2013年10月06日プレイリスト
「棚からひとつかみ(含ボビー・マーティン追悼)」
1. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
2. THE HORSE / CLIFF NOBLES & CO. '68
3. LOOK ON THE GOOD SIDE / THE INVITATIONS '74
4. WHERE DID WE GO WRONG / L.T.D. '80
5. THERE'S NO GOOD IN GOODBYE / THE MANHATTANS "THERE'S NO GOOD IN GOODBYE" '78
6. YOU DON'T MISS YOUR WATER / OTIS CLAY '68
7. コンポジション / 山下達郎 10月09日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックは年度替わりで21周年目を迎えた。今回の放送で1095回。11月には1100回を迎える。
全国ツアーは順調に続行中。「今年は意外と声が出てるかなという感じで」と達郎さん。前回の放送まで大幅に前倒しで収録していたが、今日は大阪公演が終わって長崎公演までの移動日に収録しているという。ツアーは1/3近く終了。今週は明日7日(月)が宮崎市民文化ホール、8日(火)が鹿児島市民文化ホール。まりやさんのドラマのタイアップが飛び込んで来て、先月9月22日、23日の神戸公演と28日、29日の大阪公演のあいだはスタジオづけでコーラスを収録したという。声が心配だったが大阪公演はなんとか無事に終えることができたと達郎さん。
・PERFORMANCE 2013
8月27日(火)、埼玉県戸田市文化会館を皮切りに12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザまで全国26都市49公演のホール・ツアー。
http://www.tatsuro.co.jp/live/
・光と君へのレクイエム
10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム
・ボビー・マーティン追悼
ボビー・マーティンの訃報が入って来た。アレンジャー、プロデューサーで、フィラデルフィアの'60年代から'70年代にかけてのアレンジを一手に引き受けていたトム・ベルと並んで、ボビー・マーティンなしでは'70年代初頭のフィラデルフィア・サウンドの大勃興は決してあり得なかった偉大なアレンジャー。9月6日に亡くなった。晩年は現役を退いて宗教関係の活動をしていた。今週の前半はボビー・マーティンがアレンジした作品の中から達郎さんの好きな曲をアトランダムに。
・THE HORSE
1968年のクリフ・ノーブルズ & カンパニーの「THE HORSE」。演奏しているのは後のM.F.S.B.のメンバー。1968年、全米2位、R&Bチャート2位のミリオンセラー。アレンジはボビー・マーティン。
・LOOK ON THE GOOD SIDE
ニューヨークの黒人4人組のヴォーカル・グループ、インヴィテーションズのシングル「LOOK ON THE GOOD SIDE」はボビー・マーティンのアレンジ、プロデュース。シングル盤にはボビー・マーティンの作曲クレジットだが、最近、エキスパンションから出たCDだとクレジットが違っている。BMIのサイトで版権を調べるとボビー・マーティンの作曲でクレジットされてるので、CDのほうが間違ってることになる。1974年、全米ソウル・チャート43位。インヴィテーションズのリード・ヴォーカルのルー・カートンは後にTKでソロ・シンガーで成功する人。
・WHERE DID WE GO WRONG
ボビー・マーティンは'70年代の後半からウェスト・コーストに拠点を移す。代表的なのはL.T.D.との関わり。1980年、全米ソウル・チャート7位、ジェフリー・オズボーンのヴォーカルによる「WHERE DID WE GO WRONG」。
・THERE'S NO GOOD IN GOODBYE
ボビー・マーティンはオハイオ生まれ。キーボード・プレーヤーだがフィラデルフィアに行ってアレンジャーとして頭角を現して、'70年代のフィラデルフィア・サウンドの数々のヒット曲に関わった。'70年代の後半から宗教の世界に入り、不倫の歌や不道徳の歌は嫌だということで、ほとんど現役を引退したかたちになった。達郎さんはボビー・マーティンからストリングスのアレンジなど影響を受けて勉強したという。達郎さんがいちばん好きなボビー・マーティンのアレンジはイントゥルーダースの「I WANNA KNOW YOUR NAME」。番組でもよくかけるが長いので、それに勝るとも劣らないぐらいに好きなマンハッタンズの1978年のアルバム『THERE'S NO GOOD IN GOODBYE』の中から同名のタイトル・ソング。テディ・ランダッツオの曲。アルバムはまだCD化されてない。プロデュースとアレンジがボビー・マーティン。これがマンハッタンズとボビー・マーティンの最後のコラボレーションになった。
・シングル「光と君へのレクイエム」オリジナル特典
初回盤にはオリジナル特典が当たる応募ハガキが封入されている。A賞は「光と君へのレクイエム」のアナログ盤で100名にプレゼント。B賞は「光と君へのレクイエム」のプロモーション・ビデオDVDを100名にプレゼント。プロモーション・ビデオには映画『陽だまりの彼女』主演の二人、松本潤さんと上野樹里さんの十代の頃を演じる北村匠海さんと葵わかなさんが出演しているそうだ。応募締め切りは11月8日消印。シングル「光と君へのレクイエム」の詳しい情報はワーナーのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/
・映画『陽だまりの彼女』
10月12日公開の映画『陽だまりの彼女』は越谷オサムさんの同名小説の映画化。主演は上野樹里さん、松本潤さん。監督は『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩さん。
http://hidamari-movie.com
・Mariya's Songbook
竹内まりやさんは11月25日にデビュー35周年を迎える。アニバーサリー・イヤーの記念企画盤『Mariya's Songbook』が発売される。まりやさん自身が選曲、監修、楽曲解説で、これまでいろいろな人に提供してきた楽曲のコンピレーション。ソングライター、竹内まりやの企画盤。代表的なものはアン・ルイスさんの「リンダ」、河合奈保子さんの「けんかをやめて」、中森明菜さんの「駅」、中山美穂さんの「色・ホワイトブレンド」、牧瀬里穂さんの「Miracle Love」、薬師丸ひろ子さんの「元気を出して」、広末涼子さんの「MajiでKoiする5秒前」、最近では茉奈佳奈さんの「いのちの歌」など錚々たるラインナップ。CD2枚組仕様で初回盤にはボーナス・ディスクとして本人のデモ音源、達郎さんがホーム・レコーディングしたデモテープからセレクトして収録。12月上旬の発売予定。詳しくはまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/
・特製メモ帳
シングル「光と君へのレクイエム」のノベルティで特製メモ帳を20名にプレゼント。
・ゴースト・ミュージシャン-ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実
最近、達郎さんがよかったと思った音楽書が9月に発売された鈴木啓司さんの『ゴースト・ミュージシャン-ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実
・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp
・YOU DON'T MISS YOUR WATER
ワーナーからアトランティック・レーベルを中心とした'60年代のサザン・ソウルのコンピレーション『SOUL DEEP DELUXE EDITION』が出た。このCDの監修も鈴木啓司さん。詳細なライナーが付いてる。『ゴースト・ミュージシャン』を併せて読むとひじょうに興味深いそうだ。その中からオーティス・クレイの1968年のレコード「YOU DON'T MISS YOUR WATER」。ウィリアム・ベルで有名。その後、オーティス・レディングもカヴァーしている。
・コンポジション
NHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。10月9日発売のシングル「光と君へのレクイエム
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
10月13日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp