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てらまち・ねっと



 国政選挙とタレントは「つきもの」。
 果たして政治がどの程度できるのか疑問はあるけれど。

 民主党の小沢氏は選挙でタレントを多用している。
 何でもいいから勝てばいい、そんな感じで。

 今回の参議院選挙でも何にも釣り上げている。

 ところが、菅代表になって、小沢離れ。
 これが国民に受けているということで、小沢氏に引っ張られた人たちは、民主党からも一般候補扱いになるらしく、立つ瀬が無い。

 もちろん、自民党もタレントだより。

 そんな様子にかけて、「参議院不要論」もいわれる。
 今日はそのあたりを記録した。

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●谷亮子氏ショック? 小沢系タレント候補の“無援地獄”
    産経 2010.6.12 21:02
 「小沢銘柄」候補の谷氏も「脱小沢」路線に軌道修正か 菅直人首相(63)に寝首をかかれる形で、民主党の表舞台から排除された小沢一郎前幹事長(68)。その小沢氏の主導で、7月11日予定の参院選に初出馬を決めたタレント候補の陣営が戦々恐々としている。突然、ハシゴを外されたうえ、反小沢カラーが鮮明な新執行部では“特別待遇”は望み薄。どの程度の選挙支援を得られるかも不透明で、早くも“菅派”に変身する候補者も現れている。(夕刊フジ)

 民主党から出馬するタレント候補は、芸能界からは岡部まり(50、大阪選挙区)、落語家の桂きん枝(59、比例代表)、歌手の岡崎友紀(56、同)、庄野真代(55、同)の4氏。スポーツ界からは五輪柔道金メダリストの谷亮子(34、比例代表)、体操銀メダリストの池谷幸雄(39、同)、競輪銀メダリストの長塚智広(31、茨城選挙区)の3氏で、いずれも幹事長時代の小沢氏から全面支援を取り付けて出馬を決断しただけに胸中は複雑だ。ある関係者はこう危機感をあらわにする。

 「たとえば岡部氏の大阪選挙区では自民、公明、共産、社民各党に加え、みんなの党やたちあがれ日本も候補擁立を検討しており、無党派層争奪戦の激化は必至です。そんな状況で、カネの問題で幹事長を辞任に追い込まれた小沢さんの強力なバックアップは、いくら知名度があるとはいえイメージ戦略が重要なタレント候補にとってはいまや重荷。ただでさえ今年はタレント候補に対する世間の風当たりも強く、小沢さんとの立候補表明会見は裏目だった」

 比例候補も必死だ。参院比例区は「非拘束名簿方式」で、個人得票の順位がそのまま党内の議席獲得順位となる。

 だが、小沢氏との幹事長業務引き継ぎをわずか5分で終わらせた「反小沢七奉行」の1人である枝野幸雄幹事長(46)は、「選挙区での協力関係から比例は連合系候補の当選が最優先で、タレント候補はあまり眼中にない」(永田町関係者)とみられているのだ。

それだけに、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「比例のタレント候補の中でも、最も危機感が強いのは『小沢先生の応援は地球を覆うほどの愛』と豪語してしまった谷亮子」と指摘する。

 「小沢氏の期待が最も高かった比例候補は間違いなく谷ですが、もともと政治家とトップアスリートの両立など実現不可能で、谷の擁立がタレント候補のイメージを悪化させた部分は大きい。現執行部もそのことは重くとらえており、特別待遇どころか立候補取りやめを打診したり、谷自身が辞退する選択肢が浮上しても不思議でない。他の候補も似たようなもので、小沢氏に乗せられてタレント候補になったことは、本人にとってもプラスにならないでしょう」

 ただ、そんな逆風下でも、選挙のプロとして小沢氏が推す新人候補に張り付き指導する「小沢秘書軍団」の派遣は続く。

 「参院選は選挙区が広く組織票だけでは戦えないうえ、今回は与党だけに守りの選挙になってしまい、苦しい部分がある。無党派層の取り込みが必要で、その意味でタレント候補の存在は重要と考えている小沢氏は、幹事長辞任後も、各候補の下に有能な秘書を引き続き派遣しています。選挙が迫れば、さらなる浮動票取り込みを狙って『小沢ガールズ』も投入されることでしょう」(伊藤氏)

 ただ、当のタレント候補たちは、早くも「菅代表は鳩山前総理と共に民主党を結党し、政権交代を実現すべく党の礎を築いた功労者」(岡部)「僕も新しいイメージに貢献できるように努力していきたい」(池谷)などと、菅執行部をヨイショして小沢離れを見せ始めている。

 桂きん枝氏に至っては「菅新首相こそ“切り札”」として、谷の夫でプロ野球巨人の佳知選手を引き合いに、「9回ウラ、代打谷ぐらい。まだこんなバッターがおったんかいという感じ」とまで持ち上げた。

 だが、民主党幹部の1人は「正直、小沢さんの息がかかった有名人だけに、出過ぎた支援はできない」とにべもない。

 激戦の大阪選挙区に挑む岡部まり事務所は「小沢さんが幹事長を降りられても、何も変化はありません。やるべきことをやるだけというスタンスです」(広報担当)とコメント。一方、比例の谷亮子事務所は「まだ活動をスタートしたばかりで選対責任者も決まっておらず、現時点で特にお話しできることはありません」(事務所スタッフ)としている。

 鳴り物入りでヘッドハントされたものの、突然上司の庇護を失ったサラリーマンにも似た悲哀が、各陣営に漂っている。

●三原じゅん子「当選したら女優引退」
    日刊スポーツ 2010年5月18日7時53分
 女優の三原じゅん子(45)が17日、自民党本部で会見し、参院選比例代表に党公認で立候補すると表明するとともに「国会議員の仕事は甘くない。女優業はやめます」と、当選後は女優業を引退する覚悟で選挙戦に臨む考えを示した。

 民主党から出馬する女子柔道の谷亮子(34)は当選後も現役続行を宣言したが、三原は「私は当選しても二足のわらじをはくつもりはない。年間220日も国会がある。ほかの仕事をしながらというほど器用じゃない」と強調。「ファンの方には、三原じゅん子個人として今後応援していただければ」と、述べた。

 子宮頸(けい)がんを患った2年前、以前不妊治療を公表した野田聖子衆院議員に直談判。政治家への思いをぶつけた。「女性をこの病気から守ることが、本当の意味の少子化対策につながる。今しかない。命をかけて頑張りたい」。公認の正式発表まで時間を要し、党内に反対論もあったとされるが、三原は「苦しかったが、勉強ができていい時間でした」。「守ってあげたい 命をかけて」をキャッチフレーズに決めた。

 「3年B組金八先生」で共演した武田鉄矢から、手紙で「これからの師は野田さんだ」「自慢の教え子に変わりない。頑張れ」と激励された。芸能人仲間の応援は受けず、スニーカーで全国を駆け回るという。

●三原じゅん子氏、谷氏に“けんか”売った (1/2ページ)
        スポニチ 2010.5.18 05:06
 女優の三原じゅん子氏(45)は17日、東京・永田町の自民党本部で会見し、今夏の参院選に比例代表で出馬することを正式発表した。子宮頸がんで子宮を失った経験から、医療や福祉分野の改革の必要性を実感、「国政を目指す決意をした」という。また当選後は女優業を引退することも表明。当選しても現役続行を表明した民主党比例代表候補のアノ人に“けんか”を売った?

野田聖子元郵政相(右)とポーズを決める三原じゅん子氏=17日午後、東京・永田町の自民党本部(撮影・大西史朗)【フォト】 

白を基調としたスーツとメガネ姿。親交のある野田聖子元郵政相(49)らが見守る中、会見に臨んだ三原氏は、「私は二足のわらじをはけるような、国会議員の仕事を甘く考えていない。約220日も国会がある中で、他の仕事をするほど器用ではない。(当選後は)女優業はやめる」と明言した。

 今夏の参院選では、各党がタレントやスポーツ選手などの候補者を擁立しているが、なかでも民主党の擁立する女子柔道の五輪金メダリスト、谷亮子氏(34)は、当選後も国会議員と柔道を両立させていく意向を示しており、発言はこれを念頭に置いたもの。YAWARAに“ライバル宣言”した格好だ。

 出馬に際して、TBS系人気ドラマ「3年B組金八先生」で先生と女子生徒役で共演し、芸能界で師と仰ぐ俳優、武田鉄矢(61)に相談。3日前には手紙が届き「応援している。これから君の師は野田議員。今後も自慢の教え子であることに変わりないのでがんばれ」との内容だったことを明らかにした。

 三原氏が政治家を目指したのは「2年前に(子宮頸がんの)病気をした後」で、昨年8月の衆院選後には「著作を読んで大好きだった」という野田氏に手紙を送るなどして親交を深め、自民党から出馬したい意向を伝えたという。こうした経験から、「これからは生まれ変わったつもりで、女性や高齢者と子供たちを守るために、本物の命をかけてがんばりたい」と出馬の決意を語った。

 自民党から出馬する理由は「日本人の良さ、伝統、保守の価値観を大切に思っているから」とし、鳩山由紀夫首相(63)=民主党代表=については「日本国のリーダーとしてはちょっと疑問に思う」と述べた。

 今後は「まもってあげたい。命をかけて」をキャッチフレーズに、「市民と直接触れあい、対話しあう」選挙活動を中心にしていくという。

●あべ静江「誤報です」自民党に出馬辞退伝える
      スポニチ 2010年05月18日
 自民党が比例代表への出馬を打診していた歌手で女優のあべ静江(58)は17日、党側に出馬辞退を伝えた。所属事務所の了解が得られなかったのが理由という。一部のマスコミが14日に「比例での擁立」と報じたが、同日夕方に更新した公式ブログには「ビックリしたぁ…」と題し「誤報ですので、よろしくお願いします」などと否定していた。

●踏み倒し、暴力団関与、DV、薬物疑惑......夏の参院選 タレント候補の醜聞累々
           日刊サイゾー 2010年5月23日/ 本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.63
 芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 7月に予定されている参議院選挙にタレント候補が乱立していることが、話題になっている。彼らに懐疑的な視線を送る向きも少なくないが、筆者もその一人だ。

 特に気になるのが、ムード歌謡グループ「敏いとうとハッピー&ブルー」のリーダーである敏いとう。最近も、筆者が20年来親しくしている銀座のテーラーのM氏から「敏みたいな男が、国民新党から出馬するのは許せない」と怒りの告発が寄せられた。

 M氏によると、敏は知人の紹介で、このテーラーで15万円相当のスーツをオーダー。ところが出来上がったスーツに難癖をつけて、一銭も支払わなかったという。さらに、それから数年後、この未払い事件を知らなかった従業員に今度はメンバー全員の白のスーツを注文。値段にして100万円。彼らのレコード・ジャケットには、メンバー全員がそのスーツを着て写っているにもかかわらず、スーツ代をいまだ支払っていないという。

 敏についてはM氏からだけではなく、芸能関係者からも、暴力団との黒い交際や借金の踏み倒しという過去、それにギャンブル狂といった話を聞いている。敏と親しい芸能関係者に「国民新党の亀井静香は、このことを知っているのか?」と聞いたところ、「敏は、『警察上がりの亀井の秘書に"暴力団との関係だけは口にするな"と念を押された』と言ってました」と言う。つまり、国民新党も確信犯なのである。呆れた話だ。

 また、昔、TBSの人気ドラマ『3年B組金八先生』で突っ張り女子中学生を演じていた女優の三原じゅん子が、子宮がんを克服した経験から政治に目覚めて、自民党から立候補するという。三原は、役の上だけでなく、私生活も突っ張っていて、1987年には恋人と一緒にいたところをフライデーされたことに激怒。記者に暴行を働いて、逮捕されたことがある。また、男性関係の乱脈ぶりはつとに有名で、イメージ商売の芸能人としては自覚に欠けるという批判も受けていた。イメージ商売といえば、政治家も同じ。気性の激しさや男癖の悪さが足を引っ張らなければいいがと、老婆心ながら心配してしまう。

 関西からは、吉本興業に所属していた桂きん枝が、民主党から出馬することになった。きん枝はかつて、深夜に横浜市内の路上を18歳未満の女子と歩いているところを警察に任意同行され、援助交際疑惑が持たれ、一時、桂小文枝一門を破門されたり、薬物疑惑を取りざたされたりした過去がある。きん枝を知るお笑い関係者に聞くと「最近のきん枝はレギュラー番組もないし、高座の出番も少ない。要するに仕事がないから、政治家にでもなろうというスタンスですよ」と手厳しい。

 さらに気になるのは、自民党から出馬する元プロ野球選手の石井浩郎だ。今年4月に写真誌で2度目の離婚が明らかになったが、離婚原因は石井の激しいDVだと報じられた。また、巨人時代には、球団に女性から「弄ばれた」というクレームの電話が何本かあったという。現役引退後、銀座などでもつ鍋屋をオープンしたが、そこで女性客をナンパしたという話も聞こえてくる。

 かつて過ちを犯したからといって、政治家に不適切とは言い切れないが、人間、そう簡単に本質は変わらないのも事実。前回の参院選に出馬した女子プロゴルファーの横峰さくらの父親の横峯良郎は、当選後、賭けゴルフや女性スキャンダルが発覚したが、そんなことが起こらないように、各党、候補者の身体検査を徹底的に行ってほしいものだ。
(文=本多圭)


●勝間和代のクロストーク:みんなの経済会議/38 参院、良識取り戻す大胆改革を
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100606ddm013100005000c.html
 今回は、もうすぐ選挙がある参議院について、その役割の見直し・再確認を提案したいと思います。

 参議院は任期が6年で解散がないという点で、任期4年で解散がある衆議院よりも長期的・総合的な視点で議論することが期待されています。また、衆議院の専横を防ぐけん制機能も期待されており、「良識の府」とも呼ばれます。

 しかし、現在の参議院は本当に期待される役割を果たしているのでしょうか? 私にはそう見えません。

 予算などを除き、衆議院を通過した法案が参議院で否決されると、今度は衆議院で3分の2の賛成がなければ成立しません。与党でも3分の2の絶対多数を持つことはまれです。参議院は衆議院の議決に対する実質的な「拒否権」という強い力を持っています。

 なのに、現在の「良識の府」の姿はどうでしょうか。衆議院は議員の入れ替わりが激しいのですが、参議院は一度当選すると6年間は安泰です。すると、衆議院側が国会運営や駆け引きにたけた参議院側の顔色をうかがうようになってきます。また、衆参で与野党の勢力が逆になる「ねじれ現象」があると、衆議院の専横を防ぐというよりも、与野党対立の一環として「拒否権」を行使するようになります。こうなれば「政局の府」です。

 本来2院制は、異なる選挙プロセスで議員を選出することで、多角的に民意を国政に反映させるための制度です。例えば米国の場合、下院は人口比例の国民代表、上院は州2人ずつの地域代表を選出しています。

 日本では、衆議院は選挙区ごとに1人だけ当選する小選挙区制、参議院は都道府県単位で1人以上が当選する中選挙区制が採用されています。しかし、どちらも比例代表制が併用されており、さらに参議院の定数は人口比例で配分されています。これでは、衆参の選挙プロセスはほとんど同じです。最近では、参議院が衆議院議員になれなかった人の受け皿になっている面もあり、多様な人材が選出されているとは言えません。

 そこで、大胆な提案です。参議院は比例代表制を廃止し、定数を都道府県単位で原則一律4人、政令市を持つ道府県と東京都(計15都道府県)は2人上乗せの6人にしてみてはどうでしょうか。

 比例代表は、団体の推薦を受けた有力者や、タレント・著名人が多く、民意の反映という点で疑問があります。また、衆議院のような小選挙区制では政党の推薦がなければ立候補すら難しいのが実情です。最大で定数6の中選挙区にすれば、政党の応援がなくても高い見識を持った個人が当選する確率は高まります。また、議員に地域代表の色が濃くなることで、衆議院と違った特色を出すこともできます。

 もちろん、この選挙制度改革は7月の参院選には間に合いません。しかし、本来の参議院の役割を考え、中長期的な視点で候補者の資質と公約に注目して投票するのは、決して無駄ではないと思います。

 私の提案に賛成か反対か、そして、将来的に、どのようにすれば2院制の本来の役割を取り戻せるのか、皆さんのご意見をぜひお願いします。(経済評論家)

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 http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/

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毎日新聞 2010年6月6日 東京朝刊


●そもそも参議院は必要なのか 進まない「参議院改革」 二院制の意味を問う
            MONEYzine 丹羽 文生 2010年05月23日 14:30
 参院選まで残り2ヵ月となり、永田町は、いよいよ「選挙モード」に入ってきた。

進まない「参議院改革」
参院選まで残り2ヵ月となり、永田町は、いよいよ「選挙モード」に入ってきた。昨年8月に発足した「みんなの党」を皮切りに、「たちあがれ日本」、「日本創新党」、「新党改革」と、次々に新党が結成され、参院選を見据えて、それぞれマニフェストの準備に取り掛かっている。

 そんな中、相変わらず低調傾向にあり、各党の論議が依然として進まないのが「参議院改革」だ。参院選だからこそ論じられるべきテーマであるにも関わらず、民主党や自民党だけでなく、新党でさえも、このテーマに切り込む意欲を見せていない。そもそも、「参議院改革」なる言葉が出てくる背景には、その存在理由の曖昧さにある。

 参議院創設に関する審議が行われた1946年5月16日召集の第90回帝国議会で、憲法学者でもある国務大臣の金森徳次郎は、参院の意味について、第1に「1院では十分に捉えきれない民意を代表し1院の偏向を補完することができる」、第2に「第1院の陥る過ちを批判し、専制化の危険を抑制し、調整する機能を営むことができる」、第3に「長期の視野に立つ政策立案、慎重で成熟した立法作業を営むことが可能である」と述べた。

 ところが今の参院は、参院で行われる政策論議が衆院の二番煎じとなっているため「ミニ衆院」、「衆院のカーボンコピー」と揶揄される始末。しかも、タレント出身者が多いことから「芸能院」とも言われている。次の参院選でも、民主党は五輪メダリストを3人立て、自民党も元プロ野球選手、国民新党はプロレスラーを擁立。歌手や元ヌード女優まで出馬する

参院は「究極の無駄遣い」!?
最大で約700倍のレバ 参院ができたばかりの頃は、保守系無所属議員が「緑風会」を組織し、政権掌握を目的とせず、衆院に対する抑制、均衡、補完機能を発揮するため、92名を擁する最大会派として、衆院とは違う参院の独自性の確保を目指した。

 その名の通り、虹の7色の真ん中の色である「緑」と同じく中立の立場を堅持したのである。ところが、1960年代に入り、左派社会党と右派社会党の統一による日本社会党の結成、自由党と日本民主党の保守合同によって、参院にも政党化の波が容赦なく押し寄せ、「緑風会」は、やがて消滅。「良識の府」、「理性の府」とはほど遠く、無用の長物として厳しい批判を浴びせられている。

 近頃では、運営費に年間450億円以上を要する参院を「究極の無駄遣い」と見る向きもある。消費税(付加価値税)25%の社会福祉大国で知られるスウェーデンでは、予算を切り詰めるために、第2院を廃止して、一院制を採用したという。それを思えば、日本はおおよそ900兆円もの借金を抱えており、昨今の財政状況を考えれば、参院に批判の目が向けられるのも当然かもしれない。
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