Life in America ~JAPAN編

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おかまほられた

2011-12-26 15:56:03 | アメリカ生活雑感
12月21日水曜日、午後4時半過ぎのことだった。

シカゴを訪れている古い友人カルロスに会うために、車でシカゴに向かっていた。
雨でもなく雪でもなく、いたって何の問題もない天候。
あと10分ほどで到着というところで、いつものように高速は渋滞気味になり、
私たちものろのろとその列に並んでいた。
と、その瞬間。
突然後ろからどーんと衝撃を感じ、ぐしゃっと音がした。

「あ、やられた。あーこれで今日は終わったな・・」

こちらは止まっていたのだから、非は100%後ろの車にある。相手もすぐにこれを認めた。
双方共保険に入っているし、怪我もないことからひとまず私たちは車を右車線の安全地帯に停め、保険会社に連絡を取る。
ぶつけた相手は、メキシカン女性。車は大型のSUV。
速度を落とさずにぶつかったとみえて、うちの車はもう後部ががガタガタ。
一方、相手の車はかすり傷もないのが超むかつく。



ものの1分もたたないうちに、他の衝突事故処理に向かっていたパトロールがたまたま通りがかって、2台の車を素早く先導して高速から下ろしてくれた。
しかし、そこからが長かった。
この日はあちこちで同じような事故が頻発していたらしく、警察が到着するまでに約2時間。
車のなでも寒いわトイレに行きたいわ(近くにはガソリンスタンドも飲食店も何にもない)でイライラは最高潮に。
そこにきてPちゃんは過呼吸のパニック気味。(勘弁してくれよー)

2時間余りが経過したとき、やっとPoliceがやってきて、
面倒臭そうに双方の話(別々に)を聞き、書類を作成して渡してくれた。
この書類がないと保険会社への報告ができないのだ。

それにしても、このガタガタになった車でこれからどうしろというのだ?
どう考えてもシカゴに行ける状態じゃないし今晩の約束も事故の瞬間、キャンセルした。
事故車で家に戻っても大丈夫なのか??
「こんな車で運転して家に帰ってもええんでしょうか?」
とポリスに聞くも、「運転に問題ないんならええんちゃう?」とええ加減な返事。

でももう仕方ないので、高速をまた逆戻りして恐る恐る家路に向かう。
今夜の約束もパーになり、お腹もぺこぺこだったので帰り道にピザを注文して家で食べた。
最低の日だ。


家に帰ったらますます怒りが込み上げてきた。
相手の女性は、絶~対に携帯テキストを打っていたと思われる。(手に携帯を持っていた)
アメリカは未だに携帯をしながら運転している運転手が多い。
ひどいのになると、がつがつハンバーガーを食べながら運転しているやつも多く見かける。
酒気帯び運転も「本人が大丈夫なら範囲でなら」実質容認状態で、ときどきふらふらしている車を見かける。
こういうのに囲まれて運転しているということを、この日実感した。


一番むかつくことは、相手が最後まで一言も謝らなかったことだ。
それにひきかえPちゃんは「全面的に非を認めてくれてありがとう。メリークリスマス」とか言ってるし
アンタは甘~~い!!!だから後で裏切られたと傷つくんやんか。アメリカでは初めから人を信用しちゃダメ!
車だけでなく大切な約束をぶっ潰され、おまけにただでも忙しいこの年末に大切な足を奪われたこの始末、どうつけてくれるんだよっ、と私なら怒鳴っていたに違いない。


翌日。
さすがにこの状態で運転はできないので、近所のレンタカー屋で一番安いコンパクトカーを借りる。
保険が下りるかどうか不明だったので、一応3日の週末プランのみ。
あとのことは、相手の保険会社に修理中のレンタカー代を出してもらえるかどうか交渉をして決めよう。
そんなこと当たり前だと思うんだが、どうやら相手の保険会社は払わないとごねているらしい。
払わないなら、運転手に出してもらおうではないか。

とにかく今回のことで私たちは1銭も払う気はありませんから。



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