<09月19日プレイリスト>
[「JACK KELLER(ジャック・ケラー)特集 Pt.2」]
白いアンブレラ/山下達郎 "ソノリテ" '05
IT'S SO EASY TO SAY/JOHNNY NASH '57
FANTASTICO/PEGGY LEE "OLE ALA LEE!" '60
JUST COULDN'T RESIST HER(WITH HER POCKET TRANSISTOR)/ALMA COGAN '61
ポケット・トランジスター/森山加代子 '61
THE LOVIN' TOUCH/MARK DINNING '60
BREAKING IN A BRAND NEW BROKEN HEART/CONNIE FRANCIS '61
LONELY TOMORROWS/TONY ORLANDO '61
SIXTEEN YEARS AGO TONOGHT/KENNY KAREN '62
CHILLS/GERRY & THE PACEMAKERS "SECOND ALBUM" '63
BEACH BUGGY/THE SHUTDOWNS '70
ANYONE ELSE/GENE McDANIELS '63
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーも折り返し。広島公演が終わったところで番組はHFM(hiroshima - fm)で前倒し収録。今週、来週の番組は広島からの放送となるそうだ。先週ツアーは仙台、広島と廻り、土曜、日曜が神戸。今週は放送日が神戸国際会館、滋賀県のびわ湖ホール、大分のいいちこグランシアタと廻る予定。
・「JACK KELLER(ジャック・ケラー)特集 Pt.2
先週からはじまったソングライター「ジャック・ケラー特集」。先週はジャック・ケラーの代表的なヒット・ソングを中心にしたプログラムだったが、今週、来週はジャック・ケラーの作品をありったけオンエアする予定。あまり細かい説明はなしということ。資料とレコードをジュラルミン・ケース二個につめて東京から広島に送っての番組収録。
・白いアンブレラ
2005年のアルバム『ソノリテ』収録曲。季節柄ということでリクエストがあった。
・IT'S SO EASY TO SAY
1950年代、ロックンロール以前のジャック・ケラーの作品から。ジョニー・ナッシュはレゲエの歌手として日本では有名だが、'50年代は南部で自分の番組を持ってたりして、どちらかというとスタンダード・シンガーという感じだった。1958年のノエル・シャーマンの作詞になる「IT'S SO EASY TO SAY」。アレンジはドン・コスタ。ニューヨーク・レコーディング。
・FANTASTICO
ノエル・シャーマンの作詞。ナット・キング・コールも取り上げているが今回はベギー・リーのヴァージョン。1959年に録音した「FANTASTICO」。1960年のアルバム『OLE ALA LEE!』に収録している。
・JUST COULDN'T RESIST HER(WITH HER POCKET TRANSISTOR)
日本では森山加代子さんや飯田久彦さんが歌って有名になった「ポケット・トランジスタ」もジャック・ケラーの作品。作詞はラリー・コルバー。アメリカのタイトルは「JUST COULDN'T RESIST HER(WITH HER POCKET TRANSISTOR)」。ポール・バーズの甥っ子、ダニー・ジョーダンがオリジナルとなるが、日本ではアルマ・コーガンのヴァージョンが1961年にヒットした。
・ポケット・トランジスタ
「JUST COULDN'T RESIST HER(WITH HER POCKET TRANSISTOR)」の森山加代子さんによる日本語ヴァージョン。ダニー飯田とパラダイス・キングによる素晴らしい演奏とタツローさん。
・THE LOVIN' TOUCH
1960年のマーク・ディニングのシングル「THE LOVIN' TOUCH」は全米85位。ジェリー・ゴフィンの作詞。
・BREAKIN' IN A BRAND NEW BROKEN HEART
コニー・フランシスの「BREAKIN' IN A BRAND NEW BROKEN HEART」は1961年全米7位のヒット・ソング。ハワード・グリーンフィールドの作詞。
・LONELY TOMORROWS
後にドーンで大成功を収めるトニー・オーランドの出世作「LONELY TOMORROWS」。ジェリー・ゴフィンの作詞。1961年の「HALFWAY TO PARADISE」(ジェリー・ゴフィン/キャロル・キング)のB面。
・SIXTEEN YEARS AGO TONIGHT
ケニー・カレンはデモ・テープのシンガーをしていた人で、いわゆるデモ・シンガー。たいへん歌のうまい人だが1曲もヒット曲がない。ソングライターでもある。1962年のシングル「SIXTEEN YEARS AGO TONIGHT」はケニー・カレンとハワード・グリーンフィールド、ジャック・ケラー三者による共作。アレンジはギャリー・シャーマン。
・PERFORMANCE 2010 追加公演
いよいよ月末に東京公演が開催されるが、今回のツアーは東京での公演が少なかったため、チケット販売でパニックになったという。ということなので十月末から十一月にかけて追加公演を行うことになったそうだ。詳細は来週発表とのこと。
・souvenir again 竹内まりや LIVE 2010
TOKYO FM fm osaka 30周年記念イベントから10年。40周年の記念イベントとして「ケンタッキーフライドチキン Presents TOKYO FM/FM OSAKA 開局40周年記念スペシャル souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」が開催されることになった。12月3日(金)、4日(土)が日本武道館、12月21日(火)、22日(水)が大阪城ホール。東京、大阪二日ずつの全4公演。オープニング・アクトはBOXとセンチメンタル・シティ・ロマンスが一日ずつ交代で務める。チケットの先行予約第一弾は先週終わったが、今後のチケット販売についてはまた東京に戻ってきてから発表するとのこと。
http://www.mariyat.co.jp//index.html
・CHILLS
イギリスのビート・グループ、ジェリー&ザ・ペイスメイカーズが1963年のセカンド・アルバムで取り上げている。1962年にトニー・オーランドのレコーディングで初めて世に出た作品。ジェリー・ゴフィンの作詞。
・BEACH BUGGY
1963年にジャック・ケラーはニューヨークからロサンジェルスに居を移す。1963年当時はサーフィン/ホットロッドの全盛期だったので、サーフィン/ホットロッド作品にもライターとして名を連ねている。シャットダウンズは架空のグループだと思われる。「BEACH BUGGY」は延々バイクの音が入ってるという珍盤、奇盤の類いのサーフィン/ホットロッド作品。
・ANYONE ELSE
1963年の黒人シンガー、ジーン・マクダニエルズの「ANYONE ELSE」。ジーン・マクダニエルズは一連のバカラック作品で有名。のちにユージン・マクダニエルズとしてクロスオーバー・シーンで活躍。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
09月26日は、「ソングライター JACK KELLER(ジャック・ケラー)特集 Pt.3」
http://www.smile-co.co.jp/tats/