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てらまち・ねっと



 石原産業が内部調査を進めて来た結果として、10月に新たに公表した瀬戸市での不法投棄について、石原産業は、元副工場長と業者の計3人を不法投棄の疑いで津地検に告発した。

 この件に関して愛知県は先日「石原産業」の会社本体を告発することにしたという。
 今週にも。撤去の措置命令も。

 ところで、11月6日に会社は連結決算に約87億円の特別損失を計上すると公表したらしい。
 とはいえ、その翌日の株価は大幅反発。
 理由は、フェロシルト問題での赤字だけど、他方で売り上げが増加したことが評価の要因らしい。 
    業績評価
 会社の強気はこんなことにあるのか。
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● 愛知県が石原産業を告発へ 瀬戸への産廃不法投棄で 撤去命令も 
     中日 2007年11月10日
 石原産業(大阪市)が、土壌埋め戻し材フェロシルトが埋まっていた愛知県瀬戸市内の2カ所に、有害物質を含む別の産業廃棄物を不法投棄していた問題で、同県は、石原産業と不法投棄を主導したとされる同社四日市工場(三重県四日市市)の元副工場長、佐藤驍(たけし)被告らを廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで県警に告発する方針を固めた。県は告発と併せ、同法に基づく撤去命令を出す方針で、早ければ来週にも手続きを取る見通し。
 石原産業はフェロシルトの不法投棄事件などを起こしているが、愛知県が同社を告発するのは初めて。同社側は、今回の不法投棄は佐藤被告が主導したとしているが、佐藤被告が当時、同社の取締役を務めており、県は同社の責任も問うことにしたとみられる。
 同社は9月、農薬原料の製造過程で生じた産廃の有機物残渣(ざんさ)を、フェロシルトが埋まっていた瀬戸市広之田地区に約207トン、余床地区に約50トンを不法投棄していたと発表。10月には、佐藤被告が四日市工場から出た有機物残渣を焼き石こうと混ぜ、処理を依頼された運搬業者2人が2004年11-12月に両地区に埋めたとし、佐藤被告と業者の計3人を不法投棄の疑いで津地検に告発した。
 余床地区は昨年11月までに同社が全量撤去したものの、広之田地区はフェロシルトと混在する形で埋められており、埋設量は約6000トンに上るとみられている。同社の調査で環境基準を超える六価クロムなども検出。県は10月下旬、広之田地区の埋設地でボーリング調査をして実態把握に努めてきた。その結果、有機物残渣が確認されたため、同地区の全量撤去の措置命令に向けて同社に弁明を求めるなどの手続きを進める一方、県警と協議して告発に向けた詰めの作業に入っていた。
 佐藤被告はこれとは別に、フェロシルトの不法投棄事件で6月に津地裁で懲役2年の実刑判決を受け、控訴している

● 石原産業:愛知・瀬戸の産廃投棄 県が告発へ  毎日 11月10日
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄事件で有罪判決を受けた化学メーカー、石原産業(大阪市)の元役員らが、有害物質を含む別の産業廃棄物を愛知県内に不法投棄していた問題で、愛知県は近く、同社と、不法投棄を主導したとされる同社四日市工場(三重県四日市市)の元副工場長、佐藤驍(たけし)被告ら3人を、廃棄物処理法違反容疑で愛知県警に告発する方針を固めた。同社が既に3人を津地検に告発しているが、佐藤被告が当時、同社の取締役だったことなどから、県は会社としての刑事責任も問う必要があると判断した。
 県は同法に基づき、産廃を撤去するよう措置命令も出す方針。同社によると、佐藤被告らは04年、同工場で農薬原料の製造過程で生じた、六価クロムなどを含む有機物残渣(ざんさ)に焼石こうなどを加えた産廃約257トンを愛知県瀬戸市の民有地に埋設したとされる。
 フェロシルトの事件をめぐっては、津地裁が6月、同法違反の罪で石原産業に罰金5000万円(確定)を、佐藤被告には懲役2年(控訴中)を言い渡している。【武本光政】

●愛知県 石原産業を告発へ 瀬戸の不法投棄 会社ぐるみ追及  読売 11月11日
 化学メーカー「石原産業」(大阪市)が農薬原料の製造過程で出た産業廃棄物を愛知県瀬戸市に不法投棄していた問題で、同県は週内にも、同社と四日市工場(三重県四日市市)元副工場長の佐藤驍(たけし)被告(津地裁で懲役2年の実刑判決を受け、控訴中)ら3人を廃棄物処理法違反容疑で刑事告発する方針を固めた。
 不法投棄の発覚を受けて、同社は今年10月、元副工場長ら3人を同法違反容疑で津地検に刑事告発しているが、県では不法投棄は会社ぐるみだった疑いがあるとして、同社の責任を追及する。
 県と同社によると、元副工場長らは、農薬の原料を精製した際に排出された液状の副産物と焼石こうを混合した産廃約257トンを、運搬業者に依頼して、2004年11月~12月、瀬戸市余床町と広之田町の2か所に不法投棄した疑い。産廃からは、土壌環境基準を超える六価クロムやジクロロエタンなどの有害物質が検出された。余床町の産廃はすでに撤去されたが、広之田町では埋設されたままになっており、県は近く、同法に基づく撤去命令も同社に出す方針だ。
 同社は、有害物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」を不法投棄したとして、元副工場長とともに法人として同法違反の罪に問われ、有罪が確定している。
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● 石原産業、特損87億円計上 業績予想を下方修正  中日 2007年11月7日
 石原産業(大阪市)は六日、不法投棄された土壌埋め戻し材「フェロシルト」回収のため、二〇〇八年三月期連結決算に約八十七億円の特別損失を計上すると発表した。愛知、岐阜の両県で、新たに計八カ所の埋設地が分かったため。同期の業績予想は、純利益七十四億円から三十二億円に下方修正した。
 総回収量が当初予定の約百六十万トンから約百七十八万トンに増えた。最終的な回収費用は六百億円を超える見通し。産業廃棄物の処理費用のほか、今後新たな埋設地が確認された場合の予備費を積み増した。
 大阪市で記者会見した織田健造社長は「関係地をはじめ、株主や取引先の皆さまに大変なご迷惑をお掛けしている」とあらためて謝罪した

● 石原産業が4営業日ぶり反発   日本証券新聞 2007年11月07日
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タグ: 為替 売上高 下方修正 同社 主力製品 相場 増額 農薬販売
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石原産業(4028)が4営業日ぶりに反発し、7日終値は、14円高(8.09%高)の187円となった。
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石原産業(4028)が4営業日ぶりに反発し、7日終値は、14円高(8.09%高)の187円となった。
同社は6日引け後に今3月期予想について、売上高・営業利益・経常利益を上方修正する一方、純利益はフェロシルト関連での追加引当を特別損失に計上したため大幅な下方修正を発表している。
ただ、7日の相場を見る限り、下方修正を悪材料視することなく、むしろ売上高や営業利益を上方修正している点を評価するような動きになっている。
売上高の増額は、主力製品の酸化チタン、農薬とも概ね順調に推移したため。
営業利益は、利益率の高い海外での農薬販売が好調であったこと、為替が想定レートより円安に推移したことなどが寄与した。
なお想定為替レートは1ドル110 円、1ユーロ155 円。

● ホットストック:石原産業<4028.T>が大幅上昇、東証1部で値上がり率第1位   株情報 2007年 11月 7日 09:32 JST
 [東京 7日 ロイター] 石原産業(4028.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅上昇となっている。9時27分現在、同社株は東証1部で値上がり率第1位。2008年3月期の連結決算見通しについて、経常利益を100億円から118億円に上方修正したことを受けて買い優勢となった。

● フェロシルト事件の石原産業を提訴 日本アエロジル「処理解約され損害」  中日 2007年5月8日 夕刊
 石原産業(大阪市)の土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄事件に絡み、同社四日市工場(三重県四日市市)に隣接して工場がある化学メーカーの日本アエロジル(東京都新宿区)が、石原産業に委託していた廃液処理契約を解約され損害を受けたとして、約五億六千五百万円の損害賠償を求める訴訟を津地裁四日市支部に起こしていたことが分かった。
 訴えによると、日本アエロジルは二〇〇三年六月、工場から出る廃液の処理委託契約を石原産業と締結。これに伴い、翌〇四年九月に自社の廃液処理施設を撤去した。
 ところが「フェロシルト」の不法投棄事件が発覚し、石原産業の産業廃棄物処理施設の許可が取り消される恐れが出てきたため、石原産業は〇六年九月に、書面で一方的に解約を申し入れてきた。これにより、日本アエロジルは、廃液処理施設を再度設置するなど、損害を受けたとしている。
 答弁書で石原産業は「一方的な解約ではない」としているが、日本アエロジルは「不法投棄事件という違法行為に起因する想定外の一方的解約。石原産業は当社の経済的損失を補てんするべきだ」と話している。
 取材に対し、石原産業は「担当者が不在でコメントできる者がいない」としている。

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