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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■松井章之・今日の参府日記 由井~三嶋

2025-04-20 21:13:39 | 歴史

(安政三年)四月廿日 晴、又次第ニ曇、夕七ツ時過比より小雨  駿州由井出立  伊豆三嶋止宿

 一、今朝六時過由井駅出立前、宿亭岩崎郷右衛門へ逢候筈の処、今朝二條御城番衆交代の立宿を受居候由ニて、昨夜早立を小姓頭迄申出
   候由、本陣を受居ながら双方を受候儀不具合のいたし方、小姓頭共存寄も有之候由ニ付、右岩崎郷右衛門へハ、今朝ハ逢不申出立い
   たし、蒲原ニおひて牧谷丈助宅へ小立、夫より岩渕御用聞富士川本陣、常盤弥兵衛方え小休ミ、当所名物水晶玉三ツ、火打石数々求
   メ候、右弥兵衛より苔并名物餅差出候、同所無程出立、冨士川舟渡無滞相済、渡上り、村はつれより忍ひ歩行ニて、原駅棒鼻迄参
   り、夫より行列ニて原宿本陣長谷川八郎兵衛宅へ昼休ミ、同所より玉子を献ス、右小休ミの内、京都二條御城番加納駿河守殿小休ミ
   前通行相済候上同所出立、柏原え参り候処、同所加納殿未タ小立ニ相成居候ニ付、同所の法花寺の由、立円寺と申寺内ニ暫ク小立テ
   致し居、加納殿小立場出立跡ニ、同ク柏原の浮嶋理右衛門と申者方え猶小休ミ、当所名物の鰻糀焼抔給へ候、夫より原の宿出切の
   方、棒鼻の茶屋ニて大和屋五郎右衛門と申者方え小休ミ、夫より沼津町内出入の本陣の向ヲ本陣えは最早前段の加納殿着、止宿ニ相
   成居内、市中ニ公義預御筒も着ニ相成居、余り間近ク煩敷候間、本陣の小休は抜ケ、山王社前敷石の上ニ暫ク野立いたし候、当御城
   も先年の地震ニて不怪損し、石垣等も崩レ居、驚入たる有様ナリ、同所出立、喜瀬川ニて暮ニおよひ、夫より提燈ニて今暮過、三嶋
   駅本陣樋口傳左衛門宅へ着、止宿いたし候事
      但、宿亭よりいせゑひ壱台、あじ壱台献す

  
      15番・蒲原宿                14番・吉原宿               13番・原宿

                            
                                12番・沼津宿               11番・三嶋宿
   

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富士苔(ふじのり)について (荒木幹雄)
2025-04-21 01:15:26
私は蒲原に三年弱勤務した事がありますが、雪が降ったのは一回だけでした。
広重の「雪の蒲原」は実は大変珍しい光景です。
文中に「苔并名物餅差出候、」とありますが、この苔は、いわゆる「富士苔(ふじのり)」「芝川のり」と思われます。

富士苔
https://ja.wikipedia.org/wiki/富士苔
富士苔(ふじのり)は、カワノリの一種で、静岡県富士宮市に生息するもの。芝川のりとも呼称される。
古くより天皇・幕府への献上品として、そして公家からも嗜まれた名品であり、しばしば進上品として用いられてきた。

幕府などにも献上 独特風味の芝川のり、復活へ続く調査
https://www.asahi.com/articles/ASNBK6W4YNBHUTPB001.html
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Unknown (津々堂)
2025-04-25 11:03:35
「雪の蒲原」は広重の大いなる想像力の所産なのでしょうか。
富士苔とは熊本の「水前寺苔」と類似したもののようですね。水前寺苔も献上品として大いに活躍したようですが、現在ではわずかの生産量で、料亭にでも上がらないと食することはできない代物に成りました。
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