津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■熊本史談会10月例会のご案内

2018-10-11 13:01:06 | 熊本史談会

                         

 くまもと文学歴史館では11月1日から旧御物である「蒙古襲来絵詞」が17年振りに熊本に帰り展観される。
            「蒙古襲来絵詞と竹崎季長」展
旧所有者の大矢野家には、現在無彩色の絵詞の巻物が保管されている。
今回史談会では会員でもある現当主に現物をお持ちいただき、展観と共に解説をしていただくことにした。
上記の絵の中央に緋縅の鎧を付けて座っているのが、大矢野種保、その左手が弟種村である。
蒙古軍の軍船に向けて幟をはためかせて突き進んでいる。右後ろにも大矢野一族が乗り込んだ船が続いている。

歴史の不思議さを思い知らされるのは、竹崎季長が描かせたというこの絵詞が、宇土城主名和氏の許に渡り、名和氏の姫君が大矢野城主の許に嫁ぎその折に大矢野家に渡ったということである。

この絵詞は書き換えられたケ所が指摘されているが、下絵ではないかと思われるこの無彩色絵詞では、それらの状況がはっきりと見分けられる。元の絵柄が確認できることである。

くまもと文学歴史館での展観が行われるに先立ち、大矢野氏に解説をいただけることは誠に有意義である。
一般の方々のご参加をお待ちしている。                         

                         記
          くまもと文学歴史館での旧御物・蒙古襲来絵詞の展観にさきがけて、
          旧所蔵者大矢野家に残る無彩色の絵詞を展観する。
          「蒙古襲来絵詞の下絵か、その謎に迫る」
          講師:当会会員・現大矢野家当主、大矢野種康氏
 
          日時:平成30年10月20日(土曜日)9:50~11:40(9:30受付開始)
          場所:熊本市民会館(第7会議室)
          会員以外の方は資料代として300円申し受けます
          当日直接会場にお越しください。

          

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