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てらまち・ねっと



 鹿児島県の阿久根市長。
 今年大きな話題になっている。
 それなりに面白いことをすると見ていた。

 でも、法令や裁判所を無視したりは真意がわからない。
 加えて、最近、圧倒的な批判にさらされ、かつ、本人がまったく改めるつもりのない差別的な主張の問題がある。

 無論、肯定する意見がないわけでない。
 乗った本人は、議会に不信任議決まで挑発している。

 もっと突っ走る雰囲気がありありしている。

 ところで、政権と小沢幹事長のゴリ押しが問題になっている。
 「1ヶ月ルール」とかに意義があるとは思わないけど、問題は別のところにある。

   「小沢、羽毛田長官にブチ切れ 『辞表を出してから言え!』 」

 この小沢氏の突っ走りも最後に記録しておく。

 (阿久根市長・関連) 2009年1月20日ブログ
   ⇒ ◆議員不人気投票を市長が呼びかけ/選挙中もブログを更新して市長に当選

  2月26日のブログ
   ⇒ ◆熱い阿久根市劇場/市長は職員の退職金・給与公開。議会不信任議決を誘導、解散

  6月1日のブログ
   ⇒ ◆「ブログ市長」再選、阿久根市

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6位から9位あたり


市長のブログ 「住民至上主義」
2009/11/08 (日) 医師不足の原因は医師会




●阿久根市長、持論曲げず 「生き残らせる」発言
        朝日 2009年12月4日13時7分
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記載し、障害者団体などが反発している問題で、竹原市長は4日、朝日新聞などの取材に応じ、「いつまでも無理やり生かす医療になっている。人間の生まれるところ、消えていくところまでコントロールできる社会となっている。神の領域まで人間が踏み込んでいる」と高度医療のあり方に疑問を呈した。

 市によると、今回のブログに対する抗議の電話やメールが4日夕までに146件あったという。竹原市長は「感情的な反応だと思う。一方で私の意見に賛同するメールも(数件)きている」と述べた。


●裁判所を無視、ブログに持論…阿久根市長に抗議続々
        朝日 2009年12月10日8時2分
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長の言動が、各方面に波紋を広げている。元男性係長(45)の懲戒免職問題では、職場復帰だけでなく給料、ボーナスの支払いを拒んだまま。障害者について「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」とブログに書き込んだことにも抗議の動きが広がる。市民からは市のイメージダウンを懸念する声も上がり始めた。

 職員人件費の張り紙をはがしたとして元係長を懲戒免職処分にしたのは7月31日付。元係長が処分取り消しを求めた訴訟に基づき、鹿児島地裁、福岡高裁宮崎支部が相次いで判決確定までの「処分の効力停止」を命じたが、市長は応じる姿勢を見せていない。

 市長側が不服を申し立てる手段として、まだ最高裁への特別抗告が残っている。期限は14日。ただ最高裁への特別抗告は一般的に憲法解釈の誤りなどに限られる。仮に決定が確定し、市長が無視した場合はどうなるのか。専門家は「損害賠償などの別の訴訟で対抗する以外にない」という。

 高裁支部決定が明らかになった7日以降、市長は取材に応じなくなり、総務課の職員を通じて「コメントはない」と沈黙を続けている。

 一方、ブログの記述をめぐっては9日、鹿児島県社会福祉士会など県内関連4団体が謝罪を求める決議声明を出した。「障害を持つ人の生きる権利や幸福を追求する権利を否定し、人間の生命の尊さをあまりにも軽んじている」という。県身体障害者福祉協会も抗議を検討中。担当者は「ブログの記述は見識を疑う」と話す。

 市への抗議の電話やメールは7日昼までに約250件を数えた。その後について、市総務課は「市長の指示で公表しない」としている。

 ブログについて、市長は4日、取材に「事実は事実として受け止めなければならない。その上でしっかり議論しなければならない問題。いつまでも無理やり生かす医療になっている。神の領域まで人間が踏み込んでいる」と持論を展開した。

この問題では、14、15の両日にある市議会一般質問で複数の議員が真意をただす構えだ。

 ある反市長派の市議は「裁判所の決定に従わないことや給料の未払いは想定外。法治国家ではあってはならない。ブログの内容は論外だ」と批判のボルテージを上げる。市長に近い市議は「懲戒免職職員は謝罪し反省する姿勢が見られないから。ブログは、全部を見れば決して障害者差別ではないことがわかる」と擁護する。

 市内の水産加工業の男性は「市のイメージダウンにもなりかねない。特産品の売れ行きが落ちなければいいが」と懸念を口にした。

●「辞職を」「謝罪を」、阿久根市長に市議迫る
          2009年12月15日18時17分 読売新聞 
 障害者の出生を否定するような文章を自身のブログで展開している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が、削除や謝罪の意思がないことを市議会一般質問で明言した14日、追及した市議や、傍聴の市民からは「市長の資質を疑う」「答弁は消化不良」などの声が上がった。

 「世論はあなたを許す状況にない。あなたの意思で市長を辞してほしい」――。登壇した木下孝行議員は、語気を強めながら市長に辞職を迫った。

 議場では「ブログの書き込みが誤解され過ぎて不快だ」などと持論を展開する竹原市長に対し、木下議員は「質問すらしたくなくなる」などと言い返す場面もあった。木下議員は閉会後、「自らの正当性を主張するのみで、市長としての資質が感じられない。他の議員らに呼びかけ、責任を取ってもらうようにしたい」と語った。

 続いて登壇した牛之浜由美議員は、涙ながらに市長に謝罪を求めた。最後まで謝罪の考えを示さない竹原市長に、「あのブログの趣旨はどうあれ、結果的に傷ついた人がいる。そのことについて謝罪してほしかったのに……」と悔しさをにじませた。

 この日最後に一般質問を行ったベテランの櫁柑幸雄議員も閉会後、「市長は自分のしたことに責任を持たず、その差別意識も明らかになった」と憤り、市長責任を問う決議の提案を検討していることを明らかにした。

 阿久根市議会には大勢の市民が傍聴に詰めかけ、竹原市長の答弁に当惑と怒りが渦巻いた。

 ◆傍聴席「答弁聞いてむなしくなった」◆

 市役所2階の会議室では、市議会の様子がモニターに映し出され、市民はやりとりを注視した。その中にいた県身体障害者福祉協会の神浦義博事務局長は、「言い訳に終始すべきではなく、率直に謝罪すべきだった。市長のこれまでの対応に落胆していたが、追い打ちをかけられた気持ち。今日の発言は県民、国民への挑戦状のようなもの」と憤った。

 脳性まひによる肢体不自由の長男(5)が阿久根市内の幼稚園に通う薩摩川内市の養鶏業西平良将さん(36)は「市長の答弁を聞いてむなしくなった」と肩を落とした。西平さんは午後から一般質問を傍聴したが「市議が何を言っても市長には響かなかったようだ。こんなことに時間を割くぐらいなら、もっと子どものために使いたい」と険しい表情を浮かべたまま、議場を後にした。

 大阪府吹田市から訪れた土木建設業社長の男性(66)は今回の問題を報道で知り、どんな市長か見てみたいと思い、傍聴した。男性は「常識を逸した答弁。自分の主張を言いまくるだけで、あきれてしまった」と切り捨てたが、「市議側も議場ではもっと追及すべき。市議の力不足も感じた」と述べた。

 一方、市長を支持する阿久根市高松町の美容師正林ムツさん(74)は「ブログを見たが、弱者を助けてくれるのは竹原さんだと信じている。市長である以上、4年間は本人に任せるべき」と話した。(尾谷謙一郎、北川洋平)

●阿久根市長ブログに抗議 県社会福祉士会など声明
       2009/12/09 11:07 【共同通信】

●障害者ブログ問題 阿久根市長、謝罪拒む 市議会一般質問 問題提起と強弁
         2009/12/14付 西日本新聞
・・・・・・・・質疑で、木下孝行市議が「公人として許されない。批判を真摯(しんし)に受け止め謝罪すべきだ」と指摘したのに対し、竹原市長は「文章を全部読めば(障害者差別でないのは)分かる。全体としての意図は弱者を社会全体で支えるべきだということだ」と持論を展開。「一部を取り上げ大騒ぎにしたのはメディア。問題提起でタブー視してはいけない。これを材料にこの国を変えたい」と強弁した。・・・・・・

●阿久根市長:差別記述問題 市長は「辞職すべき」 傍聴市民ら批判相次ぐ /鹿児島
        毎日新聞 2009年12月15日
 ◇「開き直り、甚だしい」
 「開き直りも甚だしい」--。阿久根市の竹原信一市長がブログ上で差別的な記述をした問題を追及した14日の市議会一般質問。市長は、謝罪要求を拒み、あくまで持論を展開した。傍聴した市民や障害者団体の関係者からも「辞職すべきだ」などと批判が相次いだ。

 この問題では3人の議員が質問。謝罪と削除を求めたが、竹原市長は「メディアが一部を抜粋して騒いだだけ。差別の意図はなく、全文を読めば分かる」などとし、市長に届いたという賛成意見を紹介。記述の意図について「医療は命をつなぐことには成功したが、本人や家族の負担を支える体制はできていない。この問題をタブーにしてはいけない」などと持論を展開し、議論は平行線だった。

 また、障害者7団体が11日、抗議で来庁した際、「不在」を理由に面会を拒否した問題を木下孝行議員が質問。「市長がその時間、市役所駐車場にいるのを見た。なぜ逃げたのか」とただすと、市長は「たまたま、いただけ」と答えるだけだった。

 傍聴席は満席で、1階や2階のモニター画面でも多くの市民や障害者団体の関係者らが答弁を聞いた。

 5歳の長男に脳性まひの障害がある西平良将さん(36)は傍聴後、「市長には障害者の実態を見てほしい。でも、この人(の心)には響かないでしょう。むなしいだけです」と言葉少なだった。

 主婦(56)は「自分や家族が障害者になったら、どうするつもりか。答弁を聴いても納得できない」。男性(74)は「相変わらず言葉遣いが粗く、下品。問題ばかり起こすので早く辞めてほしい」と話した。【福岡静哉、馬場茂、村尾哲】

●阿久根市長、「不信任出して」と市議挑発
     2009年12月15日23時36分 読売新聞
・・・・ 庁舎内で職員人件費の張り紙をはがした元係長の男性(45)を懲戒免職処分にした問題について、市議が「市長は法を守るべき市民の模範とならなければならない」と忠告したところ、竹原市長は「復職は今後(裁判などが)どうなるのかを含めて考えている。結果として良い社会を作るのが私の仕事」などと突っぱねた。

 また、竹原市長は辞職を求める市議に対し、「不信任を出してほしい」と挑発した。反市長派の市議らは「議会を侮辱する発言」と反発しつつも、不信任を決議すれば市長が議会を解散するとみられるため二の足を踏んでいる。

 竹原市長が市議会に不信任決議案の提出を呼びかけたのは昨年12月に続いて2回目。市議会は2月に不信任を可決し、3月の出直し市議選で反市長派が過半数を占めた。4月に不信任を再度可決し、竹原市長は失職したが、5月の出直し市長選で再選された。

●竹原・阿久根市長の真意
      data-max 2009年12月10日
 ・・・・・・・強引とも見られる市役所改革、相次ぐ問題発言(市長自身は『何の問題もない』と斬って捨てるが)。そのどれもが、結果的には「問題提起」となってきた。
 役所改革を目指す首長たちが、必ずと言っていいほど突き当たる「自治労」との確執。高額な役人の給与。いびつな日本の社会構造。竹原市長が問題提起した手法は別として、物議をかもしてきた事案は、これからの日本が避けていてはいけない問題ばかりであることは間違いない。

●阿久根市長のブログ、「命軽んじている」 鹿児島県議会が非難決議へ
        サンケイ 2009.12.11 18:12
 自身のブログで示した持論に障害者団体などから抗議が相次いでいる鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に対し、同県議会の環境厚生委員会は11日、「人間の生命の尊さをあまりにも軽んじている」と非難する決議案を17日の本会議に提案することを決めた。

 竹原市長はブログで「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている」と主張。これに対し、委員会は「差別としか取れない表現」「生きる権利や幸福を追求する権利を否定する」と指摘。「障がい者に対する偏見のない社会の実現に向けた決議案」として「障がい者や関係者に謝罪することを強く望む」とまとめた。

 阿久根市議会でも18日の本会議で竹原市長に謝罪を求める決議案が賛成多数で可決される見込み。

●賞罰委に市民も任命 阿久根市長が市の規定変更 「身内は甘い」
        2009/12/16付 西日本新聞朝刊
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は15日、市の賞罰審査委員会の規定について、市長が委員に任命する対象を従来の「職員」から「民間および職員」に9日付で改めたことを明らかにした。公務員の身内意識の排除が目的という。同市の賞罰規定をめぐっては、元係長の張り紙はがし問題で同委員会が出した「文書戒告が相当」の結論を竹原市長が採用せず、懲戒免職にした経緯がある。

 自治体の賞罰審査委員会は一般に、副市長や副町長を委員長、部課長級職員を委員として構成。副市長が不在の阿久根市は、総務課長が委員長、財政課長などが委員を務めていた。しかし、竹原市長は、庁舎内に張り出させた各課の人件費総額の紙をはがした元係長の処分を通じ「身内で判断すれば甘くなることが分かった」と話していた。

 この元係長は「処分は重すぎる」と反発。鹿児島地裁が10月、同委員会の戒告相当の結論も理由の一つに、懲戒免職処分を「不適法(裁量権乱用)の可能性がある」と判断。処分の効力停止を決定している。

●小沢、羽毛田長官にブチ切れ「辞表を出してから言え!」
         2009年12月15日17時00分 夕刊フジ
 民主党の小沢一郎幹事長によるブチ切れ会見から一夜明けた15日、鳩山由紀夫内閣の閣僚から、さまざまな意見が噴出した。天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見について、宮内庁の羽毛田信吾長官が「天皇の政治利用」との懸念を示し、小沢氏は「辞表を出してから言え」と言い放った場外バトル。今後、懸念材料となるのか。

 「剛腕・小沢節炸裂」といえた14日夕の定例会見。
 小沢氏は陛下が2004年に前立腺がんの摘出手術を受けた後、宮内庁が外国要人との会見を1カ月前までに申請する「1カ月ルール」を設けたことについて、「宮内庁の役人が作ったから金科玉条で絶対だなんて、そんなバカな話あるか」などと批判。

 「陛下の体調が優れないならば、優位性の低い行事をお休みになればいい」といい、「陛下ご自身に聞いてみたら、『(習副主席と)会いましょう』とおっしゃると思う」と、勝手に陛下の気持ちを忖度した。

 そのうえで、羽毛田長官に対し、「全く日本国憲法、民主主義を理解していない人間の発言としか思えない。一役人が内閣の方針にどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ」と、辞任を迫ったのだ。

 これに対し、羽毛田長官は同日夜、「私は辞めるつもりはありません」と明言し、「ルールに特例を設けることは、国の大小や相手国の政治的重要性を超えてお務めをしてこられた陛下の国際親善の在り方をないがしろにし、非常に懸念の生じること」と指摘。「陛下のなさりようを守るのは私の立場」などと淡々と語った。

 これを受け、首相は15日朝、「(1カ月ルールに)何日間か足りなかったからといって、お役所仕事のようにズバッと切るようなことで外交的な話がいいのかどうか」と述べ、宮内庁の対応を批判。

 亀井静香金融担当相も同日、「次の国家主席になろうかと言われる方と(陛下が)お会いになるのは当たり前だ」といい、そのうえで、「政治的かどうかは役人が判断する立場にない」と述べた。

 一方、菅直人副総理兼国家戦略担当相は同日、「(陛下の)そばにいる宮内庁長官という立場は、他の行政庁とは性格の違うところもある」と問題視しない考えを示した。

 確かに、羽毛田長官は、京大法学部を卒業して厚生官僚となり、事務次官まで登りつめた根っからの役人。一連の対応について、自民党閣僚経験者は「羽毛田長官があそこまで堂々と懸念を示し、小沢氏の辞任要求も拒否したのは極めて異例。長官の背後に、皇室のお気持ちがあるのではないのか」と推測する。

 習副主席は16日午後に離日するが、騒動はまだまだ続きそうだ。

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