Life in America ~JAPAN編

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事故から約5か月、やっと終息。

2012-05-15 12:04:43 | アメリカ生活雑感
思えば昨年12月、フリーウェイで愛車プリウスにおかまをほられてから、我が家の悪夢が始まった。
これまでの経緯は↓


おかまほられた

事故から1か月・・・

事故-- その後(もう2か月!)


つまり要約すると、
1)あちらの保険会社(M)は、はなからお金を払う気などない詐欺まがいの会社だった。
2)約束を何度もほごにしてらちが明かないので、修理代はこちらの保険会社で処理。
3)修理代から差し引かれた立て替え分1000ドルと、車が使えない間のレンタカー代、合わせて約2200ドルをうちが被ったまま。

という状態が事故後4か月たっても続いていた。

Pちゃんはこの件に関してすっかりやる気をなくし(考えるだけでパニックになるらしい)、もうしゃべるのもいやという状態だった。
でも私はこういう商売をしている会社(&相手)を何が何でも許すわけにはいかなかったので、彼に内緒で行動を起こした。
元保険会社に勤めていた友人のJ嬢に相談して、保険会社がよく使うという“必殺・取り立ての内容証明のひな型”を送ってもらい、
過去のレシート類を見つつ、今までこちらが立て替えた金額の明細と、期日中に何の連絡もない場合はイリノイの保険庁にこの件をレポートすると同時に、相手(加害者)を無保険運転で州警察に報告する旨を明記した内容証明を作成、加害者と相手の保険会社双方に送付した(4月27日)。支払期日は5月4日。
さて、これでどうでるか?

5月4日がすぎても、もちろん何の連絡もない。
よし、こうなったら堂々と行動を起こさせてもらえるわね。
そして5月7日、これが最後とMに電話を入れてみた。いきなり担当者のロクサーヌが出たので
「内容証明は届いているか?」と尋ねたところ「そんなものは見ていない」と白をきる。
郵便局から「相手がサインをして受け取った」という報告を受けていたので、聞いてあきれる。
「あなたはここに記した金額を支払う必要があるのは知っていますね?」
そうすると彼女は取り乱してこうぬかした。
「あなたには関係ないでしょ!」 
キレた。
「何言うてんねん!?私は車のオーナーやで?関係ないわけないやろがー!!!!」
そして、電話は切られた。宣戦布告だ。

これまでの経緯をPちゃんに話すと、今度はPちゃんがキレた。即電話。
「よく聞きなさい。君には二つのオプションしかないんだ。この請求を無視してこれから商売ができなくなって、その上加害者からも免許はく奪の責任で訴えられるか、ここでおとなしくたった2000ドルを払って終わりにするか。よく考えなさい」
お、なかなかロジカルに言うじゃないか、Pちゃん!その調子。

少しひるんだロクサーヌ、「上司(そんなものはいない)に相談して明日電話します」

さて、電話は来るのか??私はもちろん、「絶対こない」に賭けた。
そして翌日・・・


★ ★

外出から帰ってくると、Pちゃんがニコニコしている。
なんと、ロクサーヌから電話がかかってきて「いつでもチェックを取りに来てほしい」とのこと。
アメリカはいまだに何をするにも小切手。相手のの銀行口座に振り込むなんてことができないことが多い。
そのため、チェックを送った、送らないでトラブルになることも多い。
それもあって、Pちゃんは「チェックは絶対に郵便で送るな、こちらから取りに行くから」と念を押していたのだった。

翌日。
何か危険なことがあってはいけないので、二人で相手の事務所までチェックを取りに行った。
メキシカンしか住んでいない怪しげな町・・・私は車に乗ったまま、いつでも発車できるようにしてPちゃんが帰ってくるのをドキドキしながら待っていた。
まるで映画のシーンのようだった。
そして約20分後。無事にチェックを受け取ったPちゃんが帰ってきた。

一件落着!!


と思いきや。。。うちに戻ってさっそく近所の銀行に立ち寄ってチェックを入金しようとしたそのとき、Pちゃんは気づいた。
「あ、事務所に財布忘れた・・・」
チェックはしっかりバッグに入れていたのに、免許証をだしたときに財布を落としてしまったらしい・・・。


この、おたんこなす!



この人、必ずと言っていいほど一度で事が完結したためしがないのだった。。

Comments (2)
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