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山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE Supported by Rakuten Card

2022年12月29日 | Sunday Song Book
2022年12月29日プレイリスト「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE Supported by Rakuten Card」
1. WINDY LADY(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
2. 素敵な午後は(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
3. 人力飛行機(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
4. PAPER DOLL(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
5. 過ぎ去りし日々(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
6. DANCER(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
7. MONDAY BLUE(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
8. SOLID SLIDER(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
9. CIRCUS TOWN(LIVE) / 山下達郎 "22/12/16 TOKYO FM ホール"
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■内容の一部を抜粋
・山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE Supported by Rakuten Card
12月29日(木)午後2時から「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック・スペシャル」と題して二時間の特別番組がオンエア。
番組30周年を記念してのスペシャル・プログラム。
サンデー・ソングブックは1992年10月3日に土曜日の午後3時からサタデー・ソングブックとして放送がスタートして、今年10月2日でめでたく30周年を迎えた。それまでもラジオのレギュラー番組を何回かやってきたけれど、「ラジオのレギュラー・プログラムを持ってるときはレコードが出ない」というジンクスがずっとあった。達郎さん自身も、スタッフも「あんまり長くやんない方がいいよ。またレコードが出ないからね。ただでさえ出ないんですから」。そんなことを言ってはじめたプログラムも30年経ち、レコードもそんなに多くはないけれど、6,7年おきに一枚出すことができている。
番組では10周年、20周年、そういうときにスペシャル・ライヴを企画してやってきた。この30周年でやってきたライヴは東京半蔵門のTOKYO FM ホールで開催してきた。予算の関係、いろいろあって三人ライヴ、アコースティック・ライヴでやってきたけれど、今年はなんといっても30周年なので、いつもより大盤振る舞い、「ちゃんとしたリズム・セクションで演奏しよう」、そういうかたちになったそうだ。でもTOKYO FM ホールでは狭いので、普通のホール公演でやっているメンバーが全員ステージに乗らないこともあって、コーラス抜きで、ドラム、ベース、ギター2本、キーボード2台、そしてサックスという6リズム、全部で7人編成で演奏することになった。12月16日(金)に半蔵門のTOKYO FM ホールで収録した「30th Anniversary PREMIUM LIVE」、全国から応募した150人を招待して行われたライヴの模様をオンエア。

達郎さんが小学生の頃はまだテレビがなくて、ラジオがメディアの中心だった。中学生になると学生や受験生をターゲットにした深夜放送というムーブメントが生まれて、達郎さんは中学、高校の頃だったのでラジオべったりの時代だった。ラジオからいろいろなヒット曲を吸収して、その影響でミュージシャンの道を選んだという。ラジオというのは重要なメディアで、当時の音楽を紹介してくださるDJ、福田一郎さん、中村とうようさん、八木誠さん、高崎一郎さん、糸居五郎さん、そういうような方々のおかげで、いろいろな音楽を知ることができた。
達郎さん自身がミュージシャンになってからラジオのレギュラーを持たせてもらうようになり、選曲がオタクで、一般的なプログラムからするとマニアックなので、なかなか受け入れ難いという、70年代あたまはどんなに長くても3年、早いときは10ヶ月で番組が終了になったとか。90年ぐらいまではそんな感じたった。
1992年にサタデー・ソングブックをはじめたときは39歳。それまではアメリカン・トップ40や、R&Bが好きだったのでR&Bチャート、そういうようなものの新譜もかけてたけれど、歳を取ってきて新譜を追うのがだんだん辛くなっていた。だからサタデー・ソングブックのオファーが来たときに「じゃあ、これからはオールディーズ専門の番組で行こう」、1950年代、60年代、70年代、80年代の音楽だったら、それまでの自分の既成の知識だけでなんとかなると考え、オールディーズ中心の番組としてサタデー・ソングブックをスタートさせた。
ちょうど土曜日の午後3時からの番組だったので、前番組の邦楽ベストテン、洋楽ベストテンというタイムテーブルを継ぐかたちになりバランスがよかった。二年ほど経ち日曜日の午後2時に移ってくれと言われた。日曜の午後2時は大変難しいゾーンで、深夜だったら学生とか、ある程度特化したリスナーだけれど、日曜の午後は行楽帰りのファミリーだとか、クルマの中で聴いてる人たち、お店をやってる方々、幅広いリスナー層があるので、マニアックなオールディーズ番組で果たして大丈夫なのかと思ってはじめたとか。
リスナーからのハガキを読むと「かけてる音楽はわからないけれど、言ってることがおもしろいから聴くようになった」という妙なリスナーも取り込み、だんだん口コミで広がっていって聴取率も上がって、3年で終わるかと思っていたら、5年になり6年になり、どんどん続いて今や30周年を迎えることができた。
「ラジオのレギュラー・プログラムを持ってるときはレコードが出ない」というジンクスも、番組に入り込みすぎるとそういうこともあるけれど、この30年間でオリジナル・スタジオ録音盤が4枚、そういうアルバムを出すこともできた。
オールディーズの番組で、超マニアックではなく、そこそこマニアック、中級クラスの、そこそこマニアックな音源なので、TOKYO FMのレコード室にほぼないものばっかり。自分の家から持ってきてレコードをかけている。はじまった頃はまだアナログからCDに移る時代だったのでCDもあるけれど、ほとんどレコード、60年代、特に50年代の音楽はまだCD化されてないのがほとんどだった。なんといっても古い音源なので、サンデー・ソングブックになった頃、木村拓哉さんが前で、後ろがDREAMS COME TRUE(ドリカム)の時代があって、この前後のふたつの番組はバリバリの新譜をかけているので、この番組で50年代とか60年代の、たとえばチャック・ベリーとか、エディ・コクランとか、バディ・ホリーをかけたって、迫力の点で折り合わない。自宅にリミッターとかコンプレッサー、イコライザーといった機材を持ち込んで、アナログ・リマスタリングして、それをDATに録音してスタジオに持ってくるという気が遠くなるような作業をしていたという。そういうことを繰り返してるうちに「最高の選曲と最高の音質」というキャッチフレーズ生まれてきた。そういう中からデジタル・リマスタリングのノウハウが知らないうちに培われて、それが本業に反映するという、ひじょうにいいサイクル、パターンだった。サンデー・ソングブックとともに三十代、四十代、五十代、そして六十代を生きてくることができた。
「話が長くなってしまいましたけれども(笑)、でもサンデー・ソングブック30周年記念プログラムなので、はいライヴをお聴きください、そういうふうには行きませんので、こういうことを予め挟みつつ、ライヴの方もお聴きいただきたいと思います」と達郎さん。

・WINDY LADY
1976年のアルバム『CIRCUS TOWN』に収録。もともとはシュガーベイブのレパートリー。最近のライヴではシュガーベイブの1975年の演奏、シュガーベイブのアレンジでやっている。22歳のときのアレンジ。

・素敵な午後は
1977年のアルバム『SPACY』に収録している。コーラスなしの曲は1970年代の作品に圧倒的に多く、あの当時は村上"ポンタ"秀一さんのドラムで、岡沢章さんのベース、松木恒秀さんのギター、そして坂本龍一さんのキーボードに土岐英史さんのサックスという編成で、コーラスなしでこういうような曲を学園祭やライヴハウスでずっとやっていた。その時代のアレンジメントとその時代の感じで演奏したとのこと。

曲冒頭に。
「こんばんは。ようこそいらっしゃいました。サンデー・ソングブック30周年記念のイベントでございます。しかし(笑)、よく当選しましたね。30周年なんですけれど、このTOKYO FM ホール、ステージが狭くてですね、人が乗らないんです。で今日はコーラスが乗りません。のでリズムセクションだけの演奏になります。そうしますとですね、私がソロに、デビューした頃の70年代の記憶が蘇ってきまして、当時はコーラスなんて予算がございません。使えませんでした。村上ポンタ、岡沢章、坂本龍一、松木恒秀、土岐英史、それに僕という6リズムでやっていた時代があります。で結局、今日はそういう曲が中心で、ほとんど70年代で統一されます。喜んでいる方もいらっしゃいますが、初めてご覧になる人いらっしゃいます? 初めての方だとちょっと難易度が高いかもしれませんが、ひとつ(笑)、でもたったそれくらいなので安心しました。てなわけで今日は本当に自分の二十代のことを思い出して、すごく演奏するとフラッシュバックします。ので短い時間でありますけれども、お楽しみいただければと思います。でも全部70年代だと癪に障るので新曲もやります。放送をお聴きの皆さんにこれはクリスマス前に録ったものなので、お客さんに気を遣って、えぇ、お客さんに気を遣って。サァイレンナイ〜...」と達郎さん

・人力飛行機
全部そういうのだと癪に障るのでニューアルバム『SOFTLY』から一曲。

曲の冒頭のMC。
TOKYO FM ホールではアコースティック・ライヴや何かのイベントのゲスト出演など、これまで座って演奏しかやってなかったという。立って演奏するのは今回が初めて。ホールの小ささを改めて実感したとのこと。二十代半ばに学園祭、宮城女子大とか金沢女子大とか東大の駒場の中庭で、ちょうど今頃の季節にやっていたことを思い出したそうだ。「WINDY LADY」とか特に「素敵な午後は」は何十年ぶりなのに、デジャヴして、お客さんが学生に見えて、お互いに若くなってゆく感じがしてるとか。昔やっていたライヴの再現、アーカイヴみたいな感じ。昔の曲はどちらかというと暗い内容で、あんまり人生に希望がないとか、男女関係が絶対に成り立たないとか、そんなのばかり。それが好きだという昔からのお客さんがたくさんいて、「最近の山下達郎はちょっと明るすぎるんじゃないか」とか言われる。歳取ってからそんなブツブツ言ってられないので、だんだん平常心、落ち着き、丸み、それでアルバム・タイトルがソフトリーになった。「そんな1970年代当時、私の最もペシミスティックな歌で、そんな中でも一際人気があった曲で、今年のツアーでもやってるこの曲をどうぞ」と達郎さん。

・PAPER DOLL
また70年代に戻って1978年のアルバム『GO AHEAD!』に入ってる、昔からのお客さんには人気曲の「PAPER DOLL」。こうした70年代の作品は楽器のソロが多い、どちらかというとジャズとか16ビートのジャズ・ファンクとか、そういうようなものに近いアプローチ。「PAPER DOLL」はリズム・セクションの4人がソロを掛け合うかたちで展開されている。

曲の冒頭のMC。
お客さんには関係ないけれどめちゃくちゃフラッシュバックする。44,5年前のライヴハウス、六本木のピットインの空気がして、お客さんの空気がまたそんなに変わってないのがストレンジな感じで、年齢層が高いのか低いのかよくわからない。新宿ロフトや荻窪ロフトや下北のロフト、高円寺のJIROKICHIとか、シュガーベイブというバンドはライヴハウスが主な活動拠点だった。月の半分くらいは演奏していて、それで『SONGS』というアルバムが生まれて、1975年だからもう47年になる。21,2の頃に作った曲は今でもまだやれてるのは幸福なので、今日は普段あまりやらない曲ばかり。やれる機会があればやりたいけれど、キャリア47年で作った曲が300曲以上なので、ずらっと並べてるだけでできない曲が5年、10年経ってしまう。「この曲も2015年以来だから7年ぶりにやる曲。昔から好きな曲なんですけれどなかなかやる機会がございませんで、こんな機会に150人のみなさまに聴いていただければと思います」と達郎さん。

・過ぎ去りし日々
もっと遡って久しぶりにシュガーベイブのアルバム『SONGS』からのナンバー「過ぎ去りし日々」。しかもリズム・セクションを入れてやっている珍しいパターン。

ここで14時台が終わって後半。

曲の冒頭のMC。
70年代に「PAPER DOLL」をやっていた時代はフュージョン全盛で楽器演奏がすごく重要視されていた。今はヴォーカル・オリエンテッド、ヴォーカルがメインだけれど、70年代のサブカルチャーの日本のロックのシーンは演奏力が第一だった。その原因はヴェンチャーズのムーブメント。歌の音楽がひじょうに軽んじられていく傾向で、シュガーベイブを作った頃はまさにそういう時代だった。それに伴って8ビートよりも16ビート、ロックよりもジャズの方が優秀だという風潮があった。それに抗ってシュガーベイブを作ったが、ウケない、踊れない、「もっと踊れるのやれ」と言われて、すごく傷ついて、ソロになってからインストゥルメンタルに重点を置いた16ビート傾向の曲をずっと作ってきた。もともと嫌いではなかったので、リズム&ブルース、16ビートのミュージックは好きだったんで、必然的に楽器のソロのパートが多くなって、当時は土岐英史さんとか向井滋春さんとか現役のジャズ・プレーヤーに仲良くしてもらったので、そういう人たちをレコーディングに呼んだり、ライヴを手伝ってもらったり、長いソロの曲を好んで書いていた時代があった。最近はセットリストの関係で長くできないが、こういうときに何曲か聴いていただきたいと思うとのこと。「2011年から僕のこのグループで、サックス・プレーヤーやってもらってます、宮里陽太くんはひじょうに優れた、日本でも有数の優れたサックス・プレーヤーであります。普段は彼のコンボで聴く機会があるんですけれど、私のライヴでも長いソロで素晴らしい演奏をやってもらってます。そんな中でも出色のやつで次に出るライヴ・アルバムにも必ず入ります。今日のやつもうまくいけば入るかもしれませんが、それはわかりませんけれど、これから、そんな感じで聴いていただければと思います」と達郎さん。

・DANCER
1977年のアルバム『SPACY』に収録している「DANCER」。これも割に人気曲で久しぶりに演奏した。サックスの宮里陽太さんの素晴らしいプレイが聴ける。

・MONDAY BLUE
その次は1978年のアルバム『GO AHEAD!』に入ってる「MONDAY BLUE」。こういう曲をなかなかやる機会がないので久しぶり。

・SOLID SLIDER
1977年のアルバム『SPACY』に収録している「SOLID SLIDER」。この曲もお馴染みだけれど久しぶりに演奏した。『SPACY』と『GO AHEAD!』のもうオンパレード。

曲の冒頭のMCからの抜粋。
「お終いにやる曲というのがですね、実はないんです。コーラスなしの曲で。そういう賑やかな曲がないんです。で、どうしょうかなと思ったんですけれど、だから涙を飲んでというかですね。コーラスなしでやっちゃおうという感じで... 」
(拍手)
「へへっ(笑)、なんでも拍手すればいいってもんじゃねぇんだ」
(爆笑)
「だんだん柄が悪くなる、昔、嫌だなぁ、昔のピットインみたいになってきたなぁ、ホントに。みなさん元気ですねぇ! 」
(拍手)
「なんかやらせたおす、というかなんかこう、昔の空気ですね、学園祭の。こんなもんで終わると思うなよみたいな、でもこっちは上田正樹じゃないんですからね。ちょっと古いな、ネタが。なので(笑)、コーラス必要な曲なんですけれど、最後に景気付けるにはこれくらいじゃなきゃダメだろうという曲なので。みなさん今日は本当に30周年記念でお集まりいただきましてありがとうございます。また来年もツアーやりますし、来年はライヴ・アルバムが出ることになります。それからRCA時代のLPが高値を呼んでおりまして、この間イギリスのディーラーから来ましたら、『SPACY』が250ポンドで送られておりましてですね、冗談じゃない。それなので来年はRCAのカタログを順次、LPとして発売して参りますので、もしアナログお求めの方はそれまで転売ヤーの餌食にかかんないように、しばらくお待ちいただければと思います。すいません、お寒い中をお運びいただきまして誠にありがとうございます。それでは(笑)、ひどいな(笑)、やりゃいい、最後にこの曲を」と達郎さん。

・CIRCUS TOWN
最後にファースト・アルバム『CIRCUS TOWN』から「CIRCUS TOWN」。本来はコーラスが入っているけれど、コーラスなしでアプローチしている。でも昔はこういうかたちで演奏していた。

演奏メンバーは
ドラム : 小笠原拓海
ベース : 伊藤広規
ギター : 佐橋佳幸、そして山下達郎
キーボード : 難波弘之、
同じくキーボード : 柴田俊文
サックス : 宮里陽太
7人編成でのライヴ。

・プレゼント
番組30周年なので12月5日に発売された「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」。もともと番組25周年のときに発売された「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が、今回ムック本として「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」として発売されている。これにサインを入れて抽選で30名にプレゼント。宛先欄に必ず「BRUTUSの本希望」と書いてくださいとのこと。ハガキの方は1月15日の消印有効。ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは1月15日23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年01月01日・08日は「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Song Book #1576

2022年12月25日 | Sunday Song Book

2022年12月25日プレイリスト「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎 "ソフトリー" '22
2. プラスティック・ラヴ / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
3. ホールド・オン / 竹内まりや"ユニヴァーシティ・ストリート" '79
4. ASK ME WHY / 竹内まりや "ビバ・マリヤ!!" '82
5. BOMBER / 山下達郎 "ゴー・アヘッド!" '78
6. QUIET LIFE / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92
7. THE CHRISTMAS SONG / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92
8. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS / 山下達郎 "シーズンズ・グリーティングス" '93
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■内容の一部を抜粋
・近況
12月16日(金)に東京半蔵門のTOKYO FM ホールで開催したライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」は「盛況でございましたけれども、でも相変わらずマスクなので」と達郎さん。12月29日(木)午後2時から「サンデー・ソングブック・スペシャル」として2時間のプログラムをオンエアする予定になっているそうだ。

・年忘れ夫婦放談
先週に引き続いて今週も竹内まりやさんをゲストに迎えて毎年恒例「年忘れ夫婦放談」。

まりや「サンソン30周年ライヴ、見せていただきましたが、超私好み(笑)。ふふ。将来的に行われるマニアック・ライヴの練習ですかぁ、なくらいなメニュー」
達 郎「単にステージが狭いのでコーラスが乗らなかったのです」
まりや「いやぁ、すっごい私好みのセットリストで、当たった人すごいラッキーだったなと。お疲れさんでしたぁ」
達 郎「そうですね。だけどコーラスが乗らないので、コーラスが入らない曲でやらなきゃなんないという。そうなると必然的に70年代の(笑)、曲が多くなるという」
まりや「70年代がねぇ、あふれてました」
達 郎「そう。RIDE ON TIMEでブレイクした後はコーラスばっかり入ってるという、そういうアレです」

達郎さんは30th Anniversary PREMIUM LIVEのときも声が出て、自分でもびっくりしたのだという。
「信じられないかもしれませんがコロナになった後のほうが声の調子がよくなりました。休めたのとお酒やめたからでしょうね(笑)」と達郎さん。

・LOVE'S ON FIRE
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』に収録されている「LOVE'S ON FIRE」が来年1月5日(木)スタートするテレビ朝日系の木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜日よる9時放送)の主題歌に決定した。西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんが刑事に扮して様々な難事件に臨むというドラマ。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・プラスティック・ラヴ
1984年のアルバム『VARIETY』から元祖「プラスティック・ラヴ」にたくさんのリクエストが集まったそうだ。

・ホールド・オン
杉真理さんの提供楽曲集116曲入りの6枚組のCD BOX『Mr. Melody~杉 真理提供曲集~』が出た。その中にまりやさんの曲が2曲入っていて、「ホールド・オン」にリクエスト。この曲のリード・ギターは杉真理さん自身が弾いてるそうだ。1979年のセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』に収録されている。
ファースト・アルバム『BEGINING』にも杉真理さん作曲の「目覚め」を取り上げてるけれど、杉さんが他人に提供した曲のカヴァーだった。「慶應大学で彼と出会ってなければ、私も音楽の世界に入ってないので、本当に杉さんには感謝です」とまりやさん。

昨日、達郎さんは番組用の音源が入ったUSBを、机からポシェットに入れようとして、手が滑って本の山の中に落としてしまった。それから一時間半探して、やっと奥から見つけ出したそうだ。

・柴田俊文さんの嫌いなもの
嫌いな食べものの話題で、達郎さんのバンドでキーボードを担当している柴田俊文さんの話が出た。柴田さんは大きな船とか豪華客船が見れないそうで、沖縄公演の中一日空いてる日に、みんなでバーベキュー・パーティーをやったときは海を背にして食べていたという。

・ASK ME WHY
まりやさんの課外活動はしばらくやれてない。今年は達郎さんの手を借りずにスタジオに入っていて、オーケストラとレコーディングしたりしていたそうだ。1982年のまりやさんのRCA時代のベスト・アルバム『VIVA MARIYA!!』に入ってるビートルズのカヴァー「ASK ME WHY」。『VIVA MARIYA!!』はまだリマスタリングしてないとか。クレジットされてないが編曲は伊藤銀次さん。

・BOMBER
RCA時代のアナログ盤を来年順次発売することになった。『FOR YOU』から遡るかたちになるという。先週に引き続いてまりやさんのリクエストは「BOMBER」。アルバム『GO AHEAD!』の発売後、年明けに大阪のディスコで「BOMBER」がヒットしていたことをまりやさんはよく知ってるという。ラジオ大阪でレギュラーの「JAM JAM 11」という番組を持っていて、終わるとアン・ルイスさんといつも大阪のディスコで踊ってた。「BOMBER」がかかってたので「あっ、これブレイクするぞ」と思ったそうだ。
曲の間奏に乗って。
「歌い出しの"滑り込んでいくよ"、アレいちばん難しい。今でも"いくよ"のあそこが、"い"がね、オリジナル・レコーディングの"い"がよれてる(笑)。"いくよ"の縦の線をキープするのが難しい。ふふ」と達郎さん。
「BOMBER」はアルバム『GO AHEAD!』のいちばん最初にレコーディングした曲だという。「音響(ハウス)の音がしてます」と達郎さん。

・サンデー・ソングブック・スペシャル
今週は今年最後のサンデー・ソングブックだけれど、年内にもう一回特別番組をオンエア。12月29日(木)、午後2時から「サンデー・ソングブック・スペシャル」として2時間に渡って、番組30周年記念ライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」を中心にオンエアする予定。
「午後2時にしてはちょっと渋いセットリストですけれども、夜になってradikoでお聴きいたたければと思っております(笑)」と達郎さん。

・プレゼント
番組30周年なので12月5日に発売された「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」。もともと番組25周年のときに発売された「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が、今回ムック本として「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」として発売されている。これにサインを入れて抽選で30名にプレゼント。宛先欄に必ず「BRUTUSの本希望」と書いてくださいとのこと。ハガキの方は1月15日の消印有効。ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは1月15日23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・のどぐろのふりかけ
大分県のリスナーから「2月に島根に旅行に行きます。まりやさんお勧めのスポット&食べものありますか?」
最近まりやさんの実家の竹野屋旅館に行く方が多いそうだ。
「食べものでね、のどぐろのふりかけっておいしいですよ」とまりやさん。

・QUIET LIFE
横浜市のリスナーから「QUIET LIFE」にリクエスト。8月31日に発売された2022年最新リマスター『QUIET LIFE(30TH ANNIVERSATY EDITION)』のタイトル・ソング。

・乱視
名古屋市の超常連のリスナーから「今年一年で加齢を実感されたことはありますか?」という質問。
達郎さんは乱視がきつくなったそうだ。まりやさんは信号を急いで渡れなくなったとか。膝には自信があったんだけれどパッとダッシュができなくなったという。

・曲書き
まりやさんの来年の予定。曲の締切りをふたつ抱えているそうで曲書き。

・THE CHRISTMAS SONG
・HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS
まりやさんの「THE CHRISTMAS SONG」と達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のメドレー。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年01月01日・08日は「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Song Book #1575

2022年12月18日 | Sunday Song Book

2022年12月18日プレイリスト「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. けんかをやめて / 河合奈保子 '82
3. 駅 / 星屑スキャット 12月07日発売
4. CANDY / 山下達郎 "スペイシー" '77
5. HEART TO HEART / 竹内まりや "ミス・M" '80
6. NOW / THE CARPENTERS "VOICE OF THE HEART" '83
7. すてきなホリデイ / 竹内まりや "ボナペティ!" '01
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているとのこと。16日(金)に半蔵門のTOKYO FM ホールで開催された「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」はうまくやれてるはずと達郎さん。このライヴは12月29日(木)にオンエア予定。

・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
今週と来週25日は竹内まりやさんをゲストに迎えて年末恒例の「年忘れ夫婦放談」。
まりや「私67年生きてきて今まででいちばん早かった一年だった気がする」
達 郎「そうですか?」
まりや「たっつぁんにとっては、11年ぶりのアルバムがあって、ツアーがあったから、けっこう長かったでしょ?」
達 郎「そうでもないすよ。あの去年の、レコーディングしてるときの方が長かったですねぇ。あっちのほうが段取りがいろいろあるから」
まりや「なんかこのあいだおせち食べたら、気がついたらもう次のおせちみたいな(笑)。それぐらい早かったですね。何やってたんだろ、私は。いろいろレコーディングとかやってたんですよ(笑)。いろいろやってた。はい、はい、はい」

・クリスマス・イブ
来週は25日なのでクリスマス・デイ。「クリスマス・イブ」も今週が最後。来年で発売40周年迎える。先週限定パッケージが発売されたのでリクエストが集まった。

・けんかをやめて
新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』に劇中歌として使われている。まりやさんは観に行って、河合奈保子さんの「けんかをやめて」を久しぶりに聴いて、是非かけたいなぁと思ってたそうだ。1982年の作品だからもう40年経つ。久しぶりに聴いて、河合奈保子さんが、歌唱力があって、ニュアンスが伝わる歌唱、とまりやさん。「日本語がきれいなんですよ、奈保子ちゃんは。はっきりとした顔立ちの歌ですね」と達郎さん。アレンジは清水信之さんで、ドラムは村上"ポンタ"秀一さん。仮歌をまりやさんが歌ったけれど、他のレコーディング・メンバーはどうしても思い出せないそうだ。レコーディングには立ち会ってないとか。まりやさんは当時、一ヶ月に一曲は曲を書いていたという。
まりや「奈保子ちゃんが歌うのはいいね。可憐な感じだね。あたしが歌うとほんとずぶといヤぁ(嫌)な女(笑)。よく言われるけど。ハハ。本質が出てんだよね、きっとね」
達 郎「黙して語らず」
まりや「あはは」
達 郎「ノーコメント」
まりや「あっそう」

・子どもの頃に好きだったお菓子、子どもの頃に好きだった本
愛知県半田市のリスナーから「子どもの頃に好きだった本、お菓子は?」という質問。
達郎さんの子どもの頃好きだったお菓子は栗煎餅。まりやさんはミルキー。子どもの頃に好きだった本は達郎さんは小学校一年のとき天文図鑑。まりやさんは『泣いた赤鬼』とい絵本。

・駅
星屑スキャットはミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーの3人組ユニット。まりやさんの「駅」をカヴァーしている。男性シンガーに歌ってもらうのがすごい新鮮とまりやさん。「今まで聴いた駅のカヴァーで出色ですよ」と達郎さん。「この曲って感情込めて歌うと歌い上げてしまうじゃない。そこをちょっと抑制して歌ってるところがすごくいなと思ったの。声とこの歌がすごくあってるなと思いました」とまりやさん。

・断酒
お腹まわりが豊かになったほうが声が出ると達郎さんは気がついたそうだ。まりやさんによると達郎さんはコロナに罹患して以降、一滴もお酒を飲まない人生を歩んでいるとか。「このまま続けたいと思います」と達郎さん。70になったらお酒をやめようとずっと考えていたという。みんなできるわけないと思っていたが本当にやめたので驚いているそうだ。達郎さんは大瀧詠一さんのモノマネで「できるわけないと思ってたでしょ。違うんだよ、これが。どうよそれ」。達郎さんがジンジャーエールを飲んで「みなさんどうぞ」とお酒をすすめるが、お酒を飲むスタッフが困って手が止まってるとまりやさん。

・よーどーくりましょう
孫が「ダウンタウン」を歌うのを喜んで見てるというお便りを読んで。シュガーベイブは幼児ウケすると達郎さん。昔、大瀧詠一さんのお子さんが「よーどーくりましょう」と歌っていたそうだ。

・CANDY
RCA時代のアナログ盤が転売屋のせいで高騰してるので、それを防ぐために、来年順次発売することになった。『FOR YOU』から遡るかたちになるという。ということでまりやさんのリクエストは1977年のアルバム『SPACY』から「CANDY」。すごく好きな曲とのこと。「山下達郎の歌唱が儚い感じでいいよね」とまりやさん。歌入れは一日4曲で夜中の1時とか2時で、その日の午前8時に工場に入れないと出ないというエピソードを達郎さんが披露。ギターは松木恒秀さんで、間奏の後ろにもうひとフレーズあって、「これうるさいから消せよ。絶対消せよ」と言われて消したそうだ。「言えなかった言葉を」はまりやさんがいちばん最初にデモテープに録った曲なので思い入れがあるとか。「昨日、練習のときに伊藤広規さんが『SPACY』を名盤だよって言ってました」と達郎さん。当時のレコーディング・メンバーはもう細野晴臣しかいない。「細野さん、元気でいてください」と達郎さん。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は今回2本録りしてないので来週25日にまだ間に合う。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」追加公演
達郎さん及びバンドのメンバーのコロナ感染により開催見送りになっていた6公演が来年に振替になった。
いわき芸術文化交流館アリオス 大ホールはけんしん郡山文化センター 大ホールに会場が変更。日程は来年2023年1月9日(月・祝)。
中野サンプラザは2023年1月25日(木)、26日(金)。
札幌文化芸術劇場 hitaruは2023年2月6日(月)、7日(火)。
岩手県民会館 大ホールは2023年2月16日(木)。
仙台公演は地震で東京エレクトロンホール宮城が使えなくなり、キャパ1000人の仙台電力ホールに変更し開催されたが、それではあんまりなので仙台公演が追加になった。2023年2月21日(火)、22日(水)に仙台サンブラザホール。これが実質千穐楽になる。チケットのプレオーダーは今週12月22日(木)午後3時にスタート。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・『警視庁アウトサイダー』主題歌「LOVE'S ON FIRE」
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』に収録されている「LOVE'S ON FIRE」が来年2023年1月5日(木)にスタートするテレビ朝日系の木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜日よる9時放送)の主題歌に決定した。西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんが刑事に扮して様々な難事件に臨むというドラマ。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年を記念して12月16日(金)に東京半蔵門のTOKYO FM ホールで開催したライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」を12月29日(木)午後2時から2時間の番組としてオンエア。

・山下達郎グッズのプレゼント
楽天カードの公式Twitterでアカウントの@RakutenCard をフォローし、今週12月22日(木)までに投稿をリツィートすれば抽選で20名に山下達郎グッズをプレゼントするキャンペーンがはじまってるとのこと。30周年なのに20名と達郎さん。

・HEART TO HEART
・NOW
1980年のまりやさんのアルバム『MISS M』に収録されている「HEART TO HEART」はロジャー・ニコルスが書き下ろした。この「HEART TO HEART」はまりやさんが作詞している。のちにカレン・カーペンターが英語の歌詞でカヴァーしたのが「NOW」。カレン・カーペンターの最後のレコーディングになった曲。あまり知られてない話なんだそうだ。ロジャー・ニコルスの家に今年亡くなられた宮田茂樹さんとまりやさんが一緒に行ったエピソードを披露。仮タイトルが「HEART TO HEART」だったという。まりやさん自身もカレンがカヴァーしたことをあとで知ったとか。「NOW」は1983年のカーペンターズのアルバム『VOICE OF THE HEART』の1曲めに収録されている。

・すてきなホリデイ
サンタクロースについてのお便りを読んで。「サンタさんなんていないんだろうって小さい子どもが尋ねることがあるんだけど。サンタさんのそうしたスピリット、人に対する思いやりとか、自分の子どもに対する愛情とか、そういうものがサンタさんのスピリットなんで、そのスピリットを我々が受け継いで子どもに与えてやることが、サンタさんの存在証明となる。サンタなんていないという冷笑的なものでなくて、広義な意味で人類愛とか、そういうものとしてサンタクロースというアイコンを受け継いでいけばいいんじゃないかということを、いつも言ってましたけれどね」と達郎さん。
スタジオにはフライドチキンの差し入れがあり、「この部屋ずっケンタッキーの匂いがすると思ったらここにある(笑)。差し入れ? これ(笑)。ありがとうございます。あはは」とまりやさん。今年もケンタッキーのCMに「すてきなホリデイ」が使われている。この曲も2001年なので21年になる。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年12月25日は引き続き「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Song Book #1574

2022年12月11日 | Sunday Song Book

2022年12月11日プレイリスト「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. A HAZY SHADE OF WINTER / SIMON & GARFUNKEL '66
3. DANCING IN THE STREET / MARTHA & THE VANDELLAS '64
4. HE'S GONE TO ANOTHER / YOUNG LADIES '70
5. DOCTOR LOVE / FIRST CHOICE '77
6. ELA E' CARIOCA / JOAO GILBERTO "ELA E'CARIOCA" '70
7. SWEET HOME CHICAGO / MAGIC SAM "WEST SIDE SOUL" '67
8. MY GIFT TO YOU / 山下達郎 "シーズンズ・グリーティングス" '93
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■内容の一部を抜粋
・近況
「私(笑)、ツアーが終わってからの方がいろいろ働かされておりまして、ツアーの頃だと体調管理だと、それから、気使って、オフのときは何にも入ってないんですけれど、すごいんです、いろいろとあります。ぶつぶつ言っております(笑)」と達郎さん。

・年忘れリクエスト大会
先週に引き続いて「年忘れリクエスト大会」パート2。

・クリスマス・イブ
いよいよ12月13日に「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージが発売になる。

・A HAZY SHADE OF WINTER
サイモン&ガーファンクルの1966年、全米13位の「A HAZY SHADE OF WINTER」。邦題は「冬の散歩道」。

・DANCING IN THE STREET
マーサ&ザ・ヴァンデラスの1969年、全米2位の「DANCING IN THE STREET」。巷に流布しているのは全てステレオ・ヴァージョン。今日をかけるのはオリジナル・シングル・ヴァージョン。「これじゃないと当時のヒットの感覚がわからない」と達郎さん。

ツアー、ライヴのため誕生日代読メッセージは休んでるが、新潟市のリスナーのお便りは「シャレがあって」と紹介。
「私事ですが12月11日は30回目結婚記念日。山あり谷あり、山下達郎あり。そして...」
「へへっ。おめでとうございます」と達郎さん。

・HE'S GONE TO ANOTHER
ヤング・レディーズはいわゆるニュージャージーのシルヴィア、ジョージ・カー、あの辺のスタン、オール・プラチナム、ものすごくカルトなスウィート・ソウル、女性ヴォーカル・グループだけれど実体はわからない、シングルは2枚。1970年の「HE'S GONE TO ANOTHER」。

・DOCTOR LOVE
ファースト・チョイスはサルソウルの女性3人組のヴォーカル・グループ。1977年、全米ソウル・チャート27位、全米41位の「DOCTOR LOVE」。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は来週12月18日と再来週25日。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。

・BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook
2018年にサンデー・ソングブック25周年の企画で、雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボし、サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が発売された。番組で特集した22のテーマを文字起こしして、慶応大学の大和田俊之教授、名古屋経済大学准教授の佐藤豊和さんのかなり濃い解説をしてもらった。この度、番組30周年を迎えたことで、新たに8テーマを増補し30テーマで完全版というかたちにした「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」が12月5日発売。お便り、リクエスト用の特別ハガキが付いている。

・限定パッケージ
毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として今週12月13日(火)に発売。三方背のジャケットでヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラスト。内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージは11月15日(火)に期間限定商品として発売。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。
詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・ELA E' CARIOCA
最近、ブラジルものやラテン・ミュージックへのリクエストが目に見えて増えてきているとか。札幌市のリスナーからしつこのリクエスト。ジョアン・ジルベルトの1970年のアルバム『ELA E' CARIOCA』からタイトル・ソングの「ELA E' CARIOCA」。メキシコでのレコーディング。

・SWEET HOME CHICAGO
マジック・サムの「SWEET HOME CHICAGO」にリクエスト。ロバート・ジョンソンの作品でマジック・サムのヴァージョンも名演。1967年のアルバム『WEST SIDE SOUL』から。

・池袋は江戸っ子ではない
広島市のリスナーからの「以前、池袋は江戸っ子ではないと仰ってましたが、確認したいので本当に池袋は江戸っ子ではないのでしょうか?」という質問。
「江戸っ子じゃありません。東京も本郷までは江戸のうちと言いましてね。本郷というと巣鴨のちょっと前ですけれど、そこまでが江戸でございます」と達郎さん。池袋は昔は豊島郡高田村といって、2020年に閉園になったとしまえんに練馬城があって、豊島家という豪族がいてそれを太田道灌が滅ぼした。その豊島家の別邸に大きな池があり、その池が袋のような形になっていたため池袋という地名になったそうだ。

・MY GIFT TO YOU
1993年の『SEASON'S GREETINGS』からアレキサンダー・オニールのカヴァーでひとりアカペラの「MY GIFT TO YOU」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年12月18日・25日は恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Song Book #1573

2022年12月04日 | Sunday Song Book

2022年12月04日プレイリスト「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 '83
2. LOVE THE ONE YOU'RE WITH / STEPHEN STILLS '70
3. SEND ME NO FLOWERS / DORIS DAY '64
4. CINNAMON GIRL / NEIL YOUNG '69
5.RUNAWAY / SALSOUL ORCHESTRA FEAT. LOLEATTA HOLLOWAY '77
6. THE GLORY OF LOVE / OTIS REDDING '67
7. LOVE,NEED AND WANT YOU / PATTI LABELLE "I'M IN LOVE AGAIN" '84
8. うたのきしゃ / 山下達郎 "ソフトリー" '22
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアー明けは細かいことがいろいろ山積みで頭がゴニャっとなってるそうだ。
もうすぐ番組30周年のライヴがあるのでそういうような準備、来年の準備をやっているとか。

・年忘れリクエスト大会
そんな中で番組をやっていて毎年12月は「年忘れリクエスト大会」。先週までのリクエスト大会と何も変わらない、キャッチフレーズが変わるだけ。でも「棚つか」とあまり変わらない感じだという。

・クリスマス・イブ
12月に入ったので「クリスマス・イブ」。今年で39年目、来年はいよいよ40周年。

・LOVE THE ONE YOU'RE WITH
スティ―ヴン・スティルスの1970年、ソロ・ファースト・アルバム『STEPHEN STILLS』からのシングル・カットで全米14位「LOVE THE ONE YOU'RE WITH」。日本題が「愛への賛歌」、よくわからないと達郎さん。

埼玉市のリスナーからのお便りを読んで。
リクエスト曲のVashti Bunyanの「ROSE HIP NOVEMBER」はCDを整理しようとして、袋に入れてどっかに入ってしまって出てこないそうだ。別の曲にしてほしいとのこと。

・SEND ME NO FLOWERS
バート・バカラックの作品でドリス・デイが歌う「SEND ME NO FLOWERS」にリクエスト。ドリス・デイが主演した1964年の映画『SEND ME NO FLOWERS』、邦題『花は贈らないで!』のテーマ・ソングをバート・バカラックとハル・デヴィッドで書き書き下ろした。シングルで出たけれどヒットはしなかったがいい曲。

・CINNAMON GIRL
ニール・ヤングのファースト・ソロ・アルバム『EVERYBODY KNOWS THIS IN NOWHERE』(1969年)からのシングル・カットで、ニール・ヤング単独での初めてのヒット・ソング。ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホースで1970年、全米55位の「CINNAMON GIRL」。

・RUNAWAY
サルソウル・オーケストラはフィラデルフィアの分派で、ヴィンセント・モンタナというヴァイブ(ヴィブラフォン)の人がリーダーシップを取ってやっている。1977年のアルバム『MAGIC JOURNEY』からのシングル・カット「RUNAWAY」はロリータ・ハロウェイの歌がフィーチャーされている。全米ソウル・チャート84位というスマッシュ・ヒットだが演奏は素晴らしい。
曲をかけ終えて。
1977年のアルバム『SPACY』の頃に好きでよく聴いていたら、渋好みのスタジオ・ミュージシャンに「なんだディスコ聴いちゃって。そんなディスコなんて」と言われたそうだ。ディスコのどこが悪いんだろうなと思ったそうだが、ディスコが好きだというと軽薄に見られた。そんなことを思い出すという。「でも演奏がいいんですもん、これ。ヴィンセント・モンタナのヴァイブ・ソロなんて素晴らしい」と達郎さん。

・THE GLORY OF LOVE
ガラッと変わってサザン・ソウル。オーティス・レディングのシングル「THE GLORY OF LOVE」は1967年、全米R&Bチャート19位、全米60位。ベニー・グッドマンでヒットしたスタンダード。オーティス・レディングのヴァージョンはドラムのアル・ジャクソンのリム・ショットのアイディアが素晴らしいテイク。オーティスが亡くなった後のアルバム『THE DOCK OF THE BAY』に収録された。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は12月18日と25日。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。月の後半はライヴがあるので前倒し収録になる可能性があるそうだ。

・限定パッケージ
毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として12月13日(火)に発売。三方背のジャケットでヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという。内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージも好評発売中。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」は12月16日(金)19時開演。いつものように東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。このライヴに抽選で150名を招待。当選者には随時当選メールを送信し、後日案内状を送っているとのこと。

・サンデー・ソングブック30周年マグカップ
サンデー・ソングブック番組30周年記念の特製オリジナル・グッズは陶器のマグカップ(30周年のロゴ入り)。抽選で300名にプレゼント。こちらは商品の発送をもって当選の報告となっている。年内中の発送を予定しているとのこと。

・BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook
2018年にサンデー・ソングブック25周年の企画で、雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボし、サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が発売された。番組で特集した22のテーマを文字起こしして、慶応大学の大和田俊之教授、名古屋経済大学准教授の佐藤豊和さんのかなり濃い解説をしてもらった。この度、番組30周年を迎えたことで、新たに8テーマを増補し30テーマで完全版というかたちにした「BRUTUS特別編集 増補改訂版 山下達郎のBrutus Songbook」が明日12月5日発売になる。お便り、リクエスト用の特別ハガキが付いている。

・LOVE,NEED AND WANT YOU
パティ・ラベル、1984年のアルバム『I'M IN LOVE AGAIN』からバラードの「LOVE,NEED AND WANT YOU」。

・うたのきしゃ
岡山市のリスナーから2歳の息子さんが「うたのきしゃ」のイントロの汽笛が好きで、「何回も巻き戻しをして」というのでなかなか曲が聴けませんというお便りとリクエスト。
「かわいい(笑)」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年12月11日は引き続き「年忘れリクエスト大会」
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Sunday Song Book #1572

2022年11月27日 | Sunday Song Book

2022年11月27日プレイリスト「リクエスト特集」
1. コンポジション / 山下達郎 "ソフトリー" '22
2. SOMEDAY WE'RE GONNA LOVE AGAIN / THE SEARCHERS '64
3. EVERYDAY WITH YOU GIRL / THE CLASSICS IV '69
4. ONE WOMAN / AL GREEN "GREEN IS BLUES" '70
5. LITTLE THINGS / PHILLIP MITCHELL '72
6. DARLIN' DARLIN' BABY (SWEET, TENDER, LOVE) / THE O'JAYS '76
7. EVE OF DESTRUCTION / BARRY McGUIRE '65
8. THE STARS / OCAPELLO'S '65
9. MR. BLUE / 大瀧詠一 with 山下達郎 "'81 NHK FM"
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」の今年の分が終わった。41公演が終わって、途中コロナ感染で延期になった6公演は来年に持ち越し。一段落するかと思いきや、サンデー・ソングブック30周年のライヴが控えていて、次の作品の準備とか、いろいろあって全然休みがないそうだ。沖縄が暖かくて体調の変化に気をつけつつやっているとか。

・リクエスト特集
たくさんお便りが来ていて読みきれなくて一所懸命読んでるという。今日も「リクエスト特集」。

・コンポジション
今週の頭は超常連のリスナーからのリクエストが集まった「コンポジション」。

・SOMEDAY WE'RE GONNA LOVE AGAIN
サーチャーズはリヴァプール出身の4人組。1964年、全米34位、全英11位の「SOMEDAY WE'RE GONNA LOVE AGAIN」。バーバラ・ルイスとの競作盤。

・EVERYDAY WITH YOU GIRL
アトランタが生んだソフト・サウンドのグループ、ザ・クラシックス・フォー。デニス・ヨーストの素晴らしい声。このメンバーがのちのアトランタ・リズム・セクションへと発展していく。1969年、全米19位の「EVERYDAY WITH YOU GIRL」。

・ONE WOMAN
アル・グリーンのハイ・レーベルのファースト・アルバム『GREEN IS BLUES』(1970年)の1曲め「ONE WOMAN」。この頃のアル・グリーンはセクシー路線がまだ薄くて、ゴスペルあがりらしいソウルフルな一面が出ている。

・LITTLE THINGS
先日、フィリップ・ミッチェルの曲をかけたらフィードバックがあったそうだ(先週のオンエア。コーリー・ブレイクの「HOW CAN I GO ON WITHOUT YOU」はフィリップ・ミッチェルが書いた)。1972年にハイ・レーベルから出た「LITTLE THINGS」。シングル・オンリーで、ハイ時代に3枚出したシングルの中の1枚。まだプリンス(・フィリップ・ミッチェル)の前。南部ではソングライターとしてかなりのヒット曲を書いている。

・DARLIN' DARLIN' BABY (SWEET, TENDER, LOVE)
オージェイズの1976年のアルバム『MESSAGE IN THE MUSIC』からのシングル・カットで、全米ソウル・チャートNO.1の「DARLIN' DARLIN' BABY (SWEET, TENDER, LOVE)」。

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベント「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」を12月16日(金)に東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。19時開演。当選者には当選メールを送信するとのこと。

・サンデー・ソングブック30周年マグカップ
サンデー・ソングブック番組30周年記念の特製オリジナル・グッズは陶器のマグカップ(30周年のロゴ入り)。抽選で300名にプレゼント。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は「マグカップ希望」と明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは11月30日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・限定パッケージ
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージを11月15日(火)に期間限定商品として発売することになった。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。
これも毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として12月13日(火)に発売。こちらも三方背のジャケット。ヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・EVE OF DESTRUCTION
バリー・マクガイアの1965年全米NO.1「EVE OF DESTRUCTION」。当時の冷戦の恐怖を歌にしたP.F.スローンの名曲。CDは全てステレオ・ヴァージョン。このステレオ・ヴァージョンは歌が右から出てくる当時の流行りで全然ダメ。オリジナル・モノ・ミックスは当時達郎さんが買った日本盤にしかなく音が悪いので、二週間ほどかけてオリジナル・シングルと70年代のリイシューを購入したという。70年代のリイシューは全部ステレオだったとか。ダンヒル・レーベルのUS盤オリジナル・ヴァージョンでないと本当の「EVE OF DESTRUCTION」にならないので、今日はこれでいくとのこと。
曲をかけ終えて。
「57年前に囂々たる賛否両論を巻き起こした曲ですけれど、でも全米NO.1という。あんまり57年経っても、世の中は変わってないってな気がしますけれども」と達郎さん。

・THE STARS
ニュージャージーのドゥー・ワップ・グループ、オカペロスがただ一枚残したシングル。1965年の「THE STARS」。ドゥー・ワップという言葉を発明したと言われるガス・ゴサート。本人は否定しているが、この人がいなければドゥー・ワップは現代に残らなかったといわれている。ガス・ゴサートのコンピレーションのいちばん頭に入っていたのが「THE STARS」。「この一曲みんながぶっ飛んだという。でもドゥー・ワップとしてはかなり末期の曲なので、メジャー・セブンスではじまるというモダンなアレもまたくすぐります」と達郎さん。

・年忘れ夫婦放談
年末恒例の年忘れ夫婦放談は12月18日と25日。竹内まりやさんへのお便りとリクエストを募集とのこと。

・MR. BLUE
今日の最後は昔、NHKの特番で大瀧詠一さんと達郎さんでエヴァリー・ブラザーズの真似っこをしたことがあり、そのときにフリートウッズの「MR. BLUE」をカヴァー。大瀧さんがリード・ヴォーカルで、達郎さんが女性二人に扮してやってる。



・エンディング
「さっきのMR. BLUE聴いてるとアレですね、だんだん大瀧さんの声に自分が似てきたような感じがして。なんか、なんか、なんか、あははは」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
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2022年12月04日は「年忘れリクエスト大会」
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Sunday Song Book #1571

2022年11月20日 | Sunday Song Book

2022年11月20日プレイリスト「リクエスト+棚からひとつかみ」
1. CHEER UP! THE SUMMER / 山下達郎 "ソフトリー" '16
2. GREEN RIVER / CREEDENCE CLEARWATER RIVIVAL '57
3. HIDDEN TEARS / TIERRA '82
4. HOW CAN I GO ON WITHOUT YOU / COREY BLAKE '75
5. THIS IS THE NIGHT / THE KOOL GENTS '56
6. FOOTSTEPS IN THE DARK / THE ISLEY BROTHERS "GO FOR YOUR GUNS" '75
7. AQUARELA DO BRAZIL / GAL KOSTA '80
8. REBORN / 山下達郎 "ソフトリー" '17
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■内容の一部を抜粋
・近況
PERFORMANCE 2022、今年のライヴは今日11月20日と明後日22日は那覇文化芸術劇場なはーと。これで今年のツアーは一段落、振替分が来年6本残っている。「で一休みと行きたいところですが、サンデー・ソングブック30周年のライヴとかいろいろあります。えぇ、いろいろ、ありますです(笑)。あんまり休めません。頑張っていきたいと思います」と達郎さん。

・リクエスト+棚からひとつかみ
今週も「リクエスト+棚からひとつかみ」。

・CHEER UP! THE SUMMER
ちょっと季節外れだけれど「CHEER UP! THE SUMMER」。

・GREEN RIVER
クリーデンス・クリアウォーター・リヴィヴァルの、1969年全米2位のミリオンセラー「GREEN RIVER」。ライヴはこの番組で一回かけたがスタジオ・レコーディングは初めてだとか。

・HIDDEN TEARS
愛知県田原市の21歳のリスナーからの超絶リクエスト。ティエラはウェストコーストのヒスパニックのブルーアイド・ソウル・バンド。同じくヒスパニックの有名なエル・チカノとメンバーが重複するそうだ。1982年のシングル・オンリーの「HIDDEN TEARS」。「こんなのリクエストしてくる人、今までいなかった(笑)。すごい」と達郎さん。1982年、全米ソウル・チャート61位。

・HOW CAN I GO ON WITHOUT YOU
達郎さんの棚からひとつかみもの。昔からコンディションのいいレコードを探してるけれど高くて手が出ないそうだ。コーリー・ブレイクはシカゴのリズム&ブルースのシンガーでシセロ・ブレイクの変名。1975年に出したシングル「HOW CAN I GO ON WITHOUT YOU」は昔、20ドルくらいでボロボロのレコード。これが今や500ポンド以上。この間、オークションで2500ポンドだったという。とてもそんなお金出して買う気しないと達郎さん。そのシングルのリイシューがイギリスで出た。もともとそんなにいい音ではなかったが、1800円ぐらいで売ってたので買って気を良くしているそうだ。コーリー・ブレイクはミシシッピー生まれでシカゴに移ってきて、長いキャリアだけれど全米ヒットがほとんどない。フィリップ・ミッチェルが書いた1975年の「HOW CAN I GO ON WITHOUT YOU」はすごくいい曲で、アレンジはトーマス・ワシントン。シカゴというよりはフィリーに近いアレンジ。

コーリー・ブレイクはシセロ・ブレイクの変名。シセロ・ブレイクという人はドゥー・ワップの時代からずっとやっていて、最初にやっていたグループはクール・ジェンツ。そこのリード・ヴォーカルだったけれど、すぐ抜けて、いろいろうろうろしていた。

・THIS IS THE NIGHT
ついでなのでクール・ジェンツ。シセロ・ブレイクのヴォーカルじゃないけれど、達郎さんの好きな1956年の「THIS IS THE NIGHT」。

・FOOTSTEPS IN THE DARK
港区の二十代のリスナーからアイズリー・ブラザーズにリクエスト。1975年のアルバム『GO FOR YOUR GUNS』からシングル・カットされなかったけれど名曲の「FOOTSTEPS IN THE DARK」。

・「PERFORMANCE 2022」振替公演 けんしん郡山文化センター 大ホール
開催が見送りになった7月31日のいわき芸術文化交流館アリオス 大ホールの振替公演が、2023年1月9日(月・祝)、けんしん郡山文化センター 大ホールに会場が変更となったため、それに伴う再受付が現在はじまっている。いわき公演の購入者で郡山公演の来場を希望される方は再受付期間に改めて申し込みを行ってくださいとのこと。この期間に再度申し込むと優先的に当選となるとか。
11月17日(木)から11月23日(水・祝)18時までの受付。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・限定パッケージ
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージが11月15日(火)から期間限定商品として発売中。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。「ギフト、その他にお使いいただければと思います」と達郎さん。
これも毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として12月13日(火)に発売。こちらも三方背のジャケット。ヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという。内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・ヤマザキマリの世界
達郎さんのアルバム『SOFTLY』のジャケットに肖像画を描いてくれたヤマザキマリさんはエッセイスト、漫画家として活躍している。ヤマザキマリさんの個展「ヤマザキマリの世界」が10月25日より、東京の八王子市にある東京造形大学附属美術館で開催されている。達郎さんも数日前に行ってきたそうだ。達郎さんの肖像画が真ん中で、左が文楽の人間国宝、桐竹勘十郎さん、右が立川志の輔さんの肖像画が並んでるそうだ。11月26日まで。
https://yamazakimari.world

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベントを実施することになった。「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」として12月16日(金)19時開演予定。いつものように東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。このライヴに抽選で150名を招待。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は宛名のところに「30周年ライヴ観覧希望」と必ず明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合は30th Anniversary PREMIUM LIVEのバナーをクリック。締め切りは本日11月20日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・AQUARELA DO BRASIL
ここ数年、目に見えてブラジル音楽やキューバ音楽のリクエストが増えてきているそうだ。相模原市の超常連のリスナーから、ガル・コスタが亡くなったのでコンサートの最後に歌っていた「ブラジルの水彩画」に追悼のリクエスト。ガル・コスタはブラジルを代表する女性シンガー。「AQUARELA DO BRASIL(ブラジルの水彩画)」は1939年の作品でスタンダード・ナンバー。アメリカではすごく人気があるブラジル讃歌。英語ヴァージョンはシンプルな構成だが、ポルトガル語で歌われるヴァージョンは複雑な構成になっている。ガル・コスタはポルトガル語で歌っていて、1980年の同名のアルバム『AQUARELA DO BRASIL』に収録されている。

・REBORN
達郎さんの曲はリクエストがバラけていてひとり一曲という感じなのだとか。今週は「REBORN」に3人からリクエストが来たのでかけちゃうとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
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2022年11月20日プレイリスト「リクエスト+棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1570

2022年11月13日 | Sunday Song Book

2022年11月13日プレイリスト「リクエスト+棚からひとつかみ」
1. ジャングル・スウィング / 山下達郎 "オーパス" '93
2. GREAT BALLS OF FIRE / JERRY LEE LEWIS '57
3. ALL THIS / THE ANITA KERR SINGERS '68
4. DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE '87
5. I WANNA GIVE YOU TOMORROW / BENNY TROY '76
6. I DID IT FOR LOVE / LOVE UNLIMITED '77
7. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU / CHRIS MONTEZ '66
8. MISTY / JACKIE GLEASON "TODAY'S ROMANTIC HITS" '66
9. 今日はなんだか (LIVE) / 山下達郎 "12/04/22 青森市文化会館"
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。ライヴの方は11月8日に秋田、昨日12日と今日13日はやまぎん県民ホール。「山形二日公演。すごいことになっております。まっ、仙台ができなかったので、その分ちょっと。気は心という感じでございます。本日もお待ち申し上げております」と達郎さん。今日終わると残り2本。11月20日と22日は那覇文化芸術劇場なはーと。今年はそれで終わり、来年延期分6本。「でもツアー終わってもいろいろとあります。サンデー・ソングブック30周年のライヴ。それからいろいろあります。頑張っていきたいと思います」と達郎さん。

・リクエスト+棚からひとつかみ
相変わらず山のようなお便りをいただいているので、今週もリクエスト特集+棚からひとつかみ。

・ジャングル・スウィング
秋口なので今週は1993年のシングル「ジャングル・スウィング」にリクエストが来ているそうだ。

・GREAT BALLS OF FIRE
ジェリー・リー・ルイスの訃報。87歳。ロックンロール・ヒストリーのパイオニアでいろいろと物議もあり、ロックンロールならではの人生を送った。ブギ・ピアノに大変影響を与えて、ミッシェル・ポルナレフ、エルトン・ジョン、ピアノ弾きにものすごく影響を与えた人。代表曲「GREAT BALLS OF FIRE」は1957年、全米2位。邦題は「火の玉ロック」。

・ALL THIS
もう一人、アニタ・カーの訃報。94歳なので大往生。いつもこうした訃報を紹介しているロック関係のサイトにはアニタ・カーが載ってないそうだ。だけどアメリカのコーラス史では燦然と輝く大物中の大物。アニタ・カー・シンガーズを率いて数かぎりないスタジオ・セッションをこなしてきた。大阪府のリスナーから追悼特集希望のお便りが届いていて、番組では新春放談で宮治淳一さんとアニタ・カーの特集をする予定だそうだ。今日は宮治さんが見つけた1968年のアナタ・カー・シンガーズのシングル「ALL THIS」。ワーナーのポップ・ロック・ナゲッツに収録されている。

・DON'T DREAM IT'S OVER
埼玉県清瀬市のリスナーからのリクエスト。クラウデッド・ハウスはニュージーランドとオーストラリア、スプリット・エンズのメンバーが結成したバンド。番組30年で初めて曲をかけるという。1987年のデビュー曲で全米2位の大ヒット、日本でも大変ヒットした「DON'T DREAM IT'S OVER」。

・虫歯
北九州市の超常連のリスナーから「山下さんは虫歯大丈夫ですか?」という質問。
ごまかしごまかしでやっていて、割とまめに歯科医に通っていて早期発見で埋めていってるそうだ。歯磨き、歯間ブラシをまめにやっていて、歯は大丈夫だとか。

・I WANNA GIVE YOU TOMORROW
リクエスト・カードを紛失して誰がリクエストしたかわからないという。白人のブルー・アイド・ソウルのシンガー、ベニー・トロイは1970年代に活躍した。1975年に「I'VE ALWAYS HAD YOU」というシングルがソウル・チャートでチャートインして、ノーザン・ソウル関係ではすごく人気のある人。「I WANNA GIVE YOU TOMORROW」もクラブ・シーン、ディスコ・シーンで今でもよくかかる曲だとか。1976年のアルバム『TEARIN' ME TO PIECES』から。

・I DID IT FOR LOVE
神奈川県小田原市のリスナーからしつこのリクエスト。ラヴ・アンリミテッド1976年のアルバム『HE'S ALL I'VE GOT』からのシングル・カット「I DID IT FOR LOVE」。1977年、全米ソウル・チャート66位。

・限定パッケージ
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージを今週11月15日(火)から期間限定商品として販売。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。「ギフト、その他にお使いいただければと思います」と達郎さん。
これも毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として12月13日(火)に発売。こちらも三方背のジャケット。ヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベントを実施することになった。「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」として12月16日(金)19時開演予定。東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。このライヴに抽選で150名を招待。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は宛名のところに「30周年ライヴ観覧希望」と必ず明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合は30th Anniversary PREMIUM LIVEのバナーをクリック。締め切りは11月20日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・サンデー・ソングブック30周年マグカップ
サンデー・ソングブック番組30周年記念の特製オリジナル・グッズは陶器のマグカップ(30周年のロゴ入り)。抽選で300名にプレゼント。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は「マグカップ希望」と明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは11月30日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・「PERFORMANCE 2022」振替公演 けんしん郡山文化センター 大ホール
開催が見送りになった7月31日のいわき芸術文化交流館アリオス 大ホールの振替公演が、2023年1月9日(月・祝)、けんしん郡山文化センター 大ホールに会場が変更となったため、それに伴う再受付が決定した。いわき公演の購入者で郡山公演の来場を希望される方は再受付期間に改めて申し込みを行ってくださいとのこと。この期間に再度申し込むと優先的に当選となるとか。
11月17日(木)から11月23日(水・祝)18時までの受付。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
上越市の超常連のリスナーからクリス・モンテスの1966年のデビュー・アルバム『THE MORE I SEE YOU-CALL ME』に入っていてシングル・カットされた「THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU」にリクエスト。ハリー・ウォーレンの作品だが、1960年代はジャズのスタンダード・ナンバーをスウィング・ビートではなく、8ビートとかボサノヴァとか、8ビート系で演奏するのが流行っていて、クリス・モンテスもそのような解釈でやっている。1966年、全米チャート33位。

・MISTY
福岡県の達郎さんと同世代のリスナーからジャッキー・グリースンにリクエスト。ジャッキー・グリースンも番組ではあまりかからないが、ジェット・ストリームでもジャッキー・グリースンが長らくかかりにくい時代になってきた。1966年のジャッキー・グリースンのアルバム『HOW SWEET IT IS FOR LOVERS』に入ってる「MISTY」。テナー・サックスのソロはチャーリー・ヴェンチュラ。

・今日はなんだか (LIVE)
2012年4月22日に青森市文化会館でのP.A.OUT「今日はなんだか」。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年11月20日は引き続き「リクエスト+棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1569

2022年11月06日 | Sunday Song Book

2022年11月06日プレイリスト「リクエスト特集」
1. ヘロン / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '98
2. HEY SAH-LO-NAY / MICKEY LEE LANE '65
3. SWEET LADY SEPTEMBER / THE FLOATERS "INTO THE FUTURE" '79
4. DON'T ASK ME WHY / ALZO "LOOKING FOR YOU" '72
5. A HEART IS A HOUSE FOR LOVE / THE DELLS '91
6. CELLO SONG / NICK DARKE "FIVE LEAVES LEFT" '69
7. MR.LONELY / THE LETTERMEN "PORTRAIT OF MY LOVE" '65
8. FOREVER MINE (おうちカラオケ) / 山下達郎 "ソノリテ" "オーパス" '05
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■内容の一部を抜粋
・近況
いよいよツアーは残りが今年5本になった。今週は11月8日(火)が秋田に新しくできたホール、あきた芸術劇場ミルハス大ホール。昔のホールはステージ・セットが組めなかったそうだ。11月12日、13日の土日は山形に新しくできたやまぎん県民ホール。山形も昔の県民ホールはセットが乗らなかったという。秋田も山形もセットが乗らなかったのでこれまでできなかったが、ようやく大きなホールができたので何年かぶりにライヴが開催される。

・リクエスト特集
今年のツアーもラスト・スパートなので今週はリクエストカードに助けられて「リクエスト特集」。今週はリクエスト・カードが山のように来ていて、読むだけで二日間、それにプレゼントのハガキとメールですごいことになっているという。

・ヘロン
ちょっと涼しくなってきたので1998年の「ヘロン」。リクエストした清瀬市の超常連のリスナーから「達郎さん、お鍋は召し上がらないそうですが、おでんはどうですか?」という質問。「神戸のライヴが終わってからおでん食べました。食事も心も温かく。ヘロン」と達郎さん。

・HEY SAH-LO-NEY
ミッキー・リー・レーンはニューヨーク生まれのピアニストでありソングライターであり、晩年はエンジニアに転向した人。1965年のシングル「HEY SAH-LO-NEY」。

・SWEET LADY SEPTEMBER
ザ・フローターズの1979年のアルバム『INTO THE FUTURE』に入ってる「SWEET LADY SEPTEMBER」。

・DON'T ASK ME WHY
アルゾ・フロンテは日本でしか知られていない。達郎さんの仲間内で盛り上げて、今はCDがちゃんと出ている。素晴らしい才能がある人だけれど、不運にもヒットに恵まれず。でもアルバムはいまだに素晴らしい内容。アルゾの1972年のデビュー・アルバム『LOOKING FOR YOU』から「DON'T ASK ME WHY」。

・A HEART IS A HOUSE FOR LOVE
ザ・デルスの1991年のロバート・タウンゼント監督の映画『ファイブ・ハートビーツ』の主題歌「A HEART IS A HOUSE FOR LOVE」。全米ソウル・チャート13位。この映画、当時は日本未公開で達郎さんはビデオで観たそうで「心温まる一本」。マーヴィン・ジュニアの素晴らしいシング・アロング。

・限定パッケージ
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージを11月15日(火)に期間限定商品として発売することになった。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。「ギフト、その他にお使いいただければと思います」と達郎さん。
これも毎年恒例のクリスマス・シングル「クリスマス・イブ」の2022年クリスマス・パッケージを期間限定商品として12月13日(火)に発売。こちらも三方背のジャケット。ヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという。内容は現行の「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)と同じ5トラック入り。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベントを実施することになった。「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」として12月16日(金)19時開演予定。いつものように東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。このライヴに抽選で150名を招待。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は宛名のところに「30周年ライヴ観覧希望」と必ず明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合は30th Anniversary PREMIUM LIVEのバナーをクリック。締め切りは11月20日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・サンデー・ソングブック30周年マグカップ
サンデー・ソングブック番組30周年記念の特製オリジナル・グッズは陶器のマグカップ(30周年のロゴ入り)。抽選で300名にプレゼント。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は「マグカップ希望」と明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。締め切りは11月30日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・CELLO SONG
ニック・ドレイクはブリティッシュ・フォークのシンガー・ソングライター。早くして亡くなったが、数枚のアルバムが残っていて未だに人気のある人。達郎さんが18歳くらいのときに、渋谷のブラックホークというブリティッシュ・フォークをかけるいわゆるロック喫茶で、さんざんかかっていたのを聴いていたので、思い出に残る人なんだとか。いい声してるいい曲を書く人。1969年のファースト・ソロ・アルバム『FIVE LEAVES LEFT』から「CELLO SONG」。
曲をかけ終えて。
「これ聴くと渋谷のブラックホークのあのランプが強烈にフラッシュ・バックしますけれども。50年前ですけれども。18の自分がよみがえります。音楽のちからってすごいなと思います(笑)」と達郎さん。

・MR. LONELY
納涼リクエスト大会でボビー・ヴィントンの「MR. LONELY」をかけたとき、「でも私、個人的にはレターメンのヴァージョンの方がアレンジは優れてると思います。歌唱も今聴くと歴史の試練に耐えてると思いますが。個人的見解でございます」と達郎さんが言ったら、リクエストが来たそうだ。レターメンの1965年の『PORTLAIT OF MY LOVE』に入ってるけれど、日本ではジェット・ストリームに因んでシングル・カットされた。でもシングルの「MR. LONELY」は日本だけなので割とレアだとか。

・FOREVER MINE(おうちカラオケ)
今日の最後はお馴染み「FOREVER MINE」。おうちカラオケで。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年11月13日は、「リクエスト+棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1568

2022年10月30日 | Sunday Song Book

2022年10月30日プレイリスト「オール山下達郎リクエスト」
1. 夏への扉 (LIVE) / 山下達郎 "82/11/12 長崎市公会堂"
2. あしおと (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"
3. MONDAY BLUE (LIVE) / 山下達郎 "02/05/21 中野サンプラザ"
4. ENDLESS GAME (LIVE) / 山下達郎 "16/04/17 横浜関内ホール"
5. CIRCUS TOWN (LIVE) / 山下達郎 "17/08/31 長野ホクト文化ホール"
6. YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW / 山下達郎 "ON THE STREET CORNER 2" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーは来年に延期したのが6本あるけれど、今年は残り7本。10月26日、27日はNHKホールで2DAYS、「お出で下さったみなさん、ありがとうございました」と達郎さん。今週は11月2日水曜日、3日の木曜日は祝日で文化の日は神戸国際会館こくさいホール。

・オール山下達郎リクエスト PART.2
番組は直近で収録できているそうだ。今週は先週に引き続いて「オール山下達郎リクエスト」。今週は別にアレ(恐怖の聴取率週間ではない)ですけれど、と達郎さん。昔からラジオは聴いてるけれどハガキを書く(リクエストする)のは初めてという人が今週は多いそうだ。

・夏への扉
「夏への扉」は1980年のアルバム『RIDE ON TIME』に収録しているが、もともとは難波弘之さんのソロ・アルバムに書き下ろした、ロバート・ハインラインの小説から取った曲。今日は1982年、今から40年前の達郎さんが29歳のとき、11月12日に長崎市公会堂でのライヴ。今回はカセットテープで録音した音源をリマスターしているそうだ。十数年前にもオンエアしているとか。

・あしおと
2018年11月2日にカルッツかわさきで行われたライヴから「あしおと」。P.A.OUT。今年一回かけてるそうだ。



・MONDAY BLUE
もう前半の最後。今回いちばん多かったリクエストは「MONDAY BLUE」。「もう10月も終わりですからすべ込みセーフという感じ」と達郎さん。1978年のアルバム『GO AHEAD!』収録曲。ライヴではしばらくやってないので、今回はRCA/AIR YEARSのツアー、2002年5月21日に中野サンプラザで行われたライヴから。P.A.OUT。



・限定パッケージ
6月に発売されたオリジナル・アルバム『SOFTLY』のウィンター・パッケージを11月15日(火)に発売することになった。通常盤に三方背のジャケットを付けたそうだ。ヤマザキマリさんがブックレットの中に入ってるイラストにニット帽を書き下ろして冬バージョンにしているとか。「贈りものとかプレゼント関係でお使いいただけるとうれしいです。かわいいクマのアレです。なんでクマかと言いますと、私、中学生高校生のときはクマだったんです、あだ名が。考え事するとウロウロ歩き回るので、クマというあだ名があります。シュガーベイブの時代はクマと言われておりました」と達郎さん。
今年も「クリスマス・イブ」のCDを発売するけれど、2022年クリスマス・パッケージはこちらも三方背のジャケット。「クリスマス・イブ」(30TH ANNIVERSARY EDITION)に、ヤマザキマリさんが描いたサンタに扮したクマがギターを弾いてるイラストだという。期間限定商品として12月13日(火)に発売。詳しくは『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・タツローくん卓上カレンダー
山下達郎ファンクラブで毎年とり・みきさんのイラストで「タツローくん卓上カレンダー」を作っている。予約は明日10月31日の午後11時59分まで受付している。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・30th Anniversary PREMIUM LIVE
番組30周年記念ライヴ・イベントのスケジュールが決まった。「山下達郎 サンデー・ソングブック 30th Anniversary PREMIUM LIVE supported Rakuten Card」として12月16日(金)19時開演予定。いつものように東京半蔵門のTOKYO FMホールで開催。昨年は三人ライヴだったが今年はバンドでやるそうだ。ただしステージに乗らないのでコーラスがいないとか。コーラスなしのレパートリーでミニ・マニアック・ライヴ、普段やってないやつを中心に6リズム+宮里陽太さんのサックスで7人編成。このライヴに抽選で150名を招待。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は宛名のところに「30周年ライヴ観覧希望」と必ず明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合は30th Anniversary PREMIUM LIVEのバナーをクリック。締め切りは11月20日(日)23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・ENDLESS GAME
季節柄「ENDLESS GAME」にリクエスト。2016年4月17日に神奈川、関内ホールでのP.A.OUT。
曲をかけ終えて。
「神奈川でのライヴがオーバー・ブッキングで人が入りきれなかったので、オーバー・フローした方だけでやった珍しいライヴでございました(笑)」と達郎さん。



・CIRCUS TOWN
今日はちょっと、秋口でメロウな曲が多いので、最後は賑やかに。超常連のリスナーのみなさんが狙ってリクエストした「CIRCUS TOWN」。今回二番目にリクエストが多かった曲。2017年8月31日に長野ホクト文化ホールで行われたライヴから。



・CMの未発表曲
練馬区のリスナーから「達郎さんがCMのために作った曲でCD化してない作品がたくさんあるかと思いますが、CD化する予定はあるのでしょうか。大人の事情もあり難しいかと思いますがCD化してほしいです」という質問。
「しょうむないやつもたくさんあるのでね。大体目ぼしいものはCM全集でもう出ておりますので」と達郎さん。

今回はツアー中なので新しいライヴ・ソースが作れずに使い回しでやっているという。

・YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW
江戸川区のコロナの後遺症で苦しんでるリスナーからのリクエスト。『ON THE STREET CORNER 2』から「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年11月06日は、「リクエスト+棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1567

2022年10月23日 | Sunday Song Book

2022年10月23日プレイリスト「オール山下達郎リクエスト」
1. 世界の果てまで (LIVE) / 山下達郎 "14/10/10 名古屋・ボトムライン"
2. DOWN TOWN (LIVE) / SUGAR BABE "76/02/24 都市センターホール"
3. スプリンクラー (LIVE) / 山下達郎 "13/12/24 中野サンプラザ"
4. DAYDREAM (LIVE) / 山下達郎 "16/03/04 金沢歌劇座"
5. 恋のブギ・ウギ・トレイン (LIVE) / 山下達郎 "18/06/29 NHKホール"
6. マーマレイド・グッドバイ / 山下達郎 "僕の中の少年" '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は久しぶりに直近で収録。ツアーは32本が終わって、年内の残りは一桁になったという。今週は東京に戻ってきて、26日27日、水木がNHKホール。これで東京は最後(延期になった中野サンプラザ公演は来年に振替)。「残り一桁になると一抹の寂しさというか、そういうものが出てきてまいりますが、張り切ってやっております」と達郎さん。

・オール山下達郎リクエスト
今週はふた月にいっぺんの恐怖の聴取率週間。「ツアーをやっていると何もできないので、そういうときは自分の曲で助けてもらう(笑)。山下達郎でリクエスト。オール山下達郎リクエストでございます」と達郎さん。今日はほとんど全部ライヴ・ヴァージョンなので曲数は少ない。今日はライヴ・ソースがほとんどなのでP.A.OUTの音源。オーディエンスが録ったものも出てくるとか。

・世界の果てまで (LIVE)
季節柄なのか今回リクエストがいちばん多かったのは「世界の果てまで」。「世界の果てまで」は山下達郎の全キャリアの中でもヒットしなかった曲のワーストいくつだが、21世紀に入ってからなぜかご所望が多くて、ライヴでも遂にやるようになったという。一度だけ、普段ライヴであまりやらない曲ばかりの「マニアック・ツアー」を2014年に行なったが、そのときのライヴ・ソース。2014年10月10日、名古屋のボトムライン。いちばん最後にライヴハウスでやりたいと名古屋のボトムラインでやったときのP.A.OUTで「世界の果てまで」。

・DOWN TOWN (LIVE)
シュガーベイブの「DOWN TOWN」。この時代はP.A.OUTの音源がないので会場からラジカセで録音したものをリマスターしてオンエア。「音の方はご勘弁してください」と達郎さん。1976年2月24日に東京は赤坂の都市センターホールでのライヴ・ヴァージョン。この時代はシュガーベイブのワンマンではなく、3バンドか4バンドが交互に出て行って、ひとバンドが30分から40分の出番で演奏したもの。



・スプリンクラー (LIVE)
2013年12月24日に中野サンプラザでの「スプリンクラー」。アルバム『MELODIES』の30周年で、生まれて初めてクリスマス・イブにライヴをやったときの音源。ちょうど『MELODIES』が出たときのシングルなので、久しぶりにライヴで取り上げたとのこと。
リクエストしたリスナーから「スプリンクラーの舞台の季節はいつですか?」という質問。
舞台は表参道の交差点の地下鉄の階段で、季節は今頃でも梅雨でもよくて雨が降ったというシチュエーション。



・DAYDREAM (LIVE)
2016年3月4日、金沢歌劇座での「DAYDREAM」。



・サンデー・ソングブック30周年マグカップ
サンデー・ソングブック番組30周年記念の特製オリジナル・グッズは陶器のマグカップ(30周年のロゴ入り)。抽選で300名にプレゼント。応募はハガキまたは番組ホームページから。ハガキで応募する場合は「マグカップ希望」と明記してくださいとのこと。
ホームページから応募する場合はプレゼントのバナーをクリック。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

30周年記念ライヴ・イベントの開催については来週詳しく。来週も引き続いて「オール山下達郎リクエスト」。

・ヤマザキマリの世界
達郎さんのアルバム『SOFTLY』のジャケットに肖像画を描いてくれたヤマザキマリさん。ヤマザキマリさんの個展「ヤマザキマリの世界」が10月25日より、東京の八王子市にある東京造形大学附属美術館で開催される。当初は日曜日休館だったが10月30日と11月6日の日曜日も開館するようになったそうだ。
https://yamazakimari.world

・恋のブギ・ウギ・トレイン (LIVE)
2018年6月29日に東京のNHKホールで行われたライヴから「恋のブギ・ウギ・トレイン」。



・未発表曲
埼玉県のリスナーから「達郎さんの作品でいまだに未発表の曲ってあるのでしょうか」という質問。
達郎さんは寡作なので歌詞がついてるものはほとんど全部発表しているとか。リズム・パターンだけというものはあるけれど、そんなものは出してもしょうがないので、未発表というものは厳密にはほとんどないと言っていいそうだ。シングルのカップリングでアルバムに収録されてないものはあるという。

・マーマレイド・グッドバイ
アルバム『僕の中の少年』から「マーマレイド・グッドバイ」。ライヴではできない曲なのだとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年10月30日は、引き続き「オール山下達郎リクエスト」
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Sunday Song Book #1566

2022年10月16日 | Sunday Song Book

2022年10月16日プレイリスト「リクエスト特集」
1. DREAMING GIRL / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '96
2. DAY BY DAY (LIVE) / THE FOUR FRESHMEN "IN TOKYO '68" '69
3. THE HEAVY SCUFFLE'S ON / FULL MOON "FULL MOON" '72
4. ALABAMA / NEIL YOUNG "HARVEST" '72
5. MY EYES ADORED YOU / FRANKIE VALLI '74
6. I'M SO HUNG UP ON YOU / BILLY BUTLER & INFINITY '71
7. BIRDS NEST ON THE GROUND / JIMMY VIVINO & THE REKOOPERATORS "DO WHAT, NOW?" '97
8. うたのきしゃ / 山下達郎 "ソフトリー" 6月22日発売 ニューアルバム
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組はまたまた超前倒しで収録しているとのこと。
ツアーは後半に入って今週は10月19日(水)20日(木)新潟県民会館。

・リクエスト特集
今週は先週に引き続いて「棚からひとつかみ+リクエスト」、でも今日はほとんど「リクエスト特集」。

・DREAMING GIRL
達郎さんの曲へのリクエストはひとり一曲のような感じ。2,3人(リクエスト)あるのはありがたいとのこと。今週はお馴染み「DREAMING GIRL」。

・DAY BY DAY
フォー・フレッシュメンの代表作「DAY BY DAY」。1968年にフォー・フレッシュメンが来日したときにパレスホテルでライヴ・レコーディングが行われて、それが翌1969年に『LIVE IN TOKYO』として発売された。CDになるとアナウンスされてからもう何年にもなるが未だCD化されてない。

・腕時計
大阪府枚方市のリスナーからライヴに関する質問で「腕時計、ギター弾くときに邪魔じゃないですか?」。
腕時計は邪魔じゃないが、指輪などはレコーディングのときには邪魔なので外したりするそうだ。

・THE HEAVY SCUFFLE'S ON
最近はフュージョン系のリクエストが増えている。リクエストは「フルムーンの曲で達郎さんの好きな曲」というもの。フルムーンはバジー・フィートン、ニール・ラーセンのラーセン・フィートン・バンドの前身。それにソウル・サバイバーズのメンバーのフレディ・べックメイヤー。この当時は知る人ぞ知る存在だったが今はCD化されて誰でも聴ける。1972年のアルバム『FULL MOON』から「THE HEAVY SCUFFLE'S ON」。バジー・フィートンの神がかった素晴らしいギターが聴ける。

・ALABAMA
ニール・ヤングの1972年の大ヒット・アルバム『HARVEST』に入ってる「ALABAMA」。南部のアラバマでいちばん人種差別が激しかった土地を厳しく歌った歌。
曲をかけ終えて。
「ケニー・バトレーのドラムの、この抑制的な感じ。すごい」と達郎さん。

・MY EYES ADORED YOU
フランキー・ヴァリのソロの代表作でカムバック作、1974年の全米NO.1のミリオンセラー「MY EYES ADORED YOU」。「考えてみたらこれ、サンソン30年で一度もかけてないという。不思議」と達郎さん。
曲をかけ終えて。
「一度もかけてないと申しましたが2000年にかけておりました」と達郎さん。番組でオンエアした曲のリストはエクセルでデータ化して持っているそうだ。

・オール山下達郎リクエスト大会
来週はまた恐怖の聴取率週間。また「何かやれ」という各方面からのあれ。ツアーをやっているので大したこともできないとか。30周年記念なので「オール山下達郎リクエスト大会」。たまには番組全部山下達郎の曲で55分。

・タツローくん卓上カレンダー
山下達郎ファンクラブで毎年とり・みきさんのイラストで「タツローくん卓上カレンダー」を作っている。この予約を10月17日午後12時から10月31日の午後11時59分まで受付している。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・ヤマザキマリの世界
達郎さんのアルバム『SOFTLY』のジャケットに肖像画を描いてくれたヤマザキマリさんはエッセイスト、漫画家として活躍している。ヤマザキマリさんの個展「ヤマザキマリの世界」が10月25日より、東京の八王子市にある東京造形大学附属美術館で開催される。著述の原稿、漫画の原画、達郎さんの肖像画、肖像画は新たに書き下ろされた作品が追加されている。入場無料。
https://yamazakimari.world

・I'M SO HUNG UP ON YOU
ビリー・バトラー&インフィニティの1973年のアルバム『HUNG UP ON YOU』。昔は高かったが今はCDで手軽に手に入るようになった。ビリー・バトラーはジェリー・バトラーの弟。アルバム・タイトル・ソングの「I'M SO HUNG UP ON YOU」。アレンジはジェリー・ロング。

・BIRDS NEST ON THE GROUND
ジミー・ヴィヴィノはニュージャージー生まれのギタリスト。アル・クーパーがプロデュースしてオルガンを弾いてるジミー・ヴィヴィノ&ザ・リクーパレーターズというクレジットの1997年のアルバムの1曲めに入ってるシカゴ・ブルースのナンバー「BIRDS NEST ON THE GROUND」。

・今までいちばん多く放送された曲
新潟市の超常連リスナーから「今まででいちばん多く放送された曲はなんですか?」という質問。
調べてみるそうだが、たぶん「クリスマス・イブ」。自分の曲でプロモーションもあるので毎年かかる。番組がはじまったときにはすでにヒット曲だったし、クリスマスになればかけまくっていたので、そういうことになるとか。

・SINGS SUGAR BABE
福岡市のリスナーから以前番組で放送されたSINGS SUGAR BABEの再放送を希望するお便りを読んで。
SINGS SUGAR BABEはライヴ・アルバム『JOY』シリーズで1枚もののCDとして発売する予定になってるそうだ。「初めからそういう目論みでやっておりますので、お待ちください少々」と達郎さん。

・アナログ・レコードのにおい
リスナーからアナログ・レコードの独特のにおいについての問合せ。
塩ビのにおいとジャケットの紙のにおいと、それからニスのにおいが重なって、それに古くなるとカビのにおいが足される。塩ビのにおいが大きく、レコードのカッティング・ルームやプレス工場に行くとみんな同じにおいがするそうだ。

・音楽
岐阜市の高校生のリスナーから「達郎さんはスーパーや理髪店などで流れる音楽に耳を傾けるのでしょうか。音楽とか曲だとかいう前にまず音質が悪いなとかつい指摘してしまうのでしょうか」という質問。
いい曲だなと思うとシャザムをかざしたりするし、音が悪いなとか、アレンジが良くないとかも思うけれど、逆にアレンジがいいなとか音いいなとか前向きな感想もあるそうだ。

・うたのきしゃ
今日の最後は「うたのきしゃ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年10月23日は、「オール山下達郎リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Song Book #1565

2022年10月09日 | Sunday Song Book

2022年10月09日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」」
1. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" '92
2. OPEN MY EYES / NAZZ '69
3. 30 DAYS IN THE HOLE / HUMBLE PIE "SMOKIN'" '72
4. THIRTY PIECES OF SILVER / HANK WILLIAMS '51
5. TILL I FIND SOME WAY / THE OVATIONS '78
6. MAGGIE MAY / ROD STEWART '71
7. TEEN TOWN / WEATHER REPORT "HEAVY WEATHER" '67
8. (YOU BETTER) WATCH YOUR STEP / SAMMY SEVENS '63
9. LEHUA MY LOVE / 山下達郎 "ソフトリー" 6月22日発売 ニューアルバム
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーなので番組は前倒しで収録している。
9月27日、島根県民会館、
29日はアクリエひめじ大ホール、「生まれて初めての姫路。いいホールでした。お客さんも良かったです」と達郎さん。
10月2日の静岡市民文化会館、「ここもいいお客さんでした。終了でございます。お出で下さった方々ありがとうございました」と達郎さん。
10月7日の金曜日、金沢の本多の森ホールはうまく行ってるはず。
それが明けた9日はまた3連休で、10日は体育の日が転じてスポーツの日。
今週は10月13日14日木金は神奈川県民ホールで関東地方に戻ってくる。「お待ち申し上げております」と達郎さん。
ツアーも折り返しを過ぎて残り20本切っている。

・棚からひとつかみ+リクエスト
番組30周年を迎えてウルトラ・スーパー山のようにお便りが届いているそうだ。メールの受付をやめても何の意味がなかったとか。超常連のリスナーは今や100人はくだらないという。今日も「棚からひとつかみ+リクエスト」。リクエストを中心に、少しだけ達郎さんの棚からひとつかみ。

・ターナーの汽罐車
季節柄「ターナーの汽罐車」のリクエストが集まった。

・OPEN MY EYES
ナッズはトッド・ラングレン率いるフィラデルフィアの4人組。1969年のデビュー・シングルの「OPEN MY EYES」。ヒットしたのは「HELLO IT'S ME」だったが達郎さんは「OPEN MY EYES」の方が全然好きだとか。

・30 DAYS IN THE HOLE
番組30周年なので「棚つか」、「リクエスト」では芸がないと思って、「30で棚からひとつかみ」を考えて調べたそうだ。それなりにはあるのだけれど、あんまりいい曲がなくて、昔の曲、カントリー・ソングが多くて、あんまりパッとしないのでやめたという。でも、せっかく調べたのにもったいないという貧乏根性が出て、ハンブルパイの1972年のアルバム『SMOKIN'』、達郎さんがいちばん聴いたハンブルパイのアルバムに入ってる「30 DAYS IN THE HOLE」(穴ぐらの30日間)は捕まった人たちの曲でドラッグをテーマにしている。シングル・カットもされた。

・THIRTY PIECES OF SILVER
「30で棚からひとつかみ」で想起したのはゴスペル・ソングの「THIRTY PIECES OF SILVER」(銀貨30枚)。新約聖書に出てくるエピソードで、ユダがキリストを売ったときにもらったのが銀貨30枚だった。2009年にハンク・ウィリアムスのレア・アイテムが発売されたときに、この「THIRTY PIECES OF SILVER」を歌っていた。ラジオ・ショーの録音だと解説には書いてあるという。元々は同じくカントリー・シンガーの Odell McLeod の歌った1949年のレコーディングをもとにしたという。そういうナレーションが曲の冒頭に入ってるそうだ。このハンク・ウィリアムス、1951年のレコーディングがいいので今日はかけてみようと思ったとか。ちょうどリスナーから「秋めいてきたのでカントリー・ソングを達郎さんのチョイスで聴かせてください」というリクエストも来ている。
曲をかけ終えて。
ユダはキリストを売って代価として銀貨30枚をもらったが、その後、それを後悔して返した。そのお金でポッターズ・フィールド、いわゆる無縁仏とか貧困の人の墓地が造られた。新約聖書にはそういう逸話が書かれていて、達郎さんは幼稚園から小学校に上がるときに日曜学校に行っていて、このようなことを習った記憶がよみがえったという。カントリー・ミュージックはまさに言葉の音楽ということがよくわかる。

・TILL I FIND SOME WAY
次のリクエストはサザン・ソウル。ジ・オベーションズはサザン・ソウルの重鎮で、リード・ヴォーカルのルイス・ウィリアムズはサム・クックの正当な後継者としてつとに知られている。黒人3人組のヴォーカル・グループ。1978年のシングル「TILL I FIND SOME WAY」はジョージ・ジャクソンの素晴らしいナンバー。

・MAGGIE MAY
長野県のリスナーからのリクエストはロッド・スチュワートの「MAGGIE MAY」。1971年のアルバム『EVERY PICTURE TELLS A STORY』からシングル・カットされて全米チャート5週間もNO.1を続けたミリオン・セラー。達郎さんは「MAGGIE MAY」が死ぬほど好きなんだとか。これまで一度も番組でかけてないが、年上の女の人から弄ばれる男の歌で、達郎さんの憧れる歌詞で、ロッド・スチュワートの声が重なると、もう何も言えないそうだ。

・ヤマザキマリの世界
達郎さんのアルバム『SOFTLY』のジャケットに肖像画を描いてくれたヤマザキマリさんはエッセイスト、漫画家として活躍している。ヤマザキマリさんの個展「ヤマザキマリの世界」が10月25日より、東京の八王子市にある東京造形大学附属美術館で開催される。著述業、漫画、達郎さんの肖像画、肖像画は新たに書き下ろされた作品が追加されている。
https://yamazakimari.world

・TEEN TOWN
毎週お便りが届く群馬県の26歳のリスナーからウェザー・リポートにリクエスト。最近、ジャズ系やフュージョン系のリクエストが増えてきているそうだ。1977年のプラチナ・アルバム『HEAVY WEATHER』から「TEEN TOWN」。

・(YOU BETTER) WATCH YOUR STEP
新潟県の超常連のリスナーからマニアックなやつ。サミー・セブンスという変な名前のシンガー。1963年にシングルが2枚しか出てないが、フィラデルフィアのジェリー・ロスのプロダクション。シングルのB面でケニー・ギャンブルの「(YOU BETTER) WATCH YOUR STEP」。

・LEHUA, MY LOVE
今日の最後はリスナーからのリクエストで「LEHUA, MY LOVE」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年10月16日は、「リクエスト特集」
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Sunday Song Book #1564

2022年10月02日 | Sunday Song Book

2022年10月02日プレイリスト「30周年記念:1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ」」
1. DOWN TOWN (ORIGINAL SINGLE MIX) / SUGAR BABE '75
2. DON'T YOU CARE / THE BUCKINGHAMS '67
3. JOLIE / AL KOOPER "NAKED SONGS" '72
4. HEY GYP (DIG THE SLOWNESS) / DONOVAN '66
5. LET'S LIVE FOR TODAY / THE GRASS ROOTS '67
6. JOANNA / SCOTT WALKER '68
7. MEMPHIS SOUL STEW / KING CURTIS '67
8. GOING BACK TO MY ROOTS / LAMONT DOZIER "PEDDLIN' MUSIC ON THE SIDE '77
9. 家に帰ろう / 竹内まりや クワイエット・ライフ 30周年記念盤" 8月31日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックは1992年10月3日に土曜日の午後3時からサタデー・ソングブックとして放送がスタートして、本日10月2日でめでたく30周年を迎えた。31年目に突入。JFNネットワークでも長寿番組の仲間入りをしている。「あとは身体が続く限り(笑)、でございますけれど」と達郎さん。JFNでは数年前まで渡辺貞夫さんがレギュラー番組を担当していたけれど、その番組が終わって達郎さんが今最年長になっているとのこと。「恐ろしー。そういうアレですけれども、頑張っていきたいと思います」と達郎さん。

・30周年記念「1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ」
30周年なのでバーンと何かやりたいところだけれど、ツアー真っ最中なので,今日も番組は前倒しで収録しているそうだ。それでも30周年の記念、区切りなので今日は「1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ」。番組がスタートした日と同じ選曲。曲順は今の趣味と違っていて、何でこの曲順なのかと思ったので、選曲は同じで曲順を変えたという。達郎さんの今のセンスで変えたとか。たぶん最初はハガキがないので詰め込んだのだろうけれど下手すると曲の途中で(達郎さんのトークが)乗るかもしれないとのこと。

・DOWN TOWN
一曲目はシュガーベイブの「DOWN TOWN」。今日は寝技でオリジナル・シングル・ミックス。

・DON'T YOU CARE
ザ・バッキンガムスの代表作「DON'T YOU CARE」は1967年、全米6位。バッキンガムスはシカゴのグループ。グループのCHICAGOの前身サウンドというか、プロデューサーのジェイムズ・ウィリアム・ガルシオがそういう感じで進めたグループ。「DON'T YOU CARE」はジェイムス・ホルヴェイという素晴らしいソングライターの作品。

番組がはじまった1992年。この時代はオールディーズのCD化が進められていたときなので、リイシューCDを努めてかけるようにしていたとか。

・JOLIE
アル・クーパーも初CD化の作品。1972年の『NAKED SONGS』(赤心の歌)はアメリカではヒットしなかったけれど、日本では異常に受けたので、今でもアル・クーパーの作品が全作CD化されたのは日本のみという感じ。このアルバム『NAKED SONGS』からアトランタ・リズム・セクションをバックに録音されている「JOLIE」は「今聴くとアル・クーパーの歌が追いついていないので、やっぱりヒットしなかったのかな(笑)という感じがします。でも曲は素晴らしい」と達郎さん。

この時代はアナログからCDにどんどん変わってゆくのでそういうものを番組で紹介している。

・HEY GYP (DIG THE SLOWNESS)
CD化といえばライノ・レコードが神様という時代。1972年に出たボ・ディドリーのビートで演奏している曲を集めたコンピレーション『BO DIDDLEY BEATS』の中に入ってる一曲。ドノヴァンが一人でボ・ディドリーをやってる。1966年の作品で「HEY GYP」。

・LET'S LIVE FOR TODAY
グラスルーツも確かこの時代にCD化されたもの。P.F.スローン特集のときにも話したが、グラスルーツは最初実体がなく、だんだん自我が出てくる。「LET'S LIVE FOR TODAY」は元々はイギリスのグループがイタリアに行ってヒットさせた曲の英語ヴァージョン。日本ではテンプターズの日本語ヴァージョンでヒットした。1967年のベストテン・ヒット「今日を生きよう」。
曲をかけ終えて。
いわゆるフォーク・ロックでプロデュースはスティーヴ・ヴァリとP.F.スローン。元々グラスルーツは架空のグループだったが、それが実在するグループにグラスルーツと名前をつけてやったんだけど、その人たちがまた逃げちゃって、二代目のグループでロブ・グリルというリード・ヴォーカルがいい声しているので、この人たちで続けた。今日は時間がないので説明できないと達郎さん。日本盤のCDに上柴とおるさんが解説をきちっと書いてるので、そちらの方でご確認くださいとのこと。

・JOANNA
スコット・ウォーカーの特集を番組でやって、続編をやろうとしたら、コロナでできなくなった記憶があると達郎さん。1968年、全英7位、トニー・ハッチの名曲で、アレンジも素晴らしい「JOANNA」。

・サンデー・ソングブック30周年記念ライヴ
昨年、サンデー・ソングブック1500回を迎えた際には番組特製オリジナル・バッジを作ったが今回も何か記念グッズ考えているそうだ。企画としては年末に30周年記念ライヴを予定しているので、詳細が明らかになったらまた番組内で報告するとのこと。ただお祭り騒ぎが好きではないので淡々とやるとか。

番組がはじまった当初はリマスターなんて発想はなく、普通にCDをかけていた。サンデー・ソングブックになった頃、木村拓哉さんが前で、後ろがDREAMS COME TRUE(ドリカム)だった。彼らはどちらもCDの新譜をかけるので、この番組で60年代や70年代のCDをかけたって音圧で敵わない。そのときは自宅にリミッターとかイコライザーといった機材を持ち込んで、アナログ・リマスタリングして、それをDATに入れてスタジオに持ってくるという気が遠くなるような作業をしていたという。それが今はデジタル化してだいぶ簡略化できたとか。

・MEMPHIS SOUL STEW
続いてサザン・ソウル。キング・カーティスはリズム&ブルース界を代表するサックス奏者だったが若くして亡くなった。キング・カーティスの1967年、R&Bチャート6位、全米33位の代表曲「MEMPHIS SOUL STEW」は達郎さんの「RECIPE(レシピ)」のようにシチューの作り方を楽器に喩えてどんどん行く。

・GOING BACK TO MY ROOTS
1992年10月3日最後にかけた曲は、先日番組でもかけたラモント・ドジャー。先頃のラモント・ドジャーの曲はリスナーからの反応が素晴らしく良くて「もっと聴かせろ」というお便りが来ているそうだ。1977年のアルバム『PEDDLIN' MUSIC ON THE SIDE』に入っててシングル・カットもされた「GOING BACK TO MY ROOTS」。同じ1977年にアレックス・ヘイリーの小説『ルーツ』がテレビドラマ化されてアメリカでも日本でも大ヒットした。いわゆるクンタ・キンテ。これにインスパイアされて南アフリカ出身のトランペッター、ヒュー・マセケラに声をかけて共作した作品。キーボードがジョー・サンプルでドラムがジェームス・ギャドソンという、すごいグルーヴしている曲。アルバム・ヴァージョンは9分もあって、どうしてかけたのか全然記憶にないという。シングルを持ってないのでショート・ヴァージョンに編集したとか。

・家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)
1992年10月22日に竹内まりやさんの『QUIET LIFE』が発売。今年8月30日には『QUIET LIFE(30TH ANNIVERSARY EDITION)』が出ている。後発シングルとして11月10日に出たのがおなじみ「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」。第一回のCM明けにかかったが今回は最後に。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
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2022年10月09日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Song Book #1563

2022年09月25日 | Sunday Song Book

2022年09月25日プレイリスト「リクエスト特集」
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎 "ソフトリー" 6月22日発売 ニューアルバム
2. I JUST WANT TO CELEBRATE / RARE EARTH '71
3. SWEET SOUL MUSIC / ARTHUR CONLEY '67
4. SWEET CHERRY WINE / B.J.THOMAS "BILLY JOE THOMAS" '72
5. LOVE SONG / RAMSEY LEWIS "SUN GODDESS" '74
6. TAKE ME AS I AM / THE DEMENS '57
7. WHEN WILL I SEE YOU AGAIN / THE THREE DEGREES '74
8. 群青の炎 / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は珍しくツアー中にも関わらず直近で収録しているという。9月8日、9日の名古屋センチュリーホール、13日の高崎芸術劇場は初めての会場で、一見さんが三分の一くらいで驚いたそうだ。16日の仙台電力ホールは1000人の小屋で、セットが立たないとかあったけれど、その分こじんまりとしていて、お楽しみいただけたのではないかと思いますと達郎さん。そして先週の火水、20日、21日は大阪のフェスティバルホール。「お出で下さいましたお客さん、ありがとうございます。無事にすみました」と達郎さん。今週は明後日、島根県民会館。29日(木)はアクリエひめじ大ホール。姫路は初めて。ようやく折り返しが過ぎ後半戦に入る。コロナに罹ったとかいろいろあったけれど、番組を普通の声でやれるようになって、ツアー中なので少し声が低くなっていて、体が鳴ってるので低音の魅力と達郎さん。

・リクエスト特集
サンデー・ソングブックはいよいよ来週10月2日で30周年を迎えることになる。詳しいことは来週。年度替わりだけれど番組は30年続いた。29年の最後は「リクエスト特集」。メールの受付をやめても何も効果がないほどハガキが増えてるそうだ。

・LOVE'S ON FIRE
アルバム『SOFTLY』から「LOVE'S ON FIRE」。少し涼しくなってきたので熱いやつ。あんまり関係ないと達郎さん。

・I JUST WANT TO CELEBRATE
デトロイトのブルー・アイド・ソウルのグループ、レア・アース。1971年、全米7位の「I JUST WANT TO CELEBRATE」。

・SWEET SOUL MUSIC
サザン・ソウルの名唱、アーサー・コンレイの「SWEET SOUL MUSIC」は1967年、全米2位のミリオン・セラー。

・SWEET CHERRY WINE
リクエストは「達郎さんが好きなB.J.トーマス」というもの。B.J.トーマスの1972年のアルバム『BILLY JOE THOMAS』はソングライター特集。キャロル・キング、バリー・マン、ジミー・ウェッブ、スティーヴィー・ワンダー、そうしたソングライターの曲を片っ端から取り上げていて、B.J.トーマスの最高傑作アルバムとして知られている。その中に地味だけれどバリー・マンの曲が何曲か入っていて、この中の「SWEET CHERRY WINE」は達郎さんが死ぬほど好きな曲。この当時、B.J.トーマスを聴くならバリー・マンの曲がベストだという時代。
曲をかけ終えて。
「このアルバム、本当に素晴らしいアルバムなので、今でも出ておるかな? わからないけれど。是非、お勧めです。これのアルバムを聴いて、このドラムを叩いてるアラン・シュワルツバーグというのは本当に素晴らしい人なので、私、『CIRCUS TOWN』で彼を指名しました。そういう経過があります。このグレン・スプリーンというアレンジャーも素晴らしくて、その人も打診したんですけれどもスケジュールが合わなくて。えぇ、そういうこともあります」と達郎さん。

・LOVE SONG
9月19日にラムゼイ・ルイスが亡くなった。1974年のアルバム『SUN GODDESS』から「LOVE SONG」にリクエスト。アルバム『SUN GODDESS』はアース、ウィンド&ファイアのタイトル・ソングが有名だけれど、シカゴのクリーブランド・イートンとモーリス・ジェニングス(シカゴの素晴らしいドラマー)のセッションによる、ラムゼイ・ルイスの自作の曲が素晴らしい。
曲をかけ終えて。
オーケストラ・アレンジメントはリチャード・エバンス。ドラムのモーリス・ジェニングスはマンハッタンズとかウォルター・ジャクソンとやってるが、そういうときはすごく抑制的なドラムなのに、ジャズ・シーンだと手数が増えて、それがたまらないと達郎さん。

・1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ
サンデー・ソングブックは1992年10月にサタデー・ソングブックとして放送がスタート。放送当時は土曜日の番組だった。1992年10月3日が第一回放送。来週で番組は30周年なので来週は30年前と同じ選曲で、いわゆるアーカイブ。本当はその当時の音源をそのままオンエアしたかったが、放送するクオリティーじゃないので、30年スペシャルで1992年10月3日のアーカイブをするそうだ。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」、11月公演のチケットの一般発売日がはじまっていて27日(火)18時までの受付。11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとで本来は千穐楽の予定だったが「なんちゃって」になってしまった。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・TAKE ME AS I AM
ドゥー・ワップにリクエスト。ザ・ディメンズはニューヨークのドゥー・ワップ・グループでシングルを3枚ほど残している。他にもエマーソンズという名前で3枚、同じグループだそうだ。リード・ヴォーカルのエディ・ジョーンズは歌の上手い人で、1957年にしてはソウル・ミュージック色の強い歌い方をしている。ディメンズの1957年の「TAKE ME AS I AM」。

・WHEN WILL I SEE YOU AGAIN
横浜市の初めて番組にリクエストしたリスナーから、2年前に亡くなられたお父様の思い出とレコード・コレクションについての長文のお便り。小学生から高校生まで密かに聴いていた亡父のコレクションで、特に好んで聴いていたというスリー・ディグリーズの「WHEN WILL I SEE YOU AGAIN」にリクエスト。1974年、全米ソウル・チャート4位、全米チャート2位のプラチナ・シングル。日本でも東京音楽祭に来日して評判になった。普通はこういう大ヒットはかけないけれど素敵なお便りだったのと、お父様の思い出と共に。ベタだけれどもこの演奏と録音、ストリングスのエコーの取り方の距離感、フィラデルフィアの粋を聴くオケ。スリーディグリーズも歴史は古く、素晴らしくハーモニーの上手い女性グループ。いわゆるセクシー路線で売ったので若干誤解があるが実力は素晴らしい。

・ジャズのライヴ
中野区の質問魔のリスナーから「以前達郎さんが観た洋楽のライヴのベスト3はホリーズとフリーとジャクソン・ブラウンと仰ってましたが、ジャズに限定するとベスト3に入るのはどのアーティストのライヴでしょうか?」という質問。
高校生のときに新宿のライヴ・ハウス、タローで観た川崎燎カルテット。トランペットの沖至さんがまだフランスに行く前で、ドラムの日野元彦さんが素晴らしく、超満員のライヴハウスだったとか。あと1975年の山下洋輔トリオ。そして中野サンプラザのウェザー・リポート。そんな感じだとか。

・群青の炎
今日の最後はアルバム『COZY』から「群青の炎」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
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2022年10月02日は、30周年記念「1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ」
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