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てらまち・ねっと



 みんなが呆れた昨夜の日本の首相の会見。
 昨年の9月の安倍辞任、昨日の福田辞任、その理由もしくは動機を一言でくくれば、
      いずれも  「ねじれ国会に耐えられないから」  だと思う。

 国民の間には、2大政党にしろ多数政党にしろ、政権交代が望ましい姿との認識は以前よりずいぶんと広まっている。もともとそう思ってきた私は、好ましい世論だと見ている。
 しかし、先の2人は、その「政権交代がありうる政治状況」そのものに耐えられなかったという弱さが、他の人より顕著なんだろう。

 ともかく、ある種 安倍 と同じような考えの 麻生 はお断りしたい私。

 そんなことを思いつつ、いくつかの記事を拾ってみた。

 「退陣決意は先週末と語ったが、実際はそれよりも早かった」
 「表明のタイミングは9月1、2、3日ぐらいしかなかった。小沢(一郎民主党代表)さんの立候補が決まった日に合わせた」(毎日)

 「ただ、安倍前首相を思い起こさせる突然の辞任が国民の反発を招くのではないか、との不安も消えない。 『あの記者会見は、今後、尾を引くぞ。国民を敵に回したんじゃないか。逆切れ辞職じゃないか』 自民党幹部はうめいた。」(読売)

 「経済界は昨年9月に辞任した安倍晋三首相に続く突然の退陣表明に驚きを通り越して、虚脱感に襲われている。」(共同)

 「道路財源の一般財源化を決断したものの、具体論を示すことができなかった」
 「自らの花道にした総合経済対策ではばらまき色が強い内容となり、『旧来型の対策とは一線を画す考え方』は示せなかった」(産経)

 「国の借金である赤字国債を景気対策のために発行することには、反対が67%で、賛成の15%を大きく上回った。 最近の暮らし向きについて、『生活が苦しくなっている程度』を聞いたところ、『大いに』(33%)と「ある程度」(49%)を合わせて8割以上の人が、苦しくなっていると感じると答えた。」(朝日)

 ともかく、早めた要因のひとつは、「また農相!事務所費疑惑…福田内閣ピンチ 」(8月27日 サンスポ) だろう。

 ( 追記・9月6日のブログ ⇒ ◆究極の茶番劇/自民総裁選 / 「10月上旬解散」 濃厚と報道されて  )
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毎日写真一覧「突然の辞任 福田首相のこの一年」から



●福田退陣ドキュメント…官邸から一斉電話、自民幹部も絶句  福田首相退陣 
  2008年9月2日02時13分 読売新聞
 突然の退陣表明だった。
 1日午後8時過ぎ、与党幹部や閣僚らに、首相官邸から一斉に電話連絡が入った。「福田首相が9時半から記者会見をします。内容は分かりません」

 電話を受けた茂木行政改革相は「突然の記者会見なら、いい話でも悪い話でも、すごい内容だろう。悪い話のほうなら、それは一閣僚のことではない」と、辞意表明が頭をよぎった。だが、日中の災害対策本部会議では普段とまったく変わらない様子だった。

 「安倍前首相の時は予兆があったが……」。半信半疑で記者会見を待った。

 午後8時50分、首相のそば近く仕える「身内」の岩城光英官房副長官は、表情をこわばらせて官邸に駆けつけた。

 「一度官邸を出たが、『急いで戻ってくるように』と言われた。(記者会見の)内容は分からない」

 8月に就任したばかりの塩谷立官房副長官は、地元・静岡県から急きょ上京したが、記者会見には間に合わなかった。

 自民党本部にも、午後10時過ぎから幹部が続々と集まった。

 首相と同じ群馬県出身の笹川総務会長は、「自分の理想通り、国会を運営したいというところもあったのだろう。なかなか国会召集一つにしても、首相の思うようにはいかなかったからなあ」と首相の心情をおもんぱかった。

 大島理森国会対策委員長は、「国対委員長として十分な仕事を……。貢献できなかったことに……」と繰り返し絶句し、「ともかく、無念至極でございます」と続けた。

 ただ、安倍前首相を思い起こさせる突然の辞任が国民の反発を招くのではないか、との不安も消えない。特に、首相が「私自身は自分を客観的に見ることができる。あなた(記者)とは違う」と言い放った態度は、強烈な印象を与えた。

 「あの記者会見は、今後、尾を引くぞ。国民を敵に回したんじゃないか。逆切れ辞職じゃないか」。自民党幹部はうめいた。

 民主党は、次期衆院選という“決戦の場”を前に首相が自ら政権を投げ出す形となったことを、「好機到来」と歓迎している。山岡賢次国会対策委員長はBS番組に出演し、「倒れた人にむち打つようだが、はるかに攻めやすい。政権としての体をなしていない。直ちに政権交代して頂いたほうが、自民党を立て直すためにもいい」と冗談交じりに話した。

 記者会見を終えた首相は、官邸から首相公邸に歩いて引き揚げた。記者団から、「政権を投げ出したという批判もありますが」と問いかけられたが、目もくれず無言のまま立ち去った。

●首相退陣表明:極秘決断 夫人にも相談せず  毎日 9月2日
福田康夫首相の退陣準備は極秘の内に進められた。

 首相は1日の記者会見で、退陣決意は先週末と語ったが、実際はそれよりも早かったという。ただ首相は周辺にも一切退陣の意思を漏らさず、貴代子夫人にも相談しなかった。

 首相は退陣表明の記者会見の草稿執筆を菅原郁郎秘書官に命じ、菅原氏は31日夕、首相官邸の秘書官室で一気に書き上げたが、会見直前まで官邸外には一切漏れなかったようだ。

 首相は退陣表明の記者会見後、肩の荷が下りたのか、「表明のタイミングは9月1、2、3日ぐらいしかなかった。小沢(一郎民主党代表)さんの立候補が決まった日に合わせた」と周辺に本音を語り、退陣表明-自民党総裁選によって、民主党代表選を希薄なものにしたいとの考えだったことを明かした。

 「29日の所信表明と(民主党も公明党も)言っているのだから、新首相が29日にやればいい」とも語った。

●退陣表明「無責任極まりない」 経済界、評価一変の様相  2008/09/01 22:44 【共同通信】
 福田康夫首相が1日、辞任表明したことについて、経済界では「無責任極まりない」(経団連関係者)と戸惑いの声が渦巻いている。首相が2代続けて「政権放り出し」ともみられかねない交代に追い込まれたことで、経済界の与野党に対する評価が一変しかねない情勢だ。

 経済界は昨年9月に辞任した安倍晋三首相に続く突然の退陣表明に驚きを通り越して、虚脱感に襲われている。福田内閣に対し、先進国で最悪の財政立て直し、消費税率引き上げを含む税制改革、年金、医療、介護を含む社会保障制度の一体改革といった構造改革を期待したはずだった。

 しかし、福田首相の政府、与党に対する指導力や政策構想力の欠如に、自民党寄りの立場をとっていた経済界の一部でも「一度政権を交代しなければ、改革は進まない」(大手企業首脳)との声が広がっていた。

 福田首相は、総合経済対策を打ち出したばかり。年末に向けて、道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置問題など国会審議を乗り越えなければならない問題が山積していた。

●【福田退陣】経済政策どうなる (1/2ページ)    2008.9.2 01:47 産経
 福田康夫首相が1日、突然辞任を表明したことで、政府の経済財政運営は混とんとしてきた。原油・原材料高を背景に国内景気が後退局面に入ったとみられるなかで、農漁業者や中小企業から政府に迅速な対応を求める声が強まっている。辞任に伴う政治空白が長引けば、日本経済をさらに停滞させることになりねない。

 「将来を見据えながら誰も手を付けなかった国民目線の改革に着手した。方向性は打ち出したと思っている」。福田首相は1日の辞任会見で1年弱の改革の成果に胸を張った。確かに道路特定財源の一般財源化や消費者庁の設置、社会保険制度の見直しなどの改革に道筋を付けたが、実現はいずれもこれからだ。

 衆参ねじれの難しい政治情勢の中で、福田政権は厳しい経済財政運営を強いられた。道路特定財源が焦点となった今年1月の通常国会では野党による攻勢にさらされ、揮発油(ガソリン)税などの暫定税率で1カ月間の失効を許した。日銀総裁人事では、政府が示した人事案を繰り返し不同意とされた。

 道路財源の一般財源化を決断したものの、具体論を示すことができなかった。財政再建の大きな鍵を握る消費税増税にも踏み込めず、「2、3年先」に先送りするなど、重要な政策では総じて踏み込んだ結論を出せなかった。

 一方、自らの花道にした総合経済対策ではばらまき色が強い内容となり、「旧来型の対策とは一線を画す考え方」は示せなかった。対策には公明党が主張していた所得税などの定額減税を年度内に実施することも盛り込まれ、赤字国債の増発の可能性もある。景気減速で税収が伸び悩むなかで、平成23年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化する目標達成は厳しくなっており、小泉政権以来の財政再建路線は福田政権になって大きく揺らいでいる。

●内閣支持率低迷のまま 本社世論調査  
朝日 2008年9月2日0時35分

 朝日新聞社が8月30、31日に実施した全国世論調査(電話)の結果、福田内閣の支持率は25%で、前回調査(同1、2日)の24%に引き続き低い水準にとどまった。不支持率は前回と同じ55%だった。内閣支持率は今年4月以降、20%前後で低迷しており、政府・与党として総合経済対策を打ち出した直後の今回調査でも回復しなかった。

 福田内閣の支持率は首相就任直後の昨年9月調査では53%だったが、年金記録問題をきっかけに、12月半ばの調査では30%前後に下落。後期高齢者医療制度が始まった今年4月に25%となり、ガソリン税を道路財源に使うための法案の再議決を受けた5月の調査では19%まで下がった。

 今回の調査では、物価高や景気悪化に対応する総合経済対策の中に定額減税が盛り込まれたことを紹介したうえで、その評価を尋ねたところ、「評価しない」が46%と「評価する」の35%を上回った。自民支持層でも評価45%、評価しない37%と意見が分かれ、民主支持層ではそれぞれ33%、52%だった。国の借金である赤字国債を景気対策のために発行することには、反対が67%で、賛成の15%を大きく上回った。

 また、最近の暮らし向きについて、「生活が苦しくなっていると、どの程度感じるか」を聞いたところ、「大いに」(33%)と「ある程度」(49%)を合わせて8割以上の人が、苦しくなっていると感じると答えた。


 政府・与党が臨時国会の重要課題と位置付ける補給支援特措法の延長に関連し、自衛隊がインド洋で活動を続けることの必要性を尋ねると、「必要ない」が50%、「必要」は37%だった。

 「いま投票するとしたら」として聞いた比例区の投票先は、民主31%(前回32%)、自民27%(同25%)。政党支持率は自民26%(前回23%)、民主20%(同22%)だった。

●また農相!事務所費疑惑…福田内閣ピンチ   サンスポ 2008.8.27 05:04 
事務所費問題の弁明会見で、辞任を否定した太田誠一農相。窮地に、思わず涙!?=26日午前、東京・霞が関の農水省【フォト】 太田誠一農相(62)=衆院福岡3区=の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が東京都目黒区の農相秘書官(元政策秘書)の一戸建て自宅を事務所として届け、平成17、18年分として事務所費計約550万円など計約2340万円の経常経費を計上していたことが26日、判明した。

 安倍前内閣を崩壊に追い込んだ閣僚の事務所費問題が“鬼門”の農相ポストで再燃。今月1日に改造したばかりの福田内閣が早くもピンチだ。

 太田農相は閣議後の会見で「家賃は支払われていない」と説明する一方「ずっと公開してきたことだ」と反論。「個人的には問題はないと思っている」と引きつった顔で語り、辞任する考えがないことを強調した。

 裏金の温床となっている事務所費問題では、安倍前内閣で佐田玄一郎行革相(55)が辞任し、松岡利勝農相=当時(62)=が自殺。さらに“バンソウコウ王子”赤城徳彦農相(49)が事実上更迭された。その後も「政治とカネ」をめぐり遠藤武彦農相(69)が辞任している。

 太田氏といえば失言&放言で有名で、平成15年6月、早大生らによる女子大生集団暴行事件について「集団レイプする人はまだ元気があるからいい」と発言し問題化。今月10日には「(食品の安全について)消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、応えざるを得ない」と語って物議を醸し、福田康夫首相(72)も「あまり適切な言葉ではない」と苦言を呈していた。

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コメント
 
 
 
福田首相辞任 (内山 洋)
2008-09-08 10:06:31
戦後60年以上続いた世界の共産主義国家と変わらない独裁自民党政治の終焉である。
このような堕落・無能な利権政党の役割は、国民にとり百害あって一利なしである。国民よ目を覚まそう、お祭り騒ぎの自民党総裁選挙に騙されないようにしよう!    会社員70歳
 
 
 
騙されない (●てらまち)
2008-09-09 19:43:47
★内山洋さん、こんにちは。

>戦後60年以上続いた世界の共産主義国家と変わらない独裁自民党政治の終焉である。

⇒独裁は本当に良くないです。

>このような堕落・無能な利権政党の役割は、国民にとり百害あって一利なしである。国民よ目を覚まそう、お祭り騒ぎの自民党総裁選挙に騙されないようにしよう!

⇒騙されないぞ、 そういう人は増えていると思います。
コメント、ありがとうございます。
 
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