goo blog サービス終了のお知らせ 
毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 今日のブログは違うことにしたいと思ったけど、昨日の首相の所信表明を聞いて、気が変わった。

 麻生氏は、民主党の言うことに「財源がないぞ、示せ!」と言いたいとも取れる。
 しかし、財政再建や構造改革は当面先送りし、麻生氏の「経済対策優先でいくというその財源こそ、不明」なまま。
 結局、自ら穴を掘ったようだ。

 ともかく、トップの「これから日本をこうしたい」という表明ではなかった。

 麻生氏が所信表明で民主党小沢氏に「答えるようにと『質問』した」のに対して、民主は「代表質問」の場で一切答えず、政権公約を示すという。
 選挙前から、お互い結果を承知しいるような感じもする。

 ところで、NYタイムズ社説の麻生評が厳しく外務省がかみついたらしい。
 それに、麻生氏自身の不正献金も出てきた。

●【麻生首相所信表明】とてつもない楽観論 「選挙」にかすむ国家のありよう (産経)
 「民主党」という言葉を12回持ち出し同党への攻撃姿勢を前面に打ち出した。
 「明るさ」が持ち前とされる首相の真骨頂ではあるが、各論となると「とてつもない楽観論」(自民党中堅)でちりばめられた。
 民主党幹部はほくそえむ。「首相は決して攻めているのではなく、守りに入っている。背中を膨らましているネコにみえてくる」

●「麻生流」で反転狙う=解散にらみ、民主挑発−麻生首相 (時事)
 自らが目指す重点政策を示して理解を求めるはずの所信表明で、首相が異例の「けんか戦法」に出たのは、逆境の中で衆院選の勝機を見いだしたいとの思いがあるためとみられる。

●麻生首相:予算委開催意向示す 「敵前逃亡」批判避け 野党攻勢必至、自民内に疑問も(毎日)
 補正予算案審議は首相にとっては「もろ刃の剣」だ。

●主党代表質問で首相の「逆質問」無視へ(日経)
 麻生太郎首相が民主党に「逆質問」したことについて、民主党は代表質問で一切回答しない方針を固めた。
 代表質問で、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)を公表。政権交代を念頭に、小沢氏の「所信表明」と位置付け、首相には答弁を求めない。

●政府、米紙「首相は好戦的なナショナリスト」に反論(読売)
●「首相、けんか腰のナショナリスト」社説、NYタイムズに外務省反論(朝日)
●NYタイムズ社説「けんか好きな国粋主義者」に外務省反論(日経)

●贈賄側企業が07年も献金 首相の自民支部に30万円(共同)

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
ここのところ5位、6位あたり


●【麻生首相所信表明】とてつもない楽観論 「選挙」にかすむ国家のありよう   産経 2008.9.29 18:19
衆院本会議だ所信表明演説する麻生太郎・首相=29日午後2時21分、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)
 麻生太郎首相は29日の所信表明演説で、「民主党」という言葉を12回持ち出し同党への攻撃姿勢を前面に打ち出した。民主党の小沢一郎代表に対する代表質問といえる異例のスタイルをとり、迫る次期衆院選を強く意識したことは言うまでもないだろう。ただ半面、危殆(きたい)に瀕しつつある日本をどういう方向に導いていくのか、指導者としての思いや決意がかすんでしまったことは否定できない。
 麻生首相は演説で、「日本は強く、明るくなければならない」「日本人の力を信じて疑わない」などと連呼し、日本全体に覆う暗雲を吹き飛ばすことに努めた。「明るさ」が持ち前とされる首相の真骨頂ではあるが、各論となると「とてつもない楽観論」(自民党中堅)でちりばめられた。

 首相は「日本経済は全治3年」として景気対策を最優先し、財政再建や構造改革は当面先送りする考えをにじませた。しかし、景気対策への具体的な処方箋(せん)や道筋は示せず、小泉純一郎元首相以降、歴代首相が触れてきた消費税増税の必要性にも口を閉ざした。
 民主党が選挙をにらんで与党への格好の攻撃材料としている社会保障制度や格差是正問題も主要項目から外した。選挙へのマイナス要因となる材料は封印しておきたいとの思惑が透けてみえてくる。

 こうした中で首相は民主党への「逆質問」を連発した。外交について「日米同盟の強化」を真っ先の課題に挙げ、国連至上主義に走る小沢氏の姿勢をただしたのは当然のことだ。
 だが、民主党の政権担当能力の欠如をあぶりだすことに腐心するあまり、「自身の国家ビジョンを具体的に国民に訴えるという首相の責任がなおざりになり、民主党の方ばかり向いている」(自民党ベテラン議員)との声も聞かれる。

 自民党総裁選に挑戦すること4度目で射止めた首相の座だ。民主党を攻撃するのもいい。だが演説で「宰相・麻生」はいったい日本をどうしたいのか、国民に伝わったとは言いがたい。衆院選に向け「太郎VS一郎」の演出にこだわり続ければ、所信表明演説で民主党を「政局第一」と指弾した言葉が、国民から首相自身に浴びせられるだろう。

 民主党幹部はほくそえむ。
 「首相は決して攻めているのではなく、守りに入っている。背中を膨らましているネコにみえてくる」(高木桂一)

●「麻生流」で反転狙う=解散にらみ、民主挑発−麻生首相  時事 2008/09/29-21:15
 麻生太郎首相は29日の所信表明演説で、民主党の国会対応を「政局第一義」と決め付け、経済対策や「テロとの戦い」などで小沢一郎代表に同党の見解を明らかにするよう執拗(しつよう)に求めた。「政権交代を標ぼうする民主党への挑戦状」(河村建夫官房長官)を突き付けたのは、迫る衆院解散・総選挙を意識して「麻生VS小沢」の論戦に持ち込み、苦境からの反転につなげる狙いがある。
 24日に発足した麻生内閣は、出だしから荒波にもまれている。問題発言を連発した中山成彬前国土交通相は、組閣から5日目で辞任に追い込まれた。2代続いた首相の政権投げ出しに対する国民の視線も、依然として冷淡だ。演説に先立ち、首相がこれらの問題で「国民におわび申し上げる」と陳謝したことは、政権が置かれた厳しい状況を浮き彫りにした。

 自らが目指す重点政策を示して理解を求めるはずの所信表明で、首相が異例の「けんか戦法」に出たのは、逆境の中で衆院選の勝機を見いだしたいとの思いがあるためとみられる。
 「(国会で)合意形成のルールを打ち立てるべきだ。民主党に、その用意はあるか」「補正予算の成立は焦眉(しょうび)の急だ。のめない点があるなら、論拠と共に代表質問でお示しいただきたい」。型破りな首相の演説からは、民主党に「責任政党」としての自覚を問い、小沢氏が代表質問で正面から答えない場合は、衆院解散の大義名分にしようとの思惑もうかがえた。

 民主党に逆質問するくだりでは、野党席から「自分は何をやりたいのか」とのやじや、怒号が渦巻いたが、首相は構うことなくだみ声を張り上げ、民主党を挑発。「当面の論点をご提示しました。お考えをお聞かせ願いたく、私の所信表明を終えます」と不敵な笑みを浮かべ、約20分間の演説を締めくくった。この間、小沢氏は終始ぶぜんとした表情で、机の上に置かれた演説文のページをめくることすらしなかった。

 首相は二十九日夜、『(小沢氏に)質問には答えていただけると思う。やりとりができると期待している』と記者団に語ったが、小沢氏は首相の挑発には乗らない構え。10月1日の代表質問では、「民主党が政権を取った時の国の姿を、財源の問題も含めて提示したい。首相にはほとんど質問しない」(鳩山由紀夫同党幹事長)として、政権担当能力をアピールする作戦に徹する見通しだ。民主党内からは29日、首相の演説に対し「傑作だ。立派な野党党首だ」(幹部)と痛烈に皮肉る声が上がった。

●麻生首相:予算委開催意向示す 「敵前逃亡」批判避け 野党攻勢必至、自民内に疑問も  毎日新聞 2008年9月30日
 麻生太郎首相が08年度補正予算案成立のための予算委員会開催に改めて強い意向を示したのは、国会審議もせずに解散に踏み切れば「敵前逃亡」との批判を受けかねないからだ。しかし、中山成彬前国土交通相の辞任で、野党が攻勢を強める中での補正予算案審議は首相にとっては「もろ刃の剣」だ。衆院解散日程の判断と共に、首相は厳しい政権運営を迫られる。【犬飼直幸】

 29日の所信表明演説で首相は「補正予算案の成立は焦眉(しょうび)の急」と表明。10月1日からの代表質問で賛否を回答するよう民主党に強く迫った。

 首相は10月3日までの各党代表質問後、衆参両院で2日ずつ予算審議をして9日に補正予算案を成立させた直後の解散が最善と考えているとみられる。野党が予算案成立への協力を確約すれば、そのシナリオが成り立つが、協力に応じなければ、即座に解散することも考慮している模様だ。いずれの場合も、投開票日は11月2日が有力。ただ野党との協議次第では、審議日程が長引き、予算案成立を優先すれば、日程がずれ込む可能性も残される。

 これに対し、野党が多数を占める参院の尾辻秀久自民党議員会長は29日の記者会見で「野党に煮え湯を飲まされ続けてきた。だらだらせずに早く解散したほうがいい」と警告。党内には依然、予算審議入りを疑問視する声も根強い。

 公明党も同様の姿勢を示していたが、首相の強い意向を伝えられた同党幹部は「首相が強く予算審議入りを要望すれば、我々は強く反対することはできない」と語った。

 こうした中で、自公両党の幹事長、選対委員長は9月29日夜、国会近くのホテルで会談した。与党は予算審議を開くことが可能かどうかを判断する期限を10月1日に設定している。野党との交渉が決裂すれば、首相は野党に責任を転嫁してただちに解散に打って出る可能性もあり、臨戦態勢を整えるために集まったとみられる。

●主党代表質問で首相の「逆質問」無視へ  日経 2008年9月29日23時15分
 麻生太郎首相が29日の所信表明演説で民主党に「逆質問」したことについて、民主党は代表質問で一切回答しない方針を固めた。

 小沢一郎代表は10月1日の代表質問で、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)を公表。政権交代を念頭に、小沢氏の「所信表明」と位置付け、首相には答弁を求めない。臨時国会冒頭の「党首対決」は、首相の所信表明を踏まえて野党が質問し、首相が答弁するという慣例を外れた異例の展開となりそうだ。

 麻生首相は所信表明で、民主党に対し「日米同盟と国連と、どう優先劣後させようとしているか、論拠とともにうかがいたい」などと質問。29日夜には記者団に「お答えをいただけると思っている」と述べた。

 鳩山由紀夫幹事長は記者団に「麻生内閣には語るべき政策がないから(小沢氏が)首相に質問しても意味がない。国会の場で、麻生氏より小沢氏の方が『首相の器』だと示す」と狙いを説明。

 首相の要求には「答える責務は全くない。失礼なことを言われて黙っているわけにはいかない」と述べ、自らの代表質問で異議を唱える意向だ。

 小沢氏に次いで質問に立つ鳩山氏は、汚染米不正転売や後期高齢者医療制度、辞任した中山成彬前国土交通相の任命責任、金融不安、年金問題の「5点セット」で首相を追及する構えだ。

●NYタイムズ社説「けんか好きな国粋主義者」に外務省反論  麻生内閣 2008年9月30日01時55分 読売新聞
 藪中三十二外務次官は29日の記者会見で、米紙ニューヨーク・タイムズが25日付社説で、麻生首相を「けんか好きな国粋主義者」などと酷評したことに対し、口頭で反論したことを明らかにした。

 反論は兒玉和夫外務報道官がニューヨーク出張中だった26日に電話で行った。近く文書も送る方針だ。

●「首相、けんか腰」社説、NYタイムズに外務省反論  朝日 2008年9月29日19時56分
 外務省の薮中三十二事務次官は29日の記者会見で、米紙ニューヨーク・タイムズが25日付社説で、麻生首相を「けんか腰のナショナリスト」などと評したことに対し、日本政府として同紙に反論したことを明らかにした。

 薮中氏は、首相の国連総会演説や所信表明を引き合いに、麻生政権の外交方針について、「日米同盟を基本に中国や韓国など近隣諸国との関係も強化し、地球規模の問題にも取り組む、非常にバランスのとれた外交姿勢だ」と説明。こうした考えを同紙にも伝えたという。

●政府、米紙「首相は好戦的なナショナリスト」に反論  日経 29日 23:51
 藪中三十二外務次官は29日の記者会見で、麻生太郎首相の人物像を「好戦的なナショナリスト」などと評した米ニューヨーク・タイムズ紙に反論したことを明らかにした。藪中次官は会見で「首相は非常にバランスのとれた外交姿勢をとっており、報じられたようなことはない」と述べ、ニューヨーク総領事館を通じてこの旨を伝えたという。
 ニューヨーク・タイムズは25日付の社説で、首相が外相時代に「植民地時代の成果を称賛するなどして、中韓との関係を悪化させた」などと報じている。

●贈賄側企業が07年も献金 首相の自民支部に30万円  2008/09/29 05:05 【共同通信】

 麻生太郎首相が支部長を務める自民党福岡県第8選挙区支部が、国立病院発注の機器納入をめぐる汚職事件の贈賄側企業から2007年にも30万円の献金を受けていたことが、29日付で同県選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書で明らかになった。

 同支部の会計担当者は「法律に基づいて献金を受けており、問題はない。返還する考えはない」としている。だが、警視庁による捜査が継続中で、粉飾決算の疑いも浮上している企業の献金だけに、野党などから批判が上がりそうだ。

 献金したのは医療機器販売会社「ヤマト樹脂光学」(東京都千代田区、破産手続き中)。過去の政治資金収支報告書や麻生氏の事務所によると、同社は06年までの12年間に、同支部や首相の資金管理団体「素淮会(そわいかい)」に計370万円を献金したことがすでに判明しており、献金は総額400万円となった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )