少注目されて、後は麻生人気のさめないうちに早々と一気に解散、総選挙。
 民主党も慌てる。

 ( 9月2日のブログ ◆二代目・投げ捨て総理/安倍、福田とも 《ねじれ国会に耐えられないから》  )

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 ● 「10月上旬解散」濃厚、
 11月9日投票軸に与党調整  福田退陣・総裁選

       2008年9月6日03時05分 読売新聞
 政局の最大の焦点である衆院解散・総選挙について、24日召集予定の臨時国会で新首相の所信表明演説と各党代表質問を行った直後の10月上旬に衆院を解散する方向で、自民党が公明党と調整に入ったことが5日、明らかになった。

 麻生太郎幹事長ら5人以上で争われることになった自民党総裁選の余勢を駆って選挙戦に臨むほうが有利と判断したとみられる。自公両党は「10月28日公示、11月9日投開票」を軸に選挙準備を加速させる方針だ。

 最終的な決断は総裁選で選任される新総裁(首相)によって行われるが、複数の与党幹部によると、9月29日に新首相が所信表明演説を行い、これに対する衆参両院での各党代表質問を10月1日から3日間の日程で行った直後、3日か6日のいずれかに衆院を解散する案を検討している。

 公明党には「新内閣の支持率が最も高いタイミングでの選挙が望ましい」として、臨時国会冒頭の解散論も根強い。これに対し、自民党側は「1996年10月の衆院選で、所信表明演説と各党代表質問をせずに解散したところ、論戦を避けたとの批判が出た」との理由で難色を示し、代表質問後の10月上旬解散案が有力となったものだ。

 自民党は、岩手1区など公認候補が決まっていない六つの「空白区」の候補者選考を党本部主導で進める方針だ。年末年始の解散を想定していた公明党と支持団体の創価学会も、衆院選の準備を前倒しで始めた。
 衆院選の投開票日は、公示までに必要な準備期間を考慮すると、10月26日、11月2日、9日のいずれかとみられる。このうち、2日は「土曜日を含め3連休の中日のため、選挙日を設定するのはなじまない」(自民党幹部)との判断から除外する方向だ。

●【自民総裁選】4人の表情 雰囲気一変 漂う緊張感  (1/3ページ)
  産経 2008.9.4 22:48

自民党総裁選に立候補の意向を表明した左から石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相、麻生太郎幹事長、与謝野馨経済財政担当相 =4日 (酒巻俊介撮影)
 
与謝野馨氏
 「与謝野君は総裁候補の中では割とインテリで万能の力を持っておる。このままでは非常に物寂しい総裁選になると思っていたので立候補は非常によい。大いに激励しておいたよ」
 4日昼、与謝野経済財政担当相から出馬の報告を受けた恩師の中曽根康弘元首相は満足そうにほほ笑んだ。確かにこれまで「俗世界の話はしない」と出馬を否定してきた与謝野氏が態度を一転させたことで党内の雰囲気は大きく変わりつつある。
 学究肌で人当たりのよい与謝野氏は派閥横断的に人気が高い。タカ派色の強い麻生太郎幹事長や、小池百合子元防衛相を推す経済成長重視の「上げ潮派」を嫌う勢力が雪崩を打つ可能性もあり、最有力候補の麻生氏もウカウカできない情勢となった。

 与謝野氏の出馬を聞いた麻生氏は「いいことなんじゃないか?」と余裕を見せたが、与謝野氏との連携をひそかに期待していたこともあり心境は複雑のようだ。
 中曽根氏と面談後、与謝野氏はBS番組に出演。司会者に「時の人ですね」と水を向けられると「無投票で党の代表を選ぶのは面倒くさくないが、党が何を考えているか国民に知っていただく努力をする責任がある」と決意をにじませた。
 ただ、与謝野氏は平成18年秋に咽頭(いんとう)がんの手術をしており健康不安はつきまとう。年内解散の見方が強まる中で「選挙の顔になりえるのか」(中堅)との声も上がる。
 
麻生太郎氏
 「次期政権に要望のある人はどうぞ」
 4日早朝、都内で開かれた財界関係者との勉強会に出席した麻生氏は司会者にこう紹介され、照れ笑いを浮かべた。この会合に与謝野氏も出席していたが、遅れてきた麻生氏と入れ違いに退席しており、ニアミスは逃れた形だ。
 麻生氏は「複眼的な視点で日本の国家経営を考えないといけない」と述べ、定年制延長や投資促進など政権構想に自信を見せたが、出席者からは「世の中の空気は自民党にとって甘いものではない」と厳しい声も飛び出した。

 まだ麻生氏は幹事長を辞職していないため、表だった活動は控えているが、陣営では選対本部用に都内のホテルを予約、8日に党本部で出馬会見する方向で着々と準備を進める。
 先の総裁選で推薦人となった菅義偉元総務相(古賀派)、甘利明前経産相(山崎派)、鳩山邦夫前法相(津島派)らもすでに水面下で多数派工作を開始。与謝野氏の出馬により緊張感が広がったが「小池氏と一騎打ちとなり守旧派のレッテルを張られずに済む」と歓迎する声もある。
 
小池百合子氏
 「昨夜はよく寝ました。ちょっと環境が変わってきたかな…」
 推薦人確保にメドを付けた小池氏は4日午前10時、晴れやかな笑顔で党本部に姿を現した。かつて一度しか顔を見せたことがなかった「資産効果で国民を豊かにする議員連盟」(会長・山本有二元金融担当相)の勉強会にフル出席した。

 だが、所属派閥の町村派は一部の若手・中堅を除いて冷ややかだ。小池氏は猪口邦子、佐藤ゆかり両衆院議員(いずれも無派閥)と結成した「TPL(トーキョー・プロジェクツ・オブ・バイ・フォー・レディース)」を中心に改革派に支持を訴える考えだ。
 後見人の小泉純一郎元首相はいまも沈黙を守ったまま。4日夕、記者団に出馬の意向を再度問われ、「調整中。でもいい感じ。そう迫らないでよ」。
 
石原伸晃氏
 「ぜひ総裁選でしゃべる機会を得られるように不退転の覚悟で取り組みたい」
 石原氏は4日朝、東京都杉並区の上井草駅で10人ほどの立ち見客を前に出馬の意向を表明した。

 だが、所属の山崎派会長、山崎拓元副総裁の態度はあいまいなまま。「石原氏を支持すれば派を上げて総裁選をしないといけないが分裂含みとなる」(中堅)からだ。
 父の石原慎太郎東京都知事は石原氏の出馬を「冗談でしょ」と一蹴(いっしゅう)。記者団に「父親に相談したか」と問われると鼻で笑ってこう答えた。
 「新宿(都庁)の頑固おやじに話すと森(喜朗元首相)擁立になってしまう」

●【福田退陣】民主・鳩山幹事長「メディアジャックへの対抗が命題」 埋没に危機感
  産経 2008.9.4 09:19
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は4日午前、ニッポン放送の番組で、福田康夫首相辞任に伴う自民党総裁選により、民主党が埋没するとの見方に対し「その危機感を持って臨んでいる。メディアジャックされた中でわれわれの存在感をどうやって示すかということは大きな命題だ」と語った。

 ただ、民主党代表選でも急遽(きゆうきよ)、小沢一郎代表の対抗馬を立てて選挙戦を行うべきだという声があることについては「民主党のトップは(参院選や衆院山口補選などの)選挙で勝ち続けている。企業でも社長がいい仕事をやっているときに変えなさい、とはならない。われわれが演出をしなければならないのかという話だ」と反論。意図的な選挙戦を行うべきではないとの姿勢を示した。

 また、自民党総裁候補として名前の挙がっている麻生太郎幹事長と小池百合子元防衛相に対しては「(総選挙を戦うには)どちらでも同じだ、と小沢はいうだろう。自公連立政権そのものが終焉(しゆうえん)を迎えているのだから、誰がなったから良いとか悪いとかいう論評をすべきではない」と述べるにとどめた。

●乱反射:福田首相辞任の波紋/中 解散の筋書き /佐賀  毎日新聞 2008年9月4日 地方版
 ◇“想定外”に戸惑い
 福田康夫首相の退陣表明で、世間の関心は解散・総選挙へと移った。永田町では、すでにさまざまなシナリオがささやかれている。
 その一つが、10月解散説。衆院佐賀1区選出の自民現職、福岡資麿氏(35)によると、「臨時国会で新首相が施政方針演説をした直後に冒頭解散をする」のだという。
 “震源地”は党内の重鎮といい、「すぐに(解散・総選挙を)やれ」と発破をかけ、水面下で選挙態勢作りを進めているともされる。
 福岡氏がこれまで想定していたのは、年明けの解散。地元で支持者回りをするなど足場固めを進めていたが、想定外のスケジュールが入ってきたことで、準備を急がなければならなくなった。
 「自民が総裁選をやっている間に民主は時間ができる。2カ月で(準備が)できるか不安がある」
 ◇  ◇  ◇
 解散までのカウントダウンが早まったことを感じているのは、民主党も同じだ。
 同党現職で佐賀2区に出馬を予定している大串博志氏(43)は「(福田首相の辞任表明の)影響はまだ見えないが、選挙は早まると思う」。3日は党の打ち合わせで上京したが、4日昼には佐賀に帰る。
 佐賀1区に出馬予定の民主現職、原口一博氏(49)も党務などのため上京中。3日はテレビ収録や勉強会などをこなした。5日には佐賀に戻るという。
 原口氏は最近の国政報告会について「会場からの質問が生活に密着した具体的なものになっている」と感じ取っている。臨時国会の冒頭解散の可能性も高いことを指摘したうえで「いよいよ天下分け目の戦い。選挙準備を加速させたい。政権交代を求める声が高まっている」。
 ◇  ◇  ◇
 「予備選の準備をするよう事務方に指示している」と、石井秀夫・自民県連幹事長は言う。今月10日告示、22日開票と日程が決まった党総裁選で県連は、割り当てられる3票をだれに投じるかを決めるため、党員・党友による予備選を実施する方向だ。
 最終的には10日に代表役員会を開いて決定するが、石井幹事長は「党総裁(=首相)を決められるのが党員・党友の最大のメリットであり、実施するのは当然」と強調する。
 自民現職の今村雅弘氏(61)=佐賀2区=も3日は午前の総務会、午後の両院議員総会--と党務に忙殺されながらも、夕方には飛行機に飛び乗り、一路、鹿島市を目指した。

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 コピペとは 「コピー&ペースト」 「コピー・アンド・ペースト」 の略。
 情報をコピーして別のところに貼り付けること。

 最近そのことの是非の議論があるので考えてみようと前から思っていた。
 先日、月曜日の夕方、何かの偶然でふと、「明日のブログ、コピペにしよう」と思った。
 そして、食事を作ろうと立ったら、なんと、夜7時半からのNHKのクローズアップ現代が そのことを流し始めた。
 「これは、おもしろい」と料理しながらチラチラと見た。

 ととと・・そのうち・・・福田総理辞任のニュース・・
 次の日のブログ・ネタは入れ替わった。

 ともかく、コピペ問題のキッカケあるいは象徴が大学生のレポートや小中学生の読書感想文らしい。
 それで、今朝、「読書感想文」を提供するページをあちこち覗いてみた。
 結構面白そうで、しばらく あちこち見入っていた。
 文末にリンクと設置者当人の紹介を抜粋しておく。

 ・・そももそ、このブログはコピペの典型??
 でも、私は、それ自体は自分の考えとして引用・転載しているわけでなく、こんな情報がある、こんな人がいると載せているだけなんだけど。

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●9月1日(月)放送
コピペ ~「ネットの知」とどう向き合うか~
  クローズアップ現代 放送記録 kiroku2008/0809-1

 インターネットで見つけた文章をコピー&ペーストして、自分の文章にしてしまう"コピペ"。ある大学では提出されたレポートの半数近くがコピペで作成されていたという事実が明らかになった。夏休みには小中学生向けに開設された「コピペで書ける読書感想文」のサイトがアクセス数を伸ばし、大人の世界でも、役所が募集したパブリックコメントに大量のコピペの「組織票」が提出されるなど、コピペは今、社会全体に広がりつつある。「コピペは人間の考える力を弱める」と批判の声が上がる一方、「新たな知の技法」として肯定的に捉えるべきだとの意見もある中、私たちはネット上に広がる膨大な情報とどう向き合っていくべきか考える。
(NO.2623)
スタジオゲスト : 茂木 健一郎さん (脳科学者)

 
 なお、ちょうど、7月30日のブログ ⇒ ◆今日は花や野菜、食べ物を楽しむことの記録 で 茂木さんのことに触れた。
 「・・ところで、脳科学者として広く知られる茂木健一郎が、昨日のNHKテレビで、年齢を重ねると脳に経験の蓄積が増える、意欲があればその情報が活用できて「創造」がてきる、だから歳をとったほうが良い、ただし意欲がないと活用できないから老化する、という趣旨の話をしていた。

 ふむふむ・・・
 ともかく、彼は、毎朝ブログをやって、あたまを整理をするという。
    茂木健一郎 クオリア日記 」
 それはいいとして、コピペのことに戻ろう。
 以下に一部転載。もちろん詳しくはリンク先をどうぞ。

 ●大学生から小学生まで 「ネットでコピペ病」蔓延
  2008 7月20日12時25分配信 J-CASTニュース
 読書感想文がコピペできるサイトの一つ
 ネットでコピペ(コピー&ペーストの略)と言えば、大学生のレポートが話題になっている。ところが、なんと小学生の読書感想文にまでコピペが広がりつつあるというのだ。はたして、防ぎ手があるのか。

■「読書感想文をさっさと片付けて」というコピペサイト

  「自由に使える読書感想文~読書感想文をさっさと片付けて、夏休みをエンジョイしよう!! 」

 キーワードでネット検索すると、こんな衝撃的なサイトが出てくる。このサイトでは、小中学生を対象に「パクリ・コピペOK」という感想文の見本がズラリと並ぶ。例えば、太宰治の小説「走れメロス」については、原稿用紙3~5枚の「オリジナル文」が。いずれも「わたしには親友という言葉で呼ぶにふさわしい友人がいました…」と書き出し、借金を被った親友の父親を引き合いに出して、小説の言う、人を信じることとは何かを自問するなどしている。

 サイトでは、ばれても責任は負わないという。同様なサイトは、いくつか見つかった。しかし、こんなサイトを利用する小中学生は、本当にいるのか。

 日本経済新聞の2008年7月11日付夕刊記事によると、07年秋の読書感想文全国コンクールで、小学校高学年の児童によるコピペが発覚した。どのサイトか書かれていないが、あるホームページ掲載の他人の感想文と酷似していることに審査員が気づいたのだという。これが事実なら、コピペは今や小学生にも拡大しているということらしい。

 さらに、日経の記事では、大学生では常態化しているとの指摘を挙げている。

 それを裏付ける調査結果などはないようだが、ひどい例も見つかった。小樽商科大の江頭進教授は、J-CASTニュースの取材に対し、2003年1月にイラク戦争のレポートを提出してもらったところ、受講者260人余の4割もネットからのコピペが見つかったというのだ。

  「ところどころ文体が違ううえ、学生にしては文章がうま過ぎました。そこで、学生たちに確かめてみたら、複数のサイトからのコピペが分かったんです」

 日経の記事では、東日本のある国立大医学部で08年5月上旬、学生約100人のレポートの半数以上に盗用が疑われたと報じている。

■「大事なのは、学生への教育」

 モラル低下が指摘される中で、コピペ発見ソフトの開発者も現れた。

 金沢工大知的財産科学研究センター長の杉光一成教授は、このソフトを開発中で、2008年2月に特許を申請した。学生のレポートを翻訳ソフトの技術で文節や単語に分解し、ネット検索で類似した文章があれば、そのURLを表示する仕組みだ。ソフトでは、学生間のコピペも検出できるという。ソフトウエア会社から09年中に市販する予定。06年に学生2人のレポートがブログからのコピペと分かり、それを防ごうと開発を思いついた。

  「教育現場では、困っていると言いづらかったので、ニーズが顕在化していませんでした。しかし、2ちゃんねるで、ソフト開発に対し『日本全体の学生を敵に回した』とスレッドが次々に立ったように、それだけコピペが蔓延しているということです」

 発見ソフトでは、米国最大手のアイパラダイムス社が開発した「turn it in」が、08年秋にも日本語サービスを始めるとも報じられている。

 蔓延するコピペに、発見ソフトは決定打になるのか。

 杉光教授は、「少なくとも安直にコピーする人がいなくなるのでは。それだけでも進歩」と話す。ただ、「大事なのは、学生への教育」という。

 前出の江頭教授は、コピペ発覚からレポートを止め、研究発表や討論、試験などに切り替えた。また、学生を図書館に連れて行って、参考資料の調べ方などを教えたという。「学生も自分で考えるようになり、卒論を書く研究手法を確立できるようになりました」。

 発見ソフトは、「使わないかもしれません」としながらも、「学生を教育する一つの方法だと思います」と理解を示す。

 金沢工大の杉光教授は、「専門家ならソフトがなくても見破るべきというのは、見当外れ。他人の言葉を持ってくることを正当化できるわけもなく、コピペは悪いと教え、自分で考えるように指導することも必要でしょう」と話している。

●「コピペ」を発見するソフト 金沢工大教授が開発  cast.com 2008/5/26
インターネット上の情報を「コピー・アンド・ペースト」(コピペ)したものかどうかをチェックするソフトを、金沢工大知的財産科学研究センター長の杉光一成教授が開発中だ。2008年2月に特許申請を終え、来年早々にも産学連携の形で発売するという。杉光教授によれば、ネット上の情報をコピペしてレポート(宿題)を提出する学生が急増。中学生でも、ネット上にある「自由に使用できる」と謳った読書感想文をそのままコピペして提出するなど教職員を悩ませている。杉光教授が開発中のソフトは、学生などが提出した文章を翻訳ソフトに使われている「形態素解析」という技術で分解し、インターネットで検索。類似したものが検出されればURLを表示するというもの。

自由に使える読書感想文は学校提出目的に限り著作権フリーです



「自由に使える読書感想文」について

 読書嫌い製造マシーン、作文嫌い人間養成ギブスである読書感想文。これのせいで読書嫌いになった人間は数知れません。君のお父さんもお母さんも、そしておじいちゃんおばあちゃんも、夏休みの宿題、読書感想文には泣かされました。

 そこで悩める児童・生徒諸君のために、学校提出用に限り自由に使える読書感想文をホームページで公開することにしました。これをそのまま書き写すのもOK。少しアレンジして、オリジナル(もどき)の読書感想文に作りかえることもOKです。

「自由に使える読書感想文」使用条件

コンクール・コンテスト等の応募には使用しないこと。
学校提出用に限り著作権フリー、そのまま使ってもいいし、手を加えるのもOKとします。
パクリ・コピペがばれても、自己責任(悪いのは自分)とし、センセイに思いっきりしかられること。
パクリ・コピペがばれるかどうか不安ならば使用しないこと。
パクリがばれそうになったら「これはオリジナルだ!」と最後まで言い張る根性を見せること。
他のホームページに転載しないこと。
他のホームページから読書感想文へ直リンしないこと。
「読書感想文」から解放された時間で夏休みのすてきな思い出を作ること。
【!警告!】

パクリ・コピペがばれて問題になっても当サイトは一切の責任を負いません。 評価担当のセンセイがパソコンを使いこなしている場合、 使用にあたっては十分な注意が必要です。 評価担当のセンセイを普段から観察するのはすごく大切です。



● 悩める青少年に朗報!読書感想文は1行読めば書ける!
 1行読むだけで読書感想文を書くために
読書感想文を書くための3つの鉄則

[実践1] 川端康成『雪国』  デフォルトのイメージを大切にする

[実践2] カフカ『変身』  もっともらしいことを勝手に述べる

[実践3] 森鴎外『舞姫』  単語の持つイメージにこだわる

[実践4]夏目漱石『吾輩は猫である』  現代社会について述べる

[実践5]トルストイ『アンナ・カレーニナ』  自分のことを書く

[実践6]沢木耕太郎『深夜特急』  好きな人のことを書く

[実践7]島崎藤村『夜明け前』  言葉遊びを使う

[実践8]片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』  悪口を書く

[実践9]松尾芭蕉『おくのほそ道』 NEW   旅に出てみる

● 作文・読書感想文 
 当塾における作文指導は、ちょっと変わっています。

生徒たちの書いた作文を添削して返すのは当然のことですが、生徒たちの作文の中から、毎回2~5人の作文を選び、それをそっくりそのまま(ただし、筆跡は変えて)書き写したものを、発表します。

次に、その生徒が言いたかったであろうことを 私が考えて書き直したものを発表します。

これは、「自分の言いたかったことを、その作文を読んでくれる人に正しく伝えるためには、どのような工夫をするべきだったのか」ということについて、生徒たちに具体的に考えてもらうための材料になるものです。

これを何人分か発表した後で、同じ題で先輩たちが書いた文を(もちろん匿名で)発表し、その文のどこを直せばもっといい文になりそうか?! ということについて、まずは生徒たちから意見を言ってもらいます。そして、そこでは指摘されなかった部分についてだけ、私のほうで補っていく・・・というスタイルで授業を進めていくのです。

● 著作権フリーの読書感想文をみなさまに提供
 ここでは、著作権フリーの読書感想文をみなさまに提供したいと思います。キリ番の方はどうするんだ!?というと、題材を指定してあなただけの感想文を差し上げます(笑)。
 著作権フリーの感想文を使用しよう、と思っている方は必ずここに書いてある全文をくまなく読み、その注意を全て守るようにしてください。守れないようなら、報復処置も考えます。報復処置——つまり仕返し、ですね(笑)。
 いいですか、必ず全文を読むようにし、全てのことに同意してください。
 著作権フリーだからといって何をしていいわけではありません。以下にまとめましたのでよく読んでくださいね。

---著作権フリー感想文に反対する方、又保護者の方へ。---
著作権フリーの感想文に対しては、反対する方がいらっしゃるかもしれません。
感想文というようなものはあくまで本人が書くべきであるという考えは確かにその通りであるとわたしも分かっています。
わたしも多分反発を覚えるでしょう。
しかしわたしは、これからの情報化社会の中で自分で情報を手に入れ、自分でその情報の是非を判断し自分でその情報を利用し考える。
そういった力がこれから先必要であると考えます。
そういった考えから、わたしは情報を提供したいと思います。

読書感想文ジェネレーター
 楽しかった夏休みも明日でもう終わり。
 宿題は残ってないですか?いちばん面倒なのが読書感想文。書く前に読まなきゃいけないし、学校で指定された本はあんまり面白くない。ならばこのジェネレーターで簡単に作ってみましょう。
 課題の本の選び方によってはなんだかとんちきな感想文になりますが、気にしない!気にしない!では、レッツゴー。

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 インターネットでいろんな情報を集めることが欠かせないようになった。
 速さと広さが欲しい。
 だからこのパソコンのメモリーも2GBにしている。

 検索は、私はもっぱらグーグルを使っている。
 グーグルで見つからないとき、ヤフーで試す・・・そういうことは年に数回しかないグーグル・オンリー派。

 その新しい検索システムが9月2日から公開された。
 「Google Chrome」という横文字は私には不要だけど・・・

 ともかく、うたい文句につられて、昨日少し考えたあとインストールして動かしてみた。
 もちろん、インストールは簡単。
 使い方は、マニュアルなども見ずにテキトウにやってみた。

 以前よりも早いように感じる。
 使いにくくはない。
 この種のシステムは、使い込んでいくとそのパソコンのユーザー仕様に修正もしくは順応していくはずなので、しばらく使ってみようと思う。
 あなたもどうぞ、とお勧めできる。

 宣伝なのだろうけど、あちこちに使ってみた報告が流れているから拾ってみた。

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ダウンロード用公式ページの入り口
●Google Chrome (BETA) for Windows
「Google Chrome が実現する高速、快適、安全なウェブブラウジング。
無駄を削ぎ、シンプルな機能美を追求したブラウザです。」

●速さに唖然…話題のGoogle製ブラウザ「Google Chrome」を使ってみた  9月3日8時49分配信 BARKS

話題のGoogle製ブラウザ、「Google Chrome」のベータ版が公開された。とりあえず使ってみたのだが…表示がメチャメチャ速いのだ。

「Google Chrome」には、「WebKit」と呼ばれる、Appleが主導して開発してきたHTML描画エンジンと「Gears」というGoogle独自の技術が組み込まれているという(「WebKit」はMacやiPhoneなどのブラウザ「Safari」に採用されている)。また、JavaScriptの動作を高速にするために「V8」という技術も搭載。まさに速さにこだわったブラウザという印象だ。

デザインはいたってシンプル。タブブラウザで、各タブは「サンドボックス」として独立。1つのタブがクラッシュしてもほかに影響が出ないようになっているという。対応は、Windows Vista/XP。現段階ではMac/Linuxには非対応。

というわけで、ダウンロードページから「Google Chrome」をダウンロードし、インストールしてみた。作業は複雑ではないので、誰でもインストールまでたどり着けるはず。

まず最初に開かれるのは、空白の新規タブ。ただしブラウザを使っていくうちに、ここに頻繁に訪れるページへのリンクが現れるようだ。画面構成は非常にシンプル。上部にはアドレスバーがあり、このアドレスバーにはURLはもちろんのこと、検索ワードを入れるとそのままGoogleで検索して結果を表示してくれる。また、アドレスバーの右側にはページやセッティングのメニューを呼び出すアイコンがある。

早速試しにBARKS(www.barks.jp/)にアクセスをしてみる。すると、瞬時にTOPページが表示された。これは速い、速すぎる。

次に、BARKSのページの中でも重たいページの部類に入る「コミュニティ」ページ(www.barks.jp/users/)がどのくらいで表示されるかを計測。すると、「Google Chrome」だと約1秒で全部が表示された。ちなみに、同じページをWindowsで標準仕様となっているInternet Explorer 7で開いてみたところ、すべて表示されるまで4秒。つまり、「Google Chrome」の描画の速さは、IE7の約4倍ということに!?

いくつか別のサイトにもアクセスしてみたが、ページが特に崩れているようなところもなく、表示は問題なさそう。画面もシンプル。そしてページの描画速度は申し分なく、さらにブラウザの起動速度も速い。履歴を残さないでWebブラウズができる「シークレット モード」なる機能もついていたりと、使い勝手はかなりよいといえそうだ。

ブラウザでストレスを感じていた人も、この「Google Chrome」ならきっと満足の体感速度を得られるはず。IEやFireFoxからどのくらい乗り換えるユーザーが出てくるか、興味深いところだ。


●シンプルさ、使いやすさを主眼とする、Googleのオープンソースブラウザ「Google Chrome」β版が登場した。  2008年09月03日 06時04分 更新
 米Googleは9月2日、オープンソースブラウザ「Google Chrome」のβ版を公開した。Googleのサイトでダウンロードできる。日本語を含む40言語以上に対応し、世界100カ国以上で利用できる。現在はWindows Vista/XP版のみだが、Mac版、Linux版についても近く提供を開始するという。
 Google Chromeはシンプルさと使いやすさを重点に設計されたブラウザ。アドレスバーと検索ボックスを1つのボックスに統合し、URLの入力だけでなく、Web検索、履歴、キーワードの候補表示など、ワンボックスで何通りもの使い方ができる。

●「Google Chrome」の機能を写真でチェック 鳴海淳義(編集部) 2008/09/03 07:01

●Googleの新ブラウザ「Chrome」を使ってみよう  MarkeZine編集部

 Googleは9月2日、新しいブラウザ「Google Chrome」を公開した。メニューやボタンを極力排除したスッキリとしたインターフェースと高速処理が特徴となっている。

 関連記事のページもあった ⇒ ●Google謹製ブラウザ「Google Chrome」記事まとめ
   Google謹製ブラウザ「Google Chrome」記事まとめ
 「・・そんなわけで、発表から現在までにネット上にアップされた関連記事をまとめてみた・・」

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 先週、先々週も、温暖化と農業や暮らしについてかたい話だった。
 今週のいきいきセカンドステージは、今のうちの畑や稲の様子、種まきの様子を久しぶりに。
 料理も・・・
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タカサゴユリ
どこから飛んできて勝手に咲くのが タカサゴユリ
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

ササゲの花


すくなかぼちゃ
切って1時間もしないうちに りんごの蜜のように噴出す


ジャーマンポテト風 チーズやハムと
短冊はそのままいためて 輪切りは茹でてから 
  

(左) 味も食感も色も、一番気に入っている ジャガイモの「アンデス」
初物の 抑制キュウリ も入れて ポテトサラダ にした
   (秋ジャガの芽だしをしなきゃ)
(右) アスパラと玉ねぎの炒め物
昨年までは春しか収穫しなかったアスパラ
今年は伸びすぎにならないように気をつけて、夏も芽が出たら収穫している
  

絶品でとろけるようなイチジクの生ハム巻き。
桃も巻いてみた


 昨年より1週間遅く8月21日の種まき野菜
 防虫資材(サンサン・ネット)でスッポリ
 桜島大根 その横には 抜き菜 用に 各種の菜っ葉類

 熱処理のムラ クサが生えた
 その訳は、ポリマルチで蓋をした時、
 水を溜めてみたことが原因か
 縦・横のポリの透き間が広がって、水もあるから草が伸びたらしい
 =裸地で放置したら、これだけ(以上)の草が生えていたわけ


9月1日 2回目の種まき
8月21日に蒔いた畝の横に2畝蒔く



ここのところの異常な長雨に反応して、
「10日遅くするぞ、の決意を少し緩めた」もの
前回は5寸ニンジンだけ蒔いた
今回、ちょっと遅いけど (左)長ニンジン と (右)5寸ニンジンを蒔いた
  

 この時期の私の種まき方法
 まず、まき溝を深めに切ってから、たっぷりと水やり
 ニンジン・大根などの縦にすっと根が伸びる野菜のために、スジの地下だけは水を十二分に浸透させておく
 種を蒔いたら、少し土をかける。
 水を少しかける。

 この9月頃の時期は強雨が来る。
 ニンジンは、発芽したばかりの芽がたたかれないよう、籾殻(もみがら)をかける。大根や白菜、菜っ葉類は、どちらでもが、日照が続くときの乾燥防止対策としては籾殻(もみがら)は有効

古い種の整理(処分)のつもりで「てきとう」に蒔いた
白菜 や 大根 カブ など
  


菜っ葉類 各種
  


右2本が9月1日に蒔き終わった畝
ニンジンは黒寒冷紗を3重にかけて陽を遮る(遮る)
3日か4日あたりで1枚はずし、また1枚はずし・・・
1週間後あたり、芽が出揃ったら黒寒冷紗を完全にはずす
菜っ葉類は9月中は防虫資材の中



稲のようす(今朝9月3日8時)
品種「ハツシモ」の出穂、開花は9月5日頃が標準
でも、この数日の天気、今日なんか朝のNHKの全国放送で
岐阜が大雨と流していたとおりの天気。
稲の花の時期の台風や大雨はとても気がかり。
ともかく、稲の花が満開になるのは昼12時ごろ。
    


アスパラもこの雨でよく出る 今朝は3本収穫
8月に切り戻したナスも復活。
これから、秋ナスの初採りをしよう
  

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 みんなが呆れた昨夜の日本の首相の会見。
 昨年の9月の安倍辞任、昨日の福田辞任、その理由もしくは動機を一言でくくれば、
      いずれも  「ねじれ国会に耐えられないから」  だと思う。

 国民の間には、2大政党にしろ多数政党にしろ、政権交代が望ましい姿との認識は以前よりずいぶんと広まっている。もともとそう思ってきた私は、好ましい世論だと見ている。
 しかし、先の2人は、その「政権交代がありうる政治状況」そのものに耐えられなかったという弱さが、他の人より顕著なんだろう。

 ともかく、ある種 安倍 と同じような考えの 麻生 はお断りしたい私。

 そんなことを思いつつ、いくつかの記事を拾ってみた。

 「退陣決意は先週末と語ったが、実際はそれよりも早かった」
 「表明のタイミングは9月1、2、3日ぐらいしかなかった。小沢(一郎民主党代表)さんの立候補が決まった日に合わせた」(毎日)

 「ただ、安倍前首相を思い起こさせる突然の辞任が国民の反発を招くのではないか、との不安も消えない。 『あの記者会見は、今後、尾を引くぞ。国民を敵に回したんじゃないか。逆切れ辞職じゃないか』 自民党幹部はうめいた。」(読売)

 「経済界は昨年9月に辞任した安倍晋三首相に続く突然の退陣表明に驚きを通り越して、虚脱感に襲われている。」(共同)

 「道路財源の一般財源化を決断したものの、具体論を示すことができなかった」
 「自らの花道にした総合経済対策ではばらまき色が強い内容となり、『旧来型の対策とは一線を画す考え方』は示せなかった」(産経)

 「国の借金である赤字国債を景気対策のために発行することには、反対が67%で、賛成の15%を大きく上回った。 最近の暮らし向きについて、『生活が苦しくなっている程度』を聞いたところ、『大いに』(33%)と「ある程度」(49%)を合わせて8割以上の人が、苦しくなっていると感じると答えた。」(朝日)

 ともかく、早めた要因のひとつは、「また農相!事務所費疑惑…福田内閣ピンチ 」(8月27日 サンスポ) だろう。

 ( 追記・9月6日のブログ ⇒ ◆究極の茶番劇/自民総裁選 / 「10月上旬解散」 濃厚と報道されて  )
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毎日写真一覧「突然の辞任 福田首相のこの一年」から



●福田退陣ドキュメント…官邸から一斉電話、自民幹部も絶句  福田首相退陣 
  2008年9月2日02時13分 読売新聞
 突然の退陣表明だった。
 1日午後8時過ぎ、与党幹部や閣僚らに、首相官邸から一斉に電話連絡が入った。「福田首相が9時半から記者会見をします。内容は分かりません」

 電話を受けた茂木行政改革相は「突然の記者会見なら、いい話でも悪い話でも、すごい内容だろう。悪い話のほうなら、それは一閣僚のことではない」と、辞意表明が頭をよぎった。だが、日中の災害対策本部会議では普段とまったく変わらない様子だった。

 「安倍前首相の時は予兆があったが……」。半信半疑で記者会見を待った。

 午後8時50分、首相のそば近く仕える「身内」の岩城光英官房副長官は、表情をこわばらせて官邸に駆けつけた。

 「一度官邸を出たが、『急いで戻ってくるように』と言われた。(記者会見の)内容は分からない」

 8月に就任したばかりの塩谷立官房副長官は、地元・静岡県から急きょ上京したが、記者会見には間に合わなかった。

 自民党本部にも、午後10時過ぎから幹部が続々と集まった。

 首相と同じ群馬県出身の笹川総務会長は、「自分の理想通り、国会を運営したいというところもあったのだろう。なかなか国会召集一つにしても、首相の思うようにはいかなかったからなあ」と首相の心情をおもんぱかった。

 大島理森国会対策委員長は、「国対委員長として十分な仕事を……。貢献できなかったことに……」と繰り返し絶句し、「ともかく、無念至極でございます」と続けた。

 ただ、安倍前首相を思い起こさせる突然の辞任が国民の反発を招くのではないか、との不安も消えない。特に、首相が「私自身は自分を客観的に見ることができる。あなた(記者)とは違う」と言い放った態度は、強烈な印象を与えた。

 「あの記者会見は、今後、尾を引くぞ。国民を敵に回したんじゃないか。逆切れ辞職じゃないか」。自民党幹部はうめいた。

 民主党は、次期衆院選という“決戦の場”を前に首相が自ら政権を投げ出す形となったことを、「好機到来」と歓迎している。山岡賢次国会対策委員長はBS番組に出演し、「倒れた人にむち打つようだが、はるかに攻めやすい。政権としての体をなしていない。直ちに政権交代して頂いたほうが、自民党を立て直すためにもいい」と冗談交じりに話した。

 記者会見を終えた首相は、官邸から首相公邸に歩いて引き揚げた。記者団から、「政権を投げ出したという批判もありますが」と問いかけられたが、目もくれず無言のまま立ち去った。

●首相退陣表明:極秘決断 夫人にも相談せず  毎日 9月2日
福田康夫首相の退陣準備は極秘の内に進められた。

 首相は1日の記者会見で、退陣決意は先週末と語ったが、実際はそれよりも早かったという。ただ首相は周辺にも一切退陣の意思を漏らさず、貴代子夫人にも相談しなかった。

 首相は退陣表明の記者会見の草稿執筆を菅原郁郎秘書官に命じ、菅原氏は31日夕、首相官邸の秘書官室で一気に書き上げたが、会見直前まで官邸外には一切漏れなかったようだ。

 首相は退陣表明の記者会見後、肩の荷が下りたのか、「表明のタイミングは9月1、2、3日ぐらいしかなかった。小沢(一郎民主党代表)さんの立候補が決まった日に合わせた」と周辺に本音を語り、退陣表明-自民党総裁選によって、民主党代表選を希薄なものにしたいとの考えだったことを明かした。

 「29日の所信表明と(民主党も公明党も)言っているのだから、新首相が29日にやればいい」とも語った。

●退陣表明「無責任極まりない」 経済界、評価一変の様相  2008/09/01 22:44 【共同通信】
 福田康夫首相が1日、辞任表明したことについて、経済界では「無責任極まりない」(経団連関係者)と戸惑いの声が渦巻いている。首相が2代続けて「政権放り出し」ともみられかねない交代に追い込まれたことで、経済界の与野党に対する評価が一変しかねない情勢だ。

 経済界は昨年9月に辞任した安倍晋三首相に続く突然の退陣表明に驚きを通り越して、虚脱感に襲われている。福田内閣に対し、先進国で最悪の財政立て直し、消費税率引き上げを含む税制改革、年金、医療、介護を含む社会保障制度の一体改革といった構造改革を期待したはずだった。

 しかし、福田首相の政府、与党に対する指導力や政策構想力の欠如に、自民党寄りの立場をとっていた経済界の一部でも「一度政権を交代しなければ、改革は進まない」(大手企業首脳)との声が広がっていた。

 福田首相は、総合経済対策を打ち出したばかり。年末に向けて、道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置問題など国会審議を乗り越えなければならない問題が山積していた。

●【福田退陣】経済政策どうなる (1/2ページ)    2008.9.2 01:47 産経
 福田康夫首相が1日、突然辞任を表明したことで、政府の経済財政運営は混とんとしてきた。原油・原材料高を背景に国内景気が後退局面に入ったとみられるなかで、農漁業者や中小企業から政府に迅速な対応を求める声が強まっている。辞任に伴う政治空白が長引けば、日本経済をさらに停滞させることになりねない。

 「将来を見据えながら誰も手を付けなかった国民目線の改革に着手した。方向性は打ち出したと思っている」。福田首相は1日の辞任会見で1年弱の改革の成果に胸を張った。確かに道路特定財源の一般財源化や消費者庁の設置、社会保険制度の見直しなどの改革に道筋を付けたが、実現はいずれもこれからだ。

 衆参ねじれの難しい政治情勢の中で、福田政権は厳しい経済財政運営を強いられた。道路特定財源が焦点となった今年1月の通常国会では野党による攻勢にさらされ、揮発油(ガソリン)税などの暫定税率で1カ月間の失効を許した。日銀総裁人事では、政府が示した人事案を繰り返し不同意とされた。

 道路財源の一般財源化を決断したものの、具体論を示すことができなかった。財政再建の大きな鍵を握る消費税増税にも踏み込めず、「2、3年先」に先送りするなど、重要な政策では総じて踏み込んだ結論を出せなかった。

 一方、自らの花道にした総合経済対策ではばらまき色が強い内容となり、「旧来型の対策とは一線を画す考え方」は示せなかった。対策には公明党が主張していた所得税などの定額減税を年度内に実施することも盛り込まれ、赤字国債の増発の可能性もある。景気減速で税収が伸び悩むなかで、平成23年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化する目標達成は厳しくなっており、小泉政権以来の財政再建路線は福田政権になって大きく揺らいでいる。

●内閣支持率低迷のまま 本社世論調査  
朝日 2008年9月2日0時35分

 朝日新聞社が8月30、31日に実施した全国世論調査(電話)の結果、福田内閣の支持率は25%で、前回調査(同1、2日)の24%に引き続き低い水準にとどまった。不支持率は前回と同じ55%だった。内閣支持率は今年4月以降、20%前後で低迷しており、政府・与党として総合経済対策を打ち出した直後の今回調査でも回復しなかった。

 福田内閣の支持率は首相就任直後の昨年9月調査では53%だったが、年金記録問題をきっかけに、12月半ばの調査では30%前後に下落。後期高齢者医療制度が始まった今年4月に25%となり、ガソリン税を道路財源に使うための法案の再議決を受けた5月の調査では19%まで下がった。

 今回の調査では、物価高や景気悪化に対応する総合経済対策の中に定額減税が盛り込まれたことを紹介したうえで、その評価を尋ねたところ、「評価しない」が46%と「評価する」の35%を上回った。自民支持層でも評価45%、評価しない37%と意見が分かれ、民主支持層ではそれぞれ33%、52%だった。国の借金である赤字国債を景気対策のために発行することには、反対が67%で、賛成の15%を大きく上回った。

 また、最近の暮らし向きについて、「生活が苦しくなっていると、どの程度感じるか」を聞いたところ、「大いに」(33%)と「ある程度」(49%)を合わせて8割以上の人が、苦しくなっていると感じると答えた。


 政府・与党が臨時国会の重要課題と位置付ける補給支援特措法の延長に関連し、自衛隊がインド洋で活動を続けることの必要性を尋ねると、「必要ない」が50%、「必要」は37%だった。

 「いま投票するとしたら」として聞いた比例区の投票先は、民主31%(前回32%)、自民27%(同25%)。政党支持率は自民26%(前回23%)、民主20%(同22%)だった。

●また農相!事務所費疑惑…福田内閣ピンチ   サンスポ 2008.8.27 05:04 
事務所費問題の弁明会見で、辞任を否定した太田誠一農相。窮地に、思わず涙!?=26日午前、東京・霞が関の農水省【フォト】 太田誠一農相(62)=衆院福岡3区=の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が東京都目黒区の農相秘書官(元政策秘書)の一戸建て自宅を事務所として届け、平成17、18年分として事務所費計約550万円など計約2340万円の経常経費を計上していたことが26日、判明した。

 安倍前内閣を崩壊に追い込んだ閣僚の事務所費問題が“鬼門”の農相ポストで再燃。今月1日に改造したばかりの福田内閣が早くもピンチだ。

 太田農相は閣議後の会見で「家賃は支払われていない」と説明する一方「ずっと公開してきたことだ」と反論。「個人的には問題はないと思っている」と引きつった顔で語り、辞任する考えがないことを強調した。

 裏金の温床となっている事務所費問題では、安倍前内閣で佐田玄一郎行革相(55)が辞任し、松岡利勝農相=当時(62)=が自殺。さらに“バンソウコウ王子”赤城徳彦農相(49)が事実上更迭された。その後も「政治とカネ」をめぐり遠藤武彦農相(69)が辞任している。

 太田氏といえば失言&放言で有名で、平成15年6月、早大生らによる女子大生集団暴行事件について「集団レイプする人はまだ元気があるからいい」と発言し問題化。今月10日には「(食品の安全について)消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、応えざるを得ない」と語って物議を醸し、福田康夫首相(72)も「あまり適切な言葉ではない」と苦言を呈していた。

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 「市民みんなが記者だ」として2年前に始まった日本最大級の市民メディアであるオーマイニュースは、9月1日に大幅リニューアルするという。

 伸びの停滞は「ブログの発展」との競合だともいわれる。
 3年前、私がこのブログを始めたころ、インターネットでは、アクセスが月に1万件を超えればそれで一つのメディアだと本に書いていた人の覚えがある。

 それに照らしてこのブログを見てみると・・・
 
 このブログの提供元の「gooブログ」の昨日8月31日に通知されてきた「てらまち・ねっと」のデータを掲載すると次のようだ。
  (ランキングは「gooブログに登録の約100万件」のうちの順位)

● 過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)
  日付      閲覧数PV   訪問者数IP   ランキング  gooブログ数
2008.08.26(火)   2777   1030  229 位  1079411ブログ

● 過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)
     日 付          閲覧数PV  訪問者数IP  ランキング
2008.08.24 ~ 2008.08.30   17217   6594   240 位
2008.08.17 ~ 2008.08.23   18225   5882    255 位
2008.08.10 ~ 2008.08.16   19250   5444     273 位



 これでいくと、今では、月に2万から2万5千件のアクセス(「訪問者数IP」)があるから、
「アクセスが月に1万件を超えればそれで一つのメディアだ」という人からすると、このブログもメディアとして市民権を得たかもしれない。

 ともかく、私も、オーマイニュースもたまには見ていたし、引用したこともあるから、競合相手だったかも・・・それに、知人の「記者」もいるから、意識して宣伝をしたこともあるけれど。

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
ここのところ6位、7位あたり

●2周年を機に、サイトを大幅リニューアルします  オーマイニュース 2008/08/06 10:18(編集部から)
 2006年8月28日に産声を上げた『OhmyNews』は、創刊2年を経て、日本最大級の市民メディアへと育ちました(7月25日現在、登録会員数 4624名)。ここで、さらなる発展を目指すために、9月1日の予定で、より生活に密着した情報を発信するサイトへと大幅リニューアルします。これに合わせ、サイトの名称も『Oh! MyLife』に変更します。

●OhmyNewsが大幅リニューアル「Oh! MyLife」に変更  news.ameba 8月03日 09時00分
 日本最大級の市民メディア「OhmyNews」(オーマイニュース)が9月1日の大幅リニューアルを発表した。2006年8月28日にオープンした同サイトは2008年7月25日現在4624名の市民記者数(会員数)を誇るが、「さらなる発展」を目指すために9月1日からより生活に密着した情報を発信するサイトとなり、名称も「Oh! MyLife」に変更する。

 オーマイニュースのニュースカテゴリーは「政治」「社会」「経済」「生活」「スポーツ」といった形で既存の新聞と同様の区分になっていた上に、「ニュース」の名称が市民記者(本職は記者ではない)にとって「新聞やテレビの政治、経済、事件報道のような話は、自分には書けない」と萎縮されたのだという。また、「新聞報道やテレビ報道に対する自分の意見と感想がニュース」と誤解する記者もいたようだ。

 今回はより一般の消費者視点のサイトとするべく、区分を「マネー」「住まい」「健康・医療」「トラベル」等に分け、さらに、市民記者による商品やサービスの『体験レポート』とその道のプロによる「専門家情報」も掲載されるようになる。これが新名称「Oh! MyLife」の意図である。

 なお、これまで登録していた市民記者はサイトリニューアルに伴い新たに登録をする必要はなく、そのまま移行手続きがされる。

 これまでオーマイニュースは一部で「OMN」と略されていたが、今回のリニューアルを受け、「OML」などと書く例も出ている。また、オーマイニュースに掲載されなかったニュースを掲載したり、市民記者(及び周辺)の交流の場となっていた「ノラナイニュース」というサイトの名称も今回の変更を受け「ノラナイライフに名前を変えるのかな」などと予測する人もいる。

●オーマイニュースの内情をMyNewsJapanが詳細報告  news.ameba 8月18日 15時45分
 「市民みんなが記者だ」で知られるオーマイニュース日本版が9月からは市民ニュースサイトの看板を降ろすことが先日発表された。そして今後は企業とのタイアップを深め「Oh!mylife」へと衣替えするにあたり、約20人いた社員全員が7月末付で解雇されたことが、「MyNewsJapan」で掲載され、ネットの一部で波紋が広がっている。

 同記事によれば、2008年5月、オーマイニュースの全体会議で、社員全員が7月末付で解雇されることが経営側より通告され、元木社長自身も更迭、ソフトバンク系ITmedia出身の小宮紳一氏が社長に就任。

 賃金カットを受入れた少数が再雇用され、営業、事務、情報システム、デザインなど含めた会社全体でも社長以下10人弱に縮小した、と報じており「大企業体質、既存マスコミ体質そのまま」や韓国と日本の政治的な背景の違いなどが失敗の本質にあるとしている。

 2006年8月28日のオープン直後、すさまじい勢いのアクセスを稼ぎ、なかなかアクセスさえできなかったオーマイニュース日本版。その後はオピニオン会員廃止や、実験メディア「empro」開始、「市民記者編集委員」制度を作るなど、様々な施策を打ってきたものの、本家韓国のように一大ムーブメントはこれまで作れていない。だが、新生「Oh!mylife」に期待だ。

●オーマイニュース大方向転換 広告取りやすい「商品やサービス体験記」中心に 
 j-cast 08/8/28
市民記者によるニュースサイト「オーマイニュース」が2008年9月1日で大幅に衣替えする。サイト名称も「Oh! MyLife(http://www.ohmylife.jp/)」に変更する。市民記者制度は一応維持されるが、商品やサービスの体験記事を中心にして、「広告が取りやすくなる」ことを狙っている。投稿する対象のジャンルも大幅に見直される。

小宮紳一社長(左)と平野日出木編集長(右)

  「身の回りのこと」つづった記事徐々に増える
2008年7月に就任したばかりの小宮紳一社長と、創刊直後から携わっている平野日出木編集長に今後の見通しを聞いた。

オーマイニュースは06年8月28日、「市民みんなが記者だ」をキャッチフレーズにオープン。現在では約4600人が市民記者として登録しているが、ページビュー(PV)は伸び悩み、商業的には失敗だった。平野編集長は、・・・・
小宮社長も 「政治経済、といっても企業様は広告を出しにくい」
と、「感想文」では商業的に成功しない、との見方を示す。

一方、「市民記者は最大の財産」(平野編集長)と、一部で出ている「『市民記者』という制度自体が失敗したのではないか」との見方には反論。編集部が当初目指してきたものに近い「身の回りのこと」をつづった記事が、徐々に増えてきているのだという。

「07年ごろから、身の回りのことや、旬の話題を書いた記事が増えてきた」(平野編集長)
「記事ごとのページビューを見ると、商品やサービスの体験記事が、非常に人気がある。原稿料を支払う関係で、銀行口座まで登録していただいており『身元のはっきりした方』による情報発信が行われる、というのが大きな特徴」(小宮社長)
・・・
同時に、小宮社長は
「もっと読まれる、支持されるメディアにならないといけない」
・・・「・・記者活動とは別の資質が必要」として、大幅に入れ替わっていることを明らかにした。 ・・・・

●オーマイニュースが「ニュース」の名称外す 9月から「ライフ」に変更 (1/2ページ)  産経 2008.8.19 12:44
・・・同社サイトに掲載された「2周年を機に、サイトを大幅リニューアルします」と題した社告によると、オーマイニュースは9月1日からサイト名を変更。これまで「ニュース」の投稿を求めていた市民記者に対し、今後は「体験レポート」の投稿を募集する。また、市民記者の中から職業経験や専門知識を持つ「エキスパート」を希望により選び、「専門家情報」の投稿を求める。それぞれの報酬体系も別にするという。

●3000円分貯まるごとにお支払い  ohmynews 2008.8.17
 編集部は現行『OhmyNews』のような自由投稿を引き続き受け付けますが、『Oh! MyLife』へのリニューアル後は、体験レポートを積極的に集めたいと考えています。このため、原稿料は、『Oh! MyLife』のカテゴリーに沿った体験レポートについてのみ、以下のように設定します。

スーパー市民記者:一律300円
      市民記者:一律100円

 金額は従来、源泉徴収分を含めない手取り金額で表示していましたが、源泉徴収分を含む表示に変更いたしましたので、ご了承お願い申し上げます。また従来、5000円貯まるごとに現金でお支払いしておりましたが、今後は、3000円ごとに、1000円単位の商品券でお支払いいたします。

 (2年前のスタート時のこと) 
●オーマイニュース日本版は8月スタート。初代編集長は鳥越俊太郎氏が就任   internet.watch 2006/05/22 
 鳥越俊太郎氏
 オーマイニュース・インターナショナルは、市民参加型ニュースサイト「オーマイニュース(OhmyNews)日本版(仮称)」の初代編集長に鳥越俊太郎氏が就任したと発表した。
 オーマイニュースは、「市民みんなが記者」をコンセプトに2002年2月に韓国OhmyNews社(OMN)が同国でサービスを開始した。日本法人となるオーマイニュース・インターナショナルは、ソフトバンクも出資を行なっている。

 初代編集長に就任した鳥越氏は、1940年、福岡県生まれ。毎日新聞社記者、同社雑誌「サンデー毎日」編集長を経て、1989年にテレビ朝日の報道番組「ザ・スクープ」でキャスターとしての活動を開始した。鳥越氏は編集長就任に合わせてコメントを発表し、その中で「“ニュース職人”としての人生をかけて、他では見られないもの、代替できないものを作っていきたいと思います」と述べている。

●日本版「オーマイニュース」が市民記者の募集を開始   internet.watch 2006/07/20 
 オーマイニュース・インターナショナルは、8月28日に創刊する市民参加型ニュースサイト「オーマイニュース」日本版において、市民記者を募集する。7月21日に募集サイトを開設し、ユーザーは無料で登録できる。

 オーマイニュースは、“市民みんなが記者”をコンセプトとして、誰もが「市民記者」となってニュース原稿を投稿できるニュースサイト。市民記者として登録したユーザーから寄せられた原稿は、編集した上で掲載される。記事には、1本につき最高2,000円の原稿料が支払われる。
・・・
 オーマイニュースの編集長を務める鳥越俊太郎氏は、「市民一人ひとりが情報を発信し、モノを言う記者になる時代がやってきた。市民が参加し、発言し、支え、維持する、日本で初めてのメディアに『オーマイニュース』が成長するよう、ぜひ市民記者に登録してほしい」とコメントしている。

●オーマイニュース 内外から強烈「逆風」  j-cast 2006/8/28
2006年8月28日、「市民記者」として登録すれば誰でも記事が書ける韓国発のニュースサイト「オーマイニュース」が正式にスタートした。「市民みんなが記者だ」という言葉をコンセプトとして掲げており、同日昼までに1,145人が市民記者として登録した。だが、編集委員から編集方針に疑問を投げかける声も出ているのに加えて、ネットやブログの捉え方に、外部から反発も出ている。

1. オーマイニュースは、そもそもどういう立ち位置なのか。客観報道を装いながら、実は『左より』の記事になっているのではないか。

2. オーマイニュースは何を書こうとしているのか。読者を感動させるためには、書き手と読み手の共通の基盤を探る必要があるのではないか。

3. オーマイニュースはブロゴスフィア(ブログやブロガーによって構成されるコミュニティー)と、どういう関係を持とうとしているのか。

特に、上記1. と3. が、議論を呼んでいる。
1. については、27日に編集次長の平野日出木さんの名前で「佐々木編集員の問いかけに対して」という記事が掲載され、その中でこんな説明をしている。
「客観性は、ひとりひとりの客観的たろうという意志では担保できません。数多くの、ロングテールに生息する多様な個人が、主観を交換し合ってこそ実現するのです。ですからスタッフとして私は、オーマイニュースを可能な限り多様な見方が交差するプラットフォームにしたいと願っています」
・・・

鳥越編集長が匿名掲示板などに対して「宣戦布告」
3. については、ネット上でさらに熱い議論を呼んでいる。というのも、鳥越さんが匿名掲示板などに対して、事実上の「宣戦布告」をしているからだ。
「2chはどちらかというと、ネガティブ情報の方が多い。人間の負の部分のはけ口だから、ゴミためとしてあっても仕方ない。オーマイニュースはゴミためでは困る」

「ブログはそれでいいんです。匿名掲示板とか、ブログの存在を全く否定する気はない。彼らはそこで遊んでいればいいし、楽しんでいればいい」(06年8月7日、月刊「FACTA」)
「宣戦布告」しただけあって、2ちゃんねるの「ニュース速報+」と呼ばれる掲示板では、辛辣な意見が相次いだ。
「確かにサヨク再興のため、何が論破されたのかも考えずにネットに進出し、ただ同じ事を繰り返してるだけって感じだなw」
「左翼のデンパ飛ばしブログと、何が違うの?」

記者会見はネット上で生中継され、画面の横にコメントを書き込む機能が付いているのだが、こちらにも同様の「2ちゃんねらー」によると思われる書き込みが殺到、17時半現在で1,500を超えている。

もっとも、同ニュースは、ブログについては、もう少し柔軟な姿勢を取るつもりのようだ。呉CEOは記者会見の最後に、J-CASTニュース記者の質問に対してこう答えた。
「オーマイニュースも、意味のある、良い情報を伝えているブロガーとは、積極的に一緒にやっていきたい。伝統的メディアとブロゴスフィア(ブログやブロガーによって構成されるコミュニティー)は分かれてしまっている気がする。オーマイニュースがその橋渡しをしたい」
いずれにせよ、新しい試みなだけあって、「舵取り」は一筋縄ではいかなさそうだ。
●オーマイニュースジャパンの「炎上」と「現状」 から一部を転載
    [趣味のジャーナリズム] 2006-08-16
 8月28日の正式創刊するオーマイニュースジャパンの準備ブログが「炎上」後、迷走し続けています。鳥越編集長は、炎上原因について『戦争を知らない若い世代が、経済発展した韓国に違和感を覚え、過去にあった差別意識を再生産した』(毎日新聞)とステレオタイプな理論を展開。正式版のPRとなるはずの市民記者の記事紹介には、読むに耐えない低レベルな記事やカルトとの関係が疑われる記事が並んでいます。「外」から見る限り、これまでに誕生したJANJANやライブドアPJとの違いは見えてこず、新しさはありません。

 炎上のきっかけとなったのはITメディアのインタビュー。『2ちゃんねる(2ch)やブログなど、発言の場はたくさんあるが』との岡田記者の問いかけに、鳥越氏は『2chはどちらかというと、ネガティブ情報の方が多い。人間の負の部分のはけ口だから、ゴミためとしてあっても仕方ない。オーマイニュースはゴミためでは困る。日本の社会を良くしたい。日本を変えるための1つの場にしたいという気持ちがある。オーマイニュースも、基本的にはブログとそう変わらない。ただブログは基本的には日記。内容は他愛もないことが多く、社会が変わるような発言は少ない。内容が事実である担保もなく、中身の確認はできない』と答えたことでした。
  (以下、リンク先をどうぞ)

●韓国OhmyNews,今年は赤字転落か  Webページ
  韓国OhmyNewsが今年にも赤字に転落しそうだとBusinessWeekが伝えている。 OhmyNewsは市民参加型新聞のパイオニア的存在である。この数年,わずかながら利益を出してきていたが,今年は赤字が避けられないようだ。

  OhmyNewsは2000年に生まれ,現在は90人の専任スタッフ(そのうち65人がジャーナリスト)と4万4000人の市民記者を擁している。今年の売上高は600万ドルの予定。

  どうも市民参加型新聞が曲がり角を迎えているようだ。市民ジャーナリズムの伝道師Dan Gillmorも,市民参加型新聞が商業的に成立しにくいことを認めている。日本語版オーマイニュースも今年8月末にスタートしたが,BusinessWeekの記事によると・・・

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