shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

東京レコ屋巡り弾丸ツアー (Pt. 3)

2014-06-01 | The Beatles
 ライトハウスを堪能し、“やっぱり西新宿ってオモロイわー(^o^)丿” とウキウキしながらダイカンプラザから外に出ると雨はほとんどやんでいた。向かいのビルにある姉妹店の FUZ は水曜定休日なのでパス、次に目指すはバックトリップ・レコードだ。地図によるとこのあたりにあるはずなのだが、いくら探しても見つからない。そもそも今回の西新宿巡りは前日に武道館中止を知ってから急に思いついたものなので各店の下調べも不十分。ネットに載ってたラフな地図を頼りにセブンイレブン一帯をグルグル歩き回ったのだが、いくら探してもバットリを見つけることが出来ない。途方に暮れながらセブンの裏手をトボトボと歩いていると、突然目の前にグーグルの画像検索で見覚えのある青い看板が現れた。おぉ、これはライトハウスと並ぶ西新宿の雄(?)、ブラインド・フェイスではないか! 方向音痴の私はバットリを探していて道に迷い、偶然BFを見つけてしまったというワケだ。“地獄で仏に会ったよう” とはこのことか...(←そんな大袈裟な)
 お店に入ってまず気がついたのはお客さんが7~8人いてめっちゃ賑わっているということ。まるでバーゲン会場のような熱気だ。照明も明るく音楽も大音量で鳴っており、普通のレコ屋と全然変わらない。さっき行ったLHが暗くひっそりとした中で営業していたのと比べるとエライ違いだ。店内の中央には平積み台があって、ポールの「ピカソのの遺言~ゲッティング・クローサー」や例のスカパーSBD盤といった、greenAPPLE の1,000円シリーズがドーン!と無造作に積まれている。ひょっとしてGAってこのお店のレーベルなのか?などと考えていると、その横に64年のビートルズ・ワシントン・コロシアムのライヴDVDを発見。何とこれもレーベルはGAで、プレス盤でありながら1,000円という良心的な価格設定なんである。やっぱり東京は凄いですな。
               
 ワシントン・コロシアムののライヴの模様はオフィシャル盤「The First U.S. Visit」で3曲見れるがフル収録したものは持っていなかったのでラッキーだ。それにしても画質が抜群に良い(←何と「The First U.S. Visit」よりもキレイかった!)のにはビックリ。しかもこのコンサートは66年の武道館公演なんかと比べると月とスッポンぐらい気合いの入り方が違っており、白黒映像なのにグイグイ画面に惹き込まれていってしまう。特にリンゴのプレイは圧巻で、フロントの3人を背後から猛プッシュ(≧▽≦)、彼の爆裂ドラミングが起爆剤となってジョンもポールも(←汗びっしょり!)ジョージもノリノリのプレイを聴かせてくれ、熱狂するオーディエンスとの相乗効果で FAB4史上屈指の熱い演奏となっているのだ。本気を出した時のビートルズのライヴ・バンドとしての凄さがビンビン伝わってくるこのDVD、これがたったの1,000円やなんてホンマにエエんかいな?
The Beatles! washington coliseum compilation 11 february 50 years!


 これはエエもん見つけたわー(^.^)と悦に入っていると、さっきまでかかっていたストーンズが終わり、ポールの東京公演が店内に流れ始めた。曲は「エイト・デイズ・ア・ウイーク」... 例のSBD 1,000円盤だ。時計を見ると3時を回っている。“あ~、ホンマやったら今頃は武道館で「ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ~ジェット」で盛り上がってたはずやのに...(*_*)” と思うとめっちゃ切ない。“コンバン ニホンゴ ガンバリマス” というポールのMCがSBDのクリアな音で店内に虚しく響き渡った。 (つづく)
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