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shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure

2008-12-12 | B'z
 キタ━━━(゜∀゜)━━━!!! アマゾンで予約した B'z Hidden Pleasure DVD がおととい届いた。まさかネット予約で発売日の前日にフラゲできるとは思わなんだ。しかも予約注文時よりも値段が安くなってて、結局6,060円(定価は8,190円)という超安値(^o^)丿 アマゾン BANZAI だ! それにしてもさすがは20周年記念の「秘宝」DVD だけあって今回のはパッケージからしてソリッドで重厚感がある。今日は余ってた有休をしっかり取って届いたばかりの DVD 3枚組を一気に見た。
 まず感じたのは、とにかく編集が素晴らしいこと。これを見る前は色々なライブからの寄せ集めというコンセプトに対して疑問を覚えていたのだが、実際に見てみるとこの方がかえって B'z の歴史を振り返る集大成的な内容になっていてベター、というかこの方法こそがベストだと思えてくるから不思議だ。それもウルプレ特典DVDのようなブツ切り寄せ集めではなく、時期も場所も全然違うライブ(何てったって20年!)なのに曲と曲の間が違和感なくシームレスにつなげてあるので、まるで「Hidden Pleasure」という1本のライブ・ショーを見ているような錯覚に襲われる。稲葉さんの衣装や髪型が曲によって全然違っているのも見ていて楽しいし、どちらかというと昔の、90年代のレアなライブ映像が多いのも嬉しい。「SURVIVE」で B'z に目覚めた私にとって、それ以前の、特にロン毛時代の映像はインパクト大だった(゜o゜)
 本編であるディスク1と2の2枚で計30曲、オープニングの「FIREBALL」→「Pleasure 2000」から速射砲のような「ビィズのLIVE GYM へようこそ!」へと繋がり、途中バラッドを挟みながらも基本的にはアップテンポなロック曲を中心に進行、アンコールに見立てた「裸足」→「BANZAI」→「RUN」で大いに盛り上がって、最後はお約束の「おつかれ~」でシメるという見事な構成。息つく暇もない圧巻の2時間38分だ。視覚効果抜群ののコンピューター・ライティング・システム、グルグル高速回転するステージ、演奏中の二人の頭上高くジャンプするモトクロス・ショー、巨大風船人形や瞬間移動、目も眩むようなナイアガラ花火と、まさに現代的なエンターテイメントの粋を凝らしたステージで、スリルと興奮に満ち溢れた、非常にクオリティーの高いライブ・ショーなのだ。
 ディスク3は1・2のオマケ映像的な位置付けだが、「スピリット・ルース」のオープニング・ムービーや3台のカメラそれぞれからの違った視点で楽しめる「ジュース」といった超レア映像満載で、コアなファンには涙モノの内容だ。これはプロ中のプロとして常に完璧なショーをファンに提供してきた B'z の20年間の歩みをギュッと凝縮したような、ファン必携の DVD だ。

B'z - juice from 『Hidden Pleasure』

B'z New DVD & NHK特番情報

2008-11-18 | B'z
 B'z の周辺が凄いことになっている。12月に B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure DVD がリリースされるのだが、先週のMステで先行紹介されたライブ映像のインパクトは強烈だった。B'z は基本的にステージ・バンドなのでライブにこそ真骨頂があるのだが、それにしてもステージ上でのモトクロス・ジャンプといい、「ジュース」の高速回転ステージといい、巨大なナイアガラ花火といい、まさに必殺スペクタクルの波状攻撃!早速アマゾンで予約(定価の24%オフ、ってめっちゃラッキーや!)してしまった。12/10の発売日が待ちきれない(≧▽≦)
 それと、先月のNHK特番の番外編が何と元旦にBS2で放送されることになったらしい。それも未公開映像満載で1時間半ってか!!! 何ちゅー太っ腹(>_<) NHK、一体どないしたん?紅白内定なんかなぁ...? 小学生の時以来紅白なんて見る気全然せぇへんかったけど、B'zが出るんやったらそこだけ録画しといて後から見よっと(^_^) とにかく正月はB'z三昧になりそうで今から楽しみだ。
 最後に、最近ニコニコでめっちゃオモロイB'z吹き替え動画を見つけた。こういう吹き替えのことをMAD っていうらしいけど、このホットペッパーの合成CM、音声と映像が合いすぎててもう笑いが止まりまへん(^o^)丿



ULTRA Pleasure / B'z

2008-10-28 | B'z
 B'z は日本で最高のロック・ユニットである。CDを何千万枚売り上げたとか、ヒットチャート連続1位がどうのとか、そんなしょーもない理由からではない。彼らが凄いのは何よりもまずその楽曲のクオリティの高さ、これに尽きる。「商品」として完璧に近いパッケージをこの20年間出し続けてきたこと自体、奇跡に近い。例えばこの ULTRA Pleasure というベスト盤に収録された30曲、そのすべてがヒット曲としての「顔」を持っている。60'sや80'sのアメリカン・トップ40ポップスが今でも人々に愛され続けているのと同様に、B'zの楽曲には時の試練に耐えて人々の記憶に残る何かがある。時代のあだ花的にヒットしてブームが去ればあっという間に忘れ去られて消えていく凡百のJ-Popsとは次元が違う。格が違う。
 松本さんの作る覚えやすくキャッチーなメロディー、稲葉さんの書く心に響く歌詞、バンドが一体となって作り上げるエッジの効いたソリッドなサウンド、練りに練られたアレンジとサウンド・プロダクション... これらすべてが揃って初めてB'zの音楽にマジックが生まれる。ペイジ&プラントではゼッペリンになれないのと同じ理屈である。
 少し前にNHKでB'zのドキュメンタリー番組をやっていた。特に印象に残ったのは、わずか8小節20秒のギターソロのために納得のいくフレーズがみつかるまで何週間もかけて色々試し続ける松本さんの「職人のこだわり」と、メロディーに合った歌詞を何度も何度も推敲しながら作り上げていく稲葉さんの「プロフェッショナリズム」だった。その場で楽曲が生き物のように変化していく様はまるでビートルズのアンソロジーを聴いているような面白さで、名曲名演誕生の舞台裏を覗き見ているようなスリルを味わえた。
 このベスト盤には彼らがこれまでに蓄積してきた音楽体験のすべてが詰まっている。レッド・ゼッペリン、エアロスミス、AC/DC、モトリー・クルー、ヴァン・ヘイレン、ボン・ジョヴィ、ディープ・パープル... これらの良質なハードロック・エッセンスを凝縮し、彼らのフィルターを通した上で現代の感性で再構築したものがB'zの音楽なのだ。まさにロック界の北斗神拳(笑)、B'zに後退はないのである。

B'z 衝動