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てらまち・ねっと



 石原産業のフェロシルト、農薬を製造する工程の廃液などを意図的に混入させたフェロシルトを「フェロシルトB」と名づけたという。
 「赤福餅」など最近の三重県各地の食品偽装、それと同じじゃないか!!
  「農薬廃液入り『フェロシルトB』」ラベル。

 昨日の警察の捜索は、NHKもヘリコプターを飛ばしての放映。
 今回、会社や愛知県の告発の後すぐに捜索した理由は、「法人としての同社に対する公訴時効が十二月初旬とされ、強制捜査で証拠保全することが必要と判断」だという。

 なお、昨年からの刑事事件、工場長の控訴審は名古屋高裁。先日、一回で結審。
 佐藤被告=「(投棄には)約4億円の費用が掛かり、私の独断では不可能」と主張。弁護側=「承認を受けてなされた会社ぐるみの犯行」と。
 高裁判決言い渡しは「12月26日」

 こんな話もある。「石原産業、前社長らに慰労金返還を要求・不法投棄問題=田村氏、安藤氏は検討中」。

 ところで、オープンコンテントの百科事典として知られる ウィキペディア 。
  今年の夏、官公庁職員らが勝手にあるいは職務に関連した思惑で改変していることで話題になった。 
          「どの組織がウィキペディアを編集しているのか」
  その フェロシルト の解説のページ。 昨日、そのページからこのブログに、「30件」のアクセスがあった模様。
 2年前の秋ごろ、石原産業が不法投棄を認めたり、岐阜県や三重県が会社等を告発したり、東海三県の合同捜査本部が会社を捜索したりというころは、「フェロシルト」という言葉でのインターネットの検索から、1日に30件とか50件とか70件とかのアクセスがあった覚えがある。それ以来かな。

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2年前、石原産業四日市工場内の見学会があった。
  これが石原産業のフェロシルトの工場の製造ライン   その続きの報告
そのとき、「各地から回収したフェロシルトはここに置く予定」、
そう場内で説明されていた場所は、
今は、青いシートや黒いシートを被っているようす。
  

今回の不法投棄の瀬戸
農薬製造工程の廃液などを入れたフェロシルトを
「フェロシルトB」と名づけたという。
  

    
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
写真は11月21日のNHKニュースから


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●石原産業を家宅捜索 四日市工場、産廃投棄で  東京新聞 2007年11月21日
 化学メーカー「石原産業」(大阪市)が土壌埋め戻し材フェロシルトを埋めた愛知県瀬戸市内の2カ所に、有害物質を含む別の産業廃棄物も不法投棄した事件で、愛知、三重県警の合同捜査本部は21日午前、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで同社四日市工場(三重県四日市市)の家宅捜索を始めた。
 同社への強制捜査は昨年11月のフェロシルト事件以来。午前9時すぎに36人の捜査員が工場内の総合事務所など4カ所に入った。この日は同工場だけで、3日間ほどかけて数十カ所を捜索する。

 調べでは、四日市工場の元副工場長、佐藤驍(たけし)被告(70)=一審で懲役2年判決、控訴審公判中=は2004年11月から12月にかけ、農薬原料の製造工程で出た液体などの産廃(有機残さ)を焼き石こうと混ぜ、愛知県内の運搬業者に委託して瀬戸市広之田地区に約207トン、余床地区に約50トンを埋め立てた疑い。

 産廃はフェロシルトと混ぜて埋められ、現場から環境基準を約8倍上回る六価クロムなどが検出された。
 石原産業側は、佐藤被告が運搬業者に口止め料として約1300万円を渡したなどと主張、佐藤被告が主導したとして10月、佐藤被告と運搬業者2人を刑事告発。愛知県は今月13日、この3人に同社を加えて告発した。
 合同捜査本部は、佐藤被告だけでなく、会社の関与があったかどうか調べる。
 佐藤被告はフェロシルトの開発を手掛け、リサイクル商品と偽って販売した。三重県亀山市内にフェロシルトを不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の罪で津地裁で6月に懲役2年の実刑判決を受け、控訴。両罰既定で罰金5000万円を言い渡された石原産業は控訴せず、刑が確定した。

●石原産業四日市工場を家宅捜索 瀬戸市への不法投棄容疑  朝日新聞 2007年11月21日
 大手化学メーカーの石原産業(大阪市)が愛知県瀬戸市内の2カ所に産業廃棄物の有機物残渣(ざんさ)を不法投棄していた事件で、三重・愛知両県警の合同捜査本部は21日朝、残渣が発生したとされる同社四日市工場(三重県四日市市)に廃棄物処理法違反(不法投棄)の容疑で家宅捜索に入った。 同社への家宅捜索は、05年11月と06年11月の、有害物質を含んだ土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄事件以来。午前9時ごろ、同工場の総合事務所前に約10台の捜査車両が到着。捜査員約40人が列になって事務所内に入り、同社のヘルメットを借りて工場内の施設に向かった。

 調べでは、同社は04年11~12月、愛知県内の運搬業者2社に依頼し、同工場の農薬原料の製造過程で出た有機物残渣と焼石膏(せっこう)などの混合物の産業廃棄物約257トンを、瀬戸市余床町と同市広之田町に不法投棄した疑いが持たれている。

 同社は、元同工場副工場長の佐藤驍(たけし)被告(70)=フェロシルト事件の廃棄物処理法違反の罪で控訴中=が独断で不法投棄を行ったとしているが、合同捜査本部は、佐藤被告が当時取締役で、同社が運搬費用の一部を支払っていたことなどから、12月上旬に公訴時効が迫っている同社の刑事責任について、慎重に捜査を進めている。

 22日以降も大阪市の同社本社など関係先を捜索、瀬戸市の不法投棄現場を検証する方針だ。

●農薬産廃を不法投棄、石原産業四日市工場を捜索  読売新聞 11月21日
 化学メーカー「石原産業」(大阪市)が、農薬原料の製造過程で出た産業廃棄物を愛知県瀬戸市内に不法投棄した疑いが強まり、三重、愛知両県警の合同捜査本部は21日、廃棄物処理法違反容疑で、三重県四日市市の同社四日市工場の捜索を始めた。
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄事件を巡り、1審で実刑判決を受けた同工場元副工場長が不法投棄に関与した疑いがあり、合同捜査本部は今後、同社本社の捜索や投棄場所の現場検証などを行い、本社の関与の有無など全容解明を進める。

 調べによると、四日市工場元副工場長の佐藤驍(たけし)被告(控訴審公判中)らは2004年11~12月、運搬業者に依頼し、農薬原料の精製の際に出た産廃計257トンを瀬戸市内の2か所に不法投棄した疑い。産廃からは、環境基準を超える六価クロムなどの有害物質が検出された。
 捜索に対し、同社の炭野泰男取締役は「会社ぐるみとの認識はないが、このような事態を防げなかったことは反省している」と話した。

●産廃投棄の石原産業 21日にも家宅捜索  中日新聞 2007年11月20日
 石原産業(大阪市)が土壌埋め戻し材フェロシルトを埋めた愛知県瀬戸市内の2カ所に、有害物質を含む別の産業廃棄物も不法投棄した問題で、愛知、三重県警の合同捜査本部は21日にも、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで同社四日市工場(同県四日市市)などを家宅捜索する方針を固めた。同社への強制捜査は昨年11月のフェロシルト事件以来。

 調べでは、四日市工場の元副工場長、佐藤驍(たけし)被告(70)=控訴審公判中=は2004年11月から12月にかけ、農薬原料の製造過程で出た副産物(有機残さ)を焼き石こうと混ぜ、運搬業者に委託して瀬戸市広之田地区に約207トン、余床地区に約50トンを埋め立てた疑い。

 同社は今年10月、主導した佐藤被告と運搬業者2人の計3人を津地検に刑事告発。愛知県も、この3人と法人としての同社を両罰規定で11月に愛知県警に刑事告発した。会社の公訴時効は12月に迫っているが、捜査本部は会社の組織的関与があったかも調べる。

 今回の産廃はフェロシルトと混ぜて埋められ、埋設量の合計は広之田地区が約6000トン、余床地区が約700トン。同社の調査で、現場からは環境基準を超える六価クロムも検出された。余床地区は昨年11月に全量撤去したが、作業が進んでいない広之田地区は、来年5月末までに撤去するよう愛知県が措置命令を出している。

 佐藤被告は産廃をリサイクル商品と偽って販売し三重県亀山市内に不法投棄した「フェロシルト事件」を主導したとして、今年6月に廃棄物処置法違反の罪で津地検から懲役2年の実刑判決を受け、控訴している。

●石原産業、前社長らに慰労金返還を要求・不法投棄問題で  日経11月16日
 石原産業が土壌埋め戻し材「フェロシルト」とは別の産業廃棄物を不法投棄していた問題で、同社の織田健造社長は16日、田村藤夫前社長ら3人に役員退職慰労金の返還を求めたことを明らかにした。織田社長は1カ月ほど前に田村前社長のほか、不法投棄の事実を把握していた林英樹前副社長、安藤正義元常務に慰労金の返還を求めた。
 林氏が返還の意思を示しているほか、田村氏、安藤氏は検討中という。(20:59)


●フェロシルト、新たに3カ所 学校、田んぼ…困惑と怒り  中日新聞 2007年10月23日
 どこまで石原産業(大阪市)に振り回されるのか。二十二日、新たに三カ所の埋設地が発覚した土壌埋め戻し材「フェロシルト」。今回は学校の駐車場と田んぼという住民生活に極めて密接した場所での埋め立てだけに、早期撤去を求める声は一層強まっている。(榊原智康、伊藤儀雄)

 新たに判明したのは、豊明市栄町舟田▽長久手町岩作▽瀬戸市新田町-の三カ所。埋設された場所は合わせて一万八百平方メートルに及ぶ。
 豊明市の現場は、刈谷市との境になっている境川沿いの農地。フェロシルトが埋設された約九千平方メートルの半分が田んぼとして使われ、七戸の農家が米を栽培し、残りは休耕田になっている。

 豊明市によると、現場は「大脇土地改良区」の事業地。二〇〇二年六月ごろ、田んぼのかさ上げなどの改良をした際にフェロシルトが埋められたという。
 現場の隣に田んぼを持つ刈谷市の農業男性(80)は「米を検査した結果、環境基準値を上回る有害成分はないとのことだが、この一帯で作っている米全体に悪い評判が立たないか心配」と懸念を示す。土地改良区の鈴木勝喜理事長(69)は「農地を改良するはずが、こんな形で有害物質を持ち込まれ困っている。一刻も早く撤去してもらいたい」と話した。

 長久手町岩作の私立栄徳高校では、敷地内の駐車場と駐輪場の一部でフェロシルトの埋設が確認された。近藤新二校長は「駐車場と駐輪場は他の場所で代用できるので学校運営に大きな支障はないが、まったく迷惑な話。生徒に心配をかけないよう安全面に十分配慮した上で、土壌の入れ替え工事を求める」と強調。
 長久手町の川崎善秀環境課長は「以前町内で問題になった埋設地では撤去量が当初推計の三倍になった。今回はそういうことが無いよう場所と埋設量をはっきりさせ、早期の全量撤去を強く求めていく」と強い口調で話した

●瑞浪のフェロシルト撤去完了 石原産業  岐阜新聞 11月15日
 2007年11月15日08:35 
 石原産業(大阪市)が製造した有害物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄問題で、同社が瑞浪市稲津町で撤去作業を進めてきた約2万5000トンについて、10月末に撤去が完了したことが14日、分かった。県によると、同社は撤去した全量を四日市工場(三重県四日市市)に運び込んだといい、今後、土壌検査を行う。
 県内ではこれまでに、15カ所でフェロシルトの不法投棄が確認され、埋設量が確定していない中津川市内の2カ所を除くと、計8万4000トンが埋設されたとされている。

 瑞浪市稲津町の撤去完了で、撤去が残るのは本巣市早野と中津川市内2カ所の計3カ所となった。
 瑞浪市稲津町では、今年3月に撤去を開始。12月中旬の完了を見込んでいたが、予定より約1カ月半早く撤去が完了した。県によると、土砂なども含めると最終的な撤去量は約3万6000トンに上った。埋め戻しによる復旧作業は本年度中に完了する見込み。
 中津川市の2カ所については、同社と地元住民との間で処理方法について協議中で、合意ができしだい、県に撤去計画が提出される。本巣市早野の農地では、フェロシルトが埋められた一部の土地で地権者と同社との協議がまとまっていないことから、撤去作業が中断。全量撤去の見通しは立っていない。

● 不法投棄は「会社ぐるみ」=元副工場長、来月2審判決-名古屋高裁  時事通信 2007/11/14-12:33
 化学メーカー石原産業(大阪市)が産業廃棄物「フェロシルト」を不法投棄した事件で、廃棄物処理法違反の罪に問われ、一審津地裁で懲役2年の実刑判決を受けた同社四日市工場の元副工場長佐藤驍被告(70)の控訴審第1回公判が14日、名古屋高裁(田中亮一裁判長)であった。
 佐藤被告は被告人質問で「(投棄には)約4億円の費用が掛かり、私の独断では不可能」と主張。弁護側も「承認を受けてなされた会社ぐるみの犯行」とし、「不正の中核を担った」とした一審判決は不当と述べ、結審した。判決は来月26日。

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