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てらまち・ねっと



 先日発表された、「福島第1原発事故で、欧米へも放射性物質拡散」という旨のデータ、
 当然といえば当然。
 事故が起きたとき(関東から西日本の人は東に事故現地があるから)、東方向の風には注意と思った人は少なくない。
 
 上記の研究では、 
 内陸部では、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」の存在が確認されている。・・・3月14~15日にかけては、東日本の南側を低気圧が通過。原発周辺では南東の風が吹いていた。この風で放射性物質は東北地方の内陸部に運ばれ、雨や雪とともに地表に落ちた様子が再現された。 」 (サンケイ)
 と示された。

 もちろん、東方向はその日から1日~2日程度と、数日の影響。
 「でも、さらに、数日したら(地球を一周して)、西から降ってくるさ」 そう思った。
 ・・・・今では、地球全体が覆われている。

 なお、上記研究の一番は、
 「実際にアメリカなどで観測されたタイミングと一致することから、福島第一原発から出た放射性物質が世界中に飛び散ったことを証明できた 」 (テレビ朝日) 。

 その研究データの要点も公表されている。
 今日は、それらを記録。

(関連 2011年3月29日ブログ ⇒ ◆なんと、「放射能拡散予測(ドイツ気象局)」/福島第1原発:半径10キロ圏、遺体運べず 放射線量高く)

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  ●  竹村 俊彦(九州大学応用力学研究所)  の 公式データ
•2011年6月23日  「福島第1原子力発電所から出された物質のグローバルな輸送をもたらした低気圧とジェット気流」について記者発表しました

  ★ [資料] から


●福島第1原発事故 放射性物質、9日間で北半球をほぼ1周 九大・東大研究グループ発表
    FNN 06/23 00:47

福島第1原発事故で、放射性物質が世界に拡散していく様子が、九州大学と東京大学の研究グループが行ったシミュレーションで明らかになった。

日本を起点に渦を巻き、瞬く間に広がる青い帯。
これは、九州大学と東京大学の研究グループが、福島第1原発からの放射性物質が世界に拡散していく様子をシミュレーションしたもの。

東京大学の中島映至教授は「日本から出たものが、地球をどういうふうに取り巻いているかという問題に関するお話でありまして」と話した。
別の角度、北極の真上から見た図について、東京大学・中村 尚教授は「番号が振ってあるのは、原発起源の放射性物質が(実際)観測されたという位置と、それから時系列、時間的な順番を示しています」と話した。

シミュレーションは、3月14日の夜から23日までの9日間のもの。
福島の放射性物質は、この期間で北半球をほぼ1周したことになる。
研究によれば、事故後、地表近くの放射性物質は、東日本を通った低気圧の上昇気流によって、上空5,000メートル以上に巻き上げられ、その後、ジェット気流に乗り、アメリカやヨーロッパまで運ばれたという。

一方、6月22日、福島第1原発では、2号機の原子炉建屋内の写真が新たに公開された。
茶色くたまっているのは地下の汚染水で、水面近くでは、1時間あたり430ミリシーベルト(mSv)もの高い放射線量が計測された。

そのため東京電力では、遮蔽(しゃへい)対策を行ったうえで、作業員が水位計などの設置作業を行ったという。

●低気圧で内陸にホットスポット、1週間後に欧州 九大・東大発表
        サンケイ 2011.6.23 12:03
 九州大学と東京大学の研究グループは22日、東京電力福島第1原発2号機で3月15日に起きた水素爆発で放出された放射性物質が、海上の低気圧の影響で東北地方の内陸部に拡散し、さらに偏西風(ジェット気流)で太平洋を越え、米国や欧州に到達する様子を再現したコンピューター・シミュレーションの結果を発表した。

 福島第1原発の北西方向の内陸部では、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」の存在が確認されている。研究グループでは「東日本南側の低気圧による風と雨、雪の影響でホットスポットが生じた」とみている。

 シミュレーションは、九大応用力学研究所の竹村俊彦准教授が開発した、大気中の微粒子の全地球的な動きを解析するコンピューターソフト「スプリンターズ」を使用。2号機が水素爆発した3月15日早朝前後の気象条件のデータなどを用いて分析した。

 3月14~15日にかけては、東日本の南側を低気圧が通過。原発周辺では南東の風が吹いていた。この風で放射性物質は東北地方の内陸部に運ばれ、雨や雪とともに地表に落ちた様子が再現された。

 また、放射性物質は事故直後、地表から1~1.5キロの層に滞留していたが、低気圧に伴う上昇気流で5キロまで巻き上げられ、秒速30メートルのジェット気流に乗って太平洋を横断。3日後に北米西岸、1週間後には大西洋も渡って欧州に達した。

 このシミュレーション結果は、米国や欧州各国で観測された放射線量のデータとほぼ一致した。

 ただ、放射性物質は上空に巻き上げられた直後から拡散。ジェット気流に乗って東へ流されながらも海に落下し、米国西岸の放射線量は福島原発付近の1億分の1にまで低下した。

 九州大の竹村准教授は「放射性物質の拡散に低気圧の影響が大きかったことが分かった。欧米にも到達したが、濃度は急激に低くなっており、人体に影響があるかは全くの別問題」と話している。

●東日本大震災:福島第1原発事故 放射性物質、3日で米に 東大などシミュレーション
       毎日新聞 2011年6月23日 
 東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質が、強い偏西風に乗って北米や欧州に拡散する様子を、九州大、東京大などのチームがコンピューターシミュレーションで再現した。近く発行される日本気象学会のオンライン誌「SOLA」に発表する。

 黄砂や大気汚染の拡散予測モデルを使い、原発周辺の放射線量が急上昇した3月14日午後9時以降、放射性物質と想定した粒子(粒径10マイクロメートル、マイクロは100万分の1)の流れを当時の気象条件で解析。放射性物質は濃度を薄めながら太平洋を渡り、放出から▽3日後に米西海岸▽1週間後、欧州全体に広がった。

 3月14~15日は非常に強い低気圧が東日本を通過。チームによると、高度1~1・5キロに滞留していた放射性物質の一部が低気圧の上昇気流で約5キロ上空まで巻き上げられ、強いジェット気流(偏西風)に乗って拡散したとみている。
シミュレーションでは米国到達時点で原発周辺の約1億分の1まで濃度が下がっていた。【永山悦子】

●【原発】欧米へも到達…放射性物質拡散が明らかに
       テレビ朝日 (06/22 17:23)
 福島第一原発から出た放射性物質が、アメリカやヨーロッパまでどのように広がったかが明らかになりました。

 画像では3月15日、放射性物質が大量に放出された後、低気圧によって地上5キロまで押し上げられ、ジェット気流に乗ってアメリカ、ヨーロッパに到達する様子が分かります。作成したのは九州大学と東京大学の研究グループで、実際にアメリカなどで観測されたタイミングと一致することから、福島第一原発から出た放射性物質が世界中に飛び散ったことを証明できたとしています。

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オーシャンブルーが6月17日に最初に咲いた。最近にしては、いつもより少し遅い。今年は春の花が1.2週間遅い傾向からは当然か。その後も順調に咲く。今朝のブログは⇒◆咲き進むオーシャンブルー ⇒http://bit.ly/laJ2l3
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