ブログで知り合って、インターネット上で時々交流のある人がいる。
その人は自分のことを「老人」と書く。
活発な行政への働きかけや議会傍聴、対応なども行っている。
先日は、住民監査請求に続き、はじめて 本人訴訟で住民訴訟を提起したらしい。
ブログや活動は「ボケ防止」と自嘲的にみずから書いている。
でも、どの内容を見てもすごい人。
今日は、その人のブログの一部を勝手に紹介しよう。
この数日のブログの一部をここに転載・再掲して・・
提訴後、裁判所からのイジメにもあっているらしい。
「素人の訴状だから不備がたくさんあるので訂正しろというものです。
何やら難しいことが書いてあってぼけ老人には判りませんが、民事訴訟法149条1項その他に基づく、裁判長の命による釈明権の行使だそう」
ところで、私は、今日は議会の定例会の開会の本会議。
明日火曜日の12時が一般質問の通告期限。
あさっては、岐阜地裁で住民訴訟が4つ。
裁判長が配慮?? してくれて、
◎1 10時30分から 辞任した前知事の個人秘書を県費で出していた問題の住民訴訟
◎2 10時45分から ここ山県市のゴミ処理施設の単独処理問題の住民訴訟
◎3 11時45分から 岐阜県庁の裏金20年分80億円返せの住民訴訟
◎4 11時55分から 岐阜県議選のポスター代水増し分返還の住民訴訟
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ここのところ6位、7位あたり
このうち、2つの住民訴訟は私が書面を出すことになっているので、昨日作って、裁判所に届けておいた。
その2件の一部は次。
● 「 ◎1 10時30分から 辞任した前知事の個人秘書を県費で出していた問題の住民訴訟」
今回、被告岐阜県から出た書面には驚いた。
やめた前知事が職員を秘書にして2年のうちに何百回と出張していること、その秘書の旅費や人件費の返還を求めている争いなんだけど、県は、「出張先団体等から対価、報酬を得ていたかどうかは、本件における争点判断とは関係がない」といってきた。
信じられない。前知事がどこで何をしていようと、相手から報酬をもらっていようが、岐阜県のPRになるからいいんだ!! こんな論調だ。
提訴のころと比べて、開き直ったというしかない。ほんとうに今の知事がこの書面を読んでいるんだろうか。
それとも、どうせ返すのは「前知事」だから、裁判所に任せればいいと突っ張ったのか??
こちらは、昨日、次のような書面にした。
「準備書面(7)
第1 被告準備書面(4)への反論
1. 同書面第1の4
被告は「本件の争点は、職員Aの秘書業務は、梶原会長の私的・個人的業務に寄与するためであって、社会・公益的な活動の性質、意味合いのものではないと言い得るか、ということである」と主張するが失当である。
被告は、梶原があたかも現職の岐阜県知事であるかのごとく錯覚し、「社会・公益的な活動の性質、意味合いのものではないと言い得るか」とくくるが、梶原は岐阜県知事を辞し、その意味では、一私人であって、あくまでも本件にかかる梶原の行為及びそれに随行などする職員Aの行為が本件財団の業務といえるか、が争点である。
2. 同書面第1の5
被告は「梶原会長の活動の目的・意図は事業団ひいては岐阜県のPRを行い、幅広い人脈の形成によって、今後の事業展開に資する」、 「出張先団体等から対価、報酬を得ていたかどうかは、本件における争点判断とは関係がない」と主張するが失当である。
梶原がどのような目的・意図をもってどのような行為をした出張なのか、かつ職員Aがどのような目的と内容の職務を行ったのか、それが本件財団の公務といえるのかが争点である。
そして、出張先団体等から旅費や諸経費、対価、報酬などを得ていたかはきわめて重要な争点である。
3. 同書面第1の6
被告は「違法性判断の事情及び情報の範囲と基準時」
は、「支出権者等が各公金支出時に知っていた事情及び知り得べきであった事情に限定される」と主張する。
たまたま1回、2回の出張が梶原個人の所用であったことを見抜けなかった、というのであれば、原告も被告の上記主張は首肯したい。
しかし、本件においては、大部分が梶原個人の所用である可能性が強く疑われるのであり、本件のように頻繁というより常時ともいうべき事情や出張先での両人の用務内容などを見逃して好きに出張させたのだから、著しい過失というより故意が明白というべきである。
そもそも、本件においては、梶原の本件財団の会長への就任と職員Aの異動が年度末の3月冒頭に急遽セットでなされていること、その3月分の旅費や職員Aの人件費の予算執行、職員Aに関する人件費や旅費の次年度以降の予算化及び予算執行したことなど、どれを見ても、当初から岐阜県が組織的に「梶原秘書業務」を予定していたことは明らかである。
よって、前記2.3で述べたとおり、梶原の出張の目的や意図、諸経費の状況など諸般の事情が解明されねば、違法性の判断もできないのである。・・・」
●「 ◎2 10時45分から ここ山県市のゴミ処理施設の単独処理問題の住民訴訟」
これは、山県市が、一般ゴミ(市民生活のゴミ)の処理をするのに、岐阜市と共同でするのか、単独でするのか問題。
どちらにしても金は要るけど、単独で進めると共同処理より28億円高いから、単独推進を決定した市長らは市に約30億円を返せ、という裁判。そのあたりの金額や相手方職員を特定した書面を出せしておいた。
冒頭の「老人」が作成・管理しているブログ 市民オンブズマン つくばみらい。
勝手に一部転載する前に まず、おどろいたこと。
彼の地では 議会の傍聴者にゼッケン??
左上に「傍聴券」と書いてある
けど、これを首からかける
私はゼッケンかと思った・・よく見ると・・
老人
「傍聴者に首から番号札をかけさせるという陰険な試みが始まり定着しそうです。
議場を庁内テレビで放映しているのですが、傍聴席をスキャンするようにカメラが撮ります。
番号がついていれば特定しやすいのでしょうが住民を犯罪者予備軍とでも考えているのか 」
● 世界湖沼会議・旅費返還求め市民オンブズマンいばらきが提訴 作成日時 : 2008/09/06 15:51
世界湖沼会議・旅費返還求め市民オンブズマンいばらきが提訴しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/96/c59bea6785e89d4fa4be817f18666d01.jpg)
知事らの旅費問題で提訴 「522万円不当支出」
昨年10月にインドで開かれた第12回世界湖沼会議に出席した橋本知事らの旅費に水増し、架空請求があったとして、「市民オンブズマンいばらき」(大矢尚武代表幹事)が橋本知事を相手取り、旅行会社「JTB」と、県が旅費などを全額負担した10人に、計約522万円を返還させるよう求める訴訟を5日、水戸地裁に提訴した。
訴状によると、県がJTBに経費として支払った約475万円のうち、約313万円が水増しや架空に計上された分だと主張。また、橋本知事らに旅費や日当として支払われた約590万円のうち、約209万円が観光費や県職員の旅費に関する条例の上限額を超える金額を含み、不当と主張している。
記者会見で、石川克子事務局長らは通訳費やガイド費を、それぞれ約80万円ずつ削減できたはずだと主張、「宿泊費や食費も値段設定そのものが架空、水増し請求されていると思える」と指摘。8月に棄却された住民監査請求の結果で、「知事らが1泊12万円のスイートルームに宿泊したのは、賓客が訪れる可能性があり妥当」とした点について、「必要に応じて会議室などを借りれば済むはず」と反論した。
県環境対策課長は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
● つくばみらい市議会2日目・3日目 作成日時 : 2008/09/05 23:06
9月議会2日目です。昨日は午後から用事で退出しました。事務局にお聞きすると午後の傍聴者は3人で、午前午後、合計で5名との事です。うーん、どうだろうか、少ない。
傍聴者に首から番号札をかけさせるという陰険な試みが始まり定着しそうです。議場を庁内テレビで放映しているのですが、傍聴席をスキャンするようにカメラが撮ります。番号がついていれば特定しやすいのでしょうが住民を犯罪者予備軍とでも考えているのか失礼な扱いです。
これまで何回か続けて傍聴していますが、大声で審議を妨害したのは、市長のお友達の行政協力員会長だけだったようです。この時は議場全体が唖然として議長からの注意も議員の野次もなく凍りつきました。発言中の議員に悪罵を投げて会長は肩を揺らせて退出しました。
このあと老人の悪い癖が出て、あいつが大声で不規則発言を投げても誰も何とも注意しないなら俺も言うぞ!とばかり、総務部長を名指しで「嘘つき野郎!」と言ってしまいました。すると今度は女性議員を含む数人からすかさず野次は退場、と声がかかりました。
地区の実力者には無言でも一介のぼけ老人なら退場させろと言い易い訳です。 うちの議員はこのレベルとしっかり認識させて貰いました。
他の傍聴者は身じろぎもせず、呼吸もしていないような静粛さでした。その後、議長はタライ回しで変わり、このところ現今川議長がわざわざ「傍聴人の守るべき決まりを守り静粛に・・・・~」と冒頭に注意するのが滑稽です。
6月26日付け常陽新聞10面の「記者の呟き」(裕)に次のような記事がありました。
ある日の大洗町議会で、小野瀬義之議長から『多くの傍聴者に来ていただきありがとうございます。たくさんの方が傍聴に来れば議員の励みにもなります。明日もぜひ傍聴に来て下さい』 と呼びかけて散会した、と。
こういう議長が茨城県にもいて、人知れず頑張って開かれた議会にしようとしている事に老人は希望を感じます。形式的に必要なのかも知れませんが、今川さんはたったふたりの傍聴席に向って「規則に従って~」と注意するような愚劣な指揮をすべきではないと思います。むしろ「お気付きの点は発言して下さい」と傍聴者に向かって言っても良いくらいです。
諸兄お得意の『暫時休憩』という手があるではありませんか。
● 9月議会が始まりました 作成日時 : 2008/09/03 22:28
9月の決算議会が始まりました。
議場の絵を撮らせて欲しいとお願いし、開会冒頭の記録の許可を頂きました。
着席の議員、ひな壇の執行部、中央旗の下に議長が小さく見えます。
先立つ28日の議会運営委員会では、議会のあり方を考える筈だったのですが川上さんが内容について発言しようとすると委員長の豊島さんが制止して中身に入らず、結局今までの申し合わせをまとめたものをこれからも準用して行くことになりそうで、何のために集まっているのか理解に苦しむ議運でした。10時02分に始まって10時53分終了。日程を事務局の言う通り、18日までと決めただけで解散。
一体委員会は1時間以内に終了するというルールでもあるのかと思うほど中身のない話です。議会が市民に開かれたものになるように時代が要請しているのに質問回数制限、時間制限、事前通告制等を何ら検討する事もなく、それは全協で・・・が合言葉です。
さて本会議、市長の説明の後、一般質問の1番手は海老原さん。谷井田小体育館の耐震化について質問し、水害の時など市はどう対応するのか?と質しましたが、
議長の今川さんは
「質問の趣旨が違う、通告は耐震化であって災害対応ではない、答弁は差し控えさせる、一般質問で何でも聞くことになってしまって相応しくない、次の質問に入って下さい」 と指揮しました。
こういう応答が学芸会の読み合わせと揶揄されるのです。ここ数日各地で豪雨があり関心もある事なのに四角四面の采配です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bb/b3e7c2ce5014ddef823b2aedb97b339e.jpg)
● 地裁からのラブレター 作成日時 : 2008/09/03 08:04
9月2日水戸地裁からお手紙が来ました。
素人の訴状だから不備がたくさんあるので訂正しろというものです。
何やら難しいことが書いてあってぼけ老人には判りませんが、民事訴訟法149条1項その他に基づく、裁判長の命による釈明権の行使だそうです。
前回窓口で内容について補正を指示することがあると言われていたのでたぶんこれが補正というもので業界用語では「釈明」というのでしょうか。
普通に釈明と言えば言い訳でしょうが裁判所がこちらに言いつけるなら問い合わせか質問か要求かだと思うのですが、釈明権の行使とは恐れ入った表現です。 この調子で進行して行けばなるほど、
公文書が30年経って開示されて証拠が出てきても当事者の証言があっても沖縄密約については訴えの期間が過ぎているから却下する、となるのでしょう。
訴えの最初から要件が整っていなくて門前払いされるのは面白くないので書き直し取り繕って何とか審理するところまで行ってみたい。
議会が始まって傍聴もしたいし、参加した会合の感想も書いておきたい、こういう時パソコンの扱いが遅い事が残念です。
8月27日には議会運営委員会が開かれました。
今議会は33案件、補正予算8件、決算認定8件、条例改正関係11件~などです。
請願は2件、陳情は5件。この陳情のうち3件は老人が出したものです。以前の総務委員長の横張さんは、陳情の審理に入るかどうか、だけを問題にし、内容がこれこれだから審査しないという方向に進みませんでした。
陳情者本人がいるのに、(傍聴者は静粛に→発言できない事をいいことに)入札談合は最高裁でも認められている、日本の文化、伝統と発言する議員もいて
呆れましたが、委員長が変わってどういう扱いになるのか見てみます。
もっとも、変わった委員長が旧谷原村議時代に、と言ってもほんの2年半前のこと、コンパニオン付き研修にうつつを抜かしていた15人のうちのお一人ではあまり期待はできません。
老人はこのコンパニオン付き視察研修についてはこれからも繰り返してこのページで発言して行きたいと思います。何故かというと、政務調査費返還の住民監査請求でこの件についても審査するようにとお願いしたのに監査委員は、この件には触れなかったからです。審査したが問題なかったというならともかく審査をしなかったのですから、これは言いたいように言っても良いという事なのでしょう。その監査委員のお一人が当事者で、宴席を設けてコンパニオンを呼んだ事は全くの事実ですから、老人は参加議員から納得の行く説明があるまで言い続ける心算です。丁度、赤城某と同じく農水大臣の太田某が事務所費の件でいかがわしい説明をしていますが、国県から市町村まで一部の議員というものの質の低さに呆れます。
そういう連中を選んだのは市民、住民だという話になって老人の心の中を寒い風が吹き抜けて行くのですが・・・・・・
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