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てらまち・ねっと



 今日は、自民党の総裁選挙があるという。
 私がワクワクするのは、それより、次のような報道。

 「野党第一党が政権奪取の可能性を秘める総選挙は、55年体制以後、初めてといっていい。」
 「日本政治が初めて体験する事態が訪れようとしている。」
 「こういう『政権選択選挙』の構図も日本政治にとって初体験である。」

 そのために、候補者が出て来る。
 ユニークな候補者は選挙を面白くする。

 「小沢一郎代表が岩手4区から東京の選挙区に『国替え』する場合、同じ選挙区からの自民党新総裁の出馬を検討する考えを示した」

 私は二大政党制がいいとは思わないけれど、政権交代は必要。
 そのためには、有権者が興味をもつ選挙が大事。

 それはともかく、よりによって今日、自民党の総裁選挙の時間、私たちは名古屋高等裁判所金沢支部での判決を受けての記者会見中なんだろう。

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●福田衣里子氏
多くの命をつないでいけるような そういう生き方ができたらなと思い

●久間 元防衛大臣 = 失言、失態続きで有名な人

●薬害肝炎の福田さんが出馬 長崎2区、民主党公認で  サンケイ 2008.9.18 14:06
福田衣里子氏
 薬害肝炎訴訟原告の福田衣里子さん(27)=長崎市=は18日、次期衆院選長崎2区に民主党公認として立候補することを表明した。
 同日午前、長崎市内のホテルで同党の小沢一郎代表と会談し、出馬要請に応じる考えを正式に伝えた。午後には小沢代表とともに記者会見する予定。
福田さんは昭和55年、出生直後に血液製剤を投与されC型肝炎に感染。平成16年、薬害肝炎訴訟で実名を公表した。
 長崎2区では、元防衛相の自民現職、久間章生氏(67)と、諫早市議の相浦喜代子氏(44)、会社員の山崎寿郎氏(28)=いずれも無所属新人=が立候補を表明している。

●全国有数の注目区に 長崎2区、民主公認で福田氏   長崎 9.19
 福田氏(中央)の出馬会見に同席する小沢代表と、本県選出国会議員3人=長崎市宝町、
ベストウェスタンプレミアホテル長崎
 民主党は十八日、小沢一郎代表自らが乗り込み、次期衆院選長崎2区の党公認候補を福田衣里子氏(27)に決定した。保守地盤が厚く、自民党現職の久間章生氏(67)の「指定席」だった同選挙区は、薬害肝炎問題で全国に知られる福田氏の参戦で一躍、与野党激突の注目区となりそうだ。
 同日午後二時から長崎市のホテルで開かれた出馬会見。緊張した面持ちの福田氏を中央に、小沢代表と、高木義明県連代表ら本県選出の国会議員三人が脇を固め、党の意気込みを印象付けた。

 小沢代表は、薬害肝炎問題の元凶は官僚主導の政治と激しく批判。「今の政界には一生懸命に政治に取り組む人材が必要。その意味で、大変素晴らしい候補を選ぶことができた」と満足感を漂わせた。

 官僚政治の打破を訴える民主党にとって、実名を公表し、薬害肝炎被害者の先頭に立って厚生労働省などと闘ってきた福田氏は魅力的だった。今年二月、薬害肝炎問題を通じて福田氏と親しい本県選出の山田正彦衆院議員(比例九州)が出馬を要請した。

 「選考がどの段階まで進んでいるか、地元では全く分からない」。出馬表明直前になっても民主党県連幹部が口をそろえたように、今回の擁立劇は、地元選出国会議員を含め一貫して党本部主導で進んだ。

 福田首相が退陣表明した翌日、高木県連代表らは小沢代表を訪ねて福田氏の説得を依頼。小沢代表は、その週のうちに上京中の福田氏と食事をしながら数時間にわたって説得した。これを機に、迷っていた福田氏は大きく出馬へ傾いた。

 とはいえ、長崎市出身の福田氏は長崎2区に足場のない“落下傘候補”。会見でこの点を問われた福田氏は「同じ長崎県民、日本人として大きな目で見ていかなければいけない」と述べた。民主党県連は、諫早市を地盤とする大久保潔重参院議員を2区に張り付けるほか、支持団体の連合長崎、独自候補を断念した社民党などの協力を得て、出遅れを巻き返す考えだ。

 一方、原爆投下をめぐる「しょうがない」発言などが問題となった久間氏は、これまでにない危機感を示す。「(福田氏の)勇気は大したもんだが、政治はそれだけじゃない。経験もいるし、簡単にバトンタッチはできない」「同情と政治の世界は別。マスコミも同情で政治を語っちゃいかん」と対抗心をむき出しにする。

 無所属で立候補予定の諫早市議、相浦喜代子氏(44)は「有権者の選択肢が増えた」、会社員の山崎寿郎氏(28)は「全国的に注目が集まる選挙区。面白い選挙になる」といずれも福田氏の出馬を歓迎している。

●民主、5選挙区出そろう 2区に太田氏県連「十分戦える」  2008年9月19日 読売新聞
太田和美衆院議員
 民主党県連代表代行の増子輝彦参院議員は18日夜、記者会見し、次期衆院選の福島2区の公認候補として、千葉7区選出の衆院議員・太田和美氏(29)を擁立することを明らかにした。民主党はこれで県内5選挙区すべての立候補予定者が出そろったことになる。

 太田氏は、2006年の衆院千葉7区補選で初当選した現在の最年少国会議員。次期衆院選では、千葉7区は、05年衆院選で敗れて復活当選した比例南関東ブロックの内山晃氏が公認候補となったため、小沢代表が「私の責任で(処遇を)検討する」とし、別の選挙区への国替えを模索していた。

 小沢代表は17日に玄葉光一郎県連代表、増子議員と会談。増子議員は18日夜、郡山市で支持者に経緯を説明した後、記者会見で「小沢代表から勝てる候補として名前を挙げられた。若さや人を引きつける魅力があり、十分戦える候補だと感じた」と太田氏に白羽の矢をたてた理由を述べた。

 千葉県柏市の出身だが、本県とのつながりについて、母親がいわき市出身、祖父母が会津若松市に暮らしていたことを挙げ、「福島とも十分に縁やゆかりがある。本人も福島に骨を埋めたいと話している」と説明した。

 前回の05年衆院選で増子氏が敗れて以降、空白区となっていた2区の候補者は、県連主導で人選を進めてきたが、早期解散の可能性が高まり、小沢代表も加わって21日の臨時党大会までの擁立を目指していた。

 太田氏は19日、小沢代表、玄葉県連代表らとともに記者会見して正式な立候補表明をする。

 福島2区には、自民党の根本匠氏(57)が立候補を予定している。

●次期衆院選で麻生氏VS小沢氏…自民・菅氏示唆  2008年9月19日06時02分 スポーツ報知
 前代未聞、麻生VS小沢のガチンコ対決!? 自民党の菅義偉選対副委員長は18日夜、横浜市で講演し、民主党の小沢一郎代表が次期衆院選で岩手4区から東京の選挙区に「国替え」する場合、同じ選挙区からの自民党新総裁の出馬を検討する考えを示した。衆院選に向け活発な動きを見せる小沢氏をけん制する狙いがあるとみられる。

 菅氏は「財源論争を含め小沢氏がいいのか新総裁がいいのか、国民にきちんと選んでもらう。これは真剣だ」と明言。党総裁選で菅氏は、麻生幹事長の推薦人に名を連ねている。

 小沢氏の国替えに関しては、民主党の鳩山由紀夫幹事長が14日、テレビ番組内で「岩手からは出ません」と明言。太田昭宏公明党代表の選挙区である東京12区から出馬することについて「その可能性もあります」と語っていた。

 しかしその後、小沢氏は自身の国替えについて明言はしていない。自民党では岩手4区に、小沢氏の元秘書・高橋嘉信元衆院議員を、公認候補として内定した。

 これに関連して自民党幹部は同日夜、記者団に、小沢氏が東京12区で出馬する場合、太田氏に選挙区を譲るよう要請する考えを示した。

●小沢代表、早期解散視野に準備急ぐ  news.tbs 9.18 17:26 
 自民党総裁選のさなか、民主党の小沢代表が西へ東へ動き出しています。目玉候補の擁立に自ら乗り出した他、他の政党との合併を主導。早期の衆議院解散を視野に準備を急いでいます。

 小沢氏の地元・岩手に乗り込んだ自民党総裁選の候補者たち。その一方で当の小沢氏は長崎にいました。

 「これからの人生を皆さんに、つないで頂いた未来と生命で多くの生命をつないでいけるような、そういう生き方ができたらなという風に思い、(長崎2区からの)出馬を決心致しました」(薬害肝炎訴訟原告団 福田衣里子氏)

 薬害肝炎訴訟原告団の福田衣里子さんが小沢氏の直接要請を受け入れたのです。長崎2区からは10回目の当選を目指す久間元防衛大臣と、相浦喜代子氏、山嵜寿郎氏が立候補の意向を示しています。

 さらに小沢氏は、異色の経歴で注目された新人女性議員の太田和美氏を福島2区で擁立すべく、19日に現地に乗り込む方針です。

 「民主党として国民新党に対等合併の申し入れをしたいと、向こうの鳩山幹事長と日程調整をして、おいでになればちゃんと受ける」(国民新党 亀井静香 代表代行)

 小沢戦略は注目候補の擁立だけではありません。民主党は国民新党との合併を進めることを正式決定。合併協議では衆院選の選挙区調整が焦点ですが、小沢氏は「私が責任を持って調整するので任せて欲しい」と話しているということです。

 「どうか皆さん自民党総裁を総理大臣にしないでくださいよ。総理大臣にするべきじゃないと思うんですよ」(民主党 菅 直人代表代行、今月15日 東京・八王子市)

 民主党の不安材料は東京です。3年前の郵政選挙では1勝24敗と惨敗。てこ入れのため菅氏を本部長とした東京都の対策本部を立ち上げ、ポスターの作り方など一から徹底指導です。

 「新人も多いので短い期間になりますよね。どう考えても早くて(総選挙が)10月26日とかですから」(民主党 円 より子 都連会長)

 かつて「刺客」と呼ばれた小池百合子氏の選挙区に「逆刺客」として送り込まれたのが江端氏。自民党の総裁選は自分の選挙に影響はないと言い切ります。

 「あまり地元でやっていても、そういう声(総裁選の話)を聞くことはないですね」(民主党候補(東京10区) 江端貴子氏)

 しかし、民主党幹部は「東京は今のままでは半分ぐらいの選挙区で負ける」と危機感を募らせていて、小沢氏の東京での次の一手に党内の期待が集まっています。

●第126回 「麻生 vs.小沢」の歴史的総力戦
         政治アナリスト 花岡 信昭氏 ニッケイ 2008年9月18日
 自民党総裁選は麻生太郎氏が圧勝する勢いのようだ。既に「麻生新政権」を前提としての人事構想も出回りだした。一方、民主党代表選で無投票3選を決めた小沢一郎氏は自身が出馬する選挙区を地元の岩手4区から「国替え」する意向を示すなど、来るべき総選挙に向けて総力戦の構えだ。

 野党第一党が政権奪取の可能性を秘める総選挙は、55年体制以後、初めてといっていい。 55年体制は自民党と旧社会党の2大政党時代の雰囲気を持ってはいたが、実際には、社会党はほとんどの選挙で総定数の過半数を超える候補者を擁立できなかった。はっきり言ってしまえば、社会党は「野党第一党」の座に安住していたのである。

 もっと言えば、「国対政治」といわれてきたように、自民党と社会党は水面下での談合・なれあいを演じてきたといって過言ではない。それが村山「自社」政権誕生の裏事情であったことは言うまでもない。

 日本政治が初めて体験する事態が訪れようとしている。 自民・公明の与党と民主党を中心とする野党という2大政治勢力がぶつかり合う構図だが、自民党側が勝てば「麻生政権」、民主党側が勝てば「小沢政権」となる。小沢氏については、一時、「仮に政権を取っても、別の議員を首相にするのではないか」と言われ、岡田克也氏らがその候補として予想された時期もあったのだが、いまや小沢氏は「自分がやる」と明言している。

 こういう「政権選択選挙」の構図も日本政治にとって初体験である。 宮沢政権崩壊で発足した細川連立政権は、選挙前から予想されたものではなかった。あのときの総選挙では自民党は過半数を割り込んだものの第一党の座は死守した。日本新党、さきがけとの連立でしのげるのではないかと自民党側に一瞬のスキが生じ、小沢氏が8党派をまとめて3番目の勢力であった日本新党の細川護煕氏を首相に担ぐという離れ業を演じた。

 一方、今回の構図は、議院内閣制の先達である英国の選挙と酷似した構図になる。英国の場合は、保守党、労働党が対決し、勝った方の党首が首相になる。「麻生首相」か「小沢首相」かを選択するという点では、首相公選に近いイメージをも生むことになる。

小沢氏が打ち出す“あらゆる手”

 日本政治にとって歴史的意味合いを込めた一大決戦なのだ。結党以来の危機に直面した自民党側が企てているのは、総裁選と総選挙を連動、一体化させる作戦である。

 いまのところ、22日の総裁選投開票で新総裁を決定、24日に臨時国会召集、首相指名選挙、組閣までやってしまい、その後、所信表明演説と代表質問を行う程度にして、10月初旬、衆院解散に持ち込む構えのようだ。早ければ10月26日の総選挙投開票といった日程も喧伝されている。

 これに対抗する民主党の小沢氏にとっては、政治生活の「最終戦争」となる。ここで敗北したら政界引退という説も流れているほどだ。華々しい自民党総裁選に埋没しないよう、あらゆる仕掛けを打ち出している。

 民主党は12日、第一次公認187人を発表したが、小沢氏は自身について公認名簿から外すように指示した。選挙戦中も地元に帰ることのない小沢氏は、岩手4区では圧勝してきているのだが、あえて別の選挙区から出て必勝態勢の象徴としたい考えという。

 太田昭宏・公明党代表の東京12区、あるいは与謝野馨氏の東京1区、小池百合子氏の東京10区、小泉純一郎元首相の神奈川11区などが「国替え」候補として想定されているようだ。どこへぶつけるか。ぶつけられた側は比例の単独1位にでもして、救済措置を図るか。これをやったら「逃げ」と見られて、選挙戦全体に響くことにもなる。

 さらに小沢氏が繰り出したのが、国民新党との合併構想である。郵政民営化見直しで国民新党と合意し、その勢いで「吸収」してしまおうというわけだ。国民新党内部には、いずれ自民党に戻るまでの時限政党という思惑もあったのだが、個々の議員にとっては、選挙のことを考えると、民主党候補と競合するのは避けたいという思いが強いのも事実だ。

 小沢氏はその「弱み」をついたのである。合併すれば民主党側の候補は出さないということになれば、これは国民新党議員にとっては魅力的である。

 その一方で、民主党離党組らによる「改革クラブ」発足や平沼赳夫氏の「新党」構想もある。平沼氏は国民新党や改革クラブも含め、郵政造反落選組の選挙母体としての新党構想を練っていたようだが、小沢氏とのツバ競り合いにどう立ち向かうか。

流動化・再編の動きが加速するか

 改めて衆院総選挙の全体構図を概括しておくと、小選挙区300、比例代表(11ブロック)180、計480議席を巡る戦いである。過半数は241となる。現在、自公与党が3分の2を占めているが、この維持は自民党も無理と踏んでいる。自公で過半数が自民党の最低目標だ。民主党の現有議席は114。倍増させても過半数には至らないのだが、昨年の参院選1人区で圧勝したことの再現となれば、小選挙区選挙のことだから、結果は分からない。

 分かりやすい構図にするために、ざっくりとした感覚でいうと、公明党30、共産、社民、国民新党そのほかで30と見ていればいいのではないか。残り420を自民、民主で争うことになる。この半分を自民が取れれば、公明と合わせてかろうじて過半数ラインに達する。

 同様のことは民主党にも言えるのだが、その場合、共産党との連携が必要になる。共産党は候補を絞り込む方針で、候補を立てない選挙区の共産票は民主候補にかなりの部分が上乗せされる可能性が高い。民主党が好成績を上げた場合は、事前の選挙協力がなかったにせよ、「共産党のおかげ」ということになる。

 だが、民主党幹部のだれに聞いても、共産党との連立政権は否定する。それでは、民主党側も自公与党も過半数に達しない場合、どういうことが起きるか。自民、民主のいずれが第一党になるかによっても対応は違ってくるが、双方に相手の一部を引きずり出して多数勢力を形成しようという思惑が存在している。

 政界の流動化・再編の動きは総選挙前から始まるのだが、選挙結果によって、さらに加速される可能性が濃い。自民、民主が入り乱れた攻防戦だ。小沢氏が国民新党に狙いをつけたのも、そうした展開を予想してのことだ。

 双方が過半数に達しない場合、もう一つ想定しておかなくてはならないのは、「大連立」の再燃である。昨年の「福田・小沢合意」の際は、国民にも大連立の意味合いが十分に伝わっていなかったきらいがある。

 55年体制時代の社会党は「自衛隊違憲、日米安保破棄」を主張していたが、民主党の基本スンタンスはまったく違う。大連立によって、年金、医療、介護といった福祉政策や消費税増税、自衛隊の海外派遣を含めた外交安保政策などに一定の道筋がつけられれば、日本政治は「空白の15年」などといわれた混迷期を一気に取り戻せることにもなる。

 大連立期間は衆院任期である4年間だ。任期満了が近づけば、小選挙区制の下で雌雄を決しなければならないのだから、再び2大政治勢力に分かれることになる。大連立の間に「完全小選挙区制」を実現させておけば、いよいよ2大政党時代が現実化していこう。

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