2022年05月01日プレイリスト「山下達郎ライブでリクエスト特集」
1. OPPRESSION BLUES (弾圧のブルース) / 山下達郎 ニュー・アルバム"SOFTLY" 6月22日発売
2. LOVE SPACE (LIVE) / 山下達郎 "13/12/19 大阪フェスティバルホール"
3. 街物語 (LIVE) / 山下達郎 "10/11/08 八戸市公会堂"
4. WHAT'S GOING ON (LIVE) / 山下達郎 "18/03/17 京都・拾得"
5. ハイティーン・ブギ (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"
6. アトムの子 (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"
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■内容の一部を抜粋
・近況
来週くらいからツアーのリハーサルがはじまるので、ニュー・アルバム『SOFTLY』の取材はその前に全部終えてしまう予定だという。活字メディアに続いて、ラジオやインターネット、その他に移行していくところだそうだ。11年ぶりのアルバムなので取材量も多く、また11年前の雑誌の担当の方が全部変わっていて、妙に大事にされて、前期高齢者らしい感じもするとか。
・山下達郎ライブでリクエスト特集
番組は先週に引き続いて「山下達郎ライブでリクエスト特集」。困ったときのライヴ・ソースということで、これまでに番組でオンエアしたもの、本邦初公開のライヴ・ソースもある。いずれにしても全部P.A.OUTで、当日のP.A.のコンソールから録音したソースをデジタル・リマスタリングといういつものライヴ・ソース。ゴールデン・ウィークなので辛気臭くなく、明るめに明るめに、楽しく明るくという感じでとのこと。
・OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)
6月22日に発売するニュー・アルバム『SOFTLY』に収録される「OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)」。番組ではアルバムに先行して何度かオンエアしている。少し前からリリック・ビデオというかたちでYouTubeでも公開していて、曲は通常の日本語で歌っているヴァージョンだけど、英語やフランス語、イタリア語など各国の字幕、訳詞をつけてアップしている。今後も各国語でアップしていく予定。
この曲は実は昨年作った曲で、アフガンの女の子が教育を受けられないとか、香港やミャンマー、シリアといった一連の世界情勢を見て作ったという。それがアルバムのリリース時期に期せずしてウクライナの騒乱が起こったことから、そういうものとリンクして表明していくことになったそうだ。リリック・ビデオのリンクはニュー・アルバム『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com
・LOVE SPACE (LIVE)
2013年12月19日に大阪のフェスティバルホールで行われたライヴから「LOVE SPACE」。「LOVE SPACE」もリクエストが多く、ひとつに絞りきれなかったので裏をかいて、2013年に新装開業した初年度の、フェスティバルホールでの最終公演から。2008年の年末でフェスティバルホールが建て替えになり、達郎さんは反対の声をあげたが、「新しくできたホールが勝るとも劣らない。えぇ。すごいな! そういう感じでございます。言ってみるもんだな(笑)ふふ」と達郎さん。
・街物語 (LIVE)
2010年11月8日に八戸市公会堂で行われたライヴから「街物語」。この年のツアーの千穐楽。
曲をかけ終えて。
「渋いホールなんです、これね。漆の座席」と達郎さん。
・楽器
群馬県藤岡市のリスナーから「達郎さんが初めて楽器を買ってもらった時や、自分で楽器を買った日のことを覚えていますか?」という質問。
達郎さんが最初に買ってもらった楽器はウクレレで、その次はガット・ギター。高校入学試験のときに志望校に入ったらドラム・セットを買ってやると言われて、それで勉強して志望校に受かり、ドラム・セットを買ってもらってアマチュア・バンドをやったら、もう勉強しなくなったとか。自分のお金で買ったのはシュガーベイブのときで中古のフェンダー・テレキャスター。抱いて寝たそうだ。
・WHAT'S GOING ON (LIVE)
今週もご時世ながら「WHAT'S GOING ON」にたくさんのリクエストが来ているという。達郎さん、難波弘之さん、伊藤広規さんのアコースティック・ライヴのレパートリーで随分長くやっているマーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」。大阪市のリスナーからは2020年のストリーミング・ライヴの拾得での「WHAT'S GOING ON」にリクエスト。2018年3月17日に京都のライヴハウス拾得で行われたアコースティック・ライヴから「WHAT'S GOING ON」。
・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。11年ぶりのオリジナル・アルバムで通算14枚目のオリジナル・アルバム。シングル「RECIPE」、「ミライのテーマ」、「REBORN」、「CHEER UP! THE SUMMER」、「光と君へのレクイエム」、全て入っていてニュー・ミックス。レコーディングのテクノロジーが急速に発展したので、オーディオのスペックを上げる目的で、聴感や印象はそんなに変わらないが音質向上している。初回盤のCDは二枚組、通常盤のCD、アナログ・レコード(15曲入りなので二枚組)、カセットテープという4形態で発売する。なぜかカセットテープが好評なのだとか。初回盤のみボーナス・ディスクが付いていて、2021年12月3日にTOKYO FMホールで行われた番組1500回記念のアコースティック・ライヴの音源を7曲収録。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com
・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。6月公演のチケットの一般発売日は5月6日(金)からはじまる。10日(火)18時までの受付。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp
・メール受け付け停止
いよいよライヴの準備のため、2020年の5月からちょうど二年間続けてきたメールでの受け付けを一旦停止する。来月ツアーがはじまったら、物理的にスケジュールが詰まってきて、メールのチェックができないのでハガキ・オンリーに戻るとのこと。11月にツアーが終われば、またメールでの受け付けを再開する予定。メールの受け付けは今週いっぱい、5月7日(土)の23時59分まで。
■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/
・気分を落ち着かせたいとき
福岡県朝倉郡の超常連のリスナーから「達郎さんは気分を落ち着かせたいときはどのように過ごされますか?」という質問。
達郎さんは精神的に落ち込んだときに、助けてくれる特定の音楽が何種類かあって、それを聴くことにしているそうだ。よく話題にするのはカーティス・メイフィールドのアルバム『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』。それを聴くと本当に心が落ち着くそうだ。そういうのが何種類かあるという。
・アナログ・レコードの取り扱い方
群馬県高崎市のリスナーから「LPジャケットの底辺が消耗し裂けることもあると思いますが、そのような劣化からの軽減策や保管法など、扱う上での注意点があれば教えてください」という質問。
古くなるとアナログ・レコードは底が危なくなるので、必ずビニール袋に入れること。それでかなり軽減できるそうだ。達郎さんはすべてのアナログ・レコードをビニール袋に入れて保管していて、そうすると抜けても大丈夫とのこと。
・ヒット・チャート
埼玉県川口市の50代のリスナーから「達郎さんは今でも新譜をたくさん聴きますか?」という質問。
達郎さんは音楽を商売にしているので、今でもヒット・チャートの、曲とかではなく、空気感というものがあって、それは時代を反映するので、そういうものに浸ってないとダメなのでとのこと。「ご商売じゃないので好きなものだけ聴いていたらいいんです」と達郎さん。
・ハイティーン・ブギ〜アトムの子 (LIVE)
最後はメドレー。「ハイティーン・ブギ」と「アトムの子」がメドレーになってる2018年のツアーから。2018年11月2日にカルッツかわさきで行われたライヴで「ハイティーン・ブギ」から「アトムの子」に行くメドレー。
■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2022年05月08日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp